JPH0542338A - 容器の製造方法 - Google Patents

容器の製造方法

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Publication number
JPH0542338A
JPH0542338A JP3199206A JP19920691A JPH0542338A JP H0542338 A JPH0542338 A JP H0542338A JP 3199206 A JP3199206 A JP 3199206A JP 19920691 A JP19920691 A JP 19920691A JP H0542338 A JPH0542338 A JP H0542338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
welding
fuel tank
vessel
seam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3199206A
Other languages
English (en)
Inventor
Futasuke Tsuchiya
二介 土屋
Hiroshi Aoki
博司 青木
Ryoichi Satsukawa
良一 薩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamakawa Industrial Co Ltd filed Critical Yamakawa Industrial Co Ltd
Priority to JP3199206A priority Critical patent/JPH0542338A/ja
Publication of JPH0542338A publication Critical patent/JPH0542338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーム溶接時における溶接の作業スペースは
確保しつつ、容器部材の周縁部同士の重なり幅を必要最
小限とした容器を完成させて、容積を拡大する。 【構成】 上下の容器本体1および2の周縁部に形成さ
れたフランジ1Aおよび2Aを重ねてシーム溶接し、そ
の後、溶接部分Pを上下の押え型5および6の間に挾ん
だまま、内部空間Sに加工空気を導入して、容器本体1
および2を押え型5および6の内面に接するまで膨出成
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーム溶接されてなる
容器の製造方法に関し、特に、自動車用燃料タンクの製
造方法として好適な容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の燃料タンクは、図3
に示すように、上下一対の容器部材1および2の周縁部
のそれぞれに形成されたフランジ1Aおよび2Aを互い
に重ねてシーム溶接することによって製造されている。
このような燃料タンクにおいて、容器部材1および2の
フランジ1Aおよび2Aの突出幅W0 は、シーム溶接に
必要な作業スペースを確保するため、例えば円板電極3
および4の移動スペースなどを確保するために、余裕を
もって比較的大きく設定されている(例えば、15mm
〜20mm程度)。
【0003】従来、このような燃料タンクの製造方法で
は、フランジ1Aおよび2Aの突出幅を初期の設定どお
りの幅W0 のままとして、燃料タンクを完成させてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
製造方法では、完成した燃料タンクにおける容器部材1
および2のフランジ1Aおよび2Aの突出幅が初期の設
定どおりの大きい幅Wのままとなるため、フランジ1
Aおよび2Aの溶接部分Pと燃料タンクの内部空間Sと
の間において、フランジ1Aおよび2Aが必要以上の範
囲に亘って重なり合うことになる。したがって、その必
要以上の重なり分だけ、燃料タンクの容積が小さくなる
と共に燃料タンクの外形寸法が大きくなるという問題が
あった。
【0005】本発明の目的は、シーム溶接時における溶
接の作業スペースは確保しつつ、容器部材の周縁部同士
の重なり幅を必要最小限とした容器を完成して、容積を
拡大することができる容器の製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容器の製造方法
は、複数の容器部材の周縁部を重ねてシーム溶接して、
これらの容器部材の内側に空間を形成した後、前記シー
ム溶接の溶接部分を剥離しないように拘束したまま、前
記空間の内外に圧力差を生ぜしめて前記容器部材を膨出
成形させることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の容器の製造方法は、容器部材の周縁部
をシーム溶接した後、その溶接部分を剥離しないように
拘束したまま、内部空間の内外に圧力差を生じさせて容
器部材を膨出成形することにより、シーム溶接時におけ
る溶接の作業スペースを確保しつつ、容器部材の周縁部
同士の重なり幅を必要最小限とした容器を完成して、容
積の拡大化を可能とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本発明の第1の実施例を説明するた
めの図である。本実施例は、自動車用の燃料タンクの製
造方法としての適用例であり、前述した図3の従来例と
同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】本実施例においては、まず、図1(a)に
示すように、従来の場合と同様に上下一対の容器部材1
および2の周縁部のそれぞれに形成されたフランジ1A
および2Aを互いに重ねてシーム溶接する。それらのフ
ランジ1Aおよび2Aの突出幅W は、前述した従来
の場合と同様に、シーム溶接に必要な作業スペースを確
保するため、例えば円板電極3および4の移動スペース
などを確保するために、余裕をもって比較的大きく設定
されている(例えば、15mm〜20mm程度)。
【0011】したがって、この段階では、従来と同様の
燃料タンクが製造されることになる。
【0012】その後、図1(b)に示すように、上下の
押え型5および6の間に、シーム溶接されたフランジ1
Aおよび2Aの先端側の所定幅W1 (例えば、6mm程
度)部分を挾む。そして、溶接部分Pを剥離しないよう
に拘束したまま、内部空間S内に空気や液体等加圧液体
を導入して、容器部材1および2を外方へ膨出させる。
その加圧液体は、例えば、フューエルゲージが取付けら
れる燃料タンクの開口部(図示せず)などから導入す
る。上下の押え型5および6の内面は、フランジ1Aお
よび2A近傍の周壁部分の膨出を所定量だけ許容する形
状となっている。したがって、容器部材1および2が上
下の押え型5および6の内面に接するまで膨出変形する
ことによって、フランジ1Aおよび2Aの突出幅がW0
からW1 へと小さくなる。
【0013】この結果、図1(c)に示すようなフラン
ジ1Aおよび2Aの突出幅がW1 の燃料タンクが製造さ
れることになる。この燃料タンクは、フランジ1Aおよ
び2Aの突出幅が小さくなった分だけ、溶接部分Pと燃
料タンクの内部空間Sとの間の重なり範囲が小さくなる
ため、その重なり範囲を必要最小限に抑えて、容積を拡
大できることとなる。
【0014】図2は、本発明の第2の実施例を説明する
ための図である。
【0015】本実施例の場合は、上下の押え型7および
8を用いて、フランジ1Aおよび2A近傍の周壁部分を
大きく外方へ反らせるように膨出成形する。図2におい
て、7Aは上側の押え型7に設けられた可動部であり、
膨出成形後の燃料タンクを取出すときに、その可動部7
Aが動くようになっている。このように、押え型の形状
に応じて、様々な形状の燃料タンクを製造することがで
きる。ちなみに、従来にあっては、本例のように溶接部
分Pの上方に空間Sが位置する形状の燃料タンクや、溶
接部分Pの下方または上下両方に空間Sが位置する形状
の燃料タンクは製造することができなかった。
【0016】なお、内部空間S内に加圧流体を導入する
ことと併せて、またはそれに代えて、内部空間Sの外側
に負圧を導入してもよい。その場合には、例えば、押え
型5および6と容器部材1および2との間の空間内の空
気を吸引するように構成すればよい。要は、内部空間S
の内外に圧力差を生じさせて、容器部材1および2を膨
出成形できればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器の製
造方法は、容器部材の周縁部をシーム溶接した後、その
溶接部分を剥離しないように拘束したまま、内部空間の
内外に圧力差を生じさせて容器部材を膨出成形するか
ら、シーム溶接時における溶接の作業スペースを確保し
つつ、容器部材の周縁部同士の重なり幅を必要最小限と
した容器を完成して、容積を拡大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)および(c)は、本発明の
第1の実施例を示す製造手順の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】従来の燃料タンクの溶接部分の断面図である。
【符号の説明】
1,2 容器部材 1A,2A フランジ 3,4 円板電極 5,6 押え型 7,8 押え型 P 溶接部分 S 内部空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容器部材の周縁部を重ねてシーム
    溶接して、これらの容器部材の内側に空間を形成した
    後、 前記シーム溶接の溶接部分を剥離しないように拘束した
    まま、前記空間の内外に圧力差を生ぜしめて前記容器部
    材を膨出成形させることを特徴とする容器の製造方法。
JP3199206A 1991-08-08 1991-08-08 容器の製造方法 Pending JPH0542338A (ja)

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JP3199206A JPH0542338A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 容器の製造方法

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JP3199206A JPH0542338A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 容器の製造方法

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JPH0542338A true JPH0542338A (ja) 1993-02-23

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ID=16403906

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JP3199206A Pending JPH0542338A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 容器の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015087601A1 (ja) * 2013-12-09 2015-06-18 住友重機械工業株式会社 成形装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015087601A1 (ja) * 2013-12-09 2015-06-18 住友重機械工業株式会社 成形装置
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