JPH05421U - 延伸機の無端チエーン駆動装置 - Google Patents

延伸機の無端チエーン駆動装置

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Publication number
JPH05421U
JPH05421U JP5634491U JP5634491U JPH05421U JP H05421 U JPH05421 U JP H05421U JP 5634491 U JP5634491 U JP 5634491U JP 5634491 U JP5634491 U JP 5634491U JP H05421 U JPH05421 U JP H05421U
Authority
JP
Japan
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endless chain
sprockets
film
pair
stretching
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5634491U
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English (en)
Inventor
昇 草深
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH05421U publication Critical patent/JPH05421U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム把持クリップを大型化することな
く、従来の無端チェーンの強度のままで、大きな延伸速
度によるフィルムの延伸を可能にする。 【構成】 入口部から出口部にわたって設置され、出口
部から反転して入口部に戻る左右一対の無端チェーン1
08,109と、同無端チェーンを駆動する左右一対の
駆動スプロケット101,103及び被駆動スプロケッ
ト100,102と、同無端チェーン108,109に
連結されて移動し、フィルムの夫々両端を把持して延伸
するために設けられた幅出クリップ等の走行装置を有す
る延伸機において、同延伸機のフィルム延伸開始点ホに
トルク分離機構7と連結した左右一対のスプロケット
1,2を設置してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二軸延伸フィルム製造装置の横延伸機に適用できる延伸機の無端チェ ーン駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の幅出機の駆動機構を示す。この幅出機は、それぞれ軸104,1 05,106,107に取付けた4つのスプロケット100,101,102, 103を有し、それぞれ複数個の枢動自在に連結した幅出クリップ等の走行装置 から成る無端チェーン108及び109を、それぞれスプロケット100,10 1及び102,103に係合させてある。
【0003】 この無端チェーン108及び109の走行は、駆動電動機及び減速機(図示せ ず)を介して軸105,107に係合されたスプロケット101,103の回転 駆動で行なわれる。一方入口側スプロケット100,102は軸104,106 を介して無端チェーン108,109に走行に必要な張力を与える為に設けられ ている。なお、張力付与装置(図示せず)は、一般にウェイト式、圧縮バネ式或 いは油圧式が使用される。
【0004】 図4は従来の駆動機構の各位置イ〜ニにおける無端チェーン108の張力を示 す概念図で、実線は空運転時を、破線はフィルムを延伸した時を示す。そしてイ 〜ロ間のチェーン張力は、無端チェーン108の摺動抵抗で、ロに行くに従って 高くなっていく。またロ〜ハ間はスプロケット100と噛み合っていて一定値を 示し、ハ〜ニは、無端チェーン108の摺動抵抗で高くなって行き、ニ点が張力 の最大値を示す。フィルムを延伸した場合は、破線で示す如く、更に張力が増加 する。ニ〜イ間は駆動されているスプロケット101でその分を受け持つことに なる。
【0005】 また無端チェーンの長さ、即ちスプロケット100〜101間及びスプロケッ ト102〜103間の必要長さは、機械の速度が増すに従って長くなる。即ちフ ィルム延伸の場合、予熱部分は加熱能力で、延伸部分は延伸速度で、熱セットは 加熱能力及び保持時間により、冷却部分は冷却能力で夫々機械速度、即ち無端チ ェーン走行速度に比例して長くなる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
最近この機械速度は生産性アップの為益々高くなって来ており、無端チェーン の最大張力を示すニ点は、無端チェーンの最大許容張力に近づき、その値を越え ようとしている。即ち、これが機械速度を高める際の最大のネックとなっていた 。そこで最大許容張力の大きい無端チェーンを開発することも1つの解決手段で はあるが、機械の大型化、フィルム把持クリップの大型化等で大幅に設計変更が 必要となる。またターン部の遠心力が大きくなり、これも問題となってくる。 本考案は前記従来の課題を解決しよとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、入口部から出口部にわたって設置され、出口部から反転し て入口部に戻る左右一対の無端チェーンと、同無端チェーンを駆動する左右一対 の駆動スプロケット及び被駆動スプロケットと、同無端チェーンに連結されて移 動し、フィルムの夫々両端を把持して延伸するために設けられた幅出クリップ等 の走行装置を有する延伸機において、同延伸機のフィルム延伸開始点にトルク分 離機構と連結した左右一対のスプロケットを設置してなるもので、これを課題解 決のための手段とするものである。
【0008】
【作用】
本考案はトルク分離機構と連結した左右一対のスプロケットをフィルム延伸開 始位置に設置したことにより、最大許容張力を低減させることが可能となり、従 来使用していた無端チェーンの強度のままで高速機を設計することが可能となる 。
【0009】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1は本考案の実施例を示す 。さて図1に示す本考案の実施例における駆動方式は、従来の無端チェーンの許 容張力で、機械速度の高い、即ち長い幅出機を実現しようとするものである。こ のため図1の実施例では、図3における無端チェーン108,109におけるフ ィルム側の延伸開始点ホにスプロケット1,2を設け、同スプロケット1,2は 軸3,4に係合されており、同軸3,4と軸105,107は各々連結軸5,6 で駆動可能構造となっている。また連結軸5,6は、トルク分離装置7及び駆動 モータ8によって駆動可能なように連結されている。
【0010】 図2は本考案の各位置イ〜ホにおけるチェーン張力を示す概念図で、実線は空 運転時を示し、破線はフィルムを延伸した時を示す。またフィルムの延伸開始位 置ホで、無端チェーン108,109はスプロケット1,2と噛み合っている。 ここで、スプロケット1,2は駆動モータ8によりトルク分離装置7(例えばデ ィファレンシャルユニット)を介して駆動されているため、無端チェーン108 ,109の張力は位置ホで一旦張力が低下する。そしてその作用により最大張力 位置ニの張力が低下し、無端チェーン108,109の許容張力以内に抑える事 が出来る。
【0011】 なお、図1に示す駆動機構は、1台の駆動モータ8から機械方式で連結駆動し ている例を示したが、より単純な装置とする為に連結軸5及び6の各々に駆動モ ータを設け、電気的に2台のモータへの駆動電力を分離して電気的にトルク分離 (ディファレンシャル)を行うことで実現することも可能である。
【0012】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案は、トルク分離機構と連結した左右一対のスプ ロケットをフィルム延伸開始位置に設置したことにより、最大許容張力を低減さ せることが可能となり、従来使用していた無端チェーンの強度のままで高速機を 設計することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る延伸機の無端チェーン駆
動装置の平面図である。
【図2】図1の各位置におけるチェーン張力の概念を示
す説明図である。
【図3】従来の延伸機における無端チェーン駆動装置の
平面図である。
【図4】図3の各位置におけるチェーン張力の概念を示
す説明図である。
【符号の説明】
1,2 スプロケット 5,6 連結軸 7 トルク分離装置 8 駆動モータ 100,101,102,103 スプロケット 108,109 無端チェーン ホ 延伸開始点

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 入口部から出口部にわたって設置され、
    出口部から反転して入口部に戻る左右一対の無端チェー
    ンと、同無端チェーンを駆動する左右一対の駆動スプロ
    ケット及び被駆動スプロケットと、同無端チェーンに連
    結されて移動し、フィルムの夫々両端を把持して延伸す
    るために設けられた幅出クリップ等の走行装置を有する
    延伸機において、同延伸機のフィルム延伸開始点にトル
    ク分離機構と連結した左右一対のスプロケットを設置し
    たことを特徴とする延伸機の無端チェーン駆動装置。
JP5634491U 1991-06-25 1991-06-25 延伸機の無端チエーン駆動装置 Withdrawn JPH05421U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017507806A (ja) * 2014-01-22 2017-03-23 アンドリッツ バイアックス エスエーエス フィルムまたはシートを延伸するための機械
KR20180026483A (ko) * 2015-06-30 2018-03-12 브뤼크너 마시넨바우 게엠바하 운트 코. 카게 필름 연신기와 그 기동 방법

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US10486360B2 (en) 2014-01-22 2019-11-26 Brückner Maschinenbau GmbH & Co. KG Machine for stretching films or sheets
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JP2018519188A (ja) * 2015-06-30 2018-07-19 ブリュックナー・マシーネンバウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー 薄膜延伸装置とその始動法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950907