JPH0542175A - 脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置 - Google Patents
脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置Info
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- JPH0542175A JPH0542175A JP3224984A JP22498491A JPH0542175A JP H0542175 A JPH0542175 A JP H0542175A JP 3224984 A JP3224984 A JP 3224984A JP 22498491 A JP22498491 A JP 22498491A JP H0542175 A JPH0542175 A JP H0542175A
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- box
- spinal column
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H1/00—Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus ; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
- A61H1/02—Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising
- A61H1/0218—Drawing-out devices
- A61H1/0229—Drawing-out devices by reducing gravity forces normally applied to the body, e.g. by lifting or hanging the body or part of it
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H1/00—Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus ; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
- A61H1/008—Apparatus for applying pressure or blows almost perpendicular to the body or limb axis, e.g. chiropractic devices for repositioning vertebrae, correcting deformation
Abstract
(57)【要約】
【目的】 脊柱の側湾及び偏位の物理療法に効果的に使
用される新規な装置を提供する。 【構成】 垂直部材と水平部材とにより枠体を形成し、
該枠体には患者を高さ調節自在に支持する手段を備えさ
せ、患者自身の体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力
を加えると共に力の大きさと力を加える時間が調節でき
る駆動手段を備えた位置と角度が調節自在の支持体によ
り患者の脊柱にせん断力を加えるようにしたことを特徴
とする、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置
用される新規な装置を提供する。 【構成】 垂直部材と水平部材とにより枠体を形成し、
該枠体には患者を高さ調節自在に支持する手段を備えさ
せ、患者自身の体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力
を加えると共に力の大きさと力を加える時間が調節でき
る駆動手段を備えた位置と角度が調節自在の支持体によ
り患者の脊柱にせん断力を加えるようにしたことを特徴
とする、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は脊柱の側湾及び偏位の物
理療法用装置に関するものである。
理療法用装置に関するものである。
【０００２】
【発明の背景】現代における人間の脊柱の形態は、脊柱
に作用を及ぼし、これに影響し続ける調節力の効果を伝
えている。脊柱は進化を終えた訳ではなく、体重や重力
の作用により生ずる筋腱の緊張に起因する形態的痕跡が
骨の構造に見られるのである。脊柱に影響を及ぼす緊張
を生じさせるメカニズムは、異なった環境や生活様式に
自分自身を適応させるために行なう努力により増大す
る。脊柱の横方向への偏位、即ち、脊柱の冠状面におけ
る偏位は人間に特有のものである。人間の祖先が２足で
立つようになった時から脊柱の側湾症が生じたといえる
のであるから、人間が側湾症になる素因を決定づけた一
つの要素が脊柱の異なった生物力学にあることを認識し
なければならない。２足状態においては、各脊髄単位
は、４足状態の場合に比べて極めて大きな圧縮力を当該
脊髄単位が占める高さに比例して受け、支えている。け
だし、全ての重量は最終的に２つの支点、即ち足に至る
まで垂直方向に伝えられるからである。各脊椎の正確な
幾何学的設計はそれが支える圧縮力に直接関連し若しく
は比例して組み立てられたものである。腰椎は支える重
量が小さい背部の脊椎よりも大きく且つ頑丈であり、背
部の脊椎は頸椎よりも大きい。人間の２足状態の場合に
おける円板間圧は、人間の重心の位置及び上肢と胴とに
より行なわれる腕の挺作用により異なる。人間が行なう
様々な活動は、脊椎間の圧力と定位に多くの変化を生じ
させる。姿勢の変更の結果、幹部の位置の変化により、
従前の仰向け状態では１５ｋｇ／平方センチメートルの
重量を支えていた円板が例えば５８ｋｇ／平方センチメ
ートルの重量を支えなければならなくなることがあり、
一方背部関節は４７ｋｇのせん断力を受けることがあ
る。脊柱を安定させる複数の要素のうちの一つ又は全部
が、内的なものであれ外的なものであれ、状況による影
響を受け得るものであり、これが脊柱のバランスを崩す
ことになるということは明らかである。
に作用を及ぼし、これに影響し続ける調節力の効果を伝
えている。脊柱は進化を終えた訳ではなく、体重や重力
の作用により生ずる筋腱の緊張に起因する形態的痕跡が
骨の構造に見られるのである。脊柱に影響を及ぼす緊張
を生じさせるメカニズムは、異なった環境や生活様式に
自分自身を適応させるために行なう努力により増大す
る。脊柱の横方向への偏位、即ち、脊柱の冠状面におけ
る偏位は人間に特有のものである。人間の祖先が２足で
立つようになった時から脊柱の側湾症が生じたといえる
のであるから、人間が側湾症になる素因を決定づけた一
つの要素が脊柱の異なった生物力学にあることを認識し
なければならない。２足状態においては、各脊髄単位
は、４足状態の場合に比べて極めて大きな圧縮力を当該
脊髄単位が占める高さに比例して受け、支えている。け
だし、全ての重量は最終的に２つの支点、即ち足に至る
まで垂直方向に伝えられるからである。各脊椎の正確な
幾何学的設計はそれが支える圧縮力に直接関連し若しく
は比例して組み立てられたものである。腰椎は支える重
量が小さい背部の脊椎よりも大きく且つ頑丈であり、背
部の脊椎は頸椎よりも大きい。人間の２足状態の場合に
おける円板間圧は、人間の重心の位置及び上肢と胴とに
より行なわれる腕の挺作用により異なる。人間が行なう
様々な活動は、脊椎間の圧力と定位に多くの変化を生じ
させる。姿勢の変更の結果、幹部の位置の変化により、
従前の仰向け状態では１５ｋｇ／平方センチメートルの
重量を支えていた円板が例えば５８ｋｇ／平方センチメ
ートルの重量を支えなければならなくなることがあり、
一方背部関節は４７ｋｇのせん断力を受けることがあ
る。脊柱を安定させる複数の要素のうちの一つ又は全部
が、内的なものであれ外的なものであれ、状況による影
響を受け得るものであり、これが脊柱のバランスを崩す
ことになるということは明らかである。
【０００３】
【従来の技術】しかしながら、今日まで研究が行なわれ
てきたにもかかわらず、特発の側湾症についての病原論
はまだ正確には知られていない。側湾症の治療に関する
限り、行なうべき治療についての確立された指針はな
い。従って、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置も知
られていない。
てきたにもかかわらず、特発の側湾症についての病原論
はまだ正確には知られていない。側湾症の治療に関する
限り、行なうべき治療についての確立された指針はな
い。従って、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置も知
られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は脊柱の側湾及
び偏位の物理療法用装置を提供しようとしてなされたも
のである。
び偏位の物理療法用装置を提供しようとしてなされたも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、脊柱の
側湾及び偏位の物理療法における長い間の慎重な研究と
実験の結果達成されたものである。下記の結論はうさぎ
について行なわれた上述の研究と実験の成果である。人
間は２足動物であるのに対し、うさぎは４足動物であ
り、これら両動物の生物力学的条件は相互に非常に異な
っている。いずれにせよ、矯正技術を正しく応用すれば
発達しつつある骨を標準化し、進行性変形を防止するこ
とができるのである。研究と実験の結果、骨の成長、発
達期に手による矯正技術を正しく施せば側湾症の治療に
効果があるという結論が引き出された。成長期に骨に引
張力や圧縮力が加えられると、骨は変形することがあ
る。組織の成長期に線維軟骨の椎間円板に一定の圧縮を
加えればこれを変形させ、その成長を変えることがあり
得る。骨と線維軟骨組織の屈性は、これらのものに加え
られる圧縮力の作用と効果により著しく変更される。現
在の物理療法は、他の技術を伴う補完的手段として筋肉
の強化に役立つだけでなく、曲線の態様を構造的に矯正
するものであるため、それ自体が、成長期にある人間の
側湾症の治療にも効果がある。下記に説明する装置は、
うさぎについての実験に見られたものと同様な顕著な効
果を人間の脊柱についても再現する傾向がある。更に、
本発明の装置は、患者が経験した自己受容性との関連に
おいて正しい力の大きさを充分な精度を以て決定するよ
うに特に設計されている。
側湾及び偏位の物理療法における長い間の慎重な研究と
実験の結果達成されたものである。下記の結論はうさぎ
について行なわれた上述の研究と実験の成果である。人
間は２足動物であるのに対し、うさぎは４足動物であ
り、これら両動物の生物力学的条件は相互に非常に異な
っている。いずれにせよ、矯正技術を正しく応用すれば
発達しつつある骨を標準化し、進行性変形を防止するこ
とができるのである。研究と実験の結果、骨の成長、発
達期に手による矯正技術を正しく施せば側湾症の治療に
効果があるという結論が引き出された。成長期に骨に引
張力や圧縮力が加えられると、骨は変形することがあ
る。組織の成長期に線維軟骨の椎間円板に一定の圧縮を
加えればこれを変形させ、その成長を変えることがあり
得る。骨と線維軟骨組織の屈性は、これらのものに加え
られる圧縮力の作用と効果により著しく変更される。現
在の物理療法は、他の技術を伴う補完的手段として筋肉
の強化に役立つだけでなく、曲線の態様を構造的に矯正
するものであるため、それ自体が、成長期にある人間の
側湾症の治療にも効果がある。下記に説明する装置は、
うさぎについての実験に見られたものと同様な顕著な効
果を人間の脊柱についても再現する傾向がある。更に、
本発明の装置は、患者が経験した自己受容性との関連に
おいて正しい力の大きさを充分な精度を以て決定するよ
うに特に設計されている。
【０００６】本発明の装置は、可動の水平部材と垂直部
材とにより枠体を形成し、これらの部材は治療すべき患
者を支持する手段を支え、更に、患者を垂直方向と水平
方向に固定すると共に脊柱に引き伸ばし力と調節自在の
非回転矯正圧力と間欠的又は連続的な姿勢制御とを加え
た状態で脊柱を三次元的に位置させ、後に患者の側部
（右又は左）に圧力を加えて患者を治療し得るようにな
し、該圧力は脊柱に引き伸ばし力とせん断力とを加える
ものであり、これらの力は時間と大きさが調節可能であ
り、これが治療の基礎をなすようにしたものである。患
者を支持する手段は１組のストラップを備え、該ストラ
ップは詰物を入れたコルセットにより患者を横材から吊
り下げ得るようになし、該横材は患者を必要な高さに位
置させることができるように上下動を可能にする手段を
備える。けだし、患者は種々の部位に種々の程度の側湾
や偏位を有し、また患者の身長も様々であるからであ
る。患者を装置に固定する手段は、可撓性材料を被覆し
た湾曲した支持体を端部に備えた３本の水平支持部材を
備えている。これらの湾曲した支持体は、正しく調節す
れば、駆動機構と調節機構とを備えた押し手段（プッシ
ャー）により治療行為を行なう場合には、患者を前方、
後方及び／又は側方（右方もしくは左方）から固定する
ことができる。押し手段は水平軸ないしピストンの前端
に押し具（支持体）を備えさせ、該押し具には患者を害
さないようにするために可撓性材料を被覆してなるもの
である。
材とにより枠体を形成し、これらの部材は治療すべき患
者を支持する手段を支え、更に、患者を垂直方向と水平
方向に固定すると共に脊柱に引き伸ばし力と調節自在の
非回転矯正圧力と間欠的又は連続的な姿勢制御とを加え
た状態で脊柱を三次元的に位置させ、後に患者の側部
（右又は左）に圧力を加えて患者を治療し得るようにな
し、該圧力は脊柱に引き伸ばし力とせん断力とを加える
ものであり、これらの力は時間と大きさが調節可能であ
り、これが治療の基礎をなすようにしたものである。患
者を支持する手段は１組のストラップを備え、該ストラ
ップは詰物を入れたコルセットにより患者を横材から吊
り下げ得るようになし、該横材は患者を必要な高さに位
置させることができるように上下動を可能にする手段を
備える。けだし、患者は種々の部位に種々の程度の側湾
や偏位を有し、また患者の身長も様々であるからであ
る。患者を装置に固定する手段は、可撓性材料を被覆し
た湾曲した支持体を端部に備えた３本の水平支持部材を
備えている。これらの湾曲した支持体は、正しく調節す
れば、駆動機構と調節機構とを備えた押し手段（プッシ
ャー）により治療行為を行なう場合には、患者を前方、
後方及び／又は側方（右方もしくは左方）から固定する
ことができる。押し手段は水平軸ないしピストンの前端
に押し具（支持体）を備えさせ、該押し具には患者を害
さないようにするために可撓性材料を被覆してなるもの
である。
【０００７】即ち、本発明は下記の如き装置を提供する
ものである。 （１）垂直部材と水平部材とにより枠体を形成し、該枠
体には患者を高さ調節自在に支持する手段を備えさせ、
患者自身の体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力を加
えると共に力の大きさと力を加える時間が調節できる駆
動手段を備えた位置と角度が調節自在の支持体により患
者の脊柱にせん断力を加えるようにしたことを特徴とす
る、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置。 （２）前記水平部材はその端部に取り付けられたボック
スにより垂直部材に対し高さ調節自在であり、該ボック
スは一側面を有しない角筒状をなすと共に滑り止めの突
片を備えていることを特徴とする上記（１）の脊柱の側
湾及び偏位の物理療法用装置。 （３）垂直部材に対する水平部材の固定は、一端が前方
に折れ曲った取り付け板と、水平部材のねじ孔に対応す
る孔と、これらの孔とねじ孔とに挿入されるちょうねじ
とにより行なわれ、垂直部材に対する水平部材の下降
は、該水平部材の動きが取り付け板上の突片により規制
されることにより防止されるようにしたことを特徴とす
る上記（１）又は（２）の脊柱の側湾及び偏位の物理療
法用装置。 （４）患者を支持する前記手段はベストであり、該ベス
トは腕支持体とベストを患者に固定するための固定部材
を備えていることを特徴とする上記（１）の脊柱の側湾
及び偏位の物理療法用装置。 （５）ベストの後部から上方を経て前部に至る一組のス
トラップを設け、該ストラップは支持環に支持されたリ
ングを介して横材から患者を吊り下げるようにし、該支
持環は垂直レールに固定されたフックに吊り下げられ、
横材は行程規制部を備えた垂直レールに接続されて上下
動し、該垂直レールはプーリーに掛けられたケーブルに
よりボックス内を上下方向に摺動し、該ケーブルの長さ
は調整装置により規制されるようにしたことを特徴とす
る上記（１）又は（４）脊柱の側湾及び偏位の物理療法
用装置。 （６）患者を装置に固定する手段として、ボックスに水
平支持部材を摺嵌し、各水平支持部材の端部には若干湾
曲した支持体を固定し、該支持体にはクッション材を取
り付けたことを特徴とする（１）の脊柱の側湾及び偏位
の物理療法用装置。 （７）前記ボックスを垂直部材に固定し、該垂直部材を
別のボックスに摺嵌し、当該別のボックスを更に別のボ
ックスにより水平部材に取り付け、以て支持体の位置を
垂直方向にも調節し得るようにしたことを特徴とする前
記（１）又は（６）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用
装置。 （８）支持体を端部に取り付けた１本の軸はそれぞれ締
め付け手段を備えたボックス内を動き、ちょうねじによ
り角度片に固定され、締め付け手段を備えたボックスに
より垂直棒と水平部材とに固定されていることを特徴と
する前記（１）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装
置。 （９）湾曲した支持体は、水平方向に動く他、ちょうナ
ットにより位置調整可能なボックスに固定された角度片
により回動軸を中心として回動させることもできるよう
にしたことを特徴とする前記（８）の脊柱の側湾及び偏
位の物理療法用装置。 （１０）湾曲した支持体は、ねじ棒と安全ねじ及びねじ
棒を抱持するフランジをそれぞれ突設したボックスとに
より水平方向に位置調節可能であることを特徴とする前
記（８）又は（９）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用
装置。 （１１）患者の高さを垂直レールにおける種々の高さに
取り付けられたフックにより選択して調整装置により調
整し、可撓性材料により被覆した湾曲した支持体により
患者を固定した後、支持体を水平部材により水平方向に
位置調整すると共に垂直部材により上下方向に位置調整
した状態で、強さと力が調整できる駆動装置を備えた支
持体と軸とにより患者にせん断力を加えるようにしたこ
とを特徴とする前記（１）の脊柱の側湾及び偏位の物理
療法用装置。
ものである。 （１）垂直部材と水平部材とにより枠体を形成し、該枠
体には患者を高さ調節自在に支持する手段を備えさせ、
患者自身の体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力を加
えると共に力の大きさと力を加える時間が調節できる駆
動手段を備えた位置と角度が調節自在の支持体により患
者の脊柱にせん断力を加えるようにしたことを特徴とす
る、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置。 （２）前記水平部材はその端部に取り付けられたボック
スにより垂直部材に対し高さ調節自在であり、該ボック
スは一側面を有しない角筒状をなすと共に滑り止めの突
片を備えていることを特徴とする上記（１）の脊柱の側
湾及び偏位の物理療法用装置。 （３）垂直部材に対する水平部材の固定は、一端が前方
に折れ曲った取り付け板と、水平部材のねじ孔に対応す
る孔と、これらの孔とねじ孔とに挿入されるちょうねじ
とにより行なわれ、垂直部材に対する水平部材の下降
は、該水平部材の動きが取り付け板上の突片により規制
されることにより防止されるようにしたことを特徴とす
る上記（１）又は（２）の脊柱の側湾及び偏位の物理療
法用装置。 （４）患者を支持する前記手段はベストであり、該ベス
トは腕支持体とベストを患者に固定するための固定部材
を備えていることを特徴とする上記（１）の脊柱の側湾
及び偏位の物理療法用装置。 （５）ベストの後部から上方を経て前部に至る一組のス
トラップを設け、該ストラップは支持環に支持されたリ
ングを介して横材から患者を吊り下げるようにし、該支
持環は垂直レールに固定されたフックに吊り下げられ、
横材は行程規制部を備えた垂直レールに接続されて上下
動し、該垂直レールはプーリーに掛けられたケーブルに
よりボックス内を上下方向に摺動し、該ケーブルの長さ
は調整装置により規制されるようにしたことを特徴とす
る上記（１）又は（４）脊柱の側湾及び偏位の物理療法
用装置。 （６）患者を装置に固定する手段として、ボックスに水
平支持部材を摺嵌し、各水平支持部材の端部には若干湾
曲した支持体を固定し、該支持体にはクッション材を取
り付けたことを特徴とする（１）の脊柱の側湾及び偏位
の物理療法用装置。 （７）前記ボックスを垂直部材に固定し、該垂直部材を
別のボックスに摺嵌し、当該別のボックスを更に別のボ
ックスにより水平部材に取り付け、以て支持体の位置を
垂直方向にも調節し得るようにしたことを特徴とする前
記（１）又は（６）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用
装置。 （８）支持体を端部に取り付けた１本の軸はそれぞれ締
め付け手段を備えたボックス内を動き、ちょうねじによ
り角度片に固定され、締め付け手段を備えたボックスに
より垂直棒と水平部材とに固定されていることを特徴と
する前記（１）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装
置。 （９）湾曲した支持体は、水平方向に動く他、ちょうナ
ットにより位置調整可能なボックスに固定された角度片
により回動軸を中心として回動させることもできるよう
にしたことを特徴とする前記（８）の脊柱の側湾及び偏
位の物理療法用装置。 （１０）湾曲した支持体は、ねじ棒と安全ねじ及びねじ
棒を抱持するフランジをそれぞれ突設したボックスとに
より水平方向に位置調節可能であることを特徴とする前
記（８）又は（９）の脊柱の側湾及び偏位の物理療法用
装置。 （１１）患者の高さを垂直レールにおける種々の高さに
取り付けられたフックにより選択して調整装置により調
整し、可撓性材料により被覆した湾曲した支持体により
患者を固定した後、支持体を水平部材により水平方向に
位置調整すると共に垂直部材により上下方向に位置調整
した状態で、強さと力が調整できる駆動装置を備えた支
持体と軸とにより患者にせん断力を加えるようにしたこ
とを特徴とする前記（１）の脊柱の側湾及び偏位の物理
療法用装置。
【０００８】
【作用】本発明による脊柱の側湾及び偏位の物理療法用
装置を使用する際には、枠体における患者を支持する手
段に患者を適宜の高さに支持させた状態で、患者自身の
体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力を加えさせると
共に駆動手段を備えた支持体により患者の脊柱に適宜の
大きさのせん断力を適宜の時間適宜の角度で加えるので
ある。
装置を使用する際には、枠体における患者を支持する手
段に患者を適宜の高さに支持させた状態で、患者自身の
体重により患者の脊柱に引き伸ばしの力を加えさせると
共に駆動手段を備えた支持体により患者の脊柱に適宜の
大きさのせん断力を適宜の時間適宜の角度で加えるので
ある。
【０００９】
【実施例】本発明の他の詳細と特徴は添付図面を参照し
て行なう下記の実施例の説明により明かとなる。但し、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。即
ち、下記の説明は例示的なものであり、いかなる限定を
も伴うものではない。
て行なう下記の実施例の説明により明かとなる。但し、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。即
ち、下記の説明は例示的なものであり、いかなる限定を
も伴うものではない。
【０００１０】図１は本発明による装置１０の使用状態
を示す正面図である。同図において、患者２７はベスト
ないしコルセット２５により横材１８から吊り下げられ
ており、患者２７は先端に湾曲した支持体１３が固着さ
れている水平支持部材２２により装置１０の内側に固定
されている。図２は図１の２−２線における断面図であ
る。同図は、水平部材１２、垂直部材１１、水平部材１
２を垂直部材１１に固定する手段等の装置１０の構成を
示している。図３は患者２７の吊り下げ手段の詳細を示
す部分的な側面図である。当該吊り下げ手段は、１組の
ストラップ１９をリング４２に支持させ、該リング４２
を支持環２０に支持させてなるものである。吊り下げ手
段全体は、垂直レール１４における様々な高さの位置に
固定されたフック４１に吊り下げられている。患者２７
はケーブル１６と２個のプーリー１７とにより上下方向
に動かされる。プーリー１７はケーブル１６を横材１８
に接続する。図４は、駆動手段３６が支持体１３に与え
るせん断力により患者２７を治療する手段を示す部分的
な側面図である。図５は図４に対応する平面図である。
図５は先端に支持体１３が固定された軸２８に対する駆
動手段３６の作用を示している。図６はボックス２３、
２３ａ、２３ｂによる水平支持部材２２の位置調整を示
す一部断面正面図である。ボックス２３ａ，２３ｂは垂
直部材１１ａと水平部材１２とに取り付けられている。
図７は水平部材１２を垂直部材１１に取り付ける手段の
詳細を示す斜視図である。
を示す正面図である。同図において、患者２７はベスト
ないしコルセット２５により横材１８から吊り下げられ
ており、患者２７は先端に湾曲した支持体１３が固着さ
れている水平支持部材２２により装置１０の内側に固定
されている。図２は図１の２−２線における断面図であ
る。同図は、水平部材１２、垂直部材１１、水平部材１
２を垂直部材１１に固定する手段等の装置１０の構成を
示している。図３は患者２７の吊り下げ手段の詳細を示
す部分的な側面図である。当該吊り下げ手段は、１組の
ストラップ１９をリング４２に支持させ、該リング４２
を支持環２０に支持させてなるものである。吊り下げ手
段全体は、垂直レール１４における様々な高さの位置に
固定されたフック４１に吊り下げられている。患者２７
はケーブル１６と２個のプーリー１７とにより上下方向
に動かされる。プーリー１７はケーブル１６を横材１８
に接続する。図４は、駆動手段３６が支持体１３に与え
るせん断力により患者２７を治療する手段を示す部分的
な側面図である。図５は図４に対応する平面図である。
図５は先端に支持体１３が固定された軸２８に対する駆
動手段３６の作用を示している。図６はボックス２３、
２３ａ、２３ｂによる水平支持部材２２の位置調整を示
す一部断面正面図である。ボックス２３ａ，２３ｂは垂
直部材１１ａと水平部材１２とに取り付けられている。
図７は水平部材１２を垂直部材１１に取り付ける手段の
詳細を示す斜視図である。
【００１１】本発明の好ましい一実施例による装置は、
複数の垂直部材１１の上部に１組の水平部材１２を取り
付けてなる構造を備えている。これらの水平部材１２は
垂直部材１１に案内された状態で上下方向に動かすこと
ができる。水平部材１２を垂直部材１１に固定する手段
は図７に示されている。即ち、図７に示すように、水平
部材１２の端部には一側面を有しない角筒状のボックス
１２ａが取り付けられている。ボックス１２ａは垂直部
材１１の外面に嵌め付けられる。ボックス１２ａと垂直
部材１１はほぼ同じ横断面に位置し、平な長方形状の鉄
製取り付け板３９により水平部材１２を垂直部材１１に
固定している。取り付け板３９は一端が前方に僅かに折
れ曲っており、ちょうねじ４０により水平部材１２に取
り付けられている。ちょうねじ４０は取り付け板３９の
孔３９ａと水平部材１２のねじ孔１２ｄとを貫いてい
る。従って、ボックス１２ａの一縁から突出している突
片１２ｃは垂直部材１１に対する水平部材１２の下降を
妨げる。けだし、該突片１２ｃは水平部材１２の下降と
該水平部材１２に固定された取り付け板３９の下降を妨
げるからである。
複数の垂直部材１１の上部に１組の水平部材１２を取り
付けてなる構造を備えている。これらの水平部材１２は
垂直部材１１に案内された状態で上下方向に動かすこと
ができる。水平部材１２を垂直部材１１に固定する手段
は図７に示されている。即ち、図７に示すように、水平
部材１２の端部には一側面を有しない角筒状のボックス
１２ａが取り付けられている。ボックス１２ａは垂直部
材１１の外面に嵌め付けられる。ボックス１２ａと垂直
部材１１はほぼ同じ横断面に位置し、平な長方形状の鉄
製取り付け板３９により水平部材１２を垂直部材１１に
固定している。取り付け板３９は一端が前方に僅かに折
れ曲っており、ちょうねじ４０により水平部材１２に取
り付けられている。ちょうねじ４０は取り付け板３９の
孔３９ａと水平部材１２のねじ孔１２ｄとを貫いてい
る。従って、ボックス１２ａの一縁から突出している突
片１２ｃは垂直部材１１に対する水平部材１２の下降を
妨げる。けだし、該突片１２ｃは水平部材１２の下降と
該水平部材１２に固定された取り付け板３９の下降を妨
げるからである。
【００１２】患者２７を固定するための手段は水平部材
１２に取り付けられている。図６に示すように、当該手
段は、各水平支持部材（レール）２２をボックス２３内
に摺嵌し、該水平支持部材２２の一端に支持体１３を固
定し、該支持体１３は若干湾曲した形状を有すると共に
患者２７を害することのないようにするために可撓性材
料により被覆してなるものである。支持体１３の位置調
整はボックス２３ａによって行なうこともできる。該ボ
ックス２３ａは水平部材１２に沿って水平方向（左右方
向）に動かすことができる。該水平部材１２は垂直部材
１１ａに摺嵌されたボックス２３ｂにより垂直部材１１
ａに沿って動かすことができる。支持体１３は、患者２
７の体格並びに治療する脊柱の部位に応じて前述の如く
水平方向及び垂直方向に位置調整する。
１２に取り付けられている。図６に示すように、当該手
段は、各水平支持部材（レール）２２をボックス２３内
に摺嵌し、該水平支持部材２２の一端に支持体１３を固
定し、該支持体１３は若干湾曲した形状を有すると共に
患者２７を害することのないようにするために可撓性材
料により被覆してなるものである。支持体１３の位置調
整はボックス２３ａによって行なうこともできる。該ボ
ックス２３ａは水平部材１２に沿って水平方向（左右方
向）に動かすことができる。該水平部材１２は垂直部材
１１ａに摺嵌されたボックス２３ｂにより垂直部材１１
ａに沿って動かすことができる。支持体１３は、患者２
７の体格並びに治療する脊柱の部位に応じて前述の如く
水平方向及び垂直方向に位置調整する。
【００１３】治療の効果は装置１０の操作方法並びにそ
の可動部分と静止部分に基づく。装置１０の操作の１つ
は、図４、５に示すように、前進して端部の支持体１３
を押す軸（アーム）２８により容易に行なわれる。軸２
８は駆動手段３６により前後方向に動かされる。該駆動
手段３６はいかなるものであってもよく、電気式たると
空気圧式たるとを問わない。同時に、軸２８が及ぼす力
の強さと時間を規制する手段、即ち駆動手段３６は個々
の患者に施される治療をメモリに記憶するコンピュータ
とプログラムにより制御することができる。その目的
は、患者が有する側湾症その他の脊柱変形の種類と程度
に応じて軸２８から支持体１３に及ぼされる上述の力の
強さを制御することにある。
の可動部分と静止部分に基づく。装置１０の操作の１つ
は、図４、５に示すように、前進して端部の支持体１３
を押す軸（アーム）２８により容易に行なわれる。軸２
８は駆動手段３６により前後方向に動かされる。該駆動
手段３６はいかなるものであってもよく、電気式たると
空気圧式たるとを問わない。同時に、軸２８が及ぼす力
の強さと時間を規制する手段、即ち駆動手段３６は個々
の患者に施される治療をメモリに記憶するコンピュータ
とプログラムにより制御することができる。その目的
は、患者が有する側湾症その他の脊柱変形の種類と程度
に応じて軸２８から支持体１３に及ぼされる上述の力の
強さを制御することにある。
【００１４】患者２７の体格は身長も身幅も種々に異な
るものであり、また治療すべき部分の大きさも様々であ
るため、図４、５に示す上述の治療手段は軸２８の行程
を制限する手段を備えている。この制限手段としてねじ
棒３０が備えられている。該ねじ棒３０は可動ボックス
２９が軸２８の行程を制限するように該可動ボックス２
９の位置を定めるものである。可動ボックス２９の位置
は安全ねじ３２により前後方向に調整され、該安全ねじ
３２は静止ボックス３１により規制される。
るものであり、また治療すべき部分の大きさも様々であ
るため、図４、５に示す上述の治療手段は軸２８の行程
を制限する手段を備えている。この制限手段としてねじ
棒３０が備えられている。該ねじ棒３０は可動ボックス
２９が軸２８の行程を制限するように該可動ボックス２
９の位置を定めるものである。可動ボックス２９の位置
は安全ねじ３２により前後方向に調整され、該安全ねじ
３２は静止ボックス３１により規制される。
【００１５】支持体１３と軸２８はボックス３３により
垂直方向に位置調整することができる。ボックス３３は
ちょうねじ（ちょうナット）３８により支持体１３と軸
２８に固定されている。ボックス３３に接続された角度
片３４、孔３３ａ、回動軸３５及びちょうナット３５ａ
により支持体１３と軸２８を所望の角度に設定すること
ができる。
垂直方向に位置調整することができる。ボックス３３は
ちょうねじ（ちょうナット）３８により支持体１３と軸
２８に固定されている。ボックス３３に接続された角度
片３４、孔３３ａ、回動軸３５及びちょうナット３５ａ
により支持体１３と軸２８を所望の角度に設定すること
ができる。
【００１６】患者の位置は治療すべき部位によっても調
整しなければならない。従って、患者の身長、身幅の他
この点からも、装置１０に対して患者の位置を調整する
ことができなければならない。そのために、装置１０は
制御可能な支持手段を備えている。該支持手段は、行程
規制部（ストッパー）１４ａを備えた垂直レール１４に
より支持されている横材１８で構成されている。横材１
８の上下動はケーブル１６の長さを調整する調整装置２
１により制御される。ケーブル１６はプーリー１７を介
して引き出される。従って、調整装置２１により横材１
８を上下動させることができ、それに伴って患者２７を
上下動させることができる。
整しなければならない。従って、患者の身長、身幅の他
この点からも、装置１０に対して患者の位置を調整する
ことができなければならない。そのために、装置１０は
制御可能な支持手段を備えている。該支持手段は、行程
規制部（ストッパー）１４ａを備えた垂直レール１４に
より支持されている横材１８で構成されている。横材１
８の上下動はケーブル１６の長さを調整する調整装置２
１により制御される。ケーブル１６はプーリー１７を介
して引き出される。従って、調整装置２１により横材１
８を上下動させることができ、それに伴って患者２７を
上下動させることができる。
【００１７】患者２７が治療に適した位置に吊り下げら
れるようにするために、患者用のベストないしコルセッ
ト２５が備えられている。該ベスト２５は前腕の高さの
下側でカットされ、ベスト２５を患者２７に固定する粘
着バンド等の固定部材２６と腕支持体２４とを備えてい
る。腕支持体２４はベストが患者２７に害を及ぼすこと
を防止するために緩衝作用をなす。ベスト２５はストラ
ップ１９を介して横材１８に連結されている。ストラッ
プ１９はリング４２から吊り下げられ、該リング４２は
支持環２０に支持されている。
れるようにするために、患者用のベストないしコルセッ
ト２５が備えられている。該ベスト２５は前腕の高さの
下側でカットされ、ベスト２５を患者２７に固定する粘
着バンド等の固定部材２６と腕支持体２４とを備えてい
る。腕支持体２４はベストが患者２７に害を及ぼすこと
を防止するために緩衝作用をなす。ベスト２５はストラ
ップ１９を介して横材１８に連結されている。ストラッ
プ１９はリング４２から吊り下げられ、該リング４２は
支持環２０に支持されている。
【００１８】患者２７の治療を行なう際には、先ず患者
２７を装置１０に入れ、ベスト２５を患者２７に嵌め、
続いて調整装置２１により患者２７の吊り下げ高さを調
整して支持体１３が正しい高さで患者２７を支持するよ
うになす。そこで、上述の方法に従って治療を行なうの
である。即ち、駆動手段３６により患者２７の脊柱にせ
ん断力を加えるのである。駆動手段３６は装置１０と治
療とに適したプログラムを組込んだパーソナルコンピュ
ータにより制御することができる。
２７を装置１０に入れ、ベスト２５を患者２７に嵌め、
続いて調整装置２１により患者２７の吊り下げ高さを調
整して支持体１３が正しい高さで患者２７を支持するよ
うになす。そこで、上述の方法に従って治療を行なうの
である。即ち、駆動手段３６により患者２７の脊柱にせ
ん断力を加えるのである。駆動手段３６は装置１０と治
療とに適したプログラムを組込んだパーソナルコンピュ
ータにより制御することができる。
【００１９】以上、本発明の内容と添付図面について詳
説してきたが、特許請求の範囲に記載された本発明の要
旨を変更することなく種々の変更を加え得ることに留意
しなければならない。
説してきたが、特許請求の範囲に記載された本発明の要
旨を変更することなく種々の変更を加え得ることに留意
しなければならない。
【００２０】
【発明の効果】本発明の装置は、脊柱の側湾及び偏位の
物理療法を行なう上で極めて大きな効果を発揮する。
物理療法を行なう上で極めて大きな効果を発揮する。
【図１】本発明による装置の使用状態を示す正面図であ
る。
る。
【図２】図１の２−２線における断面図である。
【図３】患者の吊り下げ手段の詳細を示す部分的な側面
図である。
図である。
【図４】駆動手段が支持体に与えるせん断力により患者
を治療する手段を示す部分的な側面図である。
を治療する手段を示す部分的な側面図である。
【図５】図４に対応する平面図である。
【図６】ボックスによる水平支持部材の位置調整を示す
一部断面正面図である。
一部断面正面図である。
【図７】水平部材を垂直部材に取り付ける手段の詳細を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１０ 装置 １１ 垂直部材 １１ａ 垂直部材 １２ 水平部材 １２ａ ボックス １２ｃ突片 １２ｄ ねじ孔 １３ 支持体 １４ 垂直レール １４ａ 行程規制部 １５ ボックス １６ ケーブル １７ プーリー １８ 横材 １９ ストラップ ２０ 支持環 ２１ 調整装置 ２２ 水平支持部材 ２３ ボックス ２３ａ ボックス ２３ｂ ボックス ２４ 腕支持体 ２５ コルセット ２６ 固定部材 ２７ 患者 ２８ 軸 ２９ 可動ボックス ２９ａ フランジ ３０ ねじ棒 ３１ 静止ボックス ３１ａ フランジ ３２ 安全ねじ ３３ ボックス ３３ａ 孔 ３４ 角度片 ３５ 回動軸 ３５ａ ちょうナット ３６ 駆動手段 ３８ ちょうナット ３９ 取付け板 ３９ａ 孔 ４０ ちょうねじ ４１ フック ４１ａ 締め付け手段 ４２ リング ４３ 垂直棒
Claims (11)
- 【請求項１】 垂直部材（１１）と水平部材（１２）と
により枠体を形成し、該枠体には患者（２７）を高さ調
節自在に支持する手段を備えさせ、患者自身の体重によ
り患者の脊柱に引き伸ばしの力を加えると共に力の大き
さと力を加える時間が調節できる駆動手段（３６）を備
えた位置と角度が調節自在の支持体（１３）により患者
の脊柱にせん断力を加えるようにしたことを特徴とす
る、脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置。 - 【請求項２】 前記水平部材（１２）はその端部に取り
付けられたボックス（１２ａ）により垂直部材に対し高
さ調節自在であり、該ボックスは一側面を有しない角筒
状をなすと共に滑り止めの突片（１２ｃ）を備えている
ことを特徴とする請求項１記載の脊柱の側湾及び偏位の
物理療法用装置。 - 【請求項３】 垂直部材（１１）に対する水平部材（１
２）の固定は、一端が前方に折れ曲った取り付け板（３
９）と、水平部材のねじ孔（１２ｄ）に対応する孔（３
９ａ）と、これらの孔（３９ａ）とねじ孔（１２ｄ）と
に挿入されるちょうねじ（４０）とにより行なわれ、垂
直部材（１１）に対する水平部材（１２）の下降は、該
水平部材の動きが取り付け板（３９）上の突片（１２
ｃ）により規制されることにより防止されるようにした
ことを特徴とする請求項１又は２記載の脊柱の側湾及び
偏位の物理療法用装置。 - 【請求項４】 患者（２７）を支持する前記手段はベス
ト（２５）であり、該ベストは腕支持体（２４）とベス
トを患者に固定するための固定部材（２６）を備えてい
ることを特徴とする請求項１記載の脊柱の側湾及び偏位
の物理療法用装置。 - 【請求項５】 ベスト（２５）の後部から上方を経て前
部に至る一組のストラップ（１９）を設け、該ストラッ
プは支持環（２０）に支持されたリング（４２）を介し
て横材（１８）から患者（２７）を吊り下げるように
し、該支持環は垂直レール（１４）に固定されたフック
（４１）に吊り下げられ、横材（１８）は行程規制部
（１４ａ）を備えた垂直レール（１４）に接続されて上
下動し、該垂直レール（１４）はプーリー（１７）に掛
けられたケーブル（１６）によりボックス（１５）内を
上下方向に摺動し、該ケーブル（１６）の長さは調整装
置（２１）により規制されるようにしたことを特徴とす
る請求項１又は４記載の脊柱の側湾及び偏位の物理療法
用装置。 - 【請求項６】 患者（２７）を装置（１０）に固定する
手段として、ボックス（２３）に水平支持部材（２２）
を摺嵌し、各水平支持部材の端部には若干湾曲した支持
体（１３）を固定し、該支持体にはクッション材を取り
付けたことを特徴とする請求項１記載の脊柱の側湾及び
偏位の物理療法用装置。 - 【請求項７】 前記ボックス（２３）を垂直部材（１１
ａ）に固定し、該垂直部材を別のボックス（２３ｂ）に
摺嵌し、当該別のボックス（２３ｂ）を更に別のボック
ス（２３ａ）により水平部材（１２）に取り付け、以て
支持体（１３）の位置を垂直方向にも調節し得るように
したことを特徴とする請求項１又は６記載の脊柱の側湾
及び偏位の物理療法用装置。 - 【請求項８】 支持体（１３）を端部に取り付けた１本
の軸（２８）はそれぞれ締め付け手段を備えたボックス
（２９）、（３１）、（３３）内を動き、ちょうねじ
（３８）により角度片（３４）に固定され、締め付け手
段（４１ａ）を備えたボックス（４１）により垂直棒
（４３）と水平部材（１２）とに固定されていることを
特徴とする請求項１記載の脊柱の側湾及び偏位の物理療
法用装置。 - 【請求項９】 湾曲した支持体（１３）は、水平方向に
動く他、ちょうナット（３５ａ）により位置調整可能な
ボックス（３３）に固定された角度片（３４）により回
動軸（３５）を中心として回動させることもできるよう
にしたことを特徴とする請求項８記載の脊柱の側湾及び
偏位の物理療法用装置。 - 【請求項１０】 湾曲した支持体（１３）は、ねじ棒
（３０）と安全ねじ（３２）及びねじ棒（３０）を抱持
するフランジ（２９ａ）、（３１ａ）をそれぞれ突設し
たボックス（２９）、（３１）とにより水平方向に位置
調節可能であることを特徴とする請求項８又は９記載の
脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置。 - 【請求項１１】 患者（２７）の高さを垂直レール（１
４ｂ）における種々の高さに取り付けられたフック（４
１ｂ）により選択して調整装置（２１）により調整し、
可撓性材料により被覆した湾曲した支持体（１３）によ
り患者（２７）を固定した後、支持体（１３）を水平部
材（１２）により水平方向に位置調整すると共に垂直部
材（１１）により上下方向に位置調整した状態で、強さ
と力が調整できる駆動装置（３６）を備えた支持体（１
３）と軸（２８）とにより患者（２７）にせん断力を加
えるようにしたことを特徴とする請求項１記載の脊柱の
側湾及び偏位の物理療法用装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE69107361T DE69107361T2 (de) | 1990-06-15 | 1991-06-14 | Physiotherapiegerät. |
| US07/714,185 US5192305A (en) | 1990-06-15 | 1991-06-14 | Process and apparatus for physiotherapy in scoliosis and deviations of the rachis in general |
| EP91510001A EP0467820B1 (en) | 1990-06-15 | 1991-06-14 | Apparatus for physiotherapy |
| JP22498491A JP3240635B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-08-08 | 脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| ES9001779A ES2025407A6 (es) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | Procedimiento y maquina para la fisioterapia en escoliosis y desviaciones del raquis en general. |
| JP22498491A JP3240635B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-08-08 | 脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542175A true JPH0542175A (ja) | 1993-02-23 |
| JP3240635B2 JP3240635B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=26154479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22498491A Expired - Fee Related JP3240635B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-08-08 | 脊柱の側湾及び偏位の物理療法用装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5192305A (ja) |
| EP (1) | EP0467820B1 (ja) |
| JP (1) | JP3240635B2 (ja) |
| DE (1) | DE69107361T2 (ja) |
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| KR100940729B1 (ko) * | 2007-05-22 | 2010-02-04 | 주식회사 에이치비티 | 척추 측만증 보조기용 체형장치 |
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