JPH054208Y2 - - Google Patents
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- JPH054208Y2 JPH054208Y2 JP18378784U JP18378784U JPH054208Y2 JP H054208 Y2 JPH054208 Y2 JP H054208Y2 JP 18378784 U JP18378784 U JP 18378784U JP 18378784 U JP18378784 U JP 18378784U JP H054208 Y2 JPH054208 Y2 JP H054208Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- exhaust plug
- storage battery
- exhaust
- chamber
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 10
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、蓄電池の充電時に発生する酸素と水
素とを再結合させる触媒を収納した触媒容器と、
その収納室とを有する排気栓に関するものであ
る。
素とを再結合させる触媒を収納した触媒容器と、
その収納室とを有する排気栓に関するものであ
る。
従来技術とその問題点
据置用蓄電池は充電時酸素と水素が発生して電
解液の減少が著しくなる。このため蓄電池の排気
口に、酸素と水素とを再結合させて水を生成させ
る触媒を収納した排気栓が取り付けられ、この水
を蓄電池内に還流させ、補水の間隔を長くしてい
る。しかしながらこの再結合反応は発熱反応であ
るため、電池が大型化し発生する酸素と水素の量
が多くなるにつれて触媒の温度が上昇し、数百度
に達することもある。このため触媒が焼結した
り、発生する水素に引火、爆発する危険性を有し
ていた。上記欠点を解消するため実公昭55−9167
号の如き排気栓が考案されている。この排気栓
は、上端から下端へ貫通する排気路を有し、該排
気路は排気栓内部で触媒層を貫通するとともに下
端開口部が前記触媒層より下方に位置し、触媒の
再結合能力以上に発生した酸素と水素はこの排気
路を通つて外部へ排出され、触媒の温度上昇を抑
制するものである。ところがこのような排気栓で
あつても、大型の据置用蓄電池、特に8000Ah級
の蓄電池の場合には触媒の温度は数百度に達し、
前記欠点を解消せしめるには至らなかつた。これ
は排気路と触媒層とが密着していること及び収納
室が単一であるため触媒層に容易に酸素と水素と
が到達してしまうことによるものと考えられる。
解液の減少が著しくなる。このため蓄電池の排気
口に、酸素と水素とを再結合させて水を生成させ
る触媒を収納した排気栓が取り付けられ、この水
を蓄電池内に還流させ、補水の間隔を長くしてい
る。しかしながらこの再結合反応は発熱反応であ
るため、電池が大型化し発生する酸素と水素の量
が多くなるにつれて触媒の温度が上昇し、数百度
に達することもある。このため触媒が焼結した
り、発生する水素に引火、爆発する危険性を有し
ていた。上記欠点を解消するため実公昭55−9167
号の如き排気栓が考案されている。この排気栓
は、上端から下端へ貫通する排気路を有し、該排
気路は排気栓内部で触媒層を貫通するとともに下
端開口部が前記触媒層より下方に位置し、触媒の
再結合能力以上に発生した酸素と水素はこの排気
路を通つて外部へ排出され、触媒の温度上昇を抑
制するものである。ところがこのような排気栓で
あつても、大型の据置用蓄電池、特に8000Ah級
の蓄電池の場合には触媒の温度は数百度に達し、
前記欠点を解消せしめるには至らなかつた。これ
は排気路と触媒層とが密着していること及び収納
室が単一であるため触媒層に容易に酸素と水素と
が到達してしまうことによるものと考えられる。
考案の目的
本考案は前記欠点を解消する排気栓に関するも
ので、特に大型の据置用蓄電池において、触媒お
よび触媒容器の温度上昇を抑制することにより排
気栓の温度上昇を抑制することを目的としてい
る。
ので、特に大型の据置用蓄電池において、触媒お
よび触媒容器の温度上昇を抑制することにより排
気栓の温度上昇を抑制することを目的としてい
る。
考案の構成
本考案は、排気栓蓋１４と、排気栓外器２とを
一体に形成した蓄電池用排気栓であつて、 前記排気栓蓋１４は、バイパスパイプ３と防爆
フイルター１２とを有するものであり、 前記排気栓外器２は、内部が分割台８によつて
上部収納室４と下部室１０に分割され、該収納室
４に触媒６を収納した触媒容器５が配されている
ものであり、 前記分割台８は、通気口７が形成されているも
のであり、 前記バイパスパイプ３は、上端と下端とが開口
し、上部開口面が前記防爆フイルター１２で覆わ
れ、前記上部収納室４と前記分割台８を貫通し、
下部開口部１１が前記下部室１０に位置すること
を特徴とするものである。
一体に形成した蓄電池用排気栓であつて、 前記排気栓蓋１４は、バイパスパイプ３と防爆
フイルター１２とを有するものであり、 前記排気栓外器２は、内部が分割台８によつて
上部収納室４と下部室１０に分割され、該収納室
４に触媒６を収納した触媒容器５が配されている
ものであり、 前記分割台８は、通気口７が形成されているも
のであり、 前記バイパスパイプ３は、上端と下端とが開口
し、上部開口面が前記防爆フイルター１２で覆わ
れ、前記上部収納室４と前記分割台８を貫通し、
下部開口部１１が前記下部室１０に位置すること
を特徴とするものである。
実施例
以下実施例により説明する。第１図は本考案の
排気栓を蓄電池に取り付けた要部断面図である。
第１図において１は蓄電池、２は排気栓外器、３
はバイパスパイプ、４は上部収納室、５は触媒容
器、６は触媒、７は通気口、８は分割台、９は受
台で触媒容器を載置している。１０は下部室、１
１は下部開口部、１２は防爆フイルター、１３は
蓄電池蓋、１４は排気栓蓋、１５は排気口であ
る。第１図において蓄電池１から発生する酸素と
水素は、初期においては一部が排気口１５より矢
印の如く下部開口部１１へ入り、バイパスパイプ
３を通つて防爆フイルターを介して外部へ排出さ
れるとともに、他は分割台８の通気口７を通り、
触媒容器５内の触媒６との触媒反応により水とな
つて排気口１５から蓄電池１に還流される。本考
案排気栓においては排気栓外器２内の収納室が、
分割台８により上部収納室４と下部室１０とに分
割されているため、前記触媒反応で水が生成して
体積が減少し、上部収納室４は減圧状態となり、
蓄電池１から発生する酸素、水素の大部分はさら
に通気口７を通り上部収納室４に達し触媒反応が
継続する。蓄電池１から発生する酸素、水素の量
が多くなると触媒の温度が上昇し、上部収納室４
内には水が水蒸気化して存在するようになり、さ
らにこの水蒸気もバイパスパイプ３の下端開口部
１１が分割台８より下方にあるために外部へはほ
とんど排出されない。このため蓄電池１から発生
する酸素、水素は上部収納室４内に到達せずにバ
イパスパイプ３から排出され、触媒反応が抑制さ
れ触媒の温度上昇が抑制される。
排気栓を蓄電池に取り付けた要部断面図である。
第１図において１は蓄電池、２は排気栓外器、３
はバイパスパイプ、４は上部収納室、５は触媒容
器、６は触媒、７は通気口、８は分割台、９は受
台で触媒容器を載置している。１０は下部室、１
１は下部開口部、１２は防爆フイルター、１３は
蓄電池蓋、１４は排気栓蓋、１５は排気口であ
る。第１図において蓄電池１から発生する酸素と
水素は、初期においては一部が排気口１５より矢
印の如く下部開口部１１へ入り、バイパスパイプ
３を通つて防爆フイルターを介して外部へ排出さ
れるとともに、他は分割台８の通気口７を通り、
触媒容器５内の触媒６との触媒反応により水とな
つて排気口１５から蓄電池１に還流される。本考
案排気栓においては排気栓外器２内の収納室が、
分割台８により上部収納室４と下部室１０とに分
割されているため、前記触媒反応で水が生成して
体積が減少し、上部収納室４は減圧状態となり、
蓄電池１から発生する酸素、水素の大部分はさら
に通気口７を通り上部収納室４に達し触媒反応が
継続する。蓄電池１から発生する酸素、水素の量
が多くなると触媒の温度が上昇し、上部収納室４
内には水が水蒸気化して存在するようになり、さ
らにこの水蒸気もバイパスパイプ３の下端開口部
１１が分割台８より下方にあるために外部へはほ
とんど排出されない。このため蓄電池１から発生
する酸素、水素は上部収納室４内に到達せずにバ
イパスパイプ３から排出され、触媒反応が抑制さ
れ触媒の温度上昇が抑制される。
第２図は本考案品を用いた蓄電池Ａと前記実公
昭55−9167号の排気栓を用いた蓄電池Ｂとについ
て、種々の充電電流について触媒温度を測定した
ものである。第２図からわかるように本考案品を
用いた蓄電池Ａは、充電電流が800Aに達しても
触媒温度は約200℃の一定値である。
昭55−9167号の排気栓を用いた蓄電池Ｂとについ
て、種々の充電電流について触媒温度を測定した
ものである。第２図からわかるように本考案品を
用いた蓄電池Ａは、充電電流が800Aに達しても
触媒温度は約200℃の一定値である。
考案の効果
実施例において詳述した如く本考案は、触媒お
よび触媒容器の温度上昇を抑制した排気栓を備え
た蓄電池を提供することができ、特に大型の据置
用蓄電池の無補水化を可能にするとともに爆発等
を防止することができる。
よび触媒容器の温度上昇を抑制した排気栓を備え
た蓄電池を提供することができ、特に大型の据置
用蓄電池の無補水化を可能にするとともに爆発等
を防止することができる。
第１図は本考案品を用いた蓄電池の要部断面
図、第２図は本考案品を用いた蓄電池Ａと従来品
を用いた蓄電池Ｂとの触媒温度の比較を示す図で
ある。 １……蓄電池、２……排気栓外器、３……バイ
パスパイプ、４……上部収納室、５……触媒容
器、６……触媒、７……通気口、８……分割台、
９……受台、１０……下部室、１１……下部開口
部、１２……防爆フイルター、１３……蓄電池
蓋、１４……排気栓蓋、１５……排気口。
図、第２図は本考案品を用いた蓄電池Ａと従来品
を用いた蓄電池Ｂとの触媒温度の比較を示す図で
ある。 １……蓄電池、２……排気栓外器、３……バイ
パスパイプ、４……上部収納室、５……触媒容
器、６……触媒、７……通気口、８……分割台、
９……受台、１０……下部室、１１……下部開口
部、１２……防爆フイルター、１３……蓄電池
蓋、１４……排気栓蓋、１５……排気口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 排気栓蓋１４と、排気栓外器２とを一体に形成
した蓄電池用排気栓であつて、 前記排気栓蓋１４は、バイパスパイプ３と防爆
フイルター１２とを有するものであり、 前記排気栓外器２は、内部が分割台８によつて
上部収納室４と下部室１０に分割され、該収納室
４に触媒６を収納した触媒容器５が配されている
ものであり、 前記分割台８は、通気口７が形成されているも
のであり、 前記バイパスパイプ３は、上端と下端とが開口
し、上部開口面が前記防爆フイルター１２で覆わ
れ、前記上部収納室４と前記分割台８を貫通し、
下部開口部１１が前記下部室１０に位置すること
を特徴とする、 蓄電池用排気栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18378784U JPH054208Y2 (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18378784U JPH054208Y2 (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199364U JPS6199364U (ja) | 1986-06-25 |
| JPH054208Y2 true JPH054208Y2 (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=30741279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18378784U Expired - Lifetime JPH054208Y2 (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054208Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002199836A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Nippon Eisei Center:Kk | 調湿兼シロアリ防除具 |
-
1984
- 1984-12-03 JP JP18378784U patent/JPH054208Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002199836A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Nippon Eisei Center:Kk | 調湿兼シロアリ防除具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6199364U (ja) | 1986-06-25 |
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