JPH0541876U - 筆 洗 - Google Patents

筆 洗

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JPH0541876U
JPH0541876U JP9291291U JP9291291U JPH0541876U JP H0541876 U JPH0541876 U JP H0541876U JP 9291291 U JP9291291 U JP 9291291U JP 9291291 U JP9291291 U JP 9291291U JP H0541876 U JPH0541876 U JP H0541876U
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JP
Japan
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side wall
tank
edge band
inner tank
shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9291291U
Other languages
English (en)
Inventor
守央 西村
Original Assignee
株式会社コクテイ西村
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Application filed by 株式会社コクテイ西村 filed Critical 株式会社コクテイ西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に安定した状態で外,内槽を連結でき
るとともに、携行時に格納された内槽を確実に保持する
ことのできる筆洗いを提供すること。 【構成】 互いに重ね合せ可能に形成された外槽10と内
槽20とからなる筆洗である。外槽10は、一側壁11底部に
少なくとも1個の被係合部12を有し、他の側壁上端部に
外方へ突出した縁帯13を周設し、かつ縁帯13の外形より
もやや大きい内側形状に形成されるとともにその内側形
状より内方へ膨出した握り部16を有し縁帯13の一側壁11
近傍に枢着された把手15を備える。内槽20は、一側壁21
底部に被係合部12に係合可能な少なくとも1個の係合部
23を有し、一側壁21上部に外槽10の一側壁11上部を挟持
可能な挟持部24を有し、他の側壁上端部に外方へ突出し
た縁帯25を周設し、かつ一側壁21に対向した縁帯25に、
格納位置にある把手15握り部16の膨出部17と弾性的に係
合可能な押止部26を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、互いに重ね合せ可能な外槽と内槽とから構成された筆洗に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、水彩画等の絵画を描く際に、筆洗い水を充たして絵筆を洗浄する筆洗が 用いられている。このような筆洗は、例えば重ね合せ可能な外槽と内槽とを有し 、携行時には互いに重ね合せて持ち運びを容易にし、使用時にはそれらを背中合 せに並べて連結して使用するように構成されていた(例えば、実公昭46−17 702号および実開平2−124190号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来構成の筆洗においては、使用時に一方の槽の側壁上部 に設けられた連結片が、他方の槽の側壁上部に係合し、両槽が上部のみで連結さ れているため、両槽の一体化が弱く、槽の底面部に横方向の外力が加わったとき 連結が外れ易いという問題があった。
【0004】 また、携行時には、把手が槽外方に突出して嵩ばるとともに、格納された内槽 の保持が不確実であるという問題があった。
【0005】 この考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的とする ところは、使用時に安定した状態で外,内槽を連結できるとともに、携行時に格 納された内槽を確実に保持することのできる筆洗を提供しようとするものである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するためになされたものであり、互いに重ね合せ 可能に形成された外槽と内槽とからなる筆洗であって、前記外槽は、一側壁底部 に少なくとも1個の被係合部を有し、他の側壁上端部に外方へ突出した縁帯を周 設し、かつ前記縁帯の外形よりもやや大きい内側形状に形成されるとともにその 内側形状より内方へ膨出した握り部を有し前記縁帯の一側壁近傍に枢着された把 手を備え、前記内槽は、一側壁底部に前記被係合部に係合可能な少なくとも1個 の係合部を有し、該一側壁上部に前記外槽の一側壁上部を挟持可能な挟持部を有 し、他の側壁上端部に外方へ突出した縁帯を周設し、かつ前記一側壁に対向した 縁帯に、格納位置にある前記把手握り部の膨出部と弾性的に係合可能な押止部を 備えてなることを特徴とする筆洗である。
【0007】
【作用】
この考案は上記のように構成されたものであり、内槽の挟持部が外槽の一側壁 上部を挟持するとともに、内槽の係合部が外槽の被係合部に係合して、両槽が各 々の一側壁の上部と底部において一体的に連結する。
【0008】 携行時には、外槽内に格納された内槽の縁帯の押止部に格納位置にある把手握 り部が弾性的に係合して、外槽による内槽の保持を確実に行う。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図において1は筆洗であり、筆洗1は使用状態において平面形が異形6角形 状となるように形成されており、対向する2角部を結ぶ対角線によって略2分さ れた外槽10と、内槽20とから構成されている。
【0011】 外槽10は、上記対角線に沿う一側壁である対向壁11を有し、対向壁11の 底部には外方へ湾曲状に突出するとともに垂直方向の貫通孔をもった1対の被係 合部12を有している。また、他の側壁上端部には、外方へ突出するとともに下 向きの縁辺を有する縁帯13が周設されており、縁帯13の対向壁11の近傍の 枢着部19に把手15が枢着されている。
【0012】 把手15は、内側形状が縁帯13の外形よりやや大きく形成されるとともに、 中央部に握り部16が形成されている。握り部16は、上記内側形状より内方へ 膨出した膨出部17が形成されており、更に把手15が格納位置(略水平状態) にあるとき、垂直方向に貫通する筆挿し孔18a,18b,18acが穿設され ている。
【0013】 内槽20は、槽主体が外槽10内に格納可能に形成されており、上記対角線に 沿う一側壁である対向壁21を有し、対向壁21の底部には、被係合部12全体 を収容可能な凹部22が形成されている。凹部22には、被係合部12内に嵌入 されて係合する係合部23が垂下状に設けられている。また対向壁21の上部に は、外方へ突出するとともに下向きの縁辺を有し、外槽10の対向壁11上部を 挟持する挟持部24が形成されている。なお、係合部23の下端位置(底面から の高さ位置)と挟持部24の下端位置(底面からの高さ位置)は、内槽20を外 槽10に背中合せにして上から落し込むようにして連結するとき、挟持部24下 端と対向壁11上端とが係合部23下端と被係合部12上端との係合より先に係 合する寸法に設定されている。
【0014】 更に内槽20の他の側壁上端部に、外方へ突出するとともに下向きの縁辺を有 し平面形が縁帯13とほぼ相似の縁帯25が周設されている。この縁帯25の対 向壁21に対向する部位には、平面円弧状に湾入した押止部26が形成されてい る。また押止部26の内方には、半円形の皿部27が形成されており、皿部27 と対向壁21との間に、内槽20を2分する仕切壁28が設けられている。
【0015】 このように構成された筆洗1は、使用に際しては、外槽10と内槽20とを、 それぞれの対向壁11と対向壁21とを向い合せ、内槽20を僅かに持ち上げる とともに、両対向壁11,21を接触させて内槽20を下方へ押しつけるように する。このとき、先ず挟持部24が対向壁11上部を挟持し、続いて係合部23 が被係合部12に嵌入して係合する。これにより外槽10と内槽20との連結は 完了し、両槽はそれぞれの上部と底部とで、確実に一体的に連結され、連結が容 易に行えるとともに、外,内槽10,20の底面部に横方向の外力が加わっても 安定して連結状態を保持する。
【0016】 携行に際しては、連結状態において内槽20を僅か上方に押上げることにより 、外,内槽10,20の連結が外れる。この内槽20を外槽10の中へ、それぞ れの対向壁11,21が隣り合うようにして重ね合せて格納する。このとき、外 槽10の把手15は、回動して、その握り部16が縁帯13上に位置する格納位 置にある。そして、内槽20が外槽10内に格納されたとき、その押止部26が 握り部16の膨出部17に当接し、押止部26は膨出部17により弾圧状態とな って固定される(図4,5参照)。このように携行時においては、把手15は、 外,内槽10,20の各縁帯13,25に沿った格納位置にあるとともに、内槽 20の抜け出しを防止する。
【0017】 なお、この考案は上述の説明及び図例に限定されることなく、この考案の技術 的思想から逸脱しない範囲において、その実施態様を変更することができる。例 えば、内槽の対向壁は一体として形成してもよい。また、被係合部および挟持部 ,係合部は、それぞれ外,内槽の何れに設けられたものであっても同様な作用, 効果を奏する。
【0018】
【考案の効果】
この考案の筆洗は、上記のような構成なので、使用時に、外槽と内槽とのそれ ぞれの対向壁の上部と底部で係合して一体的に連結されるので、両槽の底面部に 横方向の外力が加わっても安定した状態で連結を保持し、外れを防止することが できる。
【0019】 また携行時に、把手は外,内槽の各縁帯に沿った格納位置にあるとともに、重 ね合された内槽の縁帯を把手握り部が弾性的に押圧して固定し、内槽の抜け出し を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の筆洗の使用状態を示す斜
視図。
【図2】図1のAーA線断面図。
【図3】同じく両槽を分離した状態を示す斜視図。
【図4】同じく重ね合せた状態を示す斜視図。
【図5】同じく重ね合わせた状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 筆洗 10 外槽 12 被係合部 13,25 縁帯 15 把手 16 握り部 17 膨出部 23 係合部 24 挟持部 26 押止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ね合せ可能に形成された外槽と
    内槽とからなる筆洗であって、 前記外槽は、一側壁底部に少なくとも1個の被係合部を
    有し、 他の側壁上端部に外方へ突出した縁帯を周設し、 かつ前記縁帯の外形よりもやや大きい内側形状に形成さ
    れるとともにその内側形状より内方へ膨出した握り部を
    有し前記縁帯の一側壁近傍に枢着された把手を備え、 前記内槽は、一側壁底部に前記被係合部に係合可能な少
    なくとも1個の係合部を有し、 該一側壁上部に前記外槽の一側壁上部を挟持可能な挟持
    部を有し、 他の側壁上端部に外方へ突出した縁帯を周設し、 かつ前記一側壁に対向した縁帯に、格納位置にある前記
    把手握り部の膨出部と弾性的に係合可能な押止部を備
    え、 てなることを特徴とする筆洗。
JP9291291U 1991-11-13 1991-11-13 筆 洗 Withdrawn JPH0541876U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9291291U JPH0541876U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 筆 洗

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JP9291291U JPH0541876U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 筆 洗

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JPH0541876U true JPH0541876U (ja) 1993-06-08

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JP9291291U Withdrawn JPH0541876U (ja) 1991-11-13 1991-11-13 筆 洗

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