JPH0541867U - セラミツク製ペン先体 - Google Patents

セラミツク製ペン先体

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JPH0541867U
JPH0541867U JP9774291U JP9774291U JPH0541867U JP H0541867 U JPH0541867 U JP H0541867U JP 9774291 U JP9774291 U JP 9774291U JP 9774291 U JP9774291 U JP 9774291U JP H0541867 U JPH0541867 U JP H0541867U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
nib
shaft
tubular
pen tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP9774291U
Other languages
English (en)
Inventor
和雄 酒井
芳裕 和田
正光 長濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0541867U publication Critical patent/JPH0541867U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック製ペン先は、製造に焼結処理を必
要として安価なものにし難いので、部品点数の削減、共
通部品の使用可能化、筆記具への組立容易化といった全
体的観点からの有利さを有するものとする。 【構成】 管状ペン先部1、インキ誘導部材Cの取付部
となる第2孔部4とともに、軸Dとの嵌合部8、空気孔
11も有するペン先体Aとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
小管式筆記具の先体として使用されるセラミック製のペン先体に関する。
【0002】
【従来の技術】
小管式筆記具の管状のペン先としてセラミック製のものを用いることはよく知 られている。耐摩耗性に優れるので、小管式筆記具の大きな長所である筆跡幅の 一定性を長期にわたって確保できる。
【0003】 このセラミック製管状ペン先は、通常、一定径のもの、即ち、直管状のものが 使用されている。直管状のものであれば、押出成形、所望長切断、焼結処理、ま た、書き味を滑らかにする研摩処理を適宜順序でなすことにより、寸法精度を十 分管理した状態で量産が可能である。
【0004】 これに対し、小管式筆記具の管状ペン先としては、直管状でないものもある。 一例は、後部を大きな内径部としたもので、この内径部にインキ誘導部材を内挿 するようにしたものもある(実開平2−112488号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
直管状のものは、非直管状のものよりも確かに製造し易い。しかし、セラミッ ク製である以上、直管状、非直管状、いずれにしても、焼結処理を施して製造さ れるので、製造加工費がその分高くならざるを得ない点では同様である。
【0006】 これを考慮すると、非直管状ではあっても他の機能を付加することによって、 従って、単なるペン先ではなくペン先体とすることによって、例えば、部品点数 の削減、共通部品の使用可能化、筆記具への組立容易化といったことを図ること ができれば、全体としてはむしろ有利にもなり得る。
【0007】 この点、後部を大きな内径部としてインキ誘導部材を内挿するようにするだけ では、まだ決して十分ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、小管式筆記具のペン先体であって、細杆体を摺動可能に挿入し得る 管状ペン先部と、前記ペン先部へインキを供給するインキ誘導部材の取付部と、 軸との嵌合部と、空気孔とを有してなるセラミック製のペン先体を要旨とする。
【0009】
【実施例】
添付図1に一例を示す。筆記具に組み立てたものとしてあるが、参照符号Aで 示すのがペン先体で、アルミナ、マグネシア、ジルコニア、炭化珪素、炭化チタ ン、炭化タングステン、窒化硼素、窒化珪素、窒化チタン、タルク、カオリン、 ベントナイトなど適宜のものからなるセラミック製である。焼結粉末を賦形材及 び必要に応じて使用する焼結助材などとともに混練したものを適宜射出成形によ り成形し、焼結処理など施せばよい。
【0010】 ペン先体Aは、先端(図面下端)に適宜長さの管状ペン先部1を有する。この 管状ペン先部1の内孔2は、後方(図面上方)に向って順に内径が大きくなる、 第1孔部3、第2孔部4、第3孔部5と連通している。ここで、第1孔部3は、 内孔2に摺動可能に挿入される、金属や合成樹脂など適宜材質からなる細杆体B の後部が位置するインキ溜り部となっており、第2孔部4は、繊維収束体や連通 多孔質発泡体などからなるインキ誘導芯体Cの先端部を位置決め挿入する部分、 即ち、本例のものにおける、インキ誘導部材の取付部となっており、また、第3 孔部5は、第2孔部4の後壁6から後方に向かって突出する内筒部7の内孔とな っている。
【0011】 また、ペン先体Aの後部は、軸Dとの圧入による嵌合部8となっている。螺合 など他によるものとすることもできるが、あまり複雑な形状にはしない方が好ま しい。但し、一般に、焼結処理は収縮を伴い、寸法ばらつきが増えることを考慮 して凸部9を有するものとしてある。凸部9としては、環状その他の適宜形状の ものを適宜数形成でき、例えば、内側を比較的弾力性に富む軟質の合成樹脂とす る積層押出成形により軸Dを得ておき、この軸Dに大きく埋入されるようなもの とすることもできる。
【0012】 軸Dとの嵌合部8の内部10は中空状になっており、前記した内筒部7は、こ の中空状の内部10に突出している。また、この中空状の内部10に連通するよ うに、空気孔11が内筒部7の外側の後壁6に内部開口する適宜横断面の長手方 向孔として形成されている。
【0013】 また、軸Dとの嵌合部8の後端12は、軸Dに収容されたインキ吸蔵体Eの受 承部となっている。即ち、本例のものは、インキ吸蔵体式筆記具とか中綿式筆記 具とかと一般に称されるタイプの筆記具の一例であり、後端12には、空気孔1 1を通って侵入した空気をインキ吸蔵体Eの後端側へ移行できるようにする凹部 13を形成してある。尚、参照符号Fは尾栓を示すが、軸Dそのものを有底にし ておくこともできる。
【0014】 ペン先体Aの全体形状は適宜にできる。図1に示したものと基本的に同一の部 位には同一の参照符号を付したが、図2に示すのも一例であり、図2のペン先A は、プロッタなどの自動製図機用ペンとする場合に好適な形状のものとなってい る。即ち、図1に示したものと比較すると、軸Dからの突出長が短く、軸Dとの 嵌合部8の嵌合長が長く、これらにより、軸Dとの同軸性が向上されたものとな っている。また、使用時の激しい上下動によるインキ誘導部材Cの位置ずれを抑 制するために、内筒部7の突出長を長くし、内孔である第3孔部5にインキ誘導 部材Cに圧入力を付与するリブ14を放射状に設けてある。
【0015】 図示はしないが、その他にも種々なせる。例えば、図示したものは、第1孔部 3に自己弾性を発揮するよう後部が変形する細杆体Bを収容するものとしたが、 第1孔部3を、細杆体の後端を受承する弾性含液体の収容部として好ましい形状 のものとしたり、また例えば、内筒部7及びその内孔である第3孔部5を有さな いものとし、空気孔11を中空状内部10の前方部内側壁に内部開口するものと したりすることもできる。
【0016】
【考案の効果】
本考案のペン先体は、小管式筆記具のセラミック製ペン先としてだけでなく、 また、インキ誘導芯体を取り付けるものとしただけでなく、軸との嵌合部も有す るものとしたことにより、直管状ペン先、あるいは、非直管状のものでも、従来 は実際上絶対的と言えるほど必要とされたチップホルダ−を必要としなくなり、 更に、筆記具にとって、加圧式などとする例外的な場合を除き、基本的に必要な 空気孔という主要構造部も有するものとしたことにより、軸など筆記具に組み立 てるにあたり使用される他の部材に付与する制約も少なくてすみ、部品点数の削 減、共通部品の使用可能化、筆記具への組立容易化などに大きく寄与できる利点 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠縦断面図。
【図2】本考案の別の一実施例を示す一部切欠縦断面
図。
【符号の説明】
A ペン先体 1 管状ペン先部 2 管状ペン先部の内孔 3 第1孔部 4 第2孔部 5 第3孔部 6 第2孔部の後壁 7 内筒部 8 軸との嵌合部 9 凸部 10 軸との嵌合部の内部 11 空気孔 12 軸との嵌合部の後端 13 凹部 14 リブ B 細杆体 C インキ誘導部材 D 軸 E インキ吸蔵体 F 尾栓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小管式筆記具のペン先体であって、細杆
    体を摺動可能に挿入し得る管状ペン先部と、前記ペン先
    部へインキを供給するインキ誘導部材の取付部と、軸と
    の嵌合部と、空気孔とを有してなるセラミック製のペン
    先体。
JP9774291U 1991-10-31 1991-10-31 セラミツク製ペン先体 Pending JPH0541867U (ja)

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JP9774291U JPH0541867U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 セラミツク製ペン先体

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JP9774291U JPH0541867U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 セラミツク製ペン先体

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JPH0541867U true JPH0541867U (ja) 1993-06-08

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