JPH0541813Y2 - - Google Patents

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JPH0541813Y2
JPH0541813Y2 JP1987112173U JP11217387U JPH0541813Y2 JP H0541813 Y2 JPH0541813 Y2 JP H0541813Y2 JP 1987112173 U JP1987112173 U JP 1987112173U JP 11217387 U JP11217387 U JP 11217387U JP H0541813 Y2 JPH0541813 Y2 JP H0541813Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装されたプラスチツク製品等を乾
燥する場合に用いる乾燥機の技術分野で利用され
るものであつて、具体的には、乾燥作業を能率良
く、而も、確実に行なうことができる遠赤外線式
乾燥装置に関する。
〔従来の技術〕 塗装済みプラスチツク製品の仕上げ乾燥等に用
いる従来の乾燥機は、搬送用チエーンとかコンベ
ヤによつて搬送されるハンガー(ゲージ)の通路
に面して電気ヒータを取付け、このヒータが上記
ハンガーに載せられて搬送されて来る製品を順番
に乾燥する仕組に成つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
所が、上記構成の乾燥機は、搬送用チエーンと
かコンベヤ等によつて構成された搬送機の一端口
を製品の搬入口とし、他端口を乾燥済み製品の取
出口としている関係で、乾燥作業に少くとも製品
を搬入する係員と、製品を取り出す係員の計2名
が必要と成り、1人で搬入と取出しの両方を行な
うことは不可能であつた。
また、電気ヒータによる乾燥は一般的に60℃前
後で行なわれるが、この方法によると、塗装を完
全に乾燥させるには可成り長い時間電気ヒータに
当てる必要があつて、乾燥作業が遅くなる問題が
あると共に、時間の経過に従つて昇温が進んで、
電気ヒータの入口部分では80℃以上に上昇するた
め、電気ヒータの中で乾燥する前に製品が急激な
加温で変形してしまうとか、塗装面に変調を来す
と云つた問題があつた。
更に、70℃前後にて乾燥された製品は、35℃前
後に降温しないと塗装の乾燥状態が不確実であつ
て、それ以前に取出す塗装面に指跡等が残つて塗
装を痛める問題があるため、上記従来の乾燥機で
は降温する迄の間製品の取出しが行なえず、乾燥
作業終了迄のサイクル時間が長く成ると云つた問
題もあつた。
従つて本考案の技術的課題は、1人で製品の搬
入と取出しを行なうことができ、また製品の塗装
乾燥を低温で而も短時間で行ない、更に、ヒータ
入口での高温化を防止して、乾燥温度の均一化を
図ると共に、乾燥製品の冷却も効率良く行なつ
て、製品取出し迄のサイクル時間を可及的に短く
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に於
いて講じた手段は以下の通りである。
塗装済みの製品を搬送用チエーンに取付けたハ
ンガーに載せて搬送しながら乾燥させる乾燥機に
於いて、 (1) 上記搬送用チエーンの搬送経路を製品の搬入
口と取出口を機体の一側に設けた作業口とした
循環式構造にすること。
(2) この機体の内奥部分には複数本の遠赤外線ヒ
ータを搬送経路の両側に上下多段に配設した乾
燥部を設けて、この乾燥部の内部を搬送用チエ
ーンによつて各ハンガーが上から下に向けて垂
直に搬送移動するように構成すること。
(3) 上記機体内の上部には上記乾燥部の入口上側
部に向けて風を送る攪拌用フアンを取付けるこ
と。
(4) 同じく機体内に下部には、乾燥部の出口より
上記作業口に至る取出し経路を挾んでその左右
両側に2台の冷却用フアンを搬送方向に位置を
ずらして取付けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、搬送用チエーンの搬送経路
が循環構造に成つているから、これから乾燥さ
せる塗装製品をハンガーに載せる搬入作業と、
乾燥された製品をハンガーから取出す取出作業
を、1人の係員で省力的に行なうことを可能に
する。
上記(2)の要素は、波長の長い遠赤外線を直接
製品に照射、吸収させて乾燥を行なうため、電
気ヒータに比較して低い温度で、而も、短時間
で塗装の乾燥を行なうことを可能にする。
上記(3)の要素は、乾燥部入口部分に上昇して
来る熱気を攪拌用フアンによつて攪拌して、機
体の内部上室の温度を均一化するため、乾燥部
入口部分での急激な加温を防止し、製品を先ず
温度が均一化された機体の内部上室で予備乾燥
し、次いで、乾燥部内で本乾燥するから、製品
の変形とか塗装面の変調等を防止して、優れた
乾燥効果を発揮することを可能にする。
上記(4)の要素は、遠赤外線ヒータによる乾燥
を受けた製品を、左右2台の冷却用フアンが素
早く取出し可能温度に冷却するから、製品搬入
から取出し迄のサイクル時間を短縮することが
できると共に、左右2台の冷却用フアンはその
取付位置を搬送方向にずらして設けているた
め、左右から送られる風が相互に干渉を受ける
ことなく製品に効率良く作用して、優れた冷却
効果を発揮することを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によつて上
述した技術的課題を解決して、前記従来の問題点
を解消することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係る遠赤外線式乾燥
装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明する。
第1図乃至第3図の於いて、符号1で全体的に
示したんは乾燥機の機体であつて、1aは前面部
に開口した製品の搬入口と取出口を兼ねた作業口
を示す。第3図に於いて3a,3b,3c,3
d,3e並びに3fは機体1内の適所に架設した
スプロケツトで、これ等各スプロケツト3a〜3
f間にはエンドエスの搬送用チエーン4が掛渡さ
れていて、上記作業口1aの部分をスタート/エ
ンドとする循環経路が構成されている。また、こ
のチエーン4には間隔的に多数のハンガー5……
が取付けられていて、塗装済み製品(図示せず)
が載置自在に構成されている。3は前記スプロケ
ツト3aと同軸に取付けた駆動輪で、モータ2の
回転を伝達機構2aを介してこの駆動輪3に伝え
ることによつて、チエーン4を第3図に於いて矢
印方向(反時計回転方向)に搬送回転する仕組に
成つている。
6は上記搬送用チエーン4の縦降下経路部分に
縦型に設けた乾燥部であつて、上記チエーン4用
通路の両側は、ハンガー5に載せられて搬送中の
製品を60℃前後に加温乾燥するために、上記の乾
燥部6を構成する複数本の遠赤外線ヒータ6a…
…が左右1段ずつ上下に位置をずらせて配設され
ていて、各ハンガー5は搬送用チエーン4によつ
てこの乾燥部6の内部を上から下に向けて垂直に
搬送移動するように構成されている。また、6b
……は各ヒータ6a……に付設した反射用のカサ
である。
次に、7は機体1の前部内壁面の部分に上記乾
燥部6の上側部に向けて取付けた攪拌用フアン
で、このフアン7は乾燥部6の上部入口部分から
上昇して来る熱気を拡散対流させて、機体1内の
上側部に熱気が停滞しない様にしている。また、
8と9は上記乾燥部6の下側部で、且つ、上記作
業口1a(取出口)に至る取出し搬送経路の水平
部を挾んでその左右両側に搬送方向い位置をずら
せて設けた左右2台の冷却用フアンで、乾燥部6
で加熱乾燥された塗装製品は、これ等両フアン
8,9から風を受けて35℃前後の取出し可能温度
に冷却され、前記作業口1aに向けて搬送される
仕組に成つている。
尚、図中1cは機体1を移動する場合に用いる
キヤスタで、10はストツパを示す。また第1図
と第3図に於いて1nは機体1の両側に張設した
金属ネツトを示し、更に、第2図に於いて1t,
1tは機体1の背面に設けた点検用ドアーを示
す。
本考案に係る遠赤外線式乾燥装置は以上述べた
如き構成であるから、モータ2を起動して各ハン
ガー5……の搬送を行ないながら、作業口1aよ
り塗装済み製品を順々にハンガー5……に載せて
行くと、各製品は搬送用チエーン4の移動に従つ
て次第に乾燥部6に向けて移送される。
この時、各製品は乾燥部6内に入る前に、機体
いちの内部上室に於いて、乾燥部6から上昇さ
れ、且つ、攪拌用フアン7によつて拡散対流され
て温度が均一化された熱気の中を通るから、ここ
に於いて予備乾燥を受けると共に、次いで、乾燥
部6内に入つて各遠赤外線ヒータ6a……による
本乾燥を受けるから、製品の塗装はいきなり高温
による乾燥を受ける場合よりも!?かに好条件の基
で段階的に乾燥され、塗装の剥離とか製品の変形
が防止される。
また、乾燥部6内に於ける遠赤外線ヒータ6a
……による乾燥は、60℃前後の低温で、而も、短
時間で行なうことができる。
更に、乾燥部6を通過後の製品は、両側から冷
却用フアン8,9の風を受けて直ちに35℃前後の
取出可能温度に冷却されるが、左右の冷却用フア
ン8,9は搬送方向に位置をずらして取付けられ
ているから、両側から送られて来る風が相互に干
渉されずに製品を効率良く冷却することができる
ため、これ等冷却用フアン8,9の間を通過した
製品はそのまま前後作業口1aの部分で乾燥済み
製品として取出すことができ、従つて、作業口1
aから搬入して取出す迄の乾燥に要する1サイク
ルの時間を大幅に短縮することを可能にする。
第4図は上述した本考案に係る乾燥装置の使用
例を示した説明図であつて、図示の如く乾燥機1
と製品棚車11並びに塗装ブース12を配置すれ
ば、今迄最低でも2〜5人の係員を必要としてい
た塗装と乾燥の各作業を、たつた1人でも充分に
遂行し得る優れた省力的効果を発揮可能とするも
のである。
〔効果〕
本考案に係る遠赤外線式乾燥装置は以上述べた
如くであるから、塗装済み製品の乾燥を遠赤外線
を用いて低温にて速やかに、また、塗装とか製品
自身を痛めることなく段階的に安全に行なうこと
ができ、而も、乾燥済み製品の取出しも左右の冷
却用フアンによる効果的な強制冷却によつて速や
かに行なえて、製品の搬入から取出し迄の1サイ
クルの時間を大幅に短縮して作業の迅速化を可能
にする優れた利点を発揮できるものであつて、例
えば、プラスチツク塗装製品の乾燥等に用いて洵
に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る遠赤外線式乾燥装置の全
体構成を示した前面斜視図であつて、第2図はド
アーを開いた状態の背面図、第3図は内部構造を
示した断面図、第4図は本考案の使用例を示した
説明図である。 1は乾燥機の機体、1aは作業口、2はモー
タ、3a〜3fはスプロケツト、4は搬送用チエ
ーン、5はハンガー、6は乾燥部、6aは遠赤外
線ヒータ、7は攪拌用フアン、8と9は冷却用フ
アン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 塗装済みの製品を搬送用チエーン4に取付けた
    ハンガー5……に載せて搬送しながら乾燥させる
    乾燥機に於いて、 上記搬送用チエーン4の搬送経路を製品の搬入
    口と取出口を機体1の一側に設けた作業口1aと
    した循環式構造と成し、この機体1の内奥部分に
    は複数本の遠赤外線ヒータ6a……を搬送経路の
    両側に上下多段に配設した乾燥部6を設けて、こ
    の乾燥部6の内部を搬送用チエーン4によつて各
    ハンガー5……が上から下に向けて垂直に搬送移
    動するように構成すると共に、上記機体1内の上
    部には上記乾燥部6の入口上側部に向けて風を送
    る攪拌用フアン7を取付け、同じく機体1内の下
    部には、乾燥部6の出口より上記作業口1aに至
    る取出し経路を挾んでその左右両側に2台の冷却
    用フアン8,9を搬送方向に位置をずらして取付
    けたことを特徴とする遠赤外線式乾燥装置。
JP1987112173U 1987-07-22 1987-07-22 Expired - Lifetime JPH0541813Y2 (ja)

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JP1987112173U JPH0541813Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22

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JPS6417378U JPS6417378U (ja) 1989-01-27
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