JPH0541776U - 屋外装飾用粘着シート - Google Patents

屋外装飾用粘着シート

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Publication number
JPH0541776U
JPH0541776U JP9785591U JP9785591U JPH0541776U JP H0541776 U JPH0541776 U JP H0541776U JP 9785591 U JP9785591 U JP 9785591U JP 9785591 U JP9785591 U JP 9785591U JP H0541776 U JPH0541776 U JP H0541776U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive sheet
outdoor decoration
sheet
layer
polyvinyl chloride
Prior art date
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Pending
Application number
JP9785591U
Other languages
English (en)
Inventor
良弘 黒山
義雄 吉田
Original Assignee
山陽国策パルプ株式会社
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Publication date
Application filed by 山陽国策パルプ株式会社 filed Critical 山陽国策パルプ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐水性に優れ、大きなサイズの絵や写真を容
易に記録することのできる、屋外装飾用粘着シートを提
供すること。 【構成】 ポリ塩化ビニルシートの一方の面に、樹脂層
を介してシリカを60重量%以上含有する記録層を設け
ると共に、他方の面に順次粘着剤層及び剥離紙層を設け
て成る屋外装飾用粘着シート。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は屋外装飾用粘着シートに関し、特に広告用看板等に使用される水性顔 料インクを用いた記録に好適な、耐候性に優れた屋外装飾用粘着シートに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、広告用看板等は人手により描かれていたが、近年、CAD関連技術の進 歩に伴い、着色ポリ塩化ビニルシート等を直接コンピューターで切り抜き、広告 用屋外装飾に供することが行われている。この方法は、文字や図形を表示する場 合に適しているが、複雑な図形や写真等を表すのには極めて不都合であり、より 簡単且つ迅速に、絵や写真を大きなサイズで出力する方法が求められていた。
【0003】 一方、最近のインクジェット技術の進歩は、大きなサイズで絵や写真を出力す ることを可能としたが、記録媒体が紙であるため耐水性が不十分であり、従来、 屋内用途に限られるという欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者等は、上記欠点を解決すべく種々検討した結果、支持体をポリ塩化ビ ニルシートとすると共に、その一方の表面に、比表面積の大きなシリカを一定量 以上含有せしめた記録層を設けることにより、耐水性に優れ、その記録体を屋外 で使用することができること、及び、前記支持体の他方の面に粘着性を付与して おくことにより、広告用看板等に対する使用勝手が極めて良好となることをを見 出し、本考案に到達した。 従って本考案の目的は、耐水性に優れ、大きなサイズで絵や写真を表示するこ とのできる屋外装飾用粘着シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の上記の目的は、ポリ塩化ビニルシートの一方の面に、樹脂層を介して シリカを60重量%以上含有する記録層を設けると共に、他方の面に順次粘着剤 層及び剥離紙層を設けて成る屋外装飾用粘着シートによって達成された。
【0006】 次に、本考案を図面を参照しながら更に詳しく説明する。 図1は本考案の屋外装飾用粘着シートの断面図、図2はその使用時の状態図で あり、図中、符号1はインク記録層、2はポリ塩化ビニルシート、3は粘着剤層 、4は剥離紙、及び5は被着体である。 本考案で使用できるポリ塩化ビニルシートの厚さは30μm以上であることが 好ましく、特に50〜100μmであることが好ましい。
【0007】 ポリ塩化ビニルシート上に設けられるインク記録層は、主としてシリカとバイ ンダーから成る。シリカの比表面積は200m2 /g以上、好ましくは250〜 800m2 /gであり、バインダーとしてはポリビニルアルコール、ポリビニル ピロリドン、でんぷん、カルボキシメチルセルロース等の親水性樹脂を使用する 。このような構成とすることにより、作業性及び環境適合性に優れた水性顔料を 分散したインク(以下水性顔料インクとする)に対する記録性を良好なものとす ることができる。
【0008】 上記水性顔料インクとは、着色顔料を水に分散したものであり、その具体例と しては、例えばグラビアインク、フレキソインク等の水性印刷インクを挙げるこ とができるが、特に、インクジェット用に調製されたものが好ましい。
【0009】 本考案においては、記録画像を屋外の広告や装飾等に使用することができるよ うに、前記親水性樹脂に対する架橋剤を用いて耐水性を良好なものとすることが 好ましい。架橋剤としては、例えばグリオキザール、メチロールメラミン等が挙 げられる。又、シリカの配合率は、記録性の観点から60重量%以上とすること が好ましい。
【0010】 記録層の塗工量としては5〜20g/m2 が好適である。塗工液は、上記各種 の素材を水に溶解又は分散させて調製するが、その濃度は10〜40重量%とす ることが好ましい。
【0011】 ポリ塩化ビニルシートと記録層の間に介在せしめる樹脂層に用いられる樹脂と しては、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル等の樹脂 が適当であり、その塗工量は0.1〜5g/m2 が好適である。 塗工は、上記樹脂を有機溶剤に溶解したもの、若しくは水に分散又は乳化した 塗工液を使用して、公知の方法によって容易に行うことができる。
【0012】 粘着剤層は、シリコーン樹脂等で剥離処理した紙又はフィルムの剥離シート上 に粘着剤を塗工して乾燥した後、基紙等に貼合する、いわゆる転写塗工法により 形成することが好ましい。従って粘着剤としては、溶剤系、水系いずれのものも 使用することができる。粘着剤の塗工量は10〜30g/m2 であることが好ま しい。
【0013】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案のシートは、ポリ塩化ビニルシートの表面に、水性 顔料を含有するインクの受容性に優れた記録層を有しているので、水性顔料イン クプリンターを用いて、大型で複雑な図形や写真を簡単且つ迅速に記録すること ができ、しかも耐水性に優れている上被着体への貼付が容易であるので、屋外装 飾用として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の屋外装飾用粘着シートの断面図。
【図2】本考案の屋外装飾用粘着シートの使用状態を表
す図である。
【符号の説明】
1・・・水性顔料インク記録層 2・・・ポリ塩化ビニルシート 3・・・粘着剤層 4・・・剥離紙 5・・・被着体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニルシートの一方の面に、樹
    脂層を介してシリカを60重量%以上含有する記録層を
    設けると共に、他方の面に順次粘着剤層及び剥離紙層を
    設けて成る屋外装飾用粘着シート。
  2. 【請求項2】 ポリ塩化ビニルシートの厚さが、30μ
    m以上である請求項1に記載の屋外装飾用粘着シート。
  3. 【請求項3】 記録層に含有されるシリカの比表面積が
    200m2 /g以上である請求項1に記載の屋外装飾用
    粘着シート。
JP9785591U 1991-11-01 1991-11-01 屋外装飾用粘着シート Pending JPH0541776U (ja)

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JPH0541776U true JPH0541776U (ja) 1993-06-08

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