JPH054173A - インパクトレンチ - Google Patents

インパクトレンチ

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JPH054173A
JPH054173A JP15304691A JP15304691A JPH054173A JP H054173 A JPH054173 A JP H054173A JP 15304691 A JP15304691 A JP 15304691A JP 15304691 A JP15304691 A JP 15304691A JP H054173 A JPH054173 A JP H054173A
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JP
Japan
Prior art keywords
hammer
output shaft
rotation
hammers
rotary
Prior art date
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Application number
JP15304691A
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English (en)
Inventor
Masaki Kido
晶樹 城戸
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YUTANI CORP
YUTANI KK
Original Assignee
YUTANI CORP
YUTANI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 鋼球16が案内溝10aにある状態から、回
転円筒体5が更に回転してその内周面5bが鋼球16に
当接する位置にくると、ハンマー12aが鋼球16を介
して回転円筒体5から力をうけ、センターギア20が反
時計方向に回動し、ハンマー12a,ハンマー12bが
傾斜する。その状態では回転円筒体5は鋼球16と点接
触しただけの非常に摩擦損の小さい状態で回転する。更
に回転円筒体5が回転して、その係止突起部8b,8a
がハンマー12a,12bに衝突すると、ハンマー12
a,12bを介して出力軸6bに力が伝達される。 【効果】 回転円筒体5は係止突起部8b,8aがハン
マー12a,12bと衝突するとき以外はハンマ12a
とは鋼球16を介して接触するだけであるので、摩擦損
が少なく、エアモータから出力軸へのトルクの伝達効率
が良くなり、ハンマーの摩耗も少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルト・ナット等の
締緩作業に使用するインパクトレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のインパクトレンチの一例を
示す。このインパクトレンチは、ハンマー41をハンマ
ースタッド42で揺動自在に支承したハンマーケース4
3を、エアモータのロータ軸(図示せず)とスプライン嵌
合したドライバ44に遊嵌すると共に、このドライバ4
4の凹部44aに上記ハンマー41の凸部41aを嵌め
込んであり、エアモータの回転によりドライバ44が回
転し、その回転に伴ってハンマー41が揺動しながらハ
ンマーケース43と共に回転するようになっている。そ
して、このハンマー41により出力軸45のつば部45
a,45bを打撃して出力軸45を回転させ、出力軸4
5の先端四角部45cに差し込んだソケット(図示せず)
によりボルトやナット等の締め付けを行うようになって
いる。図10はこのインパクトレンチの動作説明図であ
る。図10(a)の状態からロータ軸50を矢印の方向に
回転させると、ドライバー44がロータ軸50の回転力
を受け、ハンマー41の凸部41aを押す。このとき出
力軸45には被締結物によって抵抗がかかっているの
で、ハンマー41が、その内周面において軸45と接触
し、摺動しながら回転する。そして、この回転に伴いハ
ンマ41の内周側の一端部Lが次第に外方向に向かうと
共に、他端部Rが内方向に向かい、(b)の状態になる。
この状態から更に回転が進むと、(c)に示すようにハン
マー41の端部Rが軸45のつば部45bと衝突し、軸
45を回転させる。次に、ハンマー41はドライバ44
の作用により端部Rが外方向に向かい、(d)に示すよう
に出力軸45のつば部45bを摺動しながら回転し、2
回目の打撃運動に入る。このようにして、ロータ軸50
の1回転で出力軸45を2回打撃し、これを順次繰り返
しながらボルトあるいはナット等を締めてゆくのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
インパクトレンチでは、エアモータのロータ軸50に嵌
合してロータ軸50の回転と共に回転するドライバ44
によりハンマー41を回転させ、しかもこのハンマー4
1は出力軸45と接触しながら回転するため大きな摩擦
力が発生し、エアモータから出力軸45へのトルクの伝
達効率が悪くなるという問題や、ハンマー41の摩耗が
大きくなるという問題があった。そこで、この発明の目
的は、エアモータから出力軸へのトルクの伝達効率を向
上させ、ハンマーの摩耗を少なくすることができるイン
パクトレンチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、モータのロータ軸と連結した回転円筒
体の回転を、出力軸の基部に揺動自在に設けたハンマー
を介して上記出力軸に伝達するようにしたインパクトレ
ンチであって、上記回転円筒体の円形内周面の適所にそ
の内周面から内方に突出すると共にその回転円筒体の回
転中心に対して互いに対称な二つの係止突起部を設け、
上記係止突起部のそれぞれについて、その係止突起部の
一部分とその係止突起部の円周方向前後の内周面の一部
を切除して上記内周面より大径の案内溝を形成し、上記
出力軸の基部外周にその出力軸と直角な断面が略半円形
状であって上記回転中心に対して対称な二つの支持溝を
軸方向に刻設すると共に、その二つの支持溝のそれぞれ
についてその支持溝と摺接する外周面を有する断面略半
円形状の柱状に形成したハンマーを設け、上記二つのハ
ンマーのいずれか一方と上記回転円筒体との間に上記案
内溝を通過可能な回転体を配設すると共に、そのいずれ
か一方のハンマーに上記回転体を上記出力軸と直角な方
向に移動可能に保持する保持溝を設け、上記出力軸の基
部によってその出力軸の中心軸を回転中心として回動自
在に支持されると共にスプリングによってその回動方向
と逆方向に付勢されるセンターギアを設け、上記二つの
ハンマーのそれぞれに上記センターギアと歯合するギア
溝を設けて、上記回転円筒体の回転により上記回転円筒
体の内周面が上記回転体を押して上記いずれか一方のハ
ンマーを傾斜させ、そのハンマーの傾斜により上記セン
ターギアが回動して他方のハンマーを傾斜させ、上記傾
斜した二つのハンマーにそれぞれ上記二つの係止突起部
が衝突して上記出力軸を回転させるようにしたことを特
徴としている。
【0005】
【作用】上記構成において、回転体が案内溝にある間
は、二つのハンマーは回転円筒体から力をうけず、中立
状態にあり、センターギアも中立状態にある。回転円筒
体が回転してその内周面が上記回転体に当接する位置に
くると、その回転体を保持しているハンマーがその回転
体を介して回転円筒体から力をうけて傾斜し、その傾斜
に伴ってセンターギアがスプリングの付勢力に打ち勝っ
て回動し、そのセンターギアの回動により他方のハンマ
ーも共に傾斜する。そして、その状態で、回転円筒体が
更に回転し、回転体がその回転体円筒体の内周面と摺接
しながら回転する。更に回転円筒体が回転して、その二
つの係止突起部がそれぞれ上記傾斜した二つのハンマー
に衝突すると、出力軸がその二つのハンマーを介して回
転円筒体から力をうけてその回転方向と同方向に回転す
る。それと同時に、上記センターギアを付勢しているス
プリングが、そのセンターギアを中立状態に戻すと共
に、上記二つのハンマーをそれぞれ上記二つの係止突起
部からはずし、上記二つのハンマーを中立状態に戻す。
以下同様にして、回転円筒体が1回転する毎に上記二つ
のハンマーを1回打撃して出力軸を回転させる。このよ
うに、回転円筒体は二つのハンマーを打撃するまではそ
れらのハンマーと接触することがなく、僅かに回転体と
接触するだけであるので、ころがり摩擦による摩擦損が
発生するだけで、摩擦損が小さく、従って、モータから
出力軸へのトルクの伝達効率が良くなる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1はこの発明のインパクトレンチの一実施
例の縦断側面図、図2から図6は本実施例の動作を示す
断面図である。これらの図において、1は前部ケーシン
グ、2は後部ケーシング、3は上記後部ケーシング2内
に収納されたエアモータ、4はそのエアモータのロータ
軸、5は上記ロータ軸4の先端にその円形後壁部5aの
中心部をスプライン嵌合させてロータ軸4と一体的に回
転するようにした回転円筒体、6は上記前部ケーシング
1の前端部1aによってブッシュ7を介して回転自在に
支持された出力軸である。 上記回転円筒体5は、その内周面5bを真円形面に形
成すると共に、その内周面5bの適所にその内周面から
径方向に内方に突出する係止突起部8a,8bを長さ方
向に一体的に形成してあり、この係止突起部8a,8b
の円周方向両側面8a1,8a2、8b1,8b2を緩やかな
凹孤状面に形成し、これらの面を回転円筒体5の内周面
から外径方向に切削した円弧状溝部9a,9b,9cに連
ねてある。そして、上記係止突起部8a,8bの略中央
部とその係止突起部8a,8bの円周方向前後の内周面
の一部を切除することにより案内溝10a,10bを形
成してある。また、上記出力軸6は、前部ケーシング1
から前方に突出した端部に、ボルトやナット等の嵌合用
ソケット(図示せず)を取り付けるための取付角軸6aを
形成すると共に、前部ケーシング1内に収納された基部
6bの後面中央に突設した軸部6cを回転円筒体5の円
形後壁部5aの中央孔に回転自在に嵌合させている。そ
して、上記基部6bの外周に断面半円形状の支持溝6d
1,6d2を軸方向に形成し、この支持溝6d1,6d2と摺
接する外周面を有する断面略半円形状の柱状の第1ハン
マー12a,第2ハンマー12bを、上記基部6bの前
端部6eと、上記軸部6cに嵌合したリテーナ15によ
り揺動自在に支持している。上記第1ハンマー12aと
回転円筒体5との間に、上記案内溝10a,10bを通
過可能な回転体としての鋼球16を配設すると共に、上
記第1ハンマー12aに上記鋼球16を出力軸の基部6
bに直角な方向に移動可能に保持する保持溝12a1
設けている。また、上記出力軸6の基部6bの略中央部
には、センターギア20がピン17によって回動自在に
取り付けられており、このセンターギア20はスプリン
グ18a,18bによってボール19a,19bを介して
回動方向と逆方向に付勢されるようになっている。そし
て、上記第1ハンマー12a,第2ハンマー12bの外
周面にそれぞれ上記センターギア20と歯合するギア溝
12a2,12b2を設けて、第1ハンマー12aの揺動
と共にセンターギア20が回動し、そのセンターギア2
0の回動により第2ハンマー12bが揺動するようにな
っている。なお、21はピンストッパ、22は抜け止め
ピンである。
【0007】上記構成からなるインパクトレンチの動作
を図2から図5に基づいて説明する。図2はハンマー1
2a,12bが中立位置にある状態を示し、回転円筒体
5がエアモータ3の回転により矢印の方向に回転し、鋼
球16が遠心力によりハンマー12aから浮いた状態
で、回転円筒体5の案内溝10a内の内面軌道上を転が
っている。この状態から更に回転円筒体5が回転して、
その内周面5bが鋼球16と当接すると、鋼球16がハ
ンマー12aの保持溝12a1を右方向に移動し、ハン
マー12aを起こし、そのハンマー12aの揺動により
センターギア20が反時計方向に回動し、それに伴って
ハンマー12bが時計方向に回動する。そして、図3に
示すように、ハンマー12a,12bが傾斜した状態
で、回転円筒体5が更に回転を続ける。このとき、鋼球
16が回転円筒体5とハンマー12aと出力軸の基部6
bとで挟まれた状態にあり、スプリング18a,18b
の力に抗してハンマー12aは傾斜した状態にある。回
転円筒体5は鋼球16と点接触しているだけであり、非
常に摩擦損の少ない状態で回転している。図4は打撃寸
前の状態であり、この状態から回転円筒体5が少し回転
すると、図5に示すように、ハンマー12aの外側面1
2a3にその外側面12a3と対向する係止突起部8bの
側面8b2が衝突し、同時に、ハンマー12bの外側面
12b3にその外側面12b3と対向する係止突起部8a
の側面8a2が衝突し回転円筒体5の回転がハンマー1
2a,12bを介して出力軸6に伝達される。この状態
において、ハンマー12a,12bはスプリング18a,
18bの力によって、ハンマー12a,12bの外側面
12a3,12b3を係止突起部8b,8aからはずそうと
する力を受けているが、スプリング18a,18bの弾
発力は、係止突起部8b,8aとハンマー12a,12b
との静止摩擦力よりも大で、その摩擦力と回転円筒体5
の回転によるハンマー12a,12bの回転力との和よ
りも小に設定されているので、係止突起部8bとハンマ
ー12a、係止突起部8aとハンマー12bとが係止状
態を保持し、回転円筒体5と出力軸6とが一体的に回転
し、出力軸6の先端に取り付けたソケット(図示せず)に
より、ボルト、ナット等を回動するのである。そして、
ボルト、ナット等の螺締による出力軸6からの抵抗がモ
ータトルクに達すると、係止突起部8b,8aとハンマ
ー12a,12bの係合が解かれない限り出力軸6が回
転速度を減少させながら停止に近づく。従って、ハンマ
ー12a,12bの回転力は小さくなり、その回転力が
消滅すると、係止突起部8b,8aとハンマー12a,1
2b間の静止摩擦力にスプリング18a,18bの復元
力が打ち勝ってハンマー12a,12bを回動させて係
止突起部8b,8aからはずし、センターギア20およ
びハンマー12a,12bが中立状態に戻り、図6の状
態となる。この状態から更に回転円筒体5が回転し、鋼
球16を案内溝10bを通過させながら、フリーランニ
ングを行う。そして、再び図2の状態となる。以下、同
様の動作により、回転円筒体5が1回転する毎に1回だ
けハンマー12a,12bを打撃する。この時、出力軸
6側にエアモータ3の回転トルク以上の抵抗トルクがあ
るときは、回転円筒体5の係合突起部8a,8bとハン
マー12b,12aとの係合が生じても、その係合を持
続させる回転力が瞬間的にしか発生せずに、直にその係
合が外れて回転円筒体5が再び一回転したのち両者が係
合し、抵抗トルクが大きくなるに従って両者の係合が衝
撃的になるのである。この衝撃打を繰り返すことによっ
てねじが完全に締着されるのである。また、ねじを緩め
る場合は、エアモータ3を上記と反対方向(矢印と逆の
方向)に回転させて、ハンマー12a,12bの他の外側
面12a4,12b4を突起部8b,8aの他方の側面8b
1,8a1に係脱させればよい。
【0008】以上の説明から明らかなように、回転円筒
体5は、その係合突起部8a,8bによってハンマー1
2b,12aを打撃するとき以外は、鋼球16との点接
触だけの非常に摩擦損の少ない状態で回転させることが
できるので、ロータ軸50の回転と共に回転するドライ
バ44によりハンマー41を回転させ、しかもハンマー
41が出力軸45と接触しながら回転する従来例に比べ
て、エアモータ3から出力軸6へのトルクの伝達効率が
非常に良くなり、また、ハンマーの摩耗も小さくなる。
なお、上記実施例では回転体として鋼球16を使用した
が、この鋼球の代わりにローラを使用してもよい。
【0009】図7および図8はこの発明のもう一つの実
施例を示したものである。本実施例は、上記実施例がセ
ンターギア20を圧縮スプリング18a,18bで付勢
しているに対して、センターギア30を捩りスプリング
31で付勢する構造になっており、その他の構成は上記
実施例と略同様である。同一構成品には同一符号を付し
て説明を省略する。上記実施例では圧縮スプリング18
a,18bを用いているためその設置に大きなスペース
を必要とし、また、センターギア20に“くの字”状の
切り欠きを必要とするためセンターギア20の構造が複
雑になる欠点があるが、本実施例では捩りスプリング3
1を用いているため、スプリングの設置スペースが少な
くて済み、また、センターギア30の構造が簡単とな
る。上記捩りスプリング31は、一端がセンターギア3
0と係合し、他端がピンストッパ32と係合しており、
センターギア30が第1ハンマー12aの揺動によりピ
ン33の回りを回動すると、その回動方向と逆方向にセ
ンターギア30を付勢するようになっている。従って、
図8に示すように、回転円筒体5の係止突起部8b,8
aがそれぞれ第1ハンマー12a,第2ハンマー12b
と衝突して、上記第1ハンマー12aおよび第2ハンマ
ー12bにより出力軸6を回転させたのち、上記捩りス
プリング31の弾性力により、上記第1ハンマー12a
および第2ハンマー12bが上記係止突起部8b,8a
から離れ、第1ハンマー12a、第2ハンマー12bお
よびセンターギア30が中立状態に復帰する。
【0010】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のイ
ンパクトレンチは、モータのロータ軸と連結した回転円
筒体の円形内周面の適所にその内周面から内方に突出す
ると共にその回転円筒体の回転中心に対して互いに対称
な二つの係止突起部を設け、上記係止突起部のそれぞれ
について、その係止突起部の一部分とその係止突起部の
円周方向前後の内周面の一部を切除して上記内周面より
大径の案内溝を形成し、上記出力軸の基部外周にその出
力軸と直角な断面が略半円形状であって上記回転中心に
対して対称な二つの支持溝を軸方向に刻設すると共に、
その二つの支持溝のそれぞれについてその支持溝と摺接
する外周面を有する断面略半円形状の柱状に形成したハ
ンマーを設け、上記二つのハンマーのいずれか一方と上
記回転円筒体との間に上記案内溝を通過可能な回転体を
配設すると共に、そのいずれか一方のハンマーに上記回
転体を上記出力軸と直角な方向に移動可能に保持する保
持溝を設け、上記出力軸の基部によってその出力軸の中
心軸を回転中心として回動自在に支持されると共にスプ
リングによってその回動方向と逆方向に付勢されるセン
ターギアを設け、上記二つのハンマーのそれぞれに上記
センターギアと歯合するギア溝を設けて、上記回転円筒
体の回転により上記回転円筒体の内周面が上記回転体を
押して上記いずれか一方のハンマーを傾斜させ、そのハ
ンマーの傾斜により上記センターギアが回動して他方の
ハンマーを傾斜させ、上記傾斜した二つのハンマーにそ
れぞれ上記二つの係止突起部が衝突して上記出力軸を回
転させるようにしているので、上記回転円筒体を回転さ
せるときは、上記二つの係止突起部が上記二つのハンマ
ーと衝突するとき以外は、上記回転体と僅かに接触する
だけの非常に小さな摩擦力が働くだけであるので、モー
タから出力軸へのトルクの伝達効率を良くすることがで
き、装置の小型化およびコストダウンを図ることがで
き、また、ハンマーの摩耗が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の縦断側面図である。
【図2】 上記実施例の動作を示す断面図である。
【図3】 図2の状態から回転が進んだ状態を示す断面
図である。
【図4】 上記実施例における打撃寸前の状態を示す断
面図である。
【図5】 上記実施例における打撃状態を示す断面図で
ある。
【図6】 上記実施例における打撃直後の状態を示す断
面図である。
【図7】 この発明の他の実施例の縦断側面図である。
【図8】 上記他の実施例における打撃状態を示す断面
図である。
【図9】 従来例の断面図である。
【図10】 上記従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
3…エアモータ、4…ロータ軸、5…回転円筒体、5b…
内周面、6…出力軸、6b…基部、6d1,6d2…支持
溝、8a,8b…係止突起部、10a,10b…案内溝、
12a,12b…ハンマー、12a1…保持溝、12a2,
12b2…ギア溝、16…鋼球、18a,18b,31…
スプリング、20,30…センターギア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 モータのロータ軸と連結した回転円筒体
    の回転を、出力軸の基部に揺動自在に設けたハンマーを
    介して上記出力軸に伝達するようにしたインパクトレン
    チであって、上記回転円筒体の円形内周面の適所にその
    内周面から内方に突出すると共にその回転円筒体の回転
    中心に対して互いに対称な二つの係止突起部を設け、上
    記係止突起部のそれぞれについて、その係止突起部の一
    部分とその係止突起部の円周方向前後の内周面の一部を
    切除して上記内周面より大径の案内溝を形成し、上記出
    力軸の基部外周にその出力軸と直角な断面が略半円形状
    であって上記回転中心に対して対称な二つの支持溝を軸
    方向に刻設すると共に、その二つの支持溝のそれぞれに
    ついてその支持溝と摺接する外周面を有する断面略半円
    形状の柱状に形成したハンマーを設け、上記二つのハン
    マーのいずれか一方と上記回転円筒体との間に上記案内
    溝を通過可能な回転体を配設すると共に、そのいずれか
    一方のハンマーに上記回転体を上記出力軸と直角な方向
    に移動可能に保持する保持溝を設け、上記出力軸の基部
    によってその出力軸の中心軸を回転中心として回動自在
    に支持されると共にスプリングによってその回動方向と
    逆方向に付勢されるセンターギアを設け、上記二つのハ
    ンマーのそれぞれに上記センターギアと歯合するギア溝
    を設けて、上記回転円筒体の回転により上記回転円筒体
    の内周面が上記回転体を押して上記いずれか一方のハン
    マーを傾斜させ、そのハンマーの傾斜により上記センタ
    ーギアが回動して他方のハンマーを傾斜させ、上記傾斜
    した二つのハンマーにそれぞれ上記二つの係止突起部が
    衝突して上記出力軸を回転させるようにしたことを特徴
    とするインパクトレンチ。
JP15304691A 1991-06-25 1991-06-25 インパクトレンチ Pending JPH054173A (ja)

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