JPH0541550A - 磁界センサ - Google Patents
磁界センサInfo
- Publication number
- JPH0541550A JPH0541550A JP3195209A JP19520991A JPH0541550A JP H0541550 A JPH0541550 A JP H0541550A JP 3195209 A JP3195209 A JP 3195209A JP 19520991 A JP19520991 A JP 19520991A JP H0541550 A JPH0541550 A JP H0541550A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- layer
- strength
- electric resistance
- field sensor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁界の方向を精度良く検出することができ、
同時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡単で
あり、コストも低廉な磁界センサを提供する。 【構成】 Co層とNi層とが交互に積層されている薄
膜層部分を有することを特徴とする。
同時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡単で
あり、コストも低廉な磁界センサを提供する。 【構成】 Co層とNi層とが交互に積層されている薄
膜層部分を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁界センサに係り、特に
磁界の方向および磁界の強さを検出することのできる磁
界センサに関する。
磁界の方向および磁界の強さを検出することのできる磁
界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁界の方向を検出する磁界セン
サとしては、羅針盤、ジャイロコンパス等が知られてい
る。
サとしては、羅針盤、ジャイロコンパス等が知られてい
る。
【0003】これらの従来の磁界センサは、磁界中にお
いて磁力の作用により磁界と平行の姿勢を保持しようと
する磁針を用いている。
いて磁力の作用により磁界と平行の姿勢を保持しようと
する磁針を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の磁界センサは磁界の方向のみを検出するものであ
り、磁界の強さを検出するためには他の別個のセンサを
必要とした。
来の磁界センサは磁界の方向のみを検出するものであ
り、磁界の強さを検出するためには他の別個のセンサを
必要とした。
【0005】また、従来の磁界センサは磁界の方向を精
度良く検出するためには、センサの構造を複雑なものと
しなければならず、コストが高価なものであった。ま
た、磁界が弱い場合には、その方向を検出できないこと
もあった。
度良く検出するためには、センサの構造を複雑なものと
しなければならず、コストが高価なものであった。ま
た、磁界が弱い場合には、その方向を検出できないこと
もあった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、磁界の方向を精度良く検出することができ、同
時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡単であ
り、コストも低廉な磁界センサを提供することを目的と
する。
であり、磁界の方向を精度良く検出することができ、同
時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡単であ
り、コストも低廉な磁界センサを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の磁界センサは、Co層と
Ni層とが交互に積層されている薄膜層部分を有するこ
とを特徴とする。
に、請求項1に記載の本発明の磁界センサは、Co層と
Ni層とが交互に積層されている薄膜層部分を有するこ
とを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の本発明の磁界セン
サは、Ni層の膜厚が4オングストロームとされ、Co
層の膜厚が2オングストロームとされていることを特徴
とする。
サは、Ni層の膜厚が4オングストロームとされ、Co
層の膜厚が2オングストロームとされていることを特徴
とする。
【0009】
【作用】本発明の磁界センサによれば、Co層とNi層
とが交互に積層されている薄膜層部分の磁界の方向と平
行な方向およびこれと直交する方向の電気抵抗が異なる
ので、両方の電気抵抗を検出することにより磁界の方向
と磁界の強さとを同時に検出することができる。特に、
Ni層の膜厚が4オングストロームでCo層の膜厚が2
オングストロームの場合に、両方向の電気抵抗の相違量
が顕著であり、精度良く磁界の方向と磁界の強さとを同
時に検出することができる。
とが交互に積層されている薄膜層部分の磁界の方向と平
行な方向およびこれと直交する方向の電気抵抗が異なる
ので、両方の電気抵抗を検出することにより磁界の方向
と磁界の強さとを同時に検出することができる。特に、
Ni層の膜厚が4オングストロームでCo層の膜厚が2
オングストロームの場合に、両方向の電気抵抗の相違量
が顕著であり、精度良く磁界の方向と磁界の強さとを同
時に検出することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3につい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は、本発明の磁界センサの1実施例を
示す。
示す。
【0012】本実施例の磁界センサ1は、基板2の上に
Co層3とNi層4とを交互に積層して薄膜層部分5を
形成して構成されており、一方のCo層3を2オングス
トロームとし、他方のNi層4を4オングストロームと
し、全体の膜厚を約200〜2000オングストローム
とされている。
Co層3とNi層4とを交互に積層して薄膜層部分5を
形成して構成されており、一方のCo層3を2オングス
トロームとし、他方のNi層4を4オングストロームと
し、全体の膜厚を約200〜2000オングストローム
とされている。
【0013】本実施例の薄膜層部分5は、イオン・ビー
ムスパッタ法により製造されている。
ムスパッタ法により製造されている。
【0014】このようにして形成されている本実施例の
磁界センサ1に、図2に示すように、磁界センサ1の薄
膜層部分5の互いに直交する2方向の電気抵抗RaとR
bとを、磁界Hを電気抵抗Raと平行に付与して検出す
ると、図3に示すように、磁界Hと平行な一方の電気抵
抗Raは磁界Hの強さが0から約2kOeまで増加する
間直線的に増加し、その後はほぼ一定となり、他方の磁
界Hと垂直な電気抵抗Rbは磁界Hの強さが変化しても
ほぼ一定で変化しない。この抵抗値の相違は、Co層3
とNi層4との厚さが本実施例の場合に最も顕著であっ
た。
磁界センサ1に、図2に示すように、磁界センサ1の薄
膜層部分5の互いに直交する2方向の電気抵抗RaとR
bとを、磁界Hを電気抵抗Raと平行に付与して検出す
ると、図3に示すように、磁界Hと平行な一方の電気抵
抗Raは磁界Hの強さが0から約2kOeまで増加する
間直線的に増加し、その後はほぼ一定となり、他方の磁
界Hと垂直な電気抵抗Rbは磁界Hの強さが変化しても
ほぼ一定で変化しない。この抵抗値の相違は、Co層3
とNi層4との厚さが本実施例の場合に最も顕著であっ
た。
【0015】従って、本実施例の磁界センサ1を測定し
ようとする磁界中において、両方の電気抵抗RaとRb
とを測定しながら磁界センサ1の向きを次第に変化させ
て行き、抵抗値の低い方の電気抵抗例えばRbが変化し
ないで、他方の電気抵抗例えばRaが最大となる位置を
求め、その位置の抵抗値が高い方の電気抵抗Raの測定
方向をその空間の磁界の方向と決定する。
ようとする磁界中において、両方の電気抵抗RaとRb
とを測定しながら磁界センサ1の向きを次第に変化させ
て行き、抵抗値の低い方の電気抵抗例えばRbが変化し
ないで、他方の電気抵抗例えばRaが最大となる位置を
求め、その位置の抵抗値が高い方の電気抵抗Raの測定
方向をその空間の磁界の方向と決定する。
【0016】また、高い方の電気抵抗値Raが直線的に
増加している値である場合、本実施例においては約14
1〜143.35μΩ・cmであれば、図3によりその
電気抵抗値に対応する磁界の強さを0から約2kOeま
での範囲で、磁界の方向と同時に求めることができる。
よって、本実施例によれば、磁界の強さが低い場合にお
いてもその強さを検出することができる。
増加している値である場合、本実施例においては約14
1〜143.35μΩ・cmであれば、図3によりその
電気抵抗値に対応する磁界の強さを0から約2kOeま
での範囲で、磁界の方向と同時に求めることができる。
よって、本実施例によれば、磁界の強さが低い場合にお
いてもその強さを検出することができる。
【0017】なお、薄膜層部分5の各層の厚さは前記実
施例以外の厚さにしてもよい。
施例以外の厚さにしてもよい。
【0018】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。
のではなく、必要に応じて変更することができる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明は構成され作用するも
のであるから、磁界の方向を精度良く検出することがで
き、同時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡
単であり、コストも低廉である等の効果を奏する。
のであるから、磁界の方向を精度良く検出することがで
き、同時に磁界の強さも検出することができ、構造も簡
単であり、コストも低廉である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁界センサの1実施例を示す断面図
【図2】本発明の磁界センサによる磁界の検出方法を示
す説明図
す説明図
【図3】本発明の磁界センサの磁界の強さの変化に応じ
た直交2方向の電気抵抗値の変化特性図
た直交2方向の電気抵抗値の変化特性図
【符号の説明】 1 磁界センサ 2 基板 3 Co層 4 Ni層 5 薄膜層部分
Claims (2)
- 【請求項1】 Co層とNi層とが交互に積層されてい
る薄膜層部分を有することを特徴とする磁界センサ。 - 【請求項2】 Ni層の膜厚が4オングストロームとさ
れ、Co層の膜厚が2オングストロームとされているこ
とを特徴とする請求項1に記載の磁界センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195209A JPH0541550A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195209A JPH0541550A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁界センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541550A true JPH0541550A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16337275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195209A Withdrawn JPH0541550A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁界センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11684551B2 (en) | 2017-08-23 | 2023-06-27 | Mam Babyartikel Gesellschaft M.B.H. | Bottle teat |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3195209A patent/JPH0541550A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11684551B2 (en) | 2017-08-23 | 2023-06-27 | Mam Babyartikel Gesellschaft M.B.H. | Bottle teat |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |