JPH0541455Y2 - - Google Patents

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JPH0541455Y2
JPH0541455Y2 JP14008388U JP14008388U JPH0541455Y2 JP H0541455 Y2 JPH0541455 Y2 JP H0541455Y2 JP 14008388 U JP14008388 U JP 14008388U JP 14008388 U JP14008388 U JP 14008388U JP H0541455 Y2 JPH0541455 Y2 JP H0541455Y2
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  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は非常用ランプ付照明器具に関し、常
用のランプとともに非常用のランプを収容してい
て、常用と停電時の非常用とに兼用できるように
なつた照明器具に関するものである。
〔従来の技術〕
非常用ランプ付照明器具は、各種建築物の通路
や段階等に設置され、災害などによる停電時に蓄
電池等の非常用電源で点灯される非常用ランプを
備えておくことによつて、避難行動や救助活動を
スムーズに行えるようにしている。非常用ランプ
付照明器具には、通常時に商用電源で点灯される
常用ランプとともに、非常用ランプおよび、この
非常用ランプを点灯させるための蓄電池や蓄電池
の充電装置等を収容している。
第3図〜第7図には、従来の非常用ランプ付照
明装置の構造例を示している。第3図および第4
図に示すように、外観的には通常の照明装置と同
様に、透光性グローブ1および台座カバー部2が
見えているだけであるが、内部構造は、台座カバ
ー部2の内側に、照明器具を天井面や壁面に固定
するための台座本体3が設けられ、台座本体3と
台座カバー部2の間で外周側に設けられた空間3
0を、蓄電池33や充電装置31を収容する電気
部品収容部としている。電気部品収容部30の中
央には脚台4を介して常用ランプ5と非常用ラン
プ6が取り付けられている。脚台4は、蓄電池3
3等の電気部品によつて常用ランプ5および非常
用ランプ6の証明が遮られないように、両ランプ
5,6を電気部品収容空間30よりも突き出すと
ともに、両ランプ5,6を出来るだけグローブ1
側に近づけて照明効率を高めることができるよう
にしているものである。脚台4およびランプ5,
6を収容した中央部分と外周の電気部品収容部3
0の間には断熱材32が設けられ、ランプ5,6
の熱で蓄電池33等に悪影響を与えないようにな
つている。
第5図に詳しく示すように、脚台4は、断面コ
字形に折曲された金属板からなり、一対の対向面
のうち、比較的長い方の面が台座本体3にビス等
で固定するための固定面40となり、これより短
い他方の面が常用ランプ5および非常用ランプ6
を取り付けるための取付面41となつている。こ
のように、脚台4をコ字形に折曲された金属板で
構成していることによつて、脚台4の製造が簡単
になり、重量および製造コストを低減できる。
なお、図示した構造では、常用ランプ5として
複数の棒状ランプをまとめて一体化した片口金蛍
光ランプを使用し、2個の常用ランプ5の間に、
比較的小さな白熱電球等からなる非常用ランプ6
を設けている。非常用ランプ6は細長い円筒状の
取付脚部60を介して取付面41に取り付けられ
ており、非常用ランプ6の先端が常用ランプ5の
先端に近い位置に配置されるようにして、非常用
ランプ6の光が常用ランプ5で遮られることのな
いようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような構造の非常用ランプ付
照明器具は、脚台4が金属板等を折曲加工してコ
字形に形成されたものであるため、コ字形の形状
精度が不正確になり易く、そのために、脚台4に
取り付けたランプ5,6の姿勢や照明の配向が傾
いてしまうという問題があつた。
第6図に示すように、コ字形の脚台4を折曲形
成するには、固定面40と垂直面42の間、およ
び、垂直面42と取付面41の間の2個所で、プ
レス加工等によつて直角曲げを行う必要がある。
設計上は直角すなわち90°に曲げるようになつて
いても、実際の折曲加工においてはスプリングバ
ツク等による加工誤差があるため、例えば、固定
面40と垂直面42の間の折曲加工では、90°よ
りも若干大きな90°+θ1の鈍角に仕上がり、垂直
面42と取付面41との間の折曲加工でも、90°
+θ2の鈍角に仕上がつてしまう。そうすると、固
定面40と取付面41とは本来90°+90°=180°す
なわち平行でなければならないものが、平行状態
からθ1+θ2も傾いた状態に加工されてしまうこと
になる。このように、取付面41が固定面40に
対して大きく傾いていると、常用ランプ5等も、
本来垂直方向に取り付けられなければならないも
のが、θ1+θ2だけ傾いた状態に取り付けられるこ
とになる。
その結果、例えば、第7図に示すように、常用
ランプ5の照明の配向範囲が、本来の配向範囲A
から配向範囲A′にずれてしまう。配向範囲がず
れると、所定の照明効果が得られず、充分な照度
のない暗い場所ができてしまい、照明装置の機能
上重大な欠陥となる。特に、非常用ランプ5の場
合には、非常時の安全上、床面照度が最低1lx以
上なければならないのが、非常用ランプ6はもと
もと常用ランプ5よりも照度が低いのに加え、配
向範囲のずれによつて1lx以下の暗い場所ができ
てしまうことになり、非常時の避難や誘導に大き
な支障がでるという問題が生じていた。
そこで、この考案の課題は、上記のような脚台
に常用および非常用のランプを取り付ける構造の
照明器具において、各ランプの取付精度を正確に
でき、配向範囲の傾きやずれを無くすことができ
るものを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する、この考案の非常用ランプ
付照明装置は、常用ランプとともに非常用ランプ
を備え、各ランプが、断面コ字形に折曲形成され
た脚台の一方の対向面に取り付けられてなる照明
器具において、非常用ランプの取付脚部を脚台の
両対向面に貫通させ、取付脚部に間隔をあけて設
けられた一対の締付部で脚台の両対向面を挟みつ
けて、取付脚部と非常用ランプが固定されている
ようにしている。
〔作用〕
脚台の両対向面が平行でなく傾いて加工されて
いても、両対向面を貫通する非常用ランプの取付
脚部に設けられた一対の締付部によつて脚台の両
対向面を挟みつければ、両対向面を強制的に変形
させて傾きを直し、正確な平行状態に矯正して固
定することができる。両対向面が正確な平行状態
であれば、非常用ランプおよび常用ランプの取付
状態が傾かず正確になるので、ランプの配向範囲
もずれず正確に設定されることになる。
〔実施例〕
ついで、この考案を実施例を示す図面を参照し
ながら、以下に詳しく説明する。なお、この考案
の照明装置は、基本的には前記した従来例の構造
と共通する部分が多いので、共通する部分には同
じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第1図および第2図は、照明装置のうち、脚台
4と各ランプ5,6の取付部分のみを示している
が、その他の台座本体3やグローブ1等の構造
は、前記した第3図および第4図の従来例と同じ
もので実施される。
脚台4が、平坦な金属板等から断面コ字形に折
曲形成されていて、固定面40、垂直面42、取
付面41からなるのは、従来と同じである。常用
ランプ5および非常用ランプ6も通常の各種ラン
プが使用されるが、非常用ランプ6の取付脚部6
0の構造が従来のものと異なつている。
取付脚部60は概略円筒状をなし、先端に非常
用ランプ6を装着するようになつているととも
に、後端近くの途中に、外周に沿つて突出する環
状の締付突起61を設け、後端には、端部から円
筒面を切り落として、対向する一対の短冊状嵌合
片62,62を設けている。嵌合片62の途中に
は、締付用割ピン64の挿入孔63が貫通形成さ
れている。この挿入孔63と前記締付突起61の
間隔L1を、脚台4の垂直面42の高さ、すなわ
ち固定面40と取付面41の間の設計上の長さ
L2に対応するように設定しておく。
脚台4の取付面41には、上記取付脚部60の
後端側が挿入できる円形の貫通孔43が設けられ
ている。固定面40には取付脚部60の後端の一
対の嵌合片62が嵌まり込む概略小判形の貫通孔
44が設けられている。
非常用ランプ6の取付脚部60を脚台4に取り
付けるには、第2図に示すように、取付脚部60
の後端側を脚台4の取付面41の円形孔43に挿
入し、取付脚部60の嵌合片62を固定面40の
小判形孔44に挿入する。そうすると、取付脚部
60の締付突起61が取付面41の円形孔43の
外縁に当接して係止されるとともに、嵌合片62
が固定面40の小判形孔44の上方に突出する。
この突出した嵌合片62の挿入孔63に締付用割
ピン64を通して、割ピン64の先端を屈曲変形
させて固定すれば、取付脚部60は、締付突起6
1と締付割ピン64の間に脚台4の固定面40と
取付面41とを挟みつけた状態で固定される。な
お、このとき、取付脚部60の嵌合片62と固定
面40の小判形孔44とが嵌合していることによ
つて、取付脚部60が回転しないように固定され
る。
前記したように、締付突起61と挿入孔63す
なわち締付割ピン64との間隔L1は、設計上の
固定面40と取付面41の間隔L2に正確に設定
されているので、脚台4の折曲加工時に、固定面
40と取付面41が平行でなく傾いた状態に形成
されていても、取付脚部60を取付固定すること
によつて、締付突起61と締付割ピン64で、固
定面40と取付面41が締めつけられて傾きが矯
正され、固定面40と取付面41は正確な平行状
態で固定されることになる。
上記した実施例においては、取付脚部60の一
対の締付部として、締付突起61と締付割ピン6
4を用いているが、固定面40と取付面41とを
挟みつけて所定間隔で固定できれば、上記以外の
構造に変更することもできる。例えば、締付割ぴ
ん64の代わりに、Eリング等の弾性リング類、
ねじ、クリツプ、リベツド等、通常の機械構造に
用いられている各種の位置決め手段を採用した
り、締付突起61を環状でなく断続的に形成して
おいてもよい。また、取付脚部60は円筒状をな
すものが、強度的に優れ、締付部の構造も形成し
易いが、取付脚部60として円筒以外の異形筒状
をなすものや、適当な断面形状の型材あるいは板
材等も用いることができる。
この考案にかかる照明装置は、上記のような、
脚台4と非常用ランプ6の取付脚部60との取付
構造を備えていれば、それ以外の、常用ランプ5
の取付構造や、脚台4を取り付ける台座本体3、
各電気部品31,33の取付構造等は自由に変更
することができ、通常の照明装置に採用されてい
る各種の構造と組み合わせて実施することができ
る。
〔考案の効果〕
以上述べた、この考案の非常用ランプ付照明装
置によれば、非常用ランプおよび常用ランプを取
り付けるコ字形脚台の両対向面を、非常用ランプ
を脚台に取り付けるための取付脚部の一対の締付
部で挟みつけて、脚台の両対向面の平行状態が傾
かないように矯正して固定することができるの
で、コ字形に折曲形成された脚台を使用したとき
の欠点であつたランプの取付状態の傾きを確実に
解消することができる。したがつて、ランプの傾
きによる配向範囲のずれや低照度個所の発生を確
実に防止して、非常用ランプおよび常用ランプの
照明効果を良好に発揮させることができる。
また、脚台自体の構造は、従来のものと同様に
金属板等の折曲加工によつて容易に製造できると
ともに、取付脚部を少し延長して締付部を設けて
おくだけでよいので、全体の製造加工や組み立て
の手間はそれほどかからず、製造コストが高くつ
く心配はない。そして、脚台と取付脚部の取付構
造を変更するだけで、他の構造部分は通常の照明
装置と同様の構造で自由に実施できるので、照明
装置全体の大きな設計変更や改造を必要とせず、
従来の照明装置に組み込んで実施することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部の分解斜
視図、第2図は組立斜視図、第3図は照明器具全
体の外観斜視図、第4図は従来例の内部構造を示
す断面図、第5図は要部の斜視図、第6図は側面
図、第7図は配向範囲を示す側面図である。 4……脚台、40,41……対向面、43,4
4……貫通穴、5……常用ランプ、6……非常用
ランプ、60……取付脚部、61……締付突起、
64……締付割ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常用ランプとともに非常用ランプを備え、各ラ
    ンプが、断面コ字形に折曲形成された脚台の一方
    の対向面に取り付けられてなる照明器具におい
    て、非常用ランプの取付脚部を脚台の両対向面に
    貫通させ、取付脚部に間隔をあけて設けられた一
    対の締付部で脚台の両対向面を挟みつけて、取付
    脚部と非常用ランプが固定されていることを特徴
    とする非常用ランプ付照明器具。
JP14008388U 1988-10-26 1988-10-26 Expired - Lifetime JPH0541455Y2 (ja)

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JP14008388U JPH0541455Y2 (ja) 1988-10-26 1988-10-26

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JP14008388U JPH0541455Y2 (ja) 1988-10-26 1988-10-26

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JPH0259514U JPH0259514U (ja) 1990-05-01
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