JPH0541286Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541286Y2
JPH0541286Y2 JP2649189U JP2649189U JPH0541286Y2 JP H0541286 Y2 JPH0541286 Y2 JP H0541286Y2 JP 2649189 U JP2649189 U JP 2649189U JP 2649189 U JP2649189 U JP 2649189U JP H0541286 Y2 JPH0541286 Y2 JP H0541286Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcarpet
latex
pile
back side
electric carpet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2649189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02116615U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2649189U priority Critical patent/JPH0541286Y2/ja
Publication of JPH02116615U publication Critical patent/JPH02116615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0541286Y2 publication Critical patent/JPH0541286Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は表面に立毛表布を有する電気カーペツ
トの上面に敷設して用いる電気カーペツト用のオ
ーバーカーペツトに関する。
[従来の技術] 従来、この種の電気カーペツト用のオーバーカ
ーペツトとしては、第3図及び第4図に示すよう
に、電気カーペツト本体1の上面に敷設して用い
るオーバーカーペツト2がある。
このオーバーカーペツト2は、いわゆるタフテ
ツドカーペツトと称され、黄麻布のような素材を
用いて略矩形状に形成されている基布3にパイル
4を編成して立毛表布5を構成すると共に、この
パイル4の離脱を防止すべく、立毛表布5の裏面
側全面にわたつてラテツクス6を塗布せしめ、さ
らにこのラテツクス6の裏面側全面にわたつて裏
地7を接着しているものである。
一方、電気カーペツトはオーバーカーペツト2
の立毛表布5と同様に基布9にパイル10を編成
して立毛表布11が構成されていると共に、この
パイル10の離脱を防止すべく立毛表布11の裏
面側全面にわたつてラテツクス12を塗布せしめ
ている。
ラテツクス12の裏面側には2枚のポリウレタ
ン材13a,13bの間にコードヒーターのよう
な電気ヒータ14を張付けた面状のスパンボンド
15が挟まれているヒータ組込基材17が一体に
設けられている。ポリウレタン材13bの裏面側
には裏地18が一体に設けられている。
さらに、電気カーペツト本体1の一辺には電気
ヒータ14の両端を接続したコントローラー部1
9が設けられている。コントローラー部19には
電源コード20が接続されており、このコントロ
ーラー部19の内部に設けられている温度制御の
ための電気部品によつて電気ヒータ14の通電が
制御されるので電気カーペツト本体1を所望の温
度で採暖ができる。
このように構成されている電気カーペツト本体
1の上面にはオーバーカーペツト2が覆われる
と、電気カーペツト本体1の熱がオーバーカーペ
ツト2に伝わり、オーバーカーペツト2の立毛表
布5にも熱が伝わるので採暖が行なえる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、オーバーカーペツト2の立毛表
布5には裏面側全面にわたつてラテツクス6を直
接塗布しているために、基布3にパイル4を編成
した際、基布3に生じる通気可能な間隙にラテツ
クス6が侵入して閉鎖されることになり、よつて
オーバーカーペツト2自体の通気性が極めて悪く
なると言う問題がある。
したがつて、電気ヒータ14から発散された熱
は、かかるラテツクス6の層を介し基布3、パイ
ル4に伝導されることとなるために、その熱効率
が悪いという大なる問題点を有している。
また、オーバーカーペツト2は電気カーペツト
本体1の上面、すなわち、立毛表布11の上に敷
設されるため、オーバーカーペツト2を電気カー
ペツト本体1の上面に対応して覆うようにしても
初期の敷設位置に対してオーバーカーペツト2が
移動して、いわゆるオーバーカーペツト2のズレ
が発生するという問題がある。
このズレの原因としては、電気カーペツト本体
1の立毛表布11のパイル10が常に垂直方向に
復元する性質があるため、人体がオーバーカーペ
ツト5の上に乗る状態では人体の加重により、パ
イル10が潰され、さらに人体がそのパイル10
部分から離れると、加重がかからなくなるため、
パイル10が起上がる向きに復元するので、この
際、オーバーカーペツト2が移動して、長時間の
繰り返しうちにはオーバーカーペツト2の大きな
ズレが生じるという問題がある。
それ故に、本考案の課題は通気性に優れ、電気
ヒータの熱を効率良く伝導すると共に、オーバー
カーペツトのズレの発生を極力少なくしうる電気
カーペツト用のオーバーカーペツトを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を達成するために本考案は立毛表布を
有する電気カーペツトの上面に敷設して用いるオ
ーバーカーペツトであつて、上記オーバーカーペ
ツトは綿状体を基布に重合させた状態でパイルが
編成された立毛表布の裏面側に、上記綿状体を介
して塗布されたラテツクスを含み、上記ラテツク
スの裏面側が凹凸面に形成されていると共に、上
記ラテツクスには上記裏面側から上記綿状体にま
で貫通する小孔が形成されていることを特徴とす
る電気カーペツト用のオーバーカーペツトを提供
することにある。
[作用] 上記構成を特徴とする電気カーペツト用のオー
バーカーペツトにおいては、オーバーカーペツト
の立毛表布の裏面側に塗布されたラテツクスにて
パイルが綿状体を介して基布に接着されると共
に、ラテツクスは綿状体に浸透吸収され、基布の
裏面側全面にわたるラテツクス層が形成されるこ
となく、ラテツクスが固化することになる。これ
により、パイルを編成した際、基布に生じる間隙
へのラテツクスの侵入が極力阻止できて間隙が保
持され、よつてオーバーカーペツトの通気性は十
分に確保できるものである。
また、ラテツクスにてパイルが綿状体を介して
基布に接着される際に、ラテツクスには複数の小
孔が形成されるので、電気カーペツト本体から発
散する熱が綿状体を通して立毛表布に伝導する。
さらに、電気カーペツト本体の立毛表布のパイ
ルはオーバーカーペツトのラテツクスに形成され
ている小孔に食込み、オーバーカーペツト上の加
重に対して電気カーペツト本体の立毛表布のパイ
ルの潰れを極力防ぐので、オーバーカーペツトの
移動、すなわちズレの発生が少ない。
[実施例] 第1図は本考案の電気カーペツト用のオーバー
カーペツトの一実施例を示す。この実施例におい
て、第3図及び第4図と同じ部分には同じ符号を
付して説明を省略する。
第1図を参照して、オーバーカーペツト2は略
矩形状の基布3の上面に、この基布3と同形状の
綿状体20が設けられており、基布3の裏面側か
ら差込んで編成されたパイル4を含む立毛表布5
を有している。綿状体20はたとえば合成繊維で
あるポリエステルが用いられており、空気層を多
く含むものである。パイル4は合成繊維あるいは
天然繊維を毛糸のように線状に加工したものを基
布3に編成(タフテイング)してある。
この際、基布3には間隙が生じる。綿状体20
の裏面側には基布3から綿状体20とパイル4と
が離脱するのを防止するためにラテツクス6が塗
布されている。
ラテツクス6の裏面側は凹面部6aと凸面部6
bとを有している。このラテツクス6によりパイ
ル4が綿状体20を介して基布3に接着されると
共に、ラテツクス6は綿状体20に浸透吸収さ
れ、基布3の裏面側全面にわたるラテツクス6の
層が形成されることなく、ラテツクス6は固化す
ることになる。これにより、基布3に生じた間隙
へのラテツクス6の侵入が極力阻止できて間隙が
保持され、その結果、オーバーカーペツト2自体
の通気性は十分に確保されるのである。
そして、綿状体20の裏面側においては、ラテ
ツクス6が凹面部6aと凸面部6bとが形成され
ているが、このラテツクス6のと塗布の際に、綿
状体20が深く浸透吸収されたり、ラテツクス6
が塗布されない部分ができ、これらの部分によつ
て、断続的に凹面部6bが形成されると共に、ラ
テツクス6の裏面側から綿状体20にまで貫通す
る複数の小孔6cが断続的に形成される。
したがつて、ラテツクス6の裏面側には複数の
小孔6c、凹面部6a及び凸面部6bが断続的に
多数存在している。
次に、このオーバーカーペツト2を電気カーペ
ツト本体1の上面に敷設した状態を、第2図をも
用いて説明する。なお、電気カーペツトは第3図
及び第4図に示した電気カーペツトと同様な構成
を用いているため、同じ部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。
第2図を参照して、電気カーペツト本体1の立
毛表布11はオーバーカーペツト2が敷設される
と、パイル10がオーバーカーペツト2のラテツ
クス6の裏面側の小孔6cあるいは凹面部6bに
食込む。
パイル10は垂直状態に起立する性質があるた
め、ラテツクス6の凸面部6aにも直接当たる
が、その大部分が小孔6cや凹面部6bに食込む
状態となる。
さらに、オーバーカーペツト2の上に人体が乗
り、電気カーペツト本体2に向けて加重がかかる
と、パイル10がさらに凹面部6bや小孔6cに
食込むが、この際、パイル10の垂直部分が多く
残りパイル10の漏れの状態を極少にすることが
できる。
このため、人体がオーバーカーペツト2の上か
ら移動し、強い加重がなくなつた場合、パイル1
0の復元、すなわち垂直方向に起立する部分が少
なくてすむため、オーバーカーペツト2の移動、
いわゆるオーバーカーペツト2のズレ極少にする
ことができる。この電気カーペツトにおける立毛
表布11とはシヤギー、タフテツト、ニツト、ル
ープ、モケツト等の表布でパイル10の長さが3
mm以上のものを言う。
また、第2図に示す電気カーペツトのパイル1
0は立毛表布5に模様の変化を付けるために、ル
ープパイル10aとカットパイル10bとを形成
している。この際、カットパイル10bはループ
パイル10aよりも小孔6cや凹面部6bに食込
みが大きくなる。
本実施例に係わる電気カーペツト用のオーバー
カーペツトは電気カーペツト本体1にオーバーカ
ーペツト2を敷設して用いた場合、電気ヒータ1
4から発散される熱が立毛表布11からオーバー
カーペツト2のラテツクス6に伝わると共に、ラ
テツクス6に形成した小孔6cから熱風張流とし
て綿状体20をとおり基布3の表面側に効率よく
伝導されるものである。
[考案の効果] 以上、実施例により、説明したように本考案の
電気カーペツト用のオーバーカーペツトよれば、
綿状体を基布に重合させた状態でパイルが編成さ
れた立毛表布の裏面側に綿状体を介してラテツク
スが塗布されてなるために、パイルは綿状体を介
して、基布に接着されてその離脱が防止されると
共に、ラテツクスは綿状体に浸透吸収され、従来
のように基布の裏面側全面にわたるラテツクス層
が形成されることなく、固化することとなる。
したがつて、基布にパイルが編成された際にこ
の基布に生じる間隙へのラテツクスの侵入を極力
阻止できて間隙が保持され、これによりカーペツ
トカバーの通気性が十分に確保されることとな
る。
その結果、従来のオーバーカーペツトのように
その裏面側がラテツクス層にて閉鎖されることな
く、電気ヒータから発散される熱は基布の間隙か
ら熱風張流としてカーペツトカバーの表面側に極
めて効率よく伝導されるという格別の効果が得ら
れる。そしてこれにより電気ヒータの電力量の節
約が図れる。
また、オーバーカーペツトのラテツクスには凹
凸面部や小孔が形成されているため、電気カーペ
ツト本体の上面である立毛表布の上にオーバーカ
ーペツトを載せた際に、電気カーペツトの立毛表
布のパイルがラテツクスの凹凸面部や小孔に食込
み、パイルの垂直部分が多く残るので、オーバー
カーペツトの移動、すなわちズレを極少にするこ
とができる。
このため、オーバーカーペツトの上で人体の加
重が加わり、さらにその部分から人体が離れると
いう繰り返しがあつても、従来のオーバーカーペ
ツトよりもオーバーカーペツトの移動が少なくな
り、ズレによる不快感やズレの修正の手間を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオーバーカーペツトの一実施
例を示す一部断面図、第2図は第1図に示すオー
バーカーペツトを電気カーペツト本体の上に載せ
た状態を示す一部断面図、第3図は本考案及び従
来の電気カーペツトと、この電気カーペツトの上
に載せたオーバーカーペツトとを示す斜視図、第
4図は従来例を示し、電気カーペツト本体の上に
オーバーカーペツトを載せた状態を示す一部断面
図である。 1……電気カーペツト本体、2……オーバーカ
ーペツト、3……基布、4……パイル、5……立
毛表布、6……ラテツクス、6a……凸面部、6
b……凹面部、6c……小孔、10a……ループ
パイル、10b……カツトパイル、14……電気
ヒータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 立毛表布を有する電気カーペツトの上面に敷設
    して用いるオーバーカーペツトにおいて、 上記オーバーカーペツトは綿状体を基布に重合
    させた状態でパイルが編成された立毛表布の裏面
    側に、上記綿状体を介して塗布されたラテツクス
    を含み、上記ラテツクスの裏面側が凹凸面に形成
    されていると共に、上記ラテツクスには上記裏面
    側から上記綿状体にまで貫通する小孔が形成され
    ていることを特徴とする電気カーペツト用のオー
    バーカーペツト。
JP2649189U 1989-03-08 1989-03-08 Expired - Lifetime JPH0541286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2649189U JPH0541286Y2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2649189U JPH0541286Y2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02116615U JPH02116615U (ja) 1990-09-18
JPH0541286Y2 true JPH0541286Y2 (ja) 1993-10-19

Family

ID=31248165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2649189U Expired - Lifetime JPH0541286Y2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0541286Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02116615U (ja) 1990-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5779588B2 (ja) 断熱複合布
US20060183389A1 (en) Fabric-faced composites and methods for making same
KR880004173A (ko) 터프티드 카핏과 이 카핏의 제조방법 및 이 카핏으로 된 모래충전의 인조잔디
ATE286167T1 (de) Bodenbelag mit gewebtem obermaterial
ES2122060T3 (es) Tela de cierre o sujetador textil de tipo bucles y, metodo de producirla.
JPH0231469B2 (ja)
JPH0541286Y2 (ja)
US20020197442A1 (en) Insulating fabrics
JP2010159933A (ja) 電気カーペット
JPH0528405Y2 (ja)
JPH0232151Y2 (ja)
JP3247069U (ja) 人工芝
JP3072417B2 (ja) 敷 物
CN217408418U (zh) 一种可拆卸地毯
KR200436377Y1 (ko) 슬림형-플랙시블 다다미
JP3010165U (ja) フロアマット
JP2599577Y2 (ja) 不織布採暖具
JP3130589U (ja) 毛布生地
DE50108290D1 (de) Textiler Bodenbelag
JP2001190391A (ja) 床敷マット
JPH0246772Y2 (ja)
JPS5811255Y2 (ja) カ−ペットのカバ−
JPS6230307Y2 (ja)
JPH0453506A (ja) 敷物裏材
JPH01125389U (ja)