JPH0541182A - 四重極コイル用保持構体 - Google Patents
四重極コイル用保持構体Info
- Publication number
- JPH0541182A JPH0541182A JP19802991A JP19802991A JPH0541182A JP H0541182 A JPH0541182 A JP H0541182A JP 19802991 A JP19802991 A JP 19802991A JP 19802991 A JP19802991 A JP 19802991A JP H0541182 A JPH0541182 A JP H0541182A
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- JP
- Japan
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- holding
- quadrupole coil
- quadrupole
- coil
- cylinder member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 四重極コイルの感度を向上を図るようにし
て、四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えるこ
とを可能にし、蛍光面のフラット化及びその高画質を図
った陰極線管の構造の複雑化及び大型化を回避する。 【構成】 陰極線管のネック部が挿通される保持筒部材
2の外周中、保持板(図示せず)に四重極コイル3を取
付けた際、四重極コイル3を構成する2つのコア11a
及び11bの各端部が当接する位置に凹部18を形成し
て構成する。この場合、特に、凹部18を、各凹部18
を交差して結ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100
°となる位置に形成する。
て、四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えるこ
とを可能にし、蛍光面のフラット化及びその高画質を図
った陰極線管の構造の複雑化及び大型化を回避する。 【構成】 陰極線管のネック部が挿通される保持筒部材
2の外周中、保持板(図示せず)に四重極コイル3を取
付けた際、四重極コイル3を構成する2つのコア11a
及び11bの各端部が当接する位置に凹部18を形成し
て構成する。この場合、特に、凹部18を、各凹部18
を交差して結ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100
°となる位置に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静ミスコンバーゼンス
補正に使用される四重極コイルを陰極線管のネック部に
保持するための四重極コイル用保持構体に関する。
補正に使用される四重極コイルを陰極線管のネック部に
保持するための四重極コイル用保持構体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、画面中心部分のミスコンバーゼン
ス、所謂静ミスコンバーゼンスの補正は、コンバーゼン
スプレートに供給している直流電圧(CV)を変化させ
ることによって、3本の電子ビーム中、両側のサイドビ
ームの曲がり方を変えて調整するようにしている。
ス、所謂静ミスコンバーゼンスの補正は、コンバーゼン
スプレートに供給している直流電圧(CV)を変化させ
ることによって、3本の電子ビーム中、両側のサイドビ
ームの曲がり方を変えて調整するようにしている。
【0003】しかし、陰極線管のネック部に封入される
電子銃の組立て誤差、あるいは電子銃をネック部に封入
するときのばらつきなどで、3本の電子ビームが偏向中
心を通らないことがあり、この場合、上記CV電圧をい
くら調整しても、3本の電子ビームは一点に集中しな
い。
電子銃の組立て誤差、あるいは電子銃をネック部に封入
するときのばらつきなどで、3本の電子ビームが偏向中
心を通らないことがあり、この場合、上記CV電圧をい
くら調整しても、3本の電子ビームは一点に集中しな
い。
【0004】そこで、従来では、四重極コイルをネック
部に、四重極コイル用保持構体を介して取り付け、この
四重極コイルに四重極補正電源から電流を供給すること
によって、上記静ミスコンバーゼンスの補正を行うよう
にしている。
部に、四重極コイル用保持構体を介して取り付け、この
四重極コイルに四重極補正電源から電流を供給すること
によって、上記静ミスコンバーゼンスの補正を行うよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、陰極線管に
おける蛍光面のフラット化、及びさらなる高画質を追求
した場合、四重極コイルに電流を供給する四重極補正電
源の大型化、即ち供給電流の増大化(従来と比べ3倍強
の電流値)が必要となってきている。
おける蛍光面のフラット化、及びさらなる高画質を追求
した場合、四重極コイルに電流を供給する四重極補正電
源の大型化、即ち供給電流の増大化(従来と比べ3倍強
の電流値)が必要となってきている。
【0006】しかし、蛍光面のフラット化及び高画質を
実現させるために、供給電流を単に増大させた場合、陰
極線管の耐圧設計が複雑になると共に、陰極線管自体が
大型化するという問題がある。
実現させるために、供給電流を単に増大させた場合、陰
極線管の耐圧設計が複雑になると共に、陰極線管自体が
大型化するという問題がある。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、四重極コイルの感度
を向上させることができ、四重極補正電源からの供給電
流の増大化を抑えることが可能で、蛍光面のフラット化
及びその高画質を図った陰極線管の構造の複雑化及び大
型化を回避させることができる四重極コイル用保持構体
を提供することにある。
もので、その目的とするところは、四重極コイルの感度
を向上させることができ、四重極補正電源からの供給電
流の増大化を抑えることが可能で、蛍光面のフラット化
及びその高画質を図った陰極線管の構造の複雑化及び大
型化を回避させることができる四重極コイル用保持構体
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、陰極線管のネ
ック部が挿通される保持筒部材2と、該保持筒部材2が
挿通、嵌合される穴5を有し、上面にコア付き四重極コ
イル3が取り付けられる保持板4とからなる四重極コイ
ル用保持構体1において、上記保持筒部材2の外周中、
上記保持板4に上記四重極コイル3を取付けた際に、該
四重極コイル3を構成する2つのコア11a及び11b
の各端部が当接する位置に凹部18を形成して構成す
る。
ック部が挿通される保持筒部材2と、該保持筒部材2が
挿通、嵌合される穴5を有し、上面にコア付き四重極コ
イル3が取り付けられる保持板4とからなる四重極コイ
ル用保持構体1において、上記保持筒部材2の外周中、
上記保持板4に上記四重極コイル3を取付けた際に、該
四重極コイル3を構成する2つのコア11a及び11b
の各端部が当接する位置に凹部18を形成して構成す
る。
【0009】上記凹部18は、各凹部18を交差して結
ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100°に選定する
ようにしてもよい。
ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100°に選定する
ようにしてもよい。
【0010】
【作用】上述の本発明の構成によれば、保持筒部材2の
外周中、保持板4に四重極コイル3を取付けた際、四重
極コイル3を構成する2つのコア11a及び11bの各
端部が当接する位置に凹部18を形成するようにしたの
で、四重極コイル3の各コア11a及び11bの先端が
電子ビームに近づくことになり、これによって、四重極
コイル3の感度を向上させることができる。その結果、
四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えることが
可能となり、蛍光面のフラット化及びその高画質を図っ
た陰極線管の構造の複雑化及び大型化を回避させること
ができる。
外周中、保持板4に四重極コイル3を取付けた際、四重
極コイル3を構成する2つのコア11a及び11bの各
端部が当接する位置に凹部18を形成するようにしたの
で、四重極コイル3の各コア11a及び11bの先端が
電子ビームに近づくことになり、これによって、四重極
コイル3の感度を向上させることができる。その結果、
四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えることが
可能となり、蛍光面のフラット化及びその高画質を図っ
た陰極線管の構造の複雑化及び大型化を回避させること
ができる。
【0011】ところで、四重極コイル3における磁界が
最大となるためのコア11a及び11bの条件は、各コ
ア11a及び11bの端部を交差して結ぶ線i及びjの
対頂角φが90°に選定された場合である。従って、特
に、上記凹部18を、各凹部18を交差して結ぶ線m及
びnの対頂角θが80°〜100°となる位置に形成す
れば、静ミスコンバーゼンスを補正するための補正磁界
が最大となる四重極コイルを保持構体1に容易に設置す
ることができるため、四重極補正電源からの供給電流の
増大化を大幅に抑えることが可能となり、蛍光面のフラ
ット化及びその高画質を図った陰極線管の構造の簡略化
及び小型化を促進させることができる。
最大となるためのコア11a及び11bの条件は、各コ
ア11a及び11bの端部を交差して結ぶ線i及びjの
対頂角φが90°に選定された場合である。従って、特
に、上記凹部18を、各凹部18を交差して結ぶ線m及
びnの対頂角θが80°〜100°となる位置に形成す
れば、静ミスコンバーゼンスを補正するための補正磁界
が最大となる四重極コイルを保持構体1に容易に設置す
ることができるため、四重極補正電源からの供給電流の
増大化を大幅に抑えることが可能となり、蛍光面のフラ
ット化及びその高画質を図った陰極線管の構造の簡略化
及び小型化を促進させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図3を参照しながら本発明の実
施例を説明する。図1は、本実施例に係る四重極コイル
用保持構体1を示す分解斜視図である。
施例を説明する。図1は、本実施例に係る四重極コイル
用保持構体1を示す分解斜視図である。
【0013】この保持構体1は、陰極線管のネック部が
挿通される保持筒部材2と、上面にコア付き四重極コイ
ル3が取り付けられる保持板4とから構成されている。
挿通される保持筒部材2と、上面にコア付き四重極コイ
ル3が取り付けられる保持板4とから構成されている。
【0014】保持板4は、その中央部分に上記保持筒部
材2が挿通、嵌合される穴5を有する。また、その上面
には、上方に立ち上がる係止突起付き舌片6と、四重極
コイル3の横方向への移動を規制するストッパ7が一体
に形成されている。
材2が挿通、嵌合される穴5を有する。また、その上面
には、上方に立ち上がる係止突起付き舌片6と、四重極
コイル3の横方向への移動を規制するストッパ7が一体
に形成されている。
【0015】保持筒部材2は、その外周に係止突起付き
舌片8とVMコイル用巻線(図示せず)のガイド片9及
び案内溝10が一体に形成されている。
舌片8とVMコイル用巻線(図示せず)のガイド片9及
び案内溝10が一体に形成されている。
【0016】四重極コイル3は、2つのチャンネル形コ
ア11a及び11bを、夫々各端部を対向させて構成さ
れ、各コア11a及び11bのアーム部12に導線13
が巻回されたボビン14が取り付けられている。
ア11a及び11bを、夫々各端部を対向させて構成さ
れ、各コア11a及び11bのアーム部12に導線13
が巻回されたボビン14が取り付けられている。
【0017】そして、この保持構体1を組み立てる場合
は、まず、保持筒部材2の外周に、ガイド片9及び案内
溝10に沿ってVMコイル用巻線を巻回する。その後、
保持板4の穴5内に保持筒部材2を挿入、嵌合する。こ
のとき、保持筒部材2の外周に設けられた係止突起付き
舌片8が保持板4の穴5下部に形成された凹部15に係
合して、保持筒部材2の上方への移動が規制される。保
持筒部材2の下方への移動は、保持筒部材2の外周に設
けられたVMコイル用巻線のガイド片を兼ねる突起16
と、保持板4のストッパ17との当接によって規制され
る。
は、まず、保持筒部材2の外周に、ガイド片9及び案内
溝10に沿ってVMコイル用巻線を巻回する。その後、
保持板4の穴5内に保持筒部材2を挿入、嵌合する。こ
のとき、保持筒部材2の外周に設けられた係止突起付き
舌片8が保持板4の穴5下部に形成された凹部15に係
合して、保持筒部材2の上方への移動が規制される。保
持筒部材2の下方への移動は、保持筒部材2の外周に設
けられたVMコイル用巻線のガイド片を兼ねる突起16
と、保持板4のストッパ17との当接によって規制され
る。
【0018】また、この保持筒部材2の保持板4への挿
入、嵌合によって、VMコイル用巻線は保持筒部材2の
外壁と保持板4の穴5内壁に挟持されるかたちとなり、
その後の例えば保持構体1を陰極線管のネック部に取り
付ける段階などにおいて、VMコイル用巻線が保持筒部
材2から外れるということがなくなる。
入、嵌合によって、VMコイル用巻線は保持筒部材2の
外壁と保持板4の穴5内壁に挟持されるかたちとなり、
その後の例えば保持構体1を陰極線管のネック部に取り
付ける段階などにおいて、VMコイル用巻線が保持筒部
材2から外れるということがなくなる。
【0019】そして、四重極コイル3を保持板4の上面
に取り付けて、その組立てが完了する。四重極コイル3
を取り付ける場合は、まず、導線13が巻回された4つ
のボビン14を夫々対応するコア11a及び11bのア
ーム部12に取付け、その後、これらコア11a及び1
1bを斜めにした状態で保持板4上に載置し、続いて、
コア11a及び11bを下方に押圧する。この押圧によ
って、舌片6が外方に弾性変形し、コア11a及び11
bが水平になった段階で舌片6が弾性復帰して、コア1
1a及び11bを保持筒部材2と舌片6で挟持するかた
ちとなり、コア11a及び11bは、強固に保持板4に
取り付けられることとなる。
に取り付けて、その組立てが完了する。四重極コイル3
を取り付ける場合は、まず、導線13が巻回された4つ
のボビン14を夫々対応するコア11a及び11bのア
ーム部12に取付け、その後、これらコア11a及び1
1bを斜めにした状態で保持板4上に載置し、続いて、
コア11a及び11bを下方に押圧する。この押圧によ
って、舌片6が外方に弾性変形し、コア11a及び11
bが水平になった段階で舌片6が弾性復帰して、コア1
1a及び11bを保持筒部材2と舌片6で挟持するかた
ちとなり、コア11a及び11bは、強固に保持板4に
取り付けられることとなる。
【0020】しかして、本例においては、保持筒部材2
の外周中、保持板4に四重極コイル3を取付けた際に、
2つのコア11a及び11bの各端部が当接する位置に
凹部18を形成して構成する。
の外周中、保持板4に四重極コイル3を取付けた際に、
2つのコア11a及び11bの各端部が当接する位置に
凹部18を形成して構成する。
【0021】特に、凹部18は、図2Aに示すように、
各凹部18を交差して結ぶ線m及びnの対頂角θが80
°〜100°に選定してある。この場合、好ましくは、
上記対頂角θを90°に選定する。
各凹部18を交差して結ぶ線m及びnの対頂角θが80
°〜100°に選定してある。この場合、好ましくは、
上記対頂角θを90°に選定する。
【0022】従って、この保持板4の上面に取り付けら
れる四重極コイル3としては、図2Bに示すように、コ
ア11a及び11bの形が、各コア11a及び11bの
端部を交差して結ぶ線i及びjの対頂角φが80°〜1
00°に選定されたものが用いられ、上記保持筒部材2
において、対頂角θが90°に選定されている場合は、
コアの形が、対頂角φ=90°に選定されたものを用い
ることができる。通常、四重極コイル3における磁界が
最大となるためのコア11a及び11bの条件は、各コ
ア11a及び11bの端部を交差して結ぶ線i及びjの
対頂角φが90°に選定された場合であるため、上記例
の場合、静ミスコンバーゼンスを補正するための補正磁
界が最大となる四重極コイル3を保持板4に設置できる
ことになる。
れる四重極コイル3としては、図2Bに示すように、コ
ア11a及び11bの形が、各コア11a及び11bの
端部を交差して結ぶ線i及びjの対頂角φが80°〜1
00°に選定されたものが用いられ、上記保持筒部材2
において、対頂角θが90°に選定されている場合は、
コアの形が、対頂角φ=90°に選定されたものを用い
ることができる。通常、四重極コイル3における磁界が
最大となるためのコア11a及び11bの条件は、各コ
ア11a及び11bの端部を交差して結ぶ線i及びjの
対頂角φが90°に選定された場合であるため、上記例
の場合、静ミスコンバーゼンスを補正するための補正磁
界が最大となる四重極コイル3を保持板4に設置できる
ことになる。
【0023】尚、図1において、19a及び19bは、
ネジ穴20にネジをねじ込むことによって取付けられる
配線基板に設けられた四重極補正電源と上記四重極コイ
ル3とを電気的に接続するための端子である。また、2
1a及び21bは、配線基板に設けられた速度変調回路
とVMコイルとを電気的に接続するための端子である。
ネジ穴20にネジをねじ込むことによって取付けられる
配線基板に設けられた四重極補正電源と上記四重極コイ
ル3とを電気的に接続するための端子である。また、2
1a及び21bは、配線基板に設けられた速度変調回路
とVMコイルとを電気的に接続するための端子である。
【0024】上述のように、本例によれば、保持筒部材
2の外周中、保持板4に上記四重極コイル3を取付けた
際、四重極コイル3を構成する2つのコア11a及び1
1bの各端部が当接する位置に凹部18を形成するよう
にしたので、図3に示すように、四重極コイル3の各コ
ア11a及び11bの先端が電子ビームR,G,Bに近
づくことになり、これによって、四重極コイル3の感度
を向上させることができる。その結果、四重極補正電源
からの供給電流の増大化を抑えることが可能となり(従
来の3倍強に対してその2倍で済む)、蛍光面のフラッ
ト化及びその高画質を図った陰極線管の構造の複雑化及
び大型化を回避させることができる。
2の外周中、保持板4に上記四重極コイル3を取付けた
際、四重極コイル3を構成する2つのコア11a及び1
1bの各端部が当接する位置に凹部18を形成するよう
にしたので、図3に示すように、四重極コイル3の各コ
ア11a及び11bの先端が電子ビームR,G,Bに近
づくことになり、これによって、四重極コイル3の感度
を向上させることができる。その結果、四重極補正電源
からの供給電流の増大化を抑えることが可能となり(従
来の3倍強に対してその2倍で済む)、蛍光面のフラッ
ト化及びその高画質を図った陰極線管の構造の複雑化及
び大型化を回避させることができる。
【0025】特に、上記凹部18を、各凹部18を交差
して結ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100°とな
る位置に形成するようにしたので、静ミスコンバーゼン
スを補正するための補正磁界が最大となる四重極コイル
を保持構体1に容易に設置することができる。その結
果、四重極補正電源からの供給電流の増大化を大幅に抑
えることが可能となり、蛍光面のフラット化及びその高
画質を図った陰極線管の構造の簡略化及び小型化を促進
させることができる。
して結ぶ線m及びnの対頂角θが80°〜100°とな
る位置に形成するようにしたので、静ミスコンバーゼン
スを補正するための補正磁界が最大となる四重極コイル
を保持構体1に容易に設置することができる。その結
果、四重極補正電源からの供給電流の増大化を大幅に抑
えることが可能となり、蛍光面のフラット化及びその高
画質を図った陰極線管の構造の簡略化及び小型化を促進
させることができる。
【0026】尚、この本例に係る四重極コイル用保持構
体1は、陰極線管のネック部中、電子銃のメインレンズ
が形成される部分に対応する箇所に、図1で示す保持筒
部材2の位置決め用突起23の端部が配置されるように
取り付ける。この場合、保持筒部材2に巻回したVMコ
イルがメインレンズを中心に前後方向に伸びるかたちと
なるため、特に電子銃内において発生する渦電流による
損失を極力低減させることができる。
体1は、陰極線管のネック部中、電子銃のメインレンズ
が形成される部分に対応する箇所に、図1で示す保持筒
部材2の位置決め用突起23の端部が配置されるように
取り付ける。この場合、保持筒部材2に巻回したVMコ
イルがメインレンズを中心に前後方向に伸びるかたちと
なるため、特に電子銃内において発生する渦電流による
損失を極力低減させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る四重極コイル用保持構体に
よれば、四重極コイルの感度を向上させることができ、
四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えることが
可能で、蛍光面のフラット化及びその高画質を図った陰
極線管の構造の複雑化及び大型化を回避させることがで
きる。
よれば、四重極コイルの感度を向上させることができ、
四重極補正電源からの供給電流の増大化を抑えることが
可能で、蛍光面のフラット化及びその高画質を図った陰
極線管の構造の複雑化及び大型化を回避させることがで
きる。
【図1】本実施例に係る四重極コイル用保持構体を示す
分解斜視図。
分解斜視図。
【図2】本実施例に係る保持筒部材に設けた凹部と四重
極コイルのコアの配置関係を示す説明図。
極コイルのコアの配置関係を示す説明図。
【図3】本実施例に係る四重極コイル用保持構体に四重
極コイルを取り付けた状態を示す要部の平面図。
極コイルを取り付けた状態を示す要部の平面図。
1 四重極コイル用保持構体 2 保持筒部材 3 四重極コイル 4 保持板 5 穴 6,8 係止突起付き舌片 9 ガイド片 10 案内溝 11a,11b コア 12 アーム部 13 導線 14 ボビン
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極線管のネック部が挿通される保持筒
部材と、該保持筒部材が挿通、嵌合される穴を有し、上
面にコア付き四重極コイルが取り付けられる保持板とか
らなる四重極コイル用保持構体において、 上記保持筒部材の外周中、上記保持板に上記四重極コイ
ルを取付けた際に、該四重極コイルを構成する2つのコ
アの各端部が当接する位置に凹部が形成されていること
を特徴とする四重極コイル用保持構体。 - 【請求項2】 上記凹部は、各凹部を交差して結ぶ線m
及びnの対頂角θが80°〜100°に選定されている
ことを特徴とする請求項1記載の四重極コイル用保持構
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19802991A JPH0541182A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 四重極コイル用保持構体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19802991A JPH0541182A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 四重極コイル用保持構体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541182A true JPH0541182A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16384343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19802991A Pending JPH0541182A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 四重極コイル用保持構体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541182A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1051639C (zh) * | 1994-07-07 | 2000-04-19 | Lg电子株式会社 | 阴极射线管的会聚系统 |
CN1088540C (zh) * | 1995-02-20 | 2002-07-31 | Lg电子株式会社 | 彩色阴极射线管的磁部件 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP19802991A patent/JPH0541182A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1051639C (zh) * | 1994-07-07 | 2000-04-19 | Lg电子株式会社 | 阴极射线管的会聚系统 |
CN1088540C (zh) * | 1995-02-20 | 2002-07-31 | Lg电子株式会社 | 彩色阴极射线管的磁部件 |
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