JPH0540936Y2 - - Google Patents

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JPH0540936Y2
JPH0540936Y2 JP1985062140U JP6214085U JPH0540936Y2 JP H0540936 Y2 JPH0540936 Y2 JP H0540936Y2 JP 1985062140 U JP1985062140 U JP 1985062140U JP 6214085 U JP6214085 U JP 6214085U JP H0540936 Y2 JPH0540936 Y2 JP H0540936Y2
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claws
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cylinder
body cylinder
screw
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ねじ、ボルトなど頭部を有するねじ
類(以下単にねじという。)供給装置付締付工具
に関するものであり、詳しくは先端部のねじ把持
機構の改良である。すなわち、ねじの把持および
解放を正確、迅速、確実に実現するねじ把持機構
をそなえたねじ供給装置付締付工具に関するもの
である。
(従来の技術) 従来ねじ供給装置付締付工具のねじ把持機構に
は、例えば第7図に示すものが知られていた。こ
の機構では常時は圧縮バネ1により爪2の前端が
内側に閉じるように付勢され、ねじ3の軸部を把
持する。この状態でねじとねじ穴の中心軸を一致
させ、ビツト(図示しない)によりねじに回転力
を加える。ねじ3がねじ穴にねじ込まれると、爪
2にねじ3の頭部が接触するようになり、バネ1
の力に抗して爪2がひろげられ頭部が爪2を通過
する。通過直後爪2は再び閉じられ、ねじ供給装
置から送られる次のねじ3の軸部を把持し次のね
じ締め作業にそなえる。
この機構以外に、例えば圧縮バネ1のかわりに
爪2の支持ピン2aにトルクバネをとりつける方
式(実開昭58−70879)、爪自体に弾力性を持たせ
たもの(実開昭54−31529)なども知られていた。
しかしながら、これら機構によるときには、ね
じ把持力が弾性力によるため、ねじを充分確実に
把持することがきない。そのため、例えばねじと
ねじ穴の心合わせの作業中、あるいは回転力を加
えはじめた直後などに、ねじが倒れたり傾いたり
することを完全には防止しえず、作業の中断をし
ばしば余儀なくされた。
さらにまた、ねじの供給送り速度を高めると、
ねじの慣性を前記バネや爪自体の弾性力では止め
きれなくなり、ねじが爪2の先端部より飛びだし
てしまうという問題点を有していた。
これらの問題点を解決する技術が特開昭57−
127679号公報に開示されている。この技術では本
体筒に一対の爪を揺動可能に設け、この爪の後端
内側にロツク部材を設ける。このロツク部材はロ
ツク位置とアンロツク位置との間でスライド可能
となつている。このロツク部材をスライドさせる
ために、本体筒と回転駆動部との間に中間軸を設
ける。この中間軸は外筒と内筒で形成され両者は
軸方向にスライド可能となつている。そしてねじ
の締付開始前と開始後とで外筒と内筒のスライド
位置が切換えられるようになつている。この外筒
と内筒の相対移動が前記ロツク部材に伝達され
る。これによりねじの締付開始前はロツク部材に
よつて爪の拡開が禁止されてねじが強固に把持さ
れる。締付開始後は爪が拡開して締付作業が行な
われる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこの技術では、ロツク部材をロツ
ク位置とアンロツク位置とに切換えるために、外
筒や内筒といつた中間軸やこの中間軸の相対移動
でロツク部材をスライドさせるレバー等が必要で
あり、構造が複雑となつている。このため作動の
安定性、工具の重量、生産のコスト等に問題を残
している。
そこで本考案はより簡単な構造で爪のロツク・
アンロツクを切換えられるようにするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) そのために、本体筒6と、一対の爪5,5′と、
回転駆動軸12と、ビツト13とを有し、該一対
の爪5,5′は本体筒6の先端に形成された切り
込み部6d,6d′中でその中間部位を貫通するピ
ン5a,5a′を中心に揺動可能に前記本体筒6に
軸支され、該本体筒6の側方にはねじ供給管4が
接続されており、該回転駆動軸12は本体筒6の
軸心を中心に回転させるものであり、該ビツト1
3は該回転駆動軸12に遊転不能で軸方向にスラ
イド可能に連携されているとともに、シリンダ1
0によつて該本体筒6中でスライドされるねじ供
給装置付締付工具において、前記本体筒6の内側
でかつ該ビツト13の外側に、摺動筒7が本体筒
6の軸方向にスライド可能に収容され、該摺動筒
7はばね8で前記本体筒6の先端側に付勢されて
おり、該摺動筒7の先端には前記爪5,5′との
干渉を避けるためのスリツト7c,7c′が形成さ
れ、該摺動筒7の前記爪5,5′の後端に対応す
る位置には、前記摺動筒7が前記本体筒6に対し
て前進した位置にあるときに前記爪5,5′の後
端内側に当接して前記爪5,5′の拡開を禁止し、
前記摺動筒7が前記本体筒6に対して後退した位
置にあるときに前記爪5,5′の後端内側から離
れて前記爪5,5′の拡開を許容するテーパ面7
b,7b′が形成されており、前記テーパ面7b,
7b′の後端側には前記切り込み部6d,6d′の後
端面6a,6aに当接する段差部が設けられ、し
かもこの段差部と摺動筒7の先端間の距離は前記
後端面6a,6aと前記爪5,5′の先端間の距
離よりも長く、しかも前記摺動筒7の側面にはね
じ供給管4から供給されるねじの通過を許容する
開孔が形成されていることを特徴とするねじ供給
装置付締付工具を創作した。
(作用) これによると、摺動筒7の摺動自体によつて爪
5,5′のロツク・アンロツクが切換えられる。
すなわち構造を著しく単純化することができる。
しかもここで摺動筒7によつて爪やビツトの動き
やねじの供給が妨げられることもない。このため
作動の安定性、工具の軽量化、生産コスト等の問
題が解決される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について第1図〜第6
図と対比しつつ説明する。第1図、第2図はねじ
供給装置付締付工具の全体を示す図であり、第1
図のA−A線より左方は縦断正面図、右方は第2
図のD−C線断面図で示す。ねじ3はねじ供給管
4より送りこまれ、図示の位置で対向する一対の
爪5,5′により把持される。爪はピン5a,5
a′により本体筒部6に開閉可能に枢着され、かつ
ピン5a,5a′より後方(図の右方)内周側にテ
ーパ面5b,5b′が形成されている(第3〜5図
参照)。摺動筒7は本体筒部6に内装して圧縮バ
ネ8を介して摺動可能にとりつけられている。摺
動筒7の外周面には前記爪5,5′のテーパ面5
b,5b′に密着可能の形状の突起(以下摺動筒の
テーパ面を7b,7b′とする。)が設けられ、常
時はバネ8により摺動筒7は前方(図の左方)へ
押されて両者は密着し、爪は閉状態で固定され
る。摺動筒7の先端部7aは第6図に示すように
対向するスリツト7c,7c′を有する形状に加工
され、その先端は爪5の先端よりも前方に突出し
ている。
本体筒部6の先端には先端から切り込み部6
d,6d′が設けられ、4本の突起6b,6b′,6
c,6c′が形成され、各突起には爪5,5′支持
用のピン5a,5a′を挿入するためのピン穴6
e,6e′が設けられている。この本体筒部6内に
は第6図に示す如く、摺動筒7が組みつけられ、
その先端部7aは上記突起の内側に当接し、ぐら
つかない。摺動筒7の先端部7aの対向するスリ
ツト7c,7c′内には爪5,5′が遊嵌され、ピ
ン5a,5a′を軸として開閉自在となつている。
摺動筒7の外周にある突起のテーパ面7b,7
b′は本体筒部6の切り込み部分6d,6d′に位置
し、爪5,5′の内周側テーパ面5b,5b′に直
接接触する。
上記構成において、ねじ3が爪5,5′で把持
された状態で工具の引金スイツチ9をひくと、シ
リンダー10のピストン11が前方(図で左方)
へ押しだされ、角棒状の駆動軸12に摺動可能に
とりつけられた内面角状のビツト13を前方へ押
しだす。ビツト13の先端部13aはボルト頭部
に係合可能なソケツトになつており、ねじに回転
力を与える。このとき第3図に示すごとくワーク
14のねじ穴15とねじ3の中心軸を一致させ、
軽く当接させる。この作業中ねじ3は爪5,5′
に確実に把持され、決して倒れたり傾いたりする
ことがない。
ねじが数山ねじこまれ、ぐらつかない程度にな
つたとき、摺動筒7の先端7aがワーク面14a
に当接して摺動後退し、テーパ面5bと7b,
5′と7b′が離れ、第4図に示すように爪5,
5′がピン5a,5a′を軸として拡開可能になる。
この時点では、ねじ3の爪5,5′による把持が
ゆるんでも問題はない。
第5図に示すごとく、ねじ3の締付け完了状態
では摺動筒7は、本体筒部6に設けられた端面6
aに当接し、わずかに爪5の先端よりも突出し、
これ以上後退しない。このため爪の開閉によりワ
ーク面が傷つけられることがない。締付け完了後
工具がワーク面から離れると、摺動筒7がばね8
により前方に付勢され、摺動筒7のテーパ面7
b,7b′が爪5,5′のテーパ面5b,5b′に密
着し、爪を再び閉状態でロツクする。
(効果) 本考案によりねじを剛的にかつ確実、強固に把
持しうるようになつた。このため、作業中ねじが
倒れあるいは傾いたりして作業が中断されること
がない。またねじの心合せ作業も楽に行なえる。
また、ねじの供給速度を早めても、ねじが本締付
工具先端部より飛びだすことがなく、作業サイク
ルを短かくすることができる。さらにまた爪をロ
ツク・アンロツクするための部材が摺動筒7だけ
であることから構造が極めて単純化され、作動の
確実性、工具の軽量化、生産コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である工具本体の縦
断正面図であり、第2図は第1図の側面図を示
す。ただし第1図A−A線より右方は第2図のC
−D線断面図である。第3図から第5図はねじ把
持機構の開閉作動を説明する図であつて、工具先
端部の第2図B−C線断面図を示す。第6図はイ
が爪、ロが摺動筒、ハが本体筒部の分解斜視図で
あり、第7図は従来のねじ把持機構を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体筒6と、一対の爪5,5′と、回転駆動軸
    12と、ビツト13とを有し、 該一対の爪5,5′は本体筒6の先端に形成さ
    れた切り込み部6d,6d′中でその中間部位を貫
    通するピン5a,5a′を中心に揺動可能に前記本
    体筒6に軸支され、 該本体筒6の側方にはねじ供給管4が接続され
    ており、 該回転駆動軸12は本体筒6の軸心を中心に回
    転されるものであり、 該ビツト13は該回転駆動軸12に遊転不能で
    軸方向にスライド可能に連携されているととも
    に、シリンダ10によつて該本体筒6中でスライ
    ドされるねじ供給装置付締付工具において、 前記本体筒6の内側でかつ該ビツト13の外側
    に、摺動筒7が本体筒6の軸方向にスライド可能
    に収容され、 該摺動筒7はばね8で前記本体筒6の先端側に
    付勢されており、 該摺動筒7の先端には前記爪5,5′との干渉
    を避けるためのスリツト7c,7c′が形成され、 該摺動筒7の前記爪5,5′の後端に対応する
    位置には、前記摺動筒7が前記本体筒6に対して
    前進した位置にあるときに前記爪5,5′の後端
    内側に当接して前記爪5,5′の拡開を禁止し、
    前記摺動筒7が前記本体筒6に対して後退した位
    置にあるときに前記爪5,5′の後端内側から離
    れて前記爪5,5′の拡開を許容するテーパ面7
    b,7b′が形成されており、 前記テーパ面7b,7b′の後端側には前記切り
    込み部6d,6d′の後端面6a,6aに当接する
    段差部が設けられ、しかもこの段差部と摺動筒7
    の先端間の距離は前記後端面6a,6aと前記爪
    5,5′の先端間の距離よりも長く、 しかも前記摺動筒7の側面にはねじ供給管4か
    ら供給されるねじの通過を許容する開孔が形成さ
    れていることを特徴とするねじ供給装置付締付工
    具。
JP1985062140U 1985-04-24 1985-04-24 Expired - Lifetime JPH0540936Y2 (ja)

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JPS61178675U JPS61178675U (ja) 1986-11-07
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134299A (en) * 1977-02-15 1978-11-22 Leitner Kajetan Chuck
JPS57127679A (en) * 1981-01-27 1982-08-07 Nitto Seiko Kk Holder for fastener part of automatic driver

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53134299A (en) * 1977-02-15 1978-11-22 Leitner Kajetan Chuck
JPS57127679A (en) * 1981-01-27 1982-08-07 Nitto Seiko Kk Holder for fastener part of automatic driver

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JPS61178675U (ja) 1986-11-07

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