JPH0540870U - 粉粒体の落下発塵シミユレータ - Google Patents

粉粒体の落下発塵シミユレータ

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JPH0540870U
JPH0540870U JP9085191U JP9085191U JPH0540870U JP H0540870 U JPH0540870 U JP H0540870U JP 9085191 U JP9085191 U JP 9085191U JP 9085191 U JP9085191 U JP 9085191U JP H0540870 U JPH0540870 U JP H0540870U
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JP
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valve
dust
air
powder
simulator
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JP9085191U
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光徳 四枝
康弘 山本
哲弘 浅田
昇 二宮
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな装置で、精度良く粉粒体の発塵
強度をシミュレートすることを可能とするシミュレータ
を提供することを課題とするものである。 【構成】 粉粒体を上方より落下してその発塵強度を測
定するシミュレータにおいて、粉粒体落下流路を形成す
る両端開放型の筒体を設け、その上部及び下部に各々開
閉弁を配設すると共に、該上部開閉弁と下部開閉弁の間
内に粉粒体切出弁を設け、前記下部開閉弁と粉粒体切出
弁の間に空気取入口を設け、前記粉粒体切出弁と空気取
入口の間に空気吸引管を連接し、該空気吸引管と空気取
入口の間にダスト採取装置を着脱可能にした測定口を設
けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粉粒体の輸送過程におけるコンベアー乗継部等のように粉粒体が落下 する位置における発塵状態をシミュレートするシミュレータに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
粉粒体を複数ベルトコンベアーで輸送する場合、コンベアー間の乗継部でダス トが発生し作業環境を悪化させる。そこで、周辺環境の防塵対策が必要となるが 、それには、発生源つまり、コンベアー乗継部での粉粒体の発塵強度(単位雰囲 気体積当たりに存在するダスト量)を精度良く測定することが必要である。
【0003】 従来の発塵強度測定用シミュレータとしては、ほぼ中央で互いに交差するよう に傾斜した2つのコンベアーを設けて、その両端を各々搬送してきた粉粒体が乗 継可能なように、その乗継部を各々シュートで覆って連結すると共に、該コンベ アー乗継部のシュート内で落下又は落下衝撃で粉粒体が飛散し、この飛散した粉 粒体(ダスト)を空気と共に採取口からハイボリュームサンプラーにより吸引採 取し、そのダスト量を秤量して吸気の単位体積当たりの含塵量を発塵強度として 検知するものがある〔特開昭63−131051号公報〕。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来技術では、(イ)ベルトコンベアーに試料として積載した粉粒体 の微粉が付着して、シュート内に落下しないために測定誤差が生じる。(ロ)水 分が低い(3%以下)と発塵し易くなり、コンベアーで搬送中に風で飛散して測 定誤差が生じる。(ハ)ベルトコンベアーを使用するので設備が大型化し、高価 となる。
【0005】 本考案は上記問題を有することなく、コンパクトな装置で、精度良く発塵強度 を測定することが可能なシミュレータを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、粉粒体を上方より落下してその発塵状態をシミュレートするシミュ レータにおいて、粉粒体落下流路を形成する両端開放型の筒体を設け、その上部 及び下部に各々開閉弁を配設すると共に、該上部開閉弁と下部開閉弁の間内に粉 粒体切出弁を設け、前記下部開閉弁と粉粒体切出弁の間に空気取入口を設け、前 記粉粒体切出弁と空気取入口の間に空気吸引管を連接し、該空気吸引管と空気取 入口の間にダスト採取装置を着脱可能にした測定口を設けたものである。
【0007】
【作用】
本考案は筒体内部に安定した上昇空気流を形成し、この筒体内に粉粒体試料を 落下させることで安定した発塵状態を作り出すものである。そして、この発塵し たダストを空気と共に筒体に設けたダスト採取装置で吸引採取することにより、 精度良い発塵強度の測定が可能となり、しかも、装置がコンパクトとなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1を参照して説明する。 図1は本例の粉粒体発塵強度測定用シミュレータの全体構成図である。 図中、Aは粉粒体落下流路を形成するアクリル製パイプの円筒状筒体、1,7 は筒体Aの上部と下部に各々挿出入可能に設けた開閉弁としての上部仕切板、及 び下部仕切板、2は上部仕切板1の直下に回転可能に設けた粉粒体仕切弁として の回転式丸型弁、3は回転式丸型弁2を固定するための固定ピン、4は回転式丸 型弁2の直下に設けた空気吸引管、4aは筒体A内の空気を吸引排出して、該筒 体A内に上昇流をつくるために空気吸引管4の途中に介設したエジェクターノズ ル、4bは空気吸引管4の下端に連接した排気清浄化用バグフィルター、5は筒 体A内で発生するダストを採取するためのI型円形濾紙、I型円筒濾紙等を内蔵 したダスト採取装置であり、この先端の吸引口5cとダスト採取部5aは筒体A に設けた測定口10から筒体A内に臨ませてあり、しかもダスト採取部5aの後 部は連絡管5dを介して真空ポンプ5eと、吸引流量を積算するための流量計5 fに順次接続している。
【0009】 6は空気吸引管4から空気吸引時に外気を取入れる空気取入口であり、この設 置位置は下部仕切板7上に落下堆積する粉粒体試料の上面より上方に設ける。 8は上部より落下した試料を回収する試料回収ボックス9内に配置した台車で ある。
【0010】 以下に試験方法を説明する。 先ず、測定口10に流速計(図示せず)をセットし、この流速計の測定流速( 筒体A内を上昇する空気の流速)が所定値になるようにエジェクターノズル4a から噴出する空気量を調整する。 その時の吸引空気は吸引口6より吸入されるが、外気のダストを吸わないよう に吸引口6に濾布(図示せず)を設ける。
【0011】 次に、前記流速計を測定口10から取外し、この測定口10にダスト採取装置 5の先部(5a,5c,5dの一部)を装入し、該ダスト採取装置5の吸引口5 cを筒体A内に臨む状態にして連絡管5dを測定口10に栓5bで固定する。そ して、連絡管5dと真空ポンプ5e及び流量計5fを連結して、筒体A内を上昇 する空気を吸入測定可能とする。
【0012】 更に、上部仕切板1を矢印Y方向に移動して開放し、粉粒体試料Eを回転式丸 型弁2上に載せた後、仕切板1を矢印Z方向に移動して閉じる。 ついで、エジェクターノズル4aから空気を噴出して筒体A内の空気を吸引し 所定流速の上昇空気流を形成する。
【0013】 ついで、回転式丸型弁2の回転を固定している固定ピン3を抜いて、該回転式 丸型弁2を90度回転させる。これにより、回転式丸型弁2上の粉粒体試料Eは 筒体A内を落下する。
【0014】 この粉粒体試料Eが落下した時点をスタートとして、真空ポンプ5eを起動し て筒体A内の空気をダストと共にダスト採取部5a内に等速吸引し、ダストを採 取する。これを筒体A内にダストの飛散が無くなるまでの数分間継続する。
【0015】 ダストの採取が終了すると直ちに、栓5b及びダスト採取部5aを測定口10 より取り除き、ダスト採取部5a内の採取ダストを濾紙と共に取り出し、更に該 ダスト採取中に吸引した空気吸引量を流量計5fで読む。
【0016】 又、筒体A内を落下して下部仕切板7上に落下した粉粒体試料Eは、下部仕切 板7を矢印X方向に移動させて開放して、回収ボックス9内の台車8に落下させ 回収する。そして、前記開放した下部仕切板7を矢印W方向に移動して再び閉じ る。 この状態で次の粉粒体試料Eについて上記と同様にして繰り返し行う。
【0017】 前記ダスト採取装置5で採取したダストはデシケータで乾燥後、天秤で重量を 秤量する。又、前記流量計5fで測定した吸引空気流量を、温度、圧力、水分補 正して標準状態(1気圧、0℃)にする。そして、この両者から標準状態に於け る発塵強度(mg/Nm3 )を算定する。
【0018】 尚、本実施例では、筒体Aを一重の円筒式としたが、これに限ることなく、空 気吸引管4の接続部と空気取入口6との間の任意の部分を二重管式でスライド方 式として落下路長さ(高さ)を可変可能にすることで、筒体Aの高さを自由に変 更することが可能となり、粉粒体搬送コンベアーライン等における種々の高さの 乗継部における発塵強度をシミュレートできるので好ましい。
【0019】
【考案の効果】
本考案のシミュレータは、以上述べたようにベルトコンベアーの乗継部等の粉 粒体落下部における発塵強度をコンパクトで、簡単な操作により、精度良くシミ ュレートすることが可能となり、その効果は多大のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図。
【符号の説明】
A 筒体 2 粉粒体切出弁 4 空気吸引管 5 ダスト採取装置 6 空気取入口 10 測定口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 二宮 昇 大分市大字西ノ洲1番地 新日本製鐵株式 会社大分製鐵所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を上方より落下してその発塵状態
    をシミュレートするシミュレータにおいて、粉粒体落下
    流路を形成する両端開放型の筒体を設け、その上部及び
    下部に各々開閉弁を配設すると共に、該上部開閉弁と下
    部開閉弁の間内に粉粒体切出弁を設け、前記下部開閉弁
    と粉粒体切出弁の間に空気取入口を設け、前記粉粒体切
    出弁と空気取入口の間に空気吸引管を連接し、該空気吸
    引管と空気取入口の間にダスト採取装置を着脱可能にし
    た測定口を設けたことを特徴とする粉粒体の落下発塵シ
    ミュレータ。
JP9085191U 1991-11-06 1991-11-06 粉粒体の落下発塵シミュレ―タ Expired - Lifetime JP2514048Y2 (ja)

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JPH0540870U true JPH0540870U (ja) 1993-06-01
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ID=14010088

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09159597A (ja) * 1995-12-04 1997-06-20 Nikkiso Co Ltd 粉体の粒度分布測定装置
KR100434651B1 (ko) * 2002-05-31 2004-06-12 김두환 분진폭발 시험용 균일 분진운 형성장치 및 방법
JP2015025748A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 セイコーインスツル株式会社 塵埃量検出装置および塵埃量検出装置の制御方法
JP2017154112A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 新日鐵住金株式会社 電気集塵装置およびその調整方法

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