JPH0540780Y2 - - Google Patents

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JPH0540780Y2
JPH0540780Y2 JP1988139915U JP13991588U JPH0540780Y2 JP H0540780 Y2 JPH0540780 Y2 JP H0540780Y2 JP 1988139915 U JP1988139915 U JP 1988139915U JP 13991588 U JP13991588 U JP 13991588U JP H0540780 Y2 JPH0540780 Y2 JP H0540780Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、額ぶちや、上縁にフレームをつけた
り全周をフレームで囲成したパネル類などを、ワ
イヤで懸吊支持するための金具に関するものであ
り、さらに詳しくは裏枠にスライド溝を備えた額
ぶちやフレームなどに適用され、額類を鉛直に垂
下支持するための金具に関するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
本出願人は、先にワイヤを用いて額類を鉛直に
垂下支持するための金具を実願昭62−122538号で
提案している。
しかしながら、この金具は額を鉛直にしたとき
にその重心を含む額に平行な面上にワイヤ案内部
の先端が位置し、ワイヤをワイヤ案内部の先端部
に係合させたときのみに鉛直懸吊が可能なもので
あるので、額ぶちやフレームの型、サイズごとに
サイズをあわせて製作せねば鉛直懸吊できず、汎
用性がなかつた。
本考案は上述の問題点を解決しようとするもの
で、異なる寸法サイズの額ぶちやフレームなどに
汎用性をもつて適用できる額ぶち懸吊用金具を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係る考案の額ぶち懸吊金具は本体の
上方部を鉛直懸吊用のワイヤ案内部に形成し、中
間部に額ぶち裏枠のスライド溝に係合するスライ
ダ金具を設け、下方部にワイヤグリツプを設け、
全体をくの字状に成形し、前記ワイヤ案内部には
ワイヤ挿通用開口を適宜間隔をもつて複数個設け
たことを特徴とする額ぶち懸吊金具である。
請求項2に係る考案の額ぶち懸吊金具は請求項
1の要件に加えて、本体の中間部に適宜間隔をも
つて複数個の開口を設け、スライダ金具を該開口
の1つのビスで固着できるようにしたものであ
る。
〔作用〕
請求項1の懸吊金具は本体の上方部を鉛直懸吊
用のワイヤ案内部に形成し、中間部に額ぶち裏枠
のスライド溝に係合するスライダ金具を設け、下
方部にワイヤグリツプを設け、前記ワイヤ案内部
にはワイヤ挿通用開口を適宜間隔をもつて複数個
設けたので、複数のワイヤ挿通用開口の中から最
適のものを選んでワイヤを挿通係止すことにより
重心の位置の異なる額ぶちにも適用される。
なお、鉛直懸吊に限られるものではなく、ワイ
ヤ挿通口開口の選び方によつて所望の角度に前か
がみに傾斜させた懸吊状態が得られることは勿論
である。
請求項2の懸吊金具は本体の中間部に適宜間隔
をもつて複数個の開口を設け、スライダ金具を該
開口の1つにビスで固着できるようにした請求項
1記載の額ぶち懸吊金具であるので、上述の作用
のほか、スライダ金具を取り付ける開口を選ぶこ
とにより、額ぶちのスライド溝から頂部までの高
さ寸法の異なる額ぶちに適用することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜10図を用いて説明す
る。
第1〜5図は本体1にスライダ金具2及びワイ
ヤグリツプ(以下グリツプ)3を設けてなる請求
項1の額ぶち懸吊金具の実施例で、第5図のよう
に例えば絵画6を収容した額ぶち7(絵画6と額
ぶち7及びその他のガラス、押えパネルなどをあ
わせて額8という)に装着されるものである。
本体1の中間部には該中間部を額裏面に平行に
近接せしめた状態のときに額ぶち7の裏枠のスラ
イド溝11に合致する形状でスライド溝11をス
ライド自在のスライダ金具2(この例ではT字型
突起)が前方に突出させて設けられている。この
例では本体1に一体成形してあるが、スライダ金
具2を開口にビスで着脱自在に取り付ける構造と
すれば、スライダ金具2の形状を選ぶことにより
スライド溝11の形状の異なる額ぶち7に広く適
用できる。
本体1の下方部は前方下方に傾斜しており、そ
の裏側に枠体が一体成形されてグリツプ3を斜め
状態に保持するポケツト部4が形成されている。
本体1の上方部は前方上方に傾斜したワイヤ案
内部5に形成されており、ワイヤ案内部5には適
宜間隔をあけてワイヤ挿通用開口91,92,93
が、先端部にはワイヤガイド用凹部10(これも
作用としてワイヤ挿通用開口の1つであるが先端
なのでガイド用凹部の形状としてある)が、基部
にはワイヤ裏抜出用開口12が、それぞれ設けら
れ、例えばハリ14から垂下されているワイヤ1
5をワイヤ挿通用開口91,92,93、ワイヤガ
イド用凹部10のうち、額8の重心を含む、絵画
6に平行な面(以下基準面)13上(或いは最も
近い位置)に開口するものを選んでワイヤ案内部
5下方に挿通し、次いでワイヤ15をワイヤ裏抜
出用開口12から本体1の裏側にくぐらせ、ワイ
ヤ15先端をグリツプ3に保持させて固定し、額
8を常に鉛直状態に懸吊できるようになつてい
る。
なお、この例のワイヤ挿通用開口91,92,9
及びワイヤ裏抜出用開口12は側部に連通開口
して設けられ、挿通係止を容易としてある。
また、ワイヤ挿通用開口91,92,93及びワ
イヤ裏抜出用開口12とグリツプ3は本体1の第
1図における中心線16上に並べて設けられてい
る。
グリツプ3としてはワイヤ15の任意の位置に
固定できるものであれば特に限定されないが、好
ましい一例を第4図に示す。
ケース17は上端部に径が漸減するテーパー筒
体を有する円筒体で中空部にはスリーブ18が摺
動可能に設けられている。
スリーブ18は中心にワイヤ挿通孔19を貫通
して備えると共に、ワイヤ挿通孔19に挿通され
たワイヤ15に接離してワイヤ15を拘束し、ま
たフリーとするボール20を保持する筒体で、ケ
ース17の上端部内周のテーパー面部21に合致
するコーン形状のボール保持部とコーン形状の小
径側に続く操作部と大径側に設けたバネ受部22
及びガイド部23とからなつている。ボール保持
部にはボール保持孔24が、例えば3個等間隔で
半径方向に貫通して配備され、各ボール保持孔2
4に適当な大きさのボール20がワイヤ挿通孔1
9に突没自在に収容されている。
スリーブ18はバネ26により上方即ちテーパ
ー面部21の小径側に付勢されて収容され、各ボ
ール20がテーパー面部21によりワイヤ挿通孔
19に突出してその相互間隔が狭まり、操作部が
ケース17から突出するように付勢されている。
スリーブ18及びバネ26はケース17に両者
を挿入後バネ受座板25をケース17の下端部に
設けることでケース17に封入されるが、この例
のバネ受座板25はケース17下端内部に螺合し
て固定されている。
グリツプ3はケース17の外周部がネジ面に形
成され、本体1の内周部がネジ面に形成されたポ
ケツト部4に螺合固着されているが、圧入しても
よいし、ポケツト部4を設けずに単にケース17
と本体1とを適宜手段で固着してもよい。
第6,7図は別の実施例の本体1を示す(スラ
イダ金具2及びグリツプ3は省略)。
ワイヤ案内部5は下面部にワイヤガイド溝27
を備えた断面コ字状部材でワイヤ挿通用開口91
2を備え、ワイヤガイド溝27の下端にワイヤ
裏抜出用開口12が穿設されている。本体1の下
方部は中間部に平行でポケツト部4はグリツプ3
を鉛直に保持するようになつていて、中間部の背
面部にはワイヤガイド溝28が設けられている。
第8図は請求項2の考案の実施例の一部を示
す。ワイヤ案内部5は第1〜5図のものと同じよ
うに形成されている。スライダ金具2′は着脱自
在のもので、中間部にはスライダ金具2′の取付
用の開口が例えば3個(開口301,302,30
)適宜間隔をもつて上下に並べて穿設されてい
る。この額ぶち7′の裏枠のスライド溝11′が下
方に開口した型式で、対応するスライダ金具2′
はビス止め用の基板部21′にスライダコマ部2
′を突設してある。基板部21′には内周部をネジ
面とした穴が穿設されている。使用に際しては額
ぶち7′の形状に応じて開口301,302,303
から適宜高さの開口を選んでビス29を用いてス
ライダ金具2′を連結し、懸吊される額の基準面
上にある(或いは最も近い)ワイヤ挿通用開口を
選んでワイヤ15がワイヤ案内部5に挿通され
る。
従つて、第9図a,bのように(この例は本体
1の中間部から基準面13までの距離がほぼ同じ
であるので同じワイヤ挿通用開口が用いられてい
るが)スライド溝11と頂部との高さ間隔hが異
なる額ぶち7A群では開口を選んでスライダ金具
2′を本体1に取り付けて用いられる。第10図
a,b,c,dのようにスライド溝11から基準
面13までの水平距離lが異なる額ぶち7B群で
は適当なワイヤ挿通用開口を選択して、鉛直懸吊
を果たすようにする。
以上、本体1にスライダ金具2,2′とグリツ
プ3を設けた例で説明したが、グリツプ3のケー
スを本体1として該ケースにスライダ金具2,
2′を設けたものにも適用できる。
〔考案の効果〕
請求項1の額ぶち懸吊金具は本体の上方部を鉛
直懸吊用のワイヤ案内部に形成し、中間部に額ぶ
ち裏枠のスライド溝に係合するスライダ金具を設
け、下方部にワイヤグリツプを設け、全体をくの
字状に形成し、前記ワイヤ案内部にはワイヤ挿通
用開口を適宜間隔をもつて複数個設けたので、異
なるサイズの額ぶちやフレームを鉛直に懸吊する
ことができ、高い汎用性が得られる。
また特に、請求項2の請求項2の懸吊金具は本
体の中間部に適宜間隔をもつて複数個の開口を設
け、スライダ金具を該開口の1つにビスで固着で
きるようにしたので、スライド溝から頂部までの
高さ寸法が異なる額ぶちにも容易に適用すること
ができ、より高い汎用性を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の考案の実施例の背面図、第
2図は側面図、第3図は正面図、第4図はグリツ
プ3の縦断面図、第5図は使用状態の側面図、第
6図は別の実施例の本体1の背面図、第7図はそ
の縦断面図、第8図は請求項2の考案の実施例の
一部の一部断面側面図、第9図a,bは請求項2
の考案の作用を示すための種々の使用状態の説明
図、第10図a,b,c,dは請求項1の考案の
作用を説明するための種々の額ぶちの断面図であ
る。 1……本体、2,2′……スライダ金具、3…
…グリツプ、4……ポケツト部、5……ワイヤ案
内部、6……絵画、7,7′,7A,7B……額
ぶち、8……額、91,92,93……ワイヤ挿通
用開口、10……ワイヤガイド用凹部、11……
スライド溝、12……ワイヤ裏抜出用開口、13
……基準面、14……ハリ、15……ワイヤ、1
6……中心線、17……ケース、18……スリー
ブ、19……ワイヤ挿通孔、20……ボール、2
1……テーパー面部、22……バネ受部、23…
…ガイド部、24……ボール保持孔、25……バ
ネ受座板、26……バネ、27,28……ワイヤ
ガイド溝、29……ビス、301,302,303
……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体の上方部を鉛直懸吊用のワイヤ案内部に
    形成し、中間部に額ぶち裏枠のスライド溝に係
    合するスライダ金具を、また、下方部にワイヤ
    グリツプを設け、全体を額ぶち裏面側から斜め
    上方に延出するくの字状に成形し、前記ワイヤ
    案内部にはワイヤ挿通用開口を適宜間隔をもつ
    て複数個設けたことを特徴とする額ぶち懸吊金
    具。 (2) 前記本体の中間部に適宜間隔をもつて複数個
    の開口を設け、前記スライド金具を該開口の1
    つにビスで固着できるようにした請求項1記載
    の額ぶち懸吊金具。
JP1988139915U 1988-10-28 1988-10-28 Expired - Lifetime JPH0540780Y2 (ja)

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JP1988139915U JPH0540780Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8952116B2 (en) 2009-09-29 2015-02-10 Nippon Shokubai Co., Ltd. Particulate water absorbent and process for production thereof
US9926449B2 (en) 2005-12-22 2018-03-27 Nippon Shokubai Co., Ltd. Water-absorbent resin composition, method of manufacturing the same, and absorbent article

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JPS5139759U (ja) * 1974-09-19 1976-03-24

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JPH0261263U (ja) 1990-05-08

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