JPH0540632U - 皿ばねアセンブリ - Google Patents

皿ばねアセンブリ

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JPH0540632U
JPH0540632U JP9663591U JP9663591U JPH0540632U JP H0540632 U JPH0540632 U JP H0540632U JP 9663591 U JP9663591 U JP 9663591U JP 9663591 U JP9663591 U JP 9663591U JP H0540632 U JPH0540632 U JP H0540632U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
spring assembly
disc spring
clutch
disc springs
Prior art date
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Pending
Application number
JP9663591U
Other languages
English (en)
Inventor
道夫 岡田
一志 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皿ばねの組合わせに於いて、規制されるスペ
ース内でばね荷重を増大する。 【構成】 複数の皿ばねの内周縁及び外周縁を、これら
の皿ばねが挟持される2つの部材間に対して直接衝当さ
せ、かつこれらの皿ばねを同心的に組み合わせること
で、限られたスペース内で大きなばね荷重を発生する皿
ばねアッセンブリを提供できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、皿ばねアセンブリに関し、特にトルクリミッタに好適な皿ばねアセ ンブリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、皿ばねアセンブリには種々なものがあり、例えば図4の(a)に示され るように、同一形状をなす皿ばねを軸線方向平行に積重ねる並列組合わせと、同 図(b)に示されように、同一形状をなす皿ばねの各外周縁を互いに当接させ、 あるいは各内周縁を互いに当接させる直列組合わせとが一般的に知られている。
【0003】 直列組合わせは、同一荷重に対して撓みを大きくしたい場合に適用され、並列 組合わせは、同一撓みに対して荷重を大きくしたい場合に適用されている。
【0004】 しかしながら、これらの組合わせは図4より明らかなように軸線方向寸法が増 大してしまう欠点を有し、特に限られたスペースに対して十分なばね荷重を必要 としたい場合に於いては、並列組合わせを適用できなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、規定されるスペー ス内に於いて、ばね荷重を増大し得る皿ばねアセンブリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的は本考案によれば、2つの部材間に挟持されて圧縮ばね力を発生 する皿ばねアセンブリであって、互いに同心的に組合わされた皿ばねを有し、前 記各皿ばねの内周縁及び外周縁が前記両部材に対してそれぞれ直接衝当するよう に、前記各皿ばねがそれぞれ異なる径を有することを特徴とする皿ばねアセンブ リを提供することにより達成される。
【0007】
【作用】
このようにすれば、複数の皿ばねの内周縁及び外周縁が、これらの皿ばねが挟 持される2つの部材に対して直接衝当し、かつこれらの皿ばねが同心的に組合わ されることから、高さを増大させることなく複数の皿ばねを並列に組合わせるこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面について詳しく説明する。
【0009】 図1は、本考案が適用されたエンジン用始動装置としての減速機付スタータ1 の全体を示しており、このスタータ1は、直流モータ2の回転によりエンジンの 始動に必要な回転力を発生するものである。直流モータ2のモータ軸2aの図の 右側端部は、コンミテータ3を覆うエンドカバー4に固設された玉軸受5により 軸支され、図の左側部分は、軸線方向に大小の円筒部を同軸的に形成されたセン タブラケット6に固設された玉軸受7により軸支されている。
【00010】 回転軸2aの左側の軸端には、駆動ギヤ8が形成されており、この駆動ギヤ8 には、ドリブンギヤ9が噛合している。ドリブンギヤ9は、中空をなすクラッチ インナ10にメタル軸受11を介して回動自在なように枢支されている。また、 ドリブンギヤ9には、その内部に受容された後記するトルクリミッタ12を介し てクラッチアウタ13が係合している。
【00011】 クラッチアウタ13とクラッチインナ10との間には、該クラッチアウタ13 の内周面を複数に等分割して周方向に楔状をなすクラッチ溝14が設けられてお り、このクラッチ溝14内に、コイルばね15により押圧付勢された図示しない クラッチローラが挿入圧入してある。これらは公知の一方向クラッチとして作用 し、クラッチアウタ13からクラッチインナ10への駆動力は伝達するが、クラ ッチインナ10側の回転速度がクラッチアウタ13よりも高くなると、クラッチ アウタ13が空転するようにされている。
【00012】 クラッチインナ10の図の右側端部は、センタブラケット6に固設された玉軸 受16により軸支され、その中間部は、一方向クラッチ等を受容するケーシング としてのギヤカバー17に固設された玉軸受18により軸支されている。また、 クラッチインナ10の左側端部の外周面には、ヘリカルスプライン19が形成さ れている。このヘリカルスプライン19には、ヘリカルスプライン19に沿って 回動しながら軸線方向移動を行ない、しかもクラッチインナ10と一体的に回転 し得るように、ピニオン軸20が螺合している。このピニオン軸20の外周には 、エンジンのリングギヤ21に噛合すべくピニオンギヤ22が形成されている。
【00013】 中空に形成されたクラッチインナ10の内部には、プッシュロッド23が軸線 方向に摺動自在なように挿通されている。プッシュロッド23の左端は、ピニオ ン軸20の左端内部と皿バネ24を弾発的に係合すると共に、クリップ25によ り係合され、そして右端は、クラッチインナ10内に緩挿されたコイルばね26 に係合して常時右方向に付勢されている。これによりピニオン軸20は、プッシ ュロッド23と共に常時右方向、即ちリングギヤ21とピニオンギヤ22との噛 合いを解除する方向に付勢されている。
【00014】 プッシュロッド23の右端には、電磁スイッチ27のシフトレバー28が当接 している。電磁スイッチ27は、直流電動機2とその軸線を平行に配設されてお り、内蔵されたコイル29を励磁することによりプランジャ30を吸引し、プラ ンジャ30に往復運動を与えるようにされている。
【00015】 プランジャ30の先端は、捩りコイルばね31を介して前記したシフトレバー 28に弾発的に係合しており、プランジャ30が引き込まれるとシフトレバー2 8が時計回り方向に回動し、プッシュロッド23を押出すようにされている。
【00016】 電磁スイッチ27のバッテリ接続端子32には、図示されないバッテリが電気 的に接続され、スイッチ端子33には、図示されないイグニッションスイッチが 電気的に接続され、電磁スイッチ27のモータ接続端子33とモータ2とが互い に電気的に接続されている。
【00017】 直流モータの回転軸に噛合するドリブンギヤ9には、図2に示されるように中 空軸をなす内筒部35と、外周面にギヤ部9aが形成された外筒部36と、これ ら両者を接続する環状の底部37とが一体的に形成されている。内筒部35の外 周面の遊端部には、ねじ溝35bが形成されている。
【00018】 ドリブンギヤ9の底部37の内側には、ドリブンギヤ9と一体回転するように 円環状の摩擦板38が配設されている。この摩擦板38の図の左側には、クラッ チアウタ13に向けて突出する歯状軸線方向フランジ39aを有するディスクプ レート39が、内筒部35に相対回転自在に嵌装されている。このディスクプレ ート39の図の左側には、摩擦板40が内筒部35に相対回転不能に嵌装されて いる。そして、内筒部35のねじ溝35bに螺合するナット41と摩擦板40と の間には、この間に縮設されて摩擦板40を底部37側に向かって所定のばね力 をもって押圧する皿ばねアセンブリ42が、内筒部35に相対回転不能に嵌装さ れている。
【00019】 ディスクプレート39とクラッチアウタ13とは、樹脂製の円環状継手部材4 3を介して継手されている。継手部材43の一方の端部には、歯状軸線方向フラ ンジ39aに噛合する歯状部分43aが形成され、他方の端部の内周には、クラ ッチアウタ13の外周面に形成されたセレーションと係合するセレーション部分 43bが形成されている。これら摩擦板37、40と、ディスクプレート39と 、皿バネアセンブリ42と、ナット41と、継手部材43とからトルクリミッタ 12が構成されている。
【00020】 このように構成されたトルクリミッタ12内の皿ばねアセンブリ42は、図3 に詳しく示されるように、それぞれの傾斜角β、自由高さH、板厚hが同一でか つそれぞれの径が異なる3枚の皿ばね42a〜42cが、隣接する皿ばねと重り 合わないようにして、内筒部35に互いに同心的に嵌装されている。
【00021】 よって、各皿ばね42a〜42cは、各内周縁がナット41の図3に於ける右 側端面に直接衝当し、各外周縁が摩擦板40の図3に於ける左側端面に直接衝当 した状態で、これらナット41と摩擦板40との間に挟持され、しかもそれぞれ の皿ばね42a〜42cが同心的に配設されていることから、図4に示される従 来の皿ばねアセンブリに見られるように、軸線方向寸法の好ましくない増大を回 避できる。
【00022】 従って、皿ばねアセンブリ42は、皿ばねを単独使用した場合と同一の軸線方 向のスペース内に配設されているにもかかわらず、単独の皿ばねに比してばね荷 重を増大することができる。
【00023】 尚、本実施例では皿ばねアセンブリをエンジン用スタータに適用して説明した が、クラッチの加圧ばね、プレス機械の緩衝ばね等にこの皿ばねアセンブリを採 用することもできる。
【00024】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、本考案による皿ばねアセンブリによれば、 2つの部材間に挟持され、かつ内周縁及び外周縁が前記両部材に対して衝当する 複数の皿ばねを、互いに同心的に組合わせることで、ばね荷重を大きくすること ができる。しかも組合わせによる軸線方向寸法が増大しないため、特に限られた スペース内に於いて大きなばね荷重が必要とされるトルクリミッタに採用すれば 、該トルクリミッタを何等大型化することなく、大きな付勢力を得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたエンジン用始動装置の全体
を示す図である。
【図2】図1の一部分を示す拡大断面図である。
【図3】本考案の皿ばねアセンブリを示す拡大断面図で
ある。
【図4】従来の皿ばねアセンブリを示す断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン用始動装置 2 直流モータ 2a モータ軸 3 コンミテータ 4 エンドカバー 5、7、16、18 玉軸受 6 センタブラケット 8 駆動ギヤ 9 ドリブンギヤ 9a ギヤ部 10 クラッチインナ 11 メタル軸受 12 トルクリミッタ 13 クラッチアウタ 14 クラッチ溝 15 コイルばね 17 ギヤカバー 19 ヘリカルスプライン 20 ピニオン軸 21 リングギヤ 22 ピニオンギヤ 23 プッシュロッド 24 皿ばね 25 クリップ 26 コイルばね 27 電磁スイッチ 28 シフトレバー 29 コイル 30 プランジャ 31 捩りコイルばね 32 バッテリ接続端子 33 スイッチ端子 34 モータ接続端子 35 内筒部 35b ねじ溝 36 外筒部 37 底部 38、40 摩擦板 39 ディスクプレート 39a 歯状軸線方向フランジ 41 ナット 42 皿ばねアセンブリ 42a〜42c 皿ばね 43 円環状継手部材 43a 歯状部分 43b セレーション部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの部材間に挟持されて圧縮ばね力を
    発生する皿ばねアセンブリであって、 互いに同心的に組合わされた皿ばねを有し、 前記各皿ばねの内周縁及び外周縁が前記両部材に対して
    それぞれ直接衝当するように、前記皿ばねがそれぞれ異
    なる径を有することを特徴とする皿ばねアセンブリ。
JP9663591U 1991-10-29 1991-10-29 皿ばねアセンブリ Pending JPH0540632U (ja)

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JPH0540632U true JPH0540632U (ja) 1993-06-01

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JP9663591U Pending JPH0540632U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 皿ばねアセンブリ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010101022A1 (ja) * 2009-03-02 2010-09-10 日本発條株式会社 ばねの積層構造
JP2013501198A (ja) * 2009-08-05 2013-01-10 スネクマ 半径方向アクティビティを有するプレストレス導入装置

Cited By (3)

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