JPH054054A - ステンレスボールミルポツトの洗浄方法 - Google Patents
ステンレスボールミルポツトの洗浄方法Info
- Publication number
- JPH054054A JPH054054A JP3162477A JP16247791A JPH054054A JP H054054 A JPH054054 A JP H054054A JP 3162477 A JP3162477 A JP 3162477A JP 16247791 A JP16247791 A JP 16247791A JP H054054 A JPH054054 A JP H054054A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- pot
- pots
- balls
- stainless
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- Withdrawn
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 金属粉末をステンレスボールと共にステンレ
スポットに入れ、ポットを回転させて金属粉末同志を衝
突させ拡散反応を促進させるメカニカルアロイイングに
使用したステンレスポット及びボールの表面にこびりつ
いた金属粉末を除去するための洗浄方法。 【構成】 ステンレスポット2内に多数個のステンレス
ボールを入れる。ステンレスポットもステンレスボール
もそれぞれメカニカルアロイイング使用後のものを用い
るので、それぞれの表面には金属粉末が付着してこびり
ついている。ポット2内にはボールとともにアルミナ粉
末とメタノールを加え、ポット2内をアルゴンガスで置
換して、ボールミル架台1上で各ポットを回転させる。
スポットに入れ、ポットを回転させて金属粉末同志を衝
突させ拡散反応を促進させるメカニカルアロイイングに
使用したステンレスポット及びボールの表面にこびりつ
いた金属粉末を除去するための洗浄方法。 【構成】 ステンレスポット2内に多数個のステンレス
ボールを入れる。ステンレスポットもステンレスボール
もそれぞれメカニカルアロイイング使用後のものを用い
るので、それぞれの表面には金属粉末が付着してこびり
ついている。ポット2内にはボールとともにアルミナ粉
末とメタノールを加え、ポット2内をアルゴンガスで置
換して、ボールミル架台1上で各ポットを回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メカニカルアロイイン
グ使用後のステンレスポット及びボールに適用される固
着金属の洗浄方法に関する。
グ使用後のステンレスポット及びボールに適用される固
着金属の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属粉末をステンレスボールと共にステ
ンレスポット(円筒容器)に入れ、ポットを回転させる
ことにより金属粉末同志を衝突させ拡散反応を促進させ
るメカニカルアロイイング法は固相反応の一つとして最
近特に注目されている新技術である。
ンレスポット(円筒容器)に入れ、ポットを回転させる
ことにより金属粉末同志を衝突させ拡散反応を促進させ
るメカニカルアロイイング法は固相反応の一つとして最
近特に注目されている新技術である。
【0003】メカニカルアロイイングに使用したステン
レスポット及びボールの表面には、使用した金属粉末が
こびりつき、そのままでは別種の金属粉末を中に入れて
メカニカルアロイイングさせることが出来ない。
レスポット及びボールの表面には、使用した金属粉末が
こびりつき、そのままでは別種の金属粉末を中に入れて
メカニカルアロイイングさせることが出来ない。
【0004】しかしながら従来、一度メカニカルアロイ
イング法に使用したステンレスポット及びボールに付着
した金属粉末を取り除く適当な洗浄方法は無かった。
イング法に使用したステンレスポット及びボールに付着
した金属粉末を取り除く適当な洗浄方法は無かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来メ
カニカルアロイイング後のステンレスポット及びボール
に付着した金属粉末を取り除く適切な方法が無かった事
から、グラインダー等で不完全ながら除去するか又は、
異種金属を用いる場合には新しいステンレスポット及び
ボールを使用しなければならない等の不具合があった。
カニカルアロイイング後のステンレスポット及びボール
に付着した金属粉末を取り除く適切な方法が無かった事
から、グラインダー等で不完全ながら除去するか又は、
異種金属を用いる場合には新しいステンレスポット及び
ボールを使用しなければならない等の不具合があった。
【0006】本発明は上記各不具合点を解決した新たな
ステンレスポット及びボール表面の付着金属を除去する
洗浄方法を提供することを目的としている。
ステンレスポット及びボール表面の付着金属を除去する
洗浄方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のステンレスボールミルポットの洗浄方法は、架
台上に回転自在に装架した一度使用済のステンレスポッ
ト内に、同様に一度使用済のステンレスボールととも
に、アルミナ粉末とメタノールとを入れ、前記ポット内
をアルゴンガスで置換して該ポットを回転させ、ステン
レスポット及びステンレスボールの表面に付着した金属
粉末を除去することを特徴としている。
本発明のステンレスボールミルポットの洗浄方法は、架
台上に回転自在に装架した一度使用済のステンレスポッ
ト内に、同様に一度使用済のステンレスボールととも
に、アルミナ粉末とメタノールとを入れ、前記ポット内
をアルゴンガスで置換して該ポットを回転させ、ステン
レスポット及びステンレスボールの表面に付着した金属
粉末を除去することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のステンレスボールミルポットの洗浄方
法は、一度使用したステンレスポット内に、同様に一度
使用したボールを入れ、さらにポット内にアルミナ粉末
を入れ、ポットを回転させるとアルミナ粉末とボールの
衝突によりポット及びボールの表面に付着した金属粉末
が削り落とされる。
法は、一度使用したステンレスポット内に、同様に一度
使用したボールを入れ、さらにポット内にアルミナ粉末
を入れ、ポットを回転させるとアルミナ粉末とボールの
衝突によりポット及びボールの表面に付着した金属粉末
が削り落とされる。
【0009】さらに、同ポット内にメタノールを同時に
入れて回転しているので、アルミナとステンレスボール
の摩擦熱の発生を防ぎ、また一度削り落とされた金属粉
末の再付着を防ぐことができる。
入れて回転しているので、アルミナとステンレスボール
の摩擦熱の発生を防ぎ、また一度削り落とされた金属粉
末の再付着を防ぐことができる。
【0010】また、ポット内をアルゴン置換させるのは
金属粉末が何らかの酸化・還元作用を起こしてステンレ
スポット及びボールに悪影響を及ぼさない為である。
金属粉末が何らかの酸化・還元作用を起こしてステンレ
スポット及びボールに悪影響を及ぼさない為である。
【0011】以上の作用により、ポットを回転させてお
くだけで、入力を要することなくステンレスポット及び
ボールの洗浄が非常に簡単に行える。
くだけで、入力を要することなくステンレスポット及び
ボールの洗浄が非常に簡単に行える。
【0012】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例について説
明すると、図1はステンレスポットの取付構造を示す斜
視図、図2〜図5は本発明で使用するステンレスポッ
ト、ステンレスボール、アルミナ粉末、メタノール等を
示す概略図であり、また図6〜図8は本発明洗浄方法の
作用を示す各説明図である。
明すると、図1はステンレスポットの取付構造を示す斜
視図、図2〜図5は本発明で使用するステンレスポッ
ト、ステンレスボール、アルミナ粉末、メタノール等を
示す概略図であり、また図6〜図8は本発明洗浄方法の
作用を示す各説明図である。
【0013】これらの図において、ボールミル架台1上
には円筒容器よりなるステンレスポット2が数個設置さ
れそれぞれ回転可能に装架されている。ステンレスポッ
ト2はメカニカルアロイイング使用後のものを用いてい
る。
には円筒容器よりなるステンレスポット2が数個設置さ
れそれぞれ回転可能に装架されている。ステンレスポッ
ト2はメカニカルアロイイング使用後のものを用いてい
る。
【0014】前記ステンレスポット2内に、同様にメカ
ニカルアロイイング使用後のステンレスボール3を多数
個挿入すると共に、アルミナ粉末4及びメタノール5を
加え、ポット2内をアルゴンガスにより置換してボール
ミル架台1上で各ポット2をそれぞれ回転させる。
ニカルアロイイング使用後のステンレスボール3を多数
個挿入すると共に、アルミナ粉末4及びメタノール5を
加え、ポット2内をアルゴンガスにより置換してボール
ミル架台1上で各ポット2をそれぞれ回転させる。
【0015】各ポット2の回転により、同ポット2内に
おいて図6に示すようなステンレスボール3の表面及び
ポット表面6に付着した金属粉は、図7に示すようにボ
ール3とアルミナ粉末4の衝突によりそれぞれの表面に
付着してこびりついていた金属粉末が削り落とされて図
8に示すようにきれいなステンレス表面が現われる。な
お7は削り落とされた金属粉と微細化したアルミナ粉末
とを示す。
おいて図6に示すようなステンレスボール3の表面及び
ポット表面6に付着した金属粉は、図7に示すようにボ
ール3とアルミナ粉末4の衝突によりそれぞれの表面に
付着してこびりついていた金属粉末が削り落とされて図
8に示すようにきれいなステンレス表面が現われる。な
お7は削り落とされた金属粉と微細化したアルミナ粉末
とを示す。
【0016】メタノールは市販品を用い、またアルミナ
粉末は1mm〜2mm程の角部の有る比較的粒度の大きなも
のを使用する。
粉末は1mm〜2mm程の角部の有る比較的粒度の大きなも
のを使用する。
【0017】なおメカニカルアロイイング後のステンレ
スポット及びボールの表面は、図6に示すように金属粉
末8が層状に付着している
スポット及びボールの表面は、図6に示すように金属粉
末8が層状に付着している
【0018】
【発明の効果】本発明を採用することにより、メカニカ
ルアロイイング後のステンレスポット及びボール表面の
均一な洗浄を行うことができ、一度使用したステンレス
ポット及びボールを、他の異種金属粉のメカニカルアロ
イイングに使用することが可能となる。(特にステンレ
スボールについては、他の適切な洗浄方法が無い為、再
度メカニカルアロイイングを行う場合には新しいボール
と交換しなければならなかった。)
ルアロイイング後のステンレスポット及びボール表面の
均一な洗浄を行うことができ、一度使用したステンレス
ポット及びボールを、他の異種金属粉のメカニカルアロ
イイングに使用することが可能となる。(特にステンレ
スボールについては、他の適切な洗浄方法が無い為、再
度メカニカルアロイイングを行う場合には新しいボール
と交換しなければならなかった。)
【0019】又、一度使用したステンレスポットを同種
金属粉に用いる場合、以前は人力(グラインダ等)によ
り内部の研磨を行っていたのが、本発明を用いた場合に
は、人力を煩らわせることなく、ボールミル架台の上に
ポットを乗せて回転させるだけで容易に洗浄を行うこと
ができる。
金属粉に用いる場合、以前は人力(グラインダ等)によ
り内部の研磨を行っていたのが、本発明を用いた場合に
は、人力を煩らわせることなく、ボールミル架台の上に
ポットを乗せて回転させるだけで容易に洗浄を行うこと
ができる。
【図1】本発明方法に用いるステンレスポットの1実施
例の取付け状態を示す斜視図である。
例の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】同ステンレスポットの拡大図である。
【図3】本発明方法に用いるステンレスボールの拡大図
である。
である。
【図4】本発明方法に用いるアルミナ粉末の斜視図であ
る。
る。
【図5】同方法に用いるメタノールの収納容器の外観図
である。
である。
【図6】メカニカルアロイイング後のステンレスポット
及びボール表面の断面図である。
及びボール表面の断面図である。
【図7】本発明方法におけるボールとアルミナ粉末の衝
突状態を示す作用説明図である。
突状態を示す作用説明図である。
【図8】本発明方法により洗浄した後のステンレスポッ
ト及びボールの表面断面図である。
ト及びボールの表面断面図である。
1 ボールミル架台 2 ステンレスポット 3 ステンレスボール 4 アルミナ粉末 5 メタノール 6 ステンレスポット表面 7 削り落とされた金属粉と微細化したアルミナ粉末 8 付着した金属粉
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 架台上に回転自在に装架した一度使用済
のステンレスポット内に、同様に一度使用済のステンレ
スボールと共にアルミナ粉末とメタノールを入れ前記ポ
ット内をアルゴンガスで置換して該ポットを回転させス
テンレスポット及びステンレスボールの表面に付着した
金属粉末を除去することを特徴としたステンレスボール
ミルポットの洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162477A JPH054054A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ステンレスボールミルポツトの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162477A JPH054054A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ステンレスボールミルポツトの洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054054A true JPH054054A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15755365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162477A Withdrawn JPH054054A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ステンレスボールミルポツトの洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054054A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100333835C (zh) * | 2005-07-29 | 2007-08-29 | 华南理工大学 | 一种等离子体辅助高能球磨方法 |
JP2011005355A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Sintokogio Ltd | メディアの表面付着物の除去方法 |
JP2014525383A (ja) * | 2011-12-31 | 2014-09-29 | 中国電子科技集団公司第十三研究所 | 微細化白色セラミックス及びその調製方法 |
CN115127884A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-09-30 | 包头钢铁(集团)有限责任公司 | 一种解决试样制备球磨机物料粘结的方法 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3162477A patent/JPH054054A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100333835C (zh) * | 2005-07-29 | 2007-08-29 | 华南理工大学 | 一种等离子体辅助高能球磨方法 |
JP2011005355A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Sintokogio Ltd | メディアの表面付着物の除去方法 |
JP2014525383A (ja) * | 2011-12-31 | 2014-09-29 | 中国電子科技集団公司第十三研究所 | 微細化白色セラミックス及びその調製方法 |
CN115127884A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-09-30 | 包头钢铁(集团)有限责任公司 | 一种解决试样制备球磨机物料粘结的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |