JPH0540486Y2 - - Google Patents

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JPH0540486Y2
JPH0540486Y2 JP11568389U JP11568389U JPH0540486Y2 JP H0540486 Y2 JPH0540486 Y2 JP H0540486Y2 JP 11568389 U JP11568389 U JP 11568389U JP 11568389 U JP11568389 U JP 11568389U JP H0540486 Y2 JPH0540486 Y2 JP H0540486Y2
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optical fiber
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【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、ユニツト形光フアイバケーブルに関
し、特にビル内の床下配線等の屋内配線に適した
高可撓性のユニツト形光フアイバケーブルに関す
る。 [従来の技術] 金属撚線上に合成樹脂を被覆してなるテンシヨ
ンメンバを中心として、その周囲に、ユニツト中
心部材上に光フアイバ心線を配したユニツトを配
してなるユニツト形光フアイバケーブルが公知で
ある。 第4図及び第5図は、このような公知の光フア
イバケーブルであつて特に屋外配線に好適に使用
されていた48心光フアイバケーブルを示す。 第5図に拡大断面を示す6心ユニツト31の中
心部材11は、外径1.0mmの亜鉛めつき鋼の単線
であり、合成樹脂等の被覆はない。このユニツト
中心部材11の周囲には、外径がいずれも0.9mm
である6本の光フアイバ心線20が撚り合わされ
ている。各光フアイバ心線20の中心部には、例
えばマルチモードのグレーデツドインデツクス
(G1)型光フアイバが配置される。この光フアイ
バは、外径50μmの石英ガラスからなるコアの上
に、このコアより屈折率の若干小さい石英ガラス
で構成したクラツドを付けて外径を125μmとした
ものである。各光フアイバ心線20は、この光フ
アイバ上にシリコーン樹脂からなる一次被覆を施
して外径を0.4mmとし、更にこの上にナイロン樹
脂からなる二次被覆を施して前記の外径0.9mmと
したものである。ただし、光フアイバ心線20の
内部構造は、図示を省略している。第5図の6心
ユニツト31は、以上のように配置した6本の光
フアイバ心線20の上にポリプロピレン(PP)
からなるクツシヨン層22を設け、更にこの上に
ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる
押え巻きテープ24を施して外径を約4mmとした
ものである。 第4図の48心光フアイバケーブル51は、以上
に説明した6心ユニツト31を8本配したもので
ある。この光フアイバケーブル51の中心部に
は、6.5mmの外径を有するテンシヨンメンバ41
が配置されている。このテンシヨンメンバ41の
中心には亜鉛めつき鋼の撚線(外径1.8mmの亜鉛
めつき鋼線を7本撚り合わせたもの)43が配さ
れ、この上にポリエチレン(PE)被覆44を施
して前記の外径6.5mmとしている。このテンシヨ
ンメンバ41の周囲に8本の前記6心ユニツト3
1を撚り合わせ、これに押え巻きテープ46を施
してケーブル心とし、更にこの上に標準厚さ2.0
mmのビニルシース48を被覆してケーブル51全
体の外径を約20mmとしている。 さて、各ユニツト31内の光フアイバ心線20
に側圧が加わると、その中心部の光フアイバに微
小な曲り(マイクロベンデイング)が生じて伝送
損失増加の原因となる。したがつて、光フアイバ
心線20に接するユニツト中心部材11の表面は
平滑でなければならない。また、この中心部材1
1は、適度の剛性がなければその外周への光フア
イバ心線20の撚り合わせ作業が困難となる。そ
こで、以上に説明した従来のユニツト形光フアイ
バケーブル51では、ユニツト中心部材11とし
て、表面が平滑でありかつ適度の剛性を有する亜
鉛めつき鋼の単線を使用していた。 また、従来のユニツト形光フアイバケーブル5
1は、屋外に布設され、かつ長尺のものが布設さ
れる場合が多い点を考慮して、テンシヨンメンバ
41として、布設時に加わる大きな張力に耐える
よう前記のとおり太径の亜鉛めつき鋼線43の上
にポリエチレン被覆44を施したものを使用して
いた。 [考案が解決しようとする課題] OA化の進展に伴い、ビル内で多心光フアイバ
ケーブルを布設することが多くなつてきた。 ところが、前記屋外配線用のユニツト形光フア
イバケーブル51は、テンシヨンメンバ41の中
心に太径の鋼線を使用していただけでなくユニツ
ト中心部材11に鋼単線を使用していたために、
床下配線等の屋内配線をするには可撓性に乏し
く、布設しにくいという問題があつた。 屋内配線の場合は屋外配線ほど布設時に大きな
抗張力を要しないので、ケーブル製造時に光フア
イバに過大な張力がかからない限度までテンシヨ
ンメンバ43中の鋼線を細くすることはできるけ
れども、屋内配線用としてはケーブル全体の可撓
性がなお不十分であつた。また、端末処理及び端
末配線における作業性の上からも、ユニツトの可
撓性向上が望まれていた。 本考案は、ユニツト形光フアイバケーブルにお
いて光フアイバ心線の伝送損失増加を未然に防止
しながらユニツトの可撓性を向上させるとともに
ケーブル全体の可撓性をも向上させることを目的
とする。 [課題を解決するための手段] 本考案は、「従来の技術」の項の冒頭に記載の
ユニツト形光フアイバケーブルにおいて、ユニツ
ト中心部材が、金属撚線上に合成樹脂を被覆しこ
の合成樹脂被覆の表面が平滑となるようにしたこ
とを特徴とするものである。 [作用] 金属の撚線は単線に比べて可撓性が高い。とこ
ろが、金属撚線だけでユニツト中心部材を構成す
る場合にはこの中心部材の表面に凹凸が生じてし
まい、光フアイバ心線のマイクロベンデイング発
生の原因となり得る。しかしながら、金属撚線上
に合成樹脂を被覆し且つこの合成樹脂被覆の表面
が平滑となるようにしたユニツト中心部材を採用
した本考案に係るケーブルは、ユニツト中心部材
の表面が平滑であり、マイクロベンデイングによ
る伝送損失の増加を未然に防止し、しかも、ユニ
ツト中心部材の中心に金属撚線を配しているの
で、ユニツトの可撓性を向上させるものであり、
テンシヨンメンバの中心に金属撚線が配されてい
ることもあいまつて、ケーブル全体の可撓性をも
向上させている。 [実施例] 第1図〜第3図は本考案の実施例に係る48心光
フアイバケーブルを示す。 6心ユニツト30の中心部材10の更に中心に
は第3図に詳細を示すように細径の亜鉛めつき鋼
撚線(外径0.2mmの亜鉛めつき鋼線を7本撚り合
わせたもの)が配され、この上にポリエチレン被
覆14をその表面が平滑となるように施してユニ
ツト中心部材10の外径を1.0mmとしている。こ
の中心部材10の周囲には、前記と同じく6本の
光フアイバ心線20が撚り合わされている。各光
フアイバ心線20の構造及び寸法は前記と同じで
あつて、前記と同様に内部構造の図示は省略して
いる。第2図の6心ユニツト30は、中心部材1
0の周囲に配置した6本の光フアイバ心線20の
上に前記と同様にクツシヨン層22を設け、更に
この上に押え巻きテープ24を施して外径を約4
mmとしたものである。 第1図の48心光フアイバケーブル50は、以上
に説明した6心ユニツト30を8本配したもので
ある。この光フアイバケーブル50の中心部に
は、従来と同様に6.5mmの外径を有するテンシヨ
ンメンバ40が配置されている。ただし、本実施
例では外径0.67mmの亜鉛めつき鋼線を7本撚り合
わせた従来より細径の撚線42をテンシヨンメン
バ40の中心に配し、この上にポリエチレン被覆
44を施して外径を6.6mmとしている。このテン
シヨンメンバ40は、屋内布設時の張力に十分耐
え得るものである。テンシヨンメンバ40の周囲
に8本の前記6心ユニツト30を撚り合わせ、こ
れに押え巻きテープ46及びビニルシース48を
施してケーブル50全体の外径を約20mmとしてい
る点は従来と同様である。 以上に説明した48心光フアイバケーブル50を
「実施例1」とし、そのユニツト中心部材10の
ポリエチレン被覆14の材料のみをポリ塩化ビニ
ル(PVC)に変更したものを「実施例2」とし、
前記従来の48心光フアイバケーブル51を「比較
例」として、第1表にケーブルの構造をまとめて
示す。また、6心ユニツト30,31及び48心光
フアイバケーブル50,51全体の可撓性試験の
結果を、第2表及び第3表にそれぞれ示す。ユニ
ツト試験では15cm、ケーブル試験では50cmの長さ
だけ試料を突出させ、各試料の先端に所定の荷重
を加えて突出部分をたわませる。荷重印加から30
秒後の先端の降下垂直距離を、ユニツトたわみ量
又はケーブルたわみ量として測定した。
【表】
【表】
【表】 以上の試験結果に示されるように、実施例1及
び2のユニツト形光フアイバケーブル50では6
心ユニツト30の可撓性とともにケーブル全体の
可撓性も大きく向上している。しかも、これらの
光フアイバケーブル50は、屈曲試験、圧縮試
験、衝撃試験及び捻回試験の4種の機械特性試験
のいずれにおいても、試験後の伝送損失の増加が
ないことが確認できた。ただし、屈曲試験では、
半径110mmのマンドレルにて±180°の往復曲げを
与えた。曲げ回数は10回である。圧縮試験では、
ケーブルの長手方向に幅50mmにわたり加圧した。
加圧箇所は50cm当り5ケ所であり、加圧力は75〜
900Kgfである。衝撃試験では、1mの高さから直
径25mmの円柱状の錘り(重量:500g及び1Kg)
を落下させた。衝撃印加箇所はケーブル長手方向
に50cm当り10ケ所である。捻回試験では、ケーブ
ルの両端を固定し、25Kgfの張力を加えた上で、
±90°(3サイクル)又は1〜3回転の捻りを加え
た。 また、上記実施例1及び2のユニツト形光フア
イバケーブル50では、ユニツト中心部材10の
剛性が光フアイバ心線20の撚り合わせ作業を困
難にするほど低くはならない。しかも、使用鋼線
量が大幅に低減するため、ケーブルの重量が引下
げられるだけでなく、ユニツト中心部材10の構
成コストを考慮してもケーブルコストが引下げら
れる。 なお、上記実施例では外径1.0mmのユニツト中
心部材10中に外径0.2mmの亜鉛めつき鋼線を7
本撚り合わせた金属撚線を配していたが、その径
と撚数は変更可能である。銅覆鋼線等の他の金属
材料からなる撚線を使用しても良い。ただし、径
を大きくして外径0.27mmの単線を7本撚りした金
属撚線を外径1.0mmのユニツト中心部材10中に
配する場合には、この撚線上の合成樹脂被覆の厚
みが0.1mmと極端に薄くなつてしまう。したがつ
て、被覆を均一に付けられない場合は中心部材1
0の表面に金属撚線が露出することがあり、光フ
アイバ心線20のマイクロベンデイングの原因と
なり得る。逆に径を極端に小さくして外径0.1mm
の単線を7本撚りする場合は、この撚線の剛性が
低くなり過ぎて光フアイバ心線20の撚り合わせ
作業が困難となる。 以上、6心ユニツトを用いた48心光フアイバケ
ーブルを実施例として取上げたが、2心ユニツ
ト、3心ユニツト、5心ユニツト等を用いた他の
心数のユニツト形光フアイバケーブルも当然本考
案に含まれる。 [考案の効果] 以上に説明したように、本考案に係るユニツト
形光フアイバケーブルは、金属撚線上に合成樹脂
を被覆し且つこの合成樹脂被覆の表面が平滑とな
るようにしたユニツト中心部材上に光フアイバ心
線を配したユニツトを採用しているので、本考案
によれば、光フアイバ心線のマイクロベンデイン
グによる伝送損失の増加を未然に防止し、しか
も、ユニツト中心部材の中心に金属撚線を配して
いるので、ユニツトの可撓性を向上させるもので
あり、テンシヨンメンバの中心に金属撚線が配さ
れていることもあいまつてケーブル全体の可撓性
をも向上させることができる。したがつて、本考
案に係る光フアイバケーブルは、安価に製造でき
るだけでなく、ビル内の床下配線等に際し布設と
配線が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る48心光フアイ
バケーブルの断面図、第2図は、前図の6心ユニ
ツトの拡大断面図、第3図は、前図のユニツト中
心部材の拡大断面図、第4図は、従来の48心光フ
アイバケーブルの断面図、第5図は、前図の6心
ユニツトの拡大断面図である。 符号の説明、10,11……ユニツト中心部
材、12……亜鉛めつき鋼撚線、14……ポリエ
チレン被覆、20……光フアイバ心線、22……
クツシヨン層、24……押え巻きテープ、30,
31……6心ユニツト、40,41……テンシヨ
ンメンバ、42,43……亜鉛めつき鋼撚線、4
4……ポリエチレン被覆、46……押え巻きテー
プ、48……ビニルシース、50,51……48心
光フアイバケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属撚線上に合成樹脂を被覆してなるテンシヨ
    ンメンバを中心として、その周囲に、ユニツト中
    心部材上に光フアイバ心線を配したユニツトを配
    してなるユニツト形光フアイバケーブルにおい
    て、前記のユニツト中心部材は、金属撚線上に合
    成樹脂を被覆しこの合成樹脂被覆の表面が平滑と
    なるようにしたことを特徴とするユニツト形光フ
    アイバケーブル。
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