JPH0540189A - 原子炉内部検査装置 - Google Patents
原子炉内部検査装置Info
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- JPH0540189A JPH0540189A JP3196595A JP19659591A JPH0540189A JP H0540189 A JPH0540189 A JP H0540189A JP 3196595 A JP3196595 A JP 3196595A JP 19659591 A JP19659591 A JP 19659591A JP H0540189 A JPH0540189 A JP H0540189A
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- pressure vessel
- reactor pressure
- reactor
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/26—Scanned objects
- G01N2291/269—Various geometry objects
- G01N2291/2695—Bottles, containers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子炉圧力容器の溶接部の健全性を内側から
容易に確認することができるようにすること。 【構成】 原子炉圧力容器1の上部には周方向移動台車
11が設けられ、周方向移動台車11の上には径方向移
動台車13が設けられている。また径方向移動台車13
には下側マスト14とマストの1段15を支持する上側
マスト16が取付けられ、これらは上下方向に伸縮自在
となっている。この場合、マストの1段15は上側マス
ト16に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付け
られ、さらに下側マスト14はマストの1段15に対し
て原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付けられている。
そして、下側マスト14の下端部には超音波探触子18
が取付けられている。
容易に確認することができるようにすること。 【構成】 原子炉圧力容器1の上部には周方向移動台車
11が設けられ、周方向移動台車11の上には径方向移
動台車13が設けられている。また径方向移動台車13
には下側マスト14とマストの1段15を支持する上側
マスト16が取付けられ、これらは上下方向に伸縮自在
となっている。この場合、マストの1段15は上側マス
ト16に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付け
られ、さらに下側マスト14はマストの1段15に対し
て原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付けられている。
そして、下側マスト14の下端部には超音波探触子18
が取付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設原子炉圧力容器胴体
の溶接部を内側から検査する装置に係り、特に、給水ス
パージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト
用ラグ、ジェットポンプ等との干渉を避けながら検査を
行う原子炉内部検査装置に関する。
の溶接部を内側から検査する装置に係り、特に、給水ス
パージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト
用ラグ、ジェットポンプ等との干渉を避けながら検査を
行う原子炉内部検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉内部検査装置は、特開昭6
1−130867号に記載されているように、原子炉圧
力容器の周方向と径方向に移動する移動台車が原子炉圧
力容器上部に設けられ、かつ該移動台車に上下方向に伸
縮するマストが吊設され、そのマストの下端部に超音波
探触子が取付けられたもので、超音波探触子を原子炉圧
力容器胴体内面に沿って走査し、同圧力容器の溶接の異
常を確認するようになっている。
1−130867号に記載されているように、原子炉圧
力容器の周方向と径方向に移動する移動台車が原子炉圧
力容器上部に設けられ、かつ該移動台車に上下方向に伸
縮するマストが吊設され、そのマストの下端部に超音波
探触子が取付けられたもので、超音波探触子を原子炉圧
力容器胴体内面に沿って走査し、同圧力容器の溶接の異
常を確認するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、上下方向に伸縮するマストが各段とも同一
軸上で伸縮する構成になっているため、超音波探触子を
走査する際に、原子炉圧力容器内に設けられた、給水ス
パージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト
用ラグ、ジェットポンプ等の原子炉内部機器にマストが
干渉してしまい、原子炉圧力容器胴体とジェットポンプ
との間の狭隘部へ超音波探触子を接近させることが大変
難しい。
来技術では、上下方向に伸縮するマストが各段とも同一
軸上で伸縮する構成になっているため、超音波探触子を
走査する際に、原子炉圧力容器内に設けられた、給水ス
パージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト
用ラグ、ジェットポンプ等の原子炉内部機器にマストが
干渉してしまい、原子炉圧力容器胴体とジェットポンプ
との間の狭隘部へ超音波探触子を接近させることが大変
難しい。
【0004】また、一般に超音波探触子はマストに直角
方向に固定されたアーム上に取付けられているため、こ
の超音波探触子取付部が故障等により制御できなくなっ
た場合に、アームを引上げようとしてもアームが原子炉
内部機器に干渉して、超音波探触子取付部を回収するこ
とが困難となる。
方向に固定されたアーム上に取付けられているため、こ
の超音波探触子取付部が故障等により制御できなくなっ
た場合に、アームを引上げようとしてもアームが原子炉
内部機器に干渉して、超音波探触子取付部を回収するこ
とが困難となる。
【0005】本発明の目的は、原子炉圧力容器の溶接部
の健全性を内側から容易に確認することができる原子炉
内部検査装置を提供することである。
の健全性を内側から容易に確認することができる原子炉
内部検査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原子炉圧力容器の上部に設けられ、原子
炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向移動台車と、該
周方向移動台車の上面に設けられ、原子炉圧力容器の径
方向に移動自在な径方向移動台車と、該径方向移動台車
に吊設され複数段に分割されて上下方向に伸縮するマス
トと、該マストの最下段部に取付けられ、原子炉圧力容
器の状況を検査する検査手段と、を備えた原子炉内部検
査装置において、前記マストの複数段のそれぞれの段を
構成する棒状部材のうち、少なくとも1つを原子炉圧力
容器の径方向にずらせて段違いに配置したことを特徴と
している。
に、本発明は、原子炉圧力容器の上部に設けられ、原子
炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向移動台車と、該
周方向移動台車の上面に設けられ、原子炉圧力容器の径
方向に移動自在な径方向移動台車と、該径方向移動台車
に吊設され複数段に分割されて上下方向に伸縮するマス
トと、該マストの最下段部に取付けられ、原子炉圧力容
器の状況を検査する検査手段と、を備えた原子炉内部検
査装置において、前記マストの複数段のそれぞれの段を
構成する棒状部材のうち、少なくとも1つを原子炉圧力
容器の径方向にずらせて段違いに配置したことを特徴と
している。
【0007】また、本発明は、原子炉圧力容器の上部に
設けられ、原子炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向
移動台車と、該周方向移動台車の上面に設けられ、原子
炉圧力容器の径方向に移動自在な径方向移動台車と、該
径方向移動台車に吊設され複数段に分割されて上下方向
に伸縮するマストと、該マストの最下段部に取付けら
れ、原子炉圧力容器の状況を検査する検査手段と、を備
えた原子炉内部検査装置において、前記マストの複数段
のそれぞれの段を構成する棒状部材のうち、少なくとも
1つを原子炉圧力容器の径方向にずらせて段違いに配置
するとともに、前記マストの最下段部にマストに直交し
たアームを取付け、該アームに沿って前記検査手段を移
動させる構成にしたことを特徴としている。
設けられ、原子炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向
移動台車と、該周方向移動台車の上面に設けられ、原子
炉圧力容器の径方向に移動自在な径方向移動台車と、該
径方向移動台車に吊設され複数段に分割されて上下方向
に伸縮するマストと、該マストの最下段部に取付けら
れ、原子炉圧力容器の状況を検査する検査手段と、を備
えた原子炉内部検査装置において、前記マストの複数段
のそれぞれの段を構成する棒状部材のうち、少なくとも
1つを原子炉圧力容器の径方向にずらせて段違いに配置
するとともに、前記マストの最下段部にマストに直交し
たアームを取付け、該アームに沿って前記検査手段を移
動させる構成にしたことを特徴としている。
【0008】さらに、本発明は、原子炉圧力容器の上部
に設けられ、原子炉圧力容器の周方向に移動自在な周方
向移動台車と、該周方向移動台車の上面に設けられ、原
子炉圧力容器の径方向に移動自在な径方向移動台車と、
該径方向移動台車に吊設され複数段に分割されて上下方
向に伸縮するマストと、該マストの最下段部に取付けら
れ、原子炉圧力容器の状況を検査する検査手段と、を備
えた原子炉内部検査装置において、前記マストの複数段
のそれぞれの段を構成する棒状部材のうち、少なくとも
1つを原子炉圧力容器の径方向にずらせて段違いに配置
するとともに、前記マストの最下段部に多関節アームを
取付け、該アーム先端に前記検査手段を設けたことを特
徴としている。
に設けられ、原子炉圧力容器の周方向に移動自在な周方
向移動台車と、該周方向移動台車の上面に設けられ、原
子炉圧力容器の径方向に移動自在な径方向移動台車と、
該径方向移動台車に吊設され複数段に分割されて上下方
向に伸縮するマストと、該マストの最下段部に取付けら
れ、原子炉圧力容器の状況を検査する検査手段と、を備
えた原子炉内部検査装置において、前記マストの複数段
のそれぞれの段を構成する棒状部材のうち、少なくとも
1つを原子炉圧力容器の径方向にずらせて段違いに配置
するとともに、前記マストの最下段部に多関節アームを
取付け、該アーム先端に前記検査手段を設けたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】例えば、給水スパージャ、炉心スプレイ配管、
シュラウドヘッドボルト用ラグ、ジェットポンプ等との
干渉を避けるようにして、マストを構成する複数段の棒
状部材のそれぞれの軸心位置をずらせて設定しておけ
ば、原子炉圧力容器の内壁に沿ってマストを伸縮させる
場合、上記原子炉内部機器に干渉することなく検査手段
を容易に移動させることができる。
シュラウドヘッドボルト用ラグ、ジェットポンプ等との
干渉を避けるようにして、マストを構成する複数段の棒
状部材のそれぞれの軸心位置をずらせて設定しておけ
ば、原子炉圧力容器の内壁に沿ってマストを伸縮させる
場合、上記原子炉内部機器に干渉することなく検査手段
を容易に移動させることができる。
【0010】また、検査手段取付部が故障等により制御
できなくなった場合も、マストを原子炉圧力容器胴体の
円周方向に移動させたのちに引上げれば、原子炉内部機
器に干渉することなく、検査手段取付部を回収すること
ができる。
できなくなった場合も、マストを原子炉圧力容器胴体の
円周方向に移動させたのちに引上げれば、原子炉内部機
器に干渉することなく、検査手段取付部を回収すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に従って説
明する。図1は本発明の原子炉内部検査装置を原子炉圧
力容器内に設置した様子を示し、図2は図1のA−A線
に沿って見た様子を示している。なお、図では原子炉圧
力容器胴体部を断面として、本発明の検査装置に直接関
係のある原子炉内部機器の給水スパージャ、炉心スプレ
イ配管、シュラウド、ジェットポンプのみが示されてお
り、その他の原子炉内部機器である蒸気乾燥器、気水分
離器、シュラウドヘッド、炉心、燃料集合体、制御棒等
は表示されていない。
明する。図1は本発明の原子炉内部検査装置を原子炉圧
力容器内に設置した様子を示し、図2は図1のA−A線
に沿って見た様子を示している。なお、図では原子炉圧
力容器胴体部を断面として、本発明の検査装置に直接関
係のある原子炉内部機器の給水スパージャ、炉心スプレ
イ配管、シュラウド、ジェットポンプのみが示されてお
り、その他の原子炉内部機器である蒸気乾燥器、気水分
離器、シュラウドヘッド、炉心、燃料集合体、制御棒等
は表示されていない。
【0012】図1において、原子炉圧力容器胴体1は円
筒状をしており、円周溶接線1A〜1Fと長手溶接線
(図2の符号1G)とを有している。原子炉圧力容器胴
体1の内部には給水スパージャ2が取付けられ、この給
水スパージャ2は原子炉圧力容器胴体1に沿って周方向
に配置されている。原子炉圧力容器胴体1の内側から検
査を行う場合、この給水スパージャ2が第1の干渉物と
なる。また給水スパージャ2の下側には、炉心スプレイ
配管3が給水スパージャ2に平行して取付けられてい
る。内側から検査を行う場合、この炉心スプレイ配管3
も邪魔になり、これが第2の干渉物となる。炉心スプレ
イ配管3の下方には、原子炉の炉心部を保持するシュラ
ウド4が配設されている。シュラウド4にはシュラウド
ヘッドボルト用ラグ5が原子炉圧力容器胴体1側に突出
して取付けられており、上方からマストを降ろす場合の
間隙が制限されて、このシュラウドヘッドボルト用ラグ
5が第3の干渉物となる。またシュラウド4の周囲に
は、ライザブレース7によって原子炉圧力容器胴体1に
固定された複数個のジェットポンプ6が配置されてい
る。ジェットポンプ6下部のパイプ部はリング8で支持
されている。
筒状をしており、円周溶接線1A〜1Fと長手溶接線
(図2の符号1G)とを有している。原子炉圧力容器胴
体1の内部には給水スパージャ2が取付けられ、この給
水スパージャ2は原子炉圧力容器胴体1に沿って周方向
に配置されている。原子炉圧力容器胴体1の内側から検
査を行う場合、この給水スパージャ2が第1の干渉物と
なる。また給水スパージャ2の下側には、炉心スプレイ
配管3が給水スパージャ2に平行して取付けられてい
る。内側から検査を行う場合、この炉心スプレイ配管3
も邪魔になり、これが第2の干渉物となる。炉心スプレ
イ配管3の下方には、原子炉の炉心部を保持するシュラ
ウド4が配設されている。シュラウド4にはシュラウド
ヘッドボルト用ラグ5が原子炉圧力容器胴体1側に突出
して取付けられており、上方からマストを降ろす場合の
間隙が制限されて、このシュラウドヘッドボルト用ラグ
5が第3の干渉物となる。またシュラウド4の周囲に
は、ライザブレース7によって原子炉圧力容器胴体1に
固定された複数個のジェットポンプ6が配置されてい
る。ジェットポンプ6下部のパイプ部はリング8で支持
されている。
【0013】このように給水スパージャ2、炉心スプレ
イ配管3、シュラウドヘッドボルト用ラグ5、ジェット
ポンプ6等があるため、同一軸心状のマストを伸縮さ
せ、ジェットポンプ6との干渉を避けながら検査するこ
とを困難にしている。
イ配管3、シュラウドヘッドボルト用ラグ5、ジェット
ポンプ6等があるため、同一軸心状のマストを伸縮さ
せ、ジェットポンプ6との干渉を避けながら検査するこ
とを困難にしている。
【0014】また、原子炉圧力容器胴体1の上部にはフ
ランジ9が形成され、このフランジ9の上に周方向軌道
10が着脱自在に取付けられている。周方向軌道10の
上には、原子炉圧力容器胴体1の周方向に沿って移動可
能な周方向移動台車11が載置されている。周方向移動
台車11の上面には径方向軌道12が形成され、この径
方向軌道12の上に、原子炉圧力容器胴体1の径方向に
移動可能な径方向移動台車13が載置されている。
ランジ9が形成され、このフランジ9の上に周方向軌道
10が着脱自在に取付けられている。周方向軌道10の
上には、原子炉圧力容器胴体1の周方向に沿って移動可
能な周方向移動台車11が載置されている。周方向移動
台車11の上面には径方向軌道12が形成され、この径
方向軌道12の上に、原子炉圧力容器胴体1の径方向に
移動可能な径方向移動台車13が載置されている。
【0015】径方向移動台車13には、下側マスト14
とマストの1段15を支持する上側マスト16が取付け
られている。上側マスト16、マストの1段15および
下側マスト14の中心軸は、それぞれ互いにずれて配置
されている。すなわち、マストの1段15は上側マスト
16に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付けら
れ、給水スパージャ2または炉心スプレイ配管3とシュ
ラウドヘッドボルト用ラグ5の間の間隙に挿入できるよ
うになっており、さらに、下側マスト14はマストの1
段15に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付け
られ、原子炉圧力容器胴体1とジェットポンプ6の間隙
に挿入できるように構成されている。また下側マスト1
4の先端には、下側マスト14と直交したアーム17が
取付けられ、このアーム上に超音波探触子18が水平方
向に移動自在に取付けられている。下側マスト14はジ
ェットポンプ6の間に挿入されたとき、その周方向の移
動はライザブレース7によって制限される。
とマストの1段15を支持する上側マスト16が取付け
られている。上側マスト16、マストの1段15および
下側マスト14の中心軸は、それぞれ互いにずれて配置
されている。すなわち、マストの1段15は上側マスト
16に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付けら
れ、給水スパージャ2または炉心スプレイ配管3とシュ
ラウドヘッドボルト用ラグ5の間の間隙に挿入できるよ
うになっており、さらに、下側マスト14はマストの1
段15に対して原子炉圧力容器胴体1側にずれて取付け
られ、原子炉圧力容器胴体1とジェットポンプ6の間隙
に挿入できるように構成されている。また下側マスト1
4の先端には、下側マスト14と直交したアーム17が
取付けられ、このアーム上に超音波探触子18が水平方
向に移動自在に取付けられている。下側マスト14はジ
ェットポンプ6の間に挿入されたとき、その周方向の移
動はライザブレース7によって制限される。
【0016】なお、図1では、説明の都合上、上側マス
ト16、マストの1段15および下側マスト14の3段
で示したが、マストの段数はこれに限るものではない。
ト16、マストの1段15および下側マスト14の3段
で示したが、マストの段数はこれに限るものではない。
【0017】図3は本発明の原子炉内部検査装置を上方
から見た様子を示している。上側マスト16は、周方向
移動台車11により原子炉圧力容器1の周方向Bに移動
することができ、径方向移動台車13により原子炉圧力
容器1の径方向Cに移動することができる。下側マスト
14およびマストの1段15は、それぞれ給水スパージ
ャ2とシュラウドヘッドボルト用ラグ5の間の間隙に挿
入される。そして、原子炉圧力容器1とジェットポンプ
6との間隙に超音波探触子18を有したアーム17が挿
入される。アーム17が挿入された状態を上方から見た
のが図4である。
から見た様子を示している。上側マスト16は、周方向
移動台車11により原子炉圧力容器1の周方向Bに移動
することができ、径方向移動台車13により原子炉圧力
容器1の径方向Cに移動することができる。下側マスト
14およびマストの1段15は、それぞれ給水スパージ
ャ2とシュラウドヘッドボルト用ラグ5の間の間隙に挿
入される。そして、原子炉圧力容器1とジェットポンプ
6との間隙に超音波探触子18を有したアーム17が挿
入される。アーム17が挿入された状態を上方から見た
のが図4である。
【0018】図5および図6は、上側マスト16、マス
トの1段15および下側マスト14の基本構成を示し、
図6は正面図、図5はその側面図である。径方向移動台
13には上側マスト16を駆動するためのモータ/エン
コーダ20が搭載されており、上側マスト16はピニオ
ン21とラック22を介して上下方向に駆動される。上
側マスト16の上部にはマストの1段15を駆動するた
めのモータ/エンコーダ23が搭載されており、マスト
の1段15はドラム24、ワイヤ25、吊り部26を介
して上下方向に駆動される。マストの1段15の下部に
は原子炉圧力容器胴体1側に突出した突出部27が形成
されている。突出部27の上側には、下側マスト14を
駆動するためのモータ/エンコーダ28が搭載されてお
り、下側マスト14はピニオン29とラック30を介し
て上下方向に駆動される。
トの1段15および下側マスト14の基本構成を示し、
図6は正面図、図5はその側面図である。径方向移動台
13には上側マスト16を駆動するためのモータ/エン
コーダ20が搭載されており、上側マスト16はピニオ
ン21とラック22を介して上下方向に駆動される。上
側マスト16の上部にはマストの1段15を駆動するた
めのモータ/エンコーダ23が搭載されており、マスト
の1段15はドラム24、ワイヤ25、吊り部26を介
して上下方向に駆動される。マストの1段15の下部に
は原子炉圧力容器胴体1側に突出した突出部27が形成
されている。突出部27の上側には、下側マスト14を
駆動するためのモータ/エンコーダ28が搭載されてお
り、下側マスト14はピニオン29とラック30を介し
て上下方向に駆動される。
【0019】また、マストの1段15の下部には径方向
伸縮機構(例えば、エアシリンダ等)31が取付けられ
ており、この径方向伸縮機構31をシュラウド4に対し
て突っ張らせることにより、マストの1段15を固定す
ることができる。下側マスト14の下端部には、アーム
シフト部32が設けられている。アーム17の長さはラ
イザブレース7の間隙により制限されるので、アームシ
フト部32により探傷範囲の拡大を図っている。アーム
シフト部32にはモータ/エンコーダ33が搭載されて
おり、ピニオン34とラック35により水平方向にシフ
トする。またアーム17にはモータ/エンコーダ36が
搭載されており、ボールねじ37又はピニオンラック等
(図示せず)により超音波探触子18を水平方向に走査
することができる。
伸縮機構(例えば、エアシリンダ等)31が取付けられ
ており、この径方向伸縮機構31をシュラウド4に対し
て突っ張らせることにより、マストの1段15を固定す
ることができる。下側マスト14の下端部には、アーム
シフト部32が設けられている。アーム17の長さはラ
イザブレース7の間隙により制限されるので、アームシ
フト部32により探傷範囲の拡大を図っている。アーム
シフト部32にはモータ/エンコーダ33が搭載されて
おり、ピニオン34とラック35により水平方向にシフ
トする。またアーム17にはモータ/エンコーダ36が
搭載されており、ボールねじ37又はピニオンラック等
(図示せず)により超音波探触子18を水平方向に走査
することができる。
【0020】次に、上側マスト16、マストの1段15
および下側マスト14からなるマストを、原子炉圧力容
器胴体1内に挿入する手順について図7を用いて説明す
る。
および下側マスト14からなるマストを、原子炉圧力容
器胴体1内に挿入する手順について図7を用いて説明す
る。
【0021】a)先ず、上側マスト16を下げて、同図
(a)に示すように、超音波探触子18を矢印D位置の
付近までもってくる。 b)そして、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させて、同図(b)に示すように、超音波探触
子18を矢印E方向に移動させ、超音波探触子18を炉
心スプレイ配管3の下側に配置する。 c)次に、下側マスト14を下げ、同図(c)に示すよ
うに、下側マスト14をシュラウドヘッドボルト用ラグ
5と原子炉圧力容器胴体1の間に挿入して、超音波探触
子18を矢印F位置の付近までもってくる。 d)さらに、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させて、同図(d)に示すように、超音波探触
子18を矢印G方向に移動させ、下側マスト14を炉心
スプレイ配管3の下側に配置する。 e)その後に、マストの1段15を下げ、同図(e)に
示すように、下側マスト14をジェットポンプ6と原子
炉圧力容器胴体1の間に挿入して、超音波探触子18を
矢印H位置の付近まで下げる。 f)最後に、同図(e)の状態において、アームシフト
部32を駆動させることにより、原子炉圧力容器1胴体
の周方向にアーム17をシフトさせて溶接部の探傷を行
う。
(a)に示すように、超音波探触子18を矢印D位置の
付近までもってくる。 b)そして、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させて、同図(b)に示すように、超音波探触
子18を矢印E方向に移動させ、超音波探触子18を炉
心スプレイ配管3の下側に配置する。 c)次に、下側マスト14を下げ、同図(c)に示すよ
うに、下側マスト14をシュラウドヘッドボルト用ラグ
5と原子炉圧力容器胴体1の間に挿入して、超音波探触
子18を矢印F位置の付近までもってくる。 d)さらに、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させて、同図(d)に示すように、超音波探触
子18を矢印G方向に移動させ、下側マスト14を炉心
スプレイ配管3の下側に配置する。 e)その後に、マストの1段15を下げ、同図(e)に
示すように、下側マスト14をジェットポンプ6と原子
炉圧力容器胴体1の間に挿入して、超音波探触子18を
矢印H位置の付近まで下げる。 f)最後に、同図(e)の状態において、アームシフト
部32を駆動させることにより、原子炉圧力容器1胴体
の周方向にアーム17をシフトさせて溶接部の探傷を行
う。
【0022】なお、特に図示してないが、マストの1段
15および下側マスト14はジェットポンプ6の上側に
おいて原子炉圧力容器1の胴体に沿って周方向に移動可
能に構成されている。
15および下側マスト14はジェットポンプ6の上側に
おいて原子炉圧力容器1の胴体に沿って周方向に移動可
能に構成されている。
【0023】本実施例によれば、原子炉圧力容器等の容
器の内側から超音波探傷が可能となるので、特に、既設
原子力発電所の原子炉圧力容器の健全性確認を容易に行
うことができる。
器の内側から超音波探傷が可能となるので、特に、既設
原子力発電所の原子炉圧力容器の健全性確認を容易に行
うことができる。
【0024】図8はマストの変形例を示している。な
お、図8において図7に示したのと同じ物品は同一符号
で記されている。この変形例の特徴は、上側マスト16
Aの下部に互いに中心軸がずれた干渉物廻り込み用治具
43,44を設け、さらに干渉物廻り込み用治具43の
下部にマストの1段15を設けたことである。廻り込み
用治具43はマストの1段14を上下方向に移動自在に
保持している。また廻り込み用治具44は廻り込み用治
具43を固定又は上下方向に移動自在に保持している。
さらに、上側マスト16Aは廻り込み用治具44を上下
方向に移動自在に保持している。
お、図8において図7に示したのと同じ物品は同一符号
で記されている。この変形例の特徴は、上側マスト16
Aの下部に互いに中心軸がずれた干渉物廻り込み用治具
43,44を設け、さらに干渉物廻り込み用治具43の
下部にマストの1段15を設けたことである。廻り込み
用治具43はマストの1段14を上下方向に移動自在に
保持している。また廻り込み用治具44は廻り込み用治
具43を固定又は上下方向に移動自在に保持している。
さらに、上側マスト16Aは廻り込み用治具44を上下
方向に移動自在に保持している。
【0025】次に、図8に示したマストの挿入手順を説
明する。この場合の挿入手順も図7の場合とほぼ同じで
ある。
明する。この場合の挿入手順も図7の場合とほぼ同じで
ある。
【0026】a)先ず、上側マスト16Aまたは廻り込
み用治具44を下げて、同図(a)に示すように、超音
波探触子18を矢印I位置の付近まで下降させる。 b)そして、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させることにより、同図(b)に示すように、
超音波探触子18を矢印J方向に移動させて、超音波探
触子18を炉心スプレイ配管3の下側に配置する。 c)次に、下側マスト14を下げ、同図(c)に示すよ
うに、下側マスト14をシュラウドヘッドボルト用ラグ
5と原子炉圧力容器胴体1の間に挿入し、 超音波
探触子18を矢印K位置の付近まで下降させる。 d)さらに、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させることにより、同図(d)に示すように、
超音波探触子18を矢印L方向に移動させて、下側マス
ト14を炉心スプレイ配管3の下側に配置する。 e)その後に、マストの1段15を下げ、同図(e)に
示すように、下側マスト14をジェットポンプ6と原子
炉圧力容器胴体1の間に挿入し、超音波探触子18を矢
印M位置の付近まで下降させる。 f)最後に、同図(e)の状態でアームシフト部32を
駆動させることにより、原子炉圧力容器1の胴体の周方
向にアーム17をシフトさせて溶接部の探傷 を行
う。
み用治具44を下げて、同図(a)に示すように、超音
波探触子18を矢印I位置の付近まで下降させる。 b)そして、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させることにより、同図(b)に示すように、
超音波探触子18を矢印J方向に移動させて、超音波探
触子18を炉心スプレイ配管3の下側に配置する。 c)次に、下側マスト14を下げ、同図(c)に示すよ
うに、下側マスト14をシュラウドヘッドボルト用ラグ
5と原子炉圧力容器胴体1の間に挿入し、 超音波
探触子18を矢印K位置の付近まで下降させる。 d)さらに、径方向移動台車13を周方向移動台車11
上で駆動させることにより、同図(d)に示すように、
超音波探触子18を矢印L方向に移動させて、下側マス
ト14を炉心スプレイ配管3の下側に配置する。 e)その後に、マストの1段15を下げ、同図(e)に
示すように、下側マスト14をジェットポンプ6と原子
炉圧力容器胴体1の間に挿入し、超音波探触子18を矢
印M位置の付近まで下降させる。 f)最後に、同図(e)の状態でアームシフト部32を
駆動させることにより、原子炉圧力容器1の胴体の周方
向にアーム17をシフトさせて溶接部の探傷 を行
う。
【0027】次に、アーム17の代わりに下側マスト1
4に多関節型アームを取付けた例について説明する。図
9は下側マスト14に多関節アームを取付けた状態を示
し、同図(a)は正面図を、同図(b)は側面図を、同
図(c)は底面図をそれぞれ表わしている。図に示すよ
うに、下側マスト14の下端部には多関節型アーム50
が設けられ、多関節型アーム50は軸51を中心に矢印
R方向に回動自在である。また多関節型アーム50の先
端には超音波探触子18が矢印S方向に回動自在に取付
けられている。そして、多関節型アーム50はモータ/
エンコーダ52により駆動されて回動し、また超音波探
触子18はモータ/エンコーダ53により駆動されて回
動するようになっている。なお、多関節型アーム50は
直線状のアームでなく、中間部が複数に折れ曲がるタイ
プのアームであっても良い。
4に多関節型アームを取付けた例について説明する。図
9は下側マスト14に多関節アームを取付けた状態を示
し、同図(a)は正面図を、同図(b)は側面図を、同
図(c)は底面図をそれぞれ表わしている。図に示すよ
うに、下側マスト14の下端部には多関節型アーム50
が設けられ、多関節型アーム50は軸51を中心に矢印
R方向に回動自在である。また多関節型アーム50の先
端には超音波探触子18が矢印S方向に回動自在に取付
けられている。そして、多関節型アーム50はモータ/
エンコーダ52により駆動されて回動し、また超音波探
触子18はモータ/エンコーダ53により駆動されて回
動するようになっている。なお、多関節型アーム50は
直線状のアームでなく、中間部が複数に折れ曲がるタイ
プのアームであっても良い。
【0028】本実施例のように多関節型アーム50を用
いれば、超音波探触子18の動きをを精密に制御するこ
とができ、より正確な超音波探傷が可能となる。
いれば、超音波探触子18の動きをを精密に制御するこ
とができ、より正確な超音波探傷が可能となる。
【0029】なお、下側マスト14のアーム17や多関
節型アーム50には超音波探触子18ばかりでなく、他
の検査機器を取付けることも勿論可能である。
節型アーム50には超音波探触子18ばかりでなく、他
の検査機器を取付けることも勿論可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原子炉圧力容器の内部構造物である給水スパージャ、炉
心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト用ラグ、ジェ
ットポンプ等の干渉物を避けてジェットポンプと原子炉
圧力容器胴体との間の狭隘部に検査手段を容易に挿入で
きるため、原子炉圧力容器の検査をより厳密に行うこと
ができるとともに、その検査時間を短縮することが可能
である。
原子炉圧力容器の内部構造物である給水スパージャ、炉
心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルト用ラグ、ジェ
ットポンプ等の干渉物を避けてジェットポンプと原子炉
圧力容器胴体との間の狭隘部に検査手段を容易に挿入で
きるため、原子炉圧力容器の検査をより厳密に行うこと
ができるとともに、その検査時間を短縮することが可能
である。
【図1】本発明の原子炉内部検査装置の全体構成図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線に沿って見た矢視図である。
【図3】本発明の原子炉内部検査装置の上面図である。
【図4】原子炉圧力容器とジェットポンプとの間隙に超
音波探触子を挿入した状態を示す上面図である。
音波探触子を挿入した状態を示す上面図である。
【図5】マストの詳細を示す正面図である。
【図6】マストの詳細を示す側面図である。
【図7】マストの挿入手順を示す説明図である。
【図8】変形例としてのマストを挿入させる際の、その
挿入手順を示す説明図である。
挿入手順を示す説明図である。
【図9】下側マストに多関節型アームを取付けた状態を
示す正面図、側面図、底面図である。
示す正面図、側面図、底面図である。
1 原子炉圧力容器 2 給水スパージャ 3 炉心スプレイ配管 4 シュラウド 5 シュラウドヘッドボルト用ラグ 6 ジェットポンプ 11 周方向移動台車 13 径方向移動台車 14 下側マスト 15 マストの1段 16 上側マスト 17 アーム 18 超音波探触子 50 多関節型アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高久 和夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 魚住 弘人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 浅野 国隆 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 神田 喜美雄 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 正岡 勲彦 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 松島 一雄 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内 (72)発明者 岩本 和人 広島県広島市中区小町4番33号 中国電力 株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 原子炉圧力容器の上部に設けられ、原子
炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向移動台車と、該
周方向移動台車の上面に設けられ、原子炉圧力容器の径
方向に移動自在な径方向移動台車と、該径方向移動台車
に吊設され複数段に分割されて上下方向に伸縮するマス
トと、該マストの最下段部に取付けられ、原子炉圧力容
器の状況を検査する検査手段と、を備えた原子炉内部検
査装置において、 前記マストの複数段のそれぞれの段を構成する棒状部材
のうち、少なくとも1つを原子炉圧力容器の径方向にず
らせて段違いに配置したことを特徴とする原子炉内部検
査装置。 - 【請求項2】 原子炉圧力容器の上部に設けられ、原子
炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向移動台車と、該
周方向移動台車の上面に設けられ、原子炉圧力容器の径
方向に移動自在な径方向移動台車と、該径方向移動台車
に吊設され複数段に分割されて上下方向に伸縮するマス
トと、該マストの最下段部に取付けられ、原子炉圧力容
器の状況を検査する検査手段と、を備えた原子炉内部検
査装置において、 前記マストの複数段のそれぞれの段を構成する棒状部材
のうち、少なくとも1つを原子炉圧力容器の径方向にず
らせて段違いに配置するとともに、前記マストの最下段
部にマストに直交したアームを取付け、該アームに沿っ
て前記検査手段を移動させる構成にしたことを特徴とす
る原子炉内部検査装置。 - 【請求項3】 原子炉圧力容器の上部に設けられ、原子
炉圧力容器の周方向に移動自在な周方向移動台車と、該
周方向移動台車の上面に設けられ、原子炉圧力容器の径
方向に移動自在な径方向移動台車と、該径方向移動台車
に吊設され複数段に分割されて上下方向に伸縮するマス
トと、該マストの最下段部に取付けられ、原子炉圧力容
器の状況を検査する検査手段と、を備えた原子炉内部検
査装置において、 前記マストの複数段のそれぞれの段を構成する棒状部材
のうち、少なくとも1つを原子炉圧力容器の径方向にず
らせて段違いに配置するとともに、前記マストの最下段
部に多関節アームを取付け、該アーム先端に前記検査手
段を設けたことを特徴とする原子炉内部検査装置。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の原子炉圧力容
器において、段違いに配置された棒状部材を支持する上
側の上棒状部材は、その下端部が原子炉圧力容器壁側に
突出し、該突出部に前記棒状部材が上下方向移動自在に
設けられていることを特徴とする原子炉内部検査装置。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3記載の原子炉圧力容
器において、前記マストには、伸ばした状態のマストの
中間部を原子炉圧力容器内の構造物で支持する伸縮部材
が設けられていることを特徴とする原子炉内部検査装
置。 - 【請求項6】 請求項1,2又は3記載の原子炉圧力容
器において、前記検査手段は、超音波探触子であること
を特徴とする原子炉内部検査装置。 - 【請求項7】 請求項1,2又は3記載の原子炉圧力容
器において、前記段違いに配置された棒状部材を支持す
る上側の上棒状部材は、そのほぼ下側半分が原子炉圧力
容器の中心軸側にコ字状に折り曲げられていることを特
徴とする原子炉内部検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196595A JPH0540189A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 原子炉内部検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196595A JPH0540189A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 原子炉内部検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540189A true JPH0540189A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16360355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3196595A Pending JPH0540189A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 原子炉内部検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540189A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007322427A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | General Electric Co <Ge> | テープ送り用小型エアギャップ検査クローラ |
JP2009236613A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 配管の検査装置及びその検査方法 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP3196595A patent/JPH0540189A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007322427A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | General Electric Co <Ge> | テープ送り用小型エアギャップ検査クローラ |
JP2009236613A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 配管の検査装置及びその検査方法 |
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