JPH0539800Y2 - - Google Patents

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JPH0539800Y2
JPH0539800Y2 JP1865688U JP1865688U JPH0539800Y2 JP H0539800 Y2 JPH0539800 Y2 JP H0539800Y2 JP 1865688 U JP1865688 U JP 1865688U JP 1865688 U JP1865688 U JP 1865688U JP H0539800 Y2 JPH0539800 Y2 JP H0539800Y2
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JP
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punch
cup
diameter
tooth profile
inner punch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビスカスカツプリングのケーシング
のように、カツプ状部材の内周面にセレーシヨン
状の軸方向のインタナル歯形をもつ部材を作るた
めの成形装置に関する。
(従来の技術) 従来のインタナル歯形成形装置は、例えば特開
昭61−269951に示す構成を備えている。そして該
装置における内パンチは、第5図に示す如き構造
をもつものである。同図aの内パンチaは、外周
面上方に所定長さのインボリユート歯形bを備
え、中心にノツクアウトバー用孔cを備えるもの
であり、同図bの内パンチdは、複数のノツクア
ウト用孔eを外周面内側に配列したものである。
この内パンチa又はbにカツプ形素材gを嵌装
して常温で素材gの筒状部hを開口側からダイス
fで絞ると、筒状部hは半径方向及び軸方向に変
形して、所定の長さに伸びると共に内周面にイン
タナル歯形が形成される。
(考案が解決しようとする課題) 冷間で素材gをこのように絞つた場合、素材中
に僅かに弾性が残るため膨張する傾向を有し、底
部i付近では剛性が高いため変形量は少ないが、
開口部付近では大きく口開き傾向となる。例えば
第6図に曲線Lで示すように筒状部hの内径は底
部i側が小さく、開口部側が大きくなる傾向をも
つ。
(課題を解決するための手段) 本考案は、内パンチの弾性歪を利用して内径の
変化のない高精度のインタナル歯形を成形するよ
うにしたもので、その手段はカツプ状素材の底部
外面に当接する外パンチと、等径の外周面に軸方
向の歯形をもち該素材の底部内面に当接する内パ
ンチとで該底部を挾持し、該カツプ状素材を開口
部側からダイに押込んでインタナル歯形を成形す
るようにした成形装置において、内パンチの中心
に、カツプ状素材の開口部側に向かうにつれて大
径となり、パンチ肉厚が小さくなる縦穴を設けた
ことを特徴とする。
(作用) 以上のように、カツプ状素材の開口部及びこれ
に続く筒状部の内側に位置する内パンチの肉厚
は、開口部側に向かうにつれて薄くなつているた
め、開口部側ほど撓み易い。したがつて、カツプ
状素材をダイで絞るとき、該素材と共に内パンチ
の薄肉部分は弾力的に縮径し、該素材の開口部側
の絞り量が増加する。これにより素材の開口部側
の開き量は相殺されて口開き状になることは防が
れる。
(実施例) 以下実施例を説明する。第1図ないし第3図に
おいて1はダイ、2はダイ1のオリフイス、3,
4はダイ受台でボルスタ5上に取付けられてい
る。6は外パンチ、7は内パンチで、内パンチ7
は上部外周に例えばインボリユートの歯形8が軸
方向に刻設され、中心に縦穴9が穿設されてい
る。該縦穴9は、上方から下方に至る従つて大径
となり、これにより、内パンチ7の肉厚も下方に
至るに従つて薄肉にされている。内パンチ7は、
下部のフランジ10で受板板11に結合され、ウ
レタンばね12によつて上向きに加圧されてい
る。図中13はばね取付け用突起、14はノツク
アウトバーである。
この内パンチ7上に第5図aに示すカツプ状素
材gと同形のカツプ状素材20を嵌合し、その底
部21をパンチ6,7で挾持して外パンチ6を下
降させると、筒状部22は、第1図に示すように
その開口部からダイ1のオリフイス2に圧入さ
れ、歯形8に押しつけられながら歯形に沿つて薄
肉筒状部22aとなつて伸びる。
このとき、オリフイス2の絞り作用によつて、
内パンチ7は、筒状部22,22aを介して矢印
Aに示すように中心向きの圧縮力を受ける。そし
て、内パンチ7のこの部分は薄肉となつているか
ら、該圧縮力によつて弾性的に縮径し、この縮径
に伴つて素材20の薄肉筒状部22aも製品の予
定は該より僅かに小径に絞られる。外パンチ6の
引続く下降により内パンチ7もウレタンばね12
を圧縮しながら下降し、第2図に示すように底部
21を残して筒状部はすべて絞られて内周面にイ
ンタナル歯形23が成形された製品Wとなる。し
かし、底部21の近くにおいては、内パンチ7は
肉厚になつているので縮径されず、製品Wの内径
も縮小されない。
外パンチ6を上昇してノツクアウトバー14で
製品を押出すと筒状部22aは僅かに残る弾性に
より拡径する傾向が生じ、その傾向は自由端であ
る開口部に近いほど大きいが、該部分の成形時の
縮径量は大きいから、拡径量は相殺されて全長に
わたつて略均一な内径をもつ筒状部22aが成形
される。
前記内パンチ7に代えて第4図に示す内パンチ
16を用いることもできる。該内パンチ16は、
外周近くに複数個のノツクアウトピン孔17をも
つものであり、中心線上に下方が拡径する縦孔9
が設けられており、前記内パンチ7と同様の作用
を行なう。
(考案の効果) 以上のように、成形後の寸法、形状の変化を見
込んで押出し成形するから高精度の製品を得るこ
とができる。その上、内パンチに内径の変化する
縦孔を設けるだけであるから、製作コストも低廉
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図で加工開始
時、第2図は同じく加工終了時、第3図は内パン
チの縦断面図、第4図は他の内パンチの縦断面
図、第5図aは従来装置、同bは従来の別の内パ
ンチの縦断面図、第6図は従来装置による製品の
寸法を示す線図である。 1……ダイ、6……外パンチ、7,16……内
パンチ、8……歯形、9,18……縦孔、20…
…カツプ状素材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツプ状素材の底部外面に当接する外パンチ
    と、等径の外周面に軸方向の歯形をもち該素材の
    底部内面に当接する内パンチとで該底部を挾持
    し、該カツプ状素材を開口部側からダイに押込ん
    でインタナル歯形を成形するようにした成形装置
    において、内パンチの中心に、カツプ状素材の開
    口部側に向かうにつれて大径となり、パンチ肉厚
    が小さくなる縦穴を設けたことを特徴とする、底
    付きインタナル歯形の成形装置。
JP1865688U 1988-02-17 1988-02-17 Expired - Lifetime JPH0539800Y2 (ja)

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JP1865688U JPH0539800Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17

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JPH01127639U JPH01127639U (ja) 1989-08-31
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