JPH0539603Y2 - - Google Patents

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JPH0539603Y2
JPH0539603Y2 JP16825185U JP16825185U JPH0539603Y2 JP H0539603 Y2 JPH0539603 Y2 JP H0539603Y2 JP 16825185 U JP16825185 U JP 16825185U JP 16825185 U JP16825185 U JP 16825185U JP H0539603 Y2 JPH0539603 Y2 JP H0539603Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモーターの制動抵抗器等に用いる電力
用抵抗器に関するものである。
〔従来技術〕
従来この種の分野に属する技術としては、「高
野留八著、抵抗器、昭和37年2月25日、日刊工業
新聞社、138〜147頁、4・7巻線形固定抵抗器」
に記載されたものがあつた。
第2図は上記従来の電力用巻線形抵抗器の構造
を示す図で、同図aは一部断正面図、同図bは側
面図である。図示するように、固定抵抗器20
は、磁器製の円筒状管21の外周囲にニクロム線
等からなる抵抗線22を巻回し、更に該抵抗線2
2の上からガラス質のホーローうわ薬を塗布し、
850℃前後の高温炉で焼き付けホウロウ被覆23
を施した構造である。なお、24,25は前記抵
抗線22の両端に接続された端子である。
上記構造の固定抵抗器をモーターの制動抵抗器
等の電力吸収用の抵抗器として使用すると磁器製
の円筒状管21及びホーロー被覆23が耐高温材
であるから、固定抵抗器20が高温になるまで電
力を消費できることから電力用抵抗器として多く
使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記構造の固定抵抗器は、抵抗線
22を磁器製の円筒状管21に巻回するという時
間のかかる手作業が必要であると共に、ホーロー
溶着は約850℃の高温で行なうため高温炉、ホー
ロー溶着時の鉛蒸気による鉛毒防止装置及び高温
作業を必要とし、製造コストが高くなる欠点があ
つた。また、磁器製の円筒状管21が落下等の機
械的衝撃により破損したり、固定抵抗器の経年変
化(加熱冷却を繰り返すこと)によりホーローに
ひびが入つたり、加熱過ぎによりホーローが溶け
たりするという欠点もあつた。更に磁器製の円筒
状管21に抵抗線22を手巻きすることとホーロ
ー処理を施すことに関連し、固定抵抗器の形状寸
法が限定されるという欠点があつた。また、抵抗
器としての機能は第3図a,bにその等価回路を
示すように2種類程度に限定されるという欠点が
ある。即ち磁器製の円筒状管21に巻回する抵抗
線22により、第3図aに示すように抵抗値が固
定の抵抗器か或いは同図bに示すように巻線の途
中に複数の端子T1,T2を設けた構造ものとな
る。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、上
記従来の欠点を除去し、製造コストが安価で、機
械的強度が強く、経年変化や加熱超過に強く、形
状寸法が自由で、且つ抵抗器として種々の機能を
具備させることが可能な電力用抵抗器を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、電力用抵
抗器を、所定の長さの金属製の筒型パイプからな
る筐体内に、グラスフアイバー等の無機質材から
なる巻芯にニクロム線等の抵抗線を巻回しリード
線を両端に接続してなる抵抗素子を収容すると共
に該抵抗素子と前記筐体の間隙に硅粉等の無機質
材を充填材として密に充填し、更に前記筐体の両
端を耐熱セメントにより封止した構造とした。
〔作用〕
電力用抵抗器を上記の如く構成することによ
り、抵抗素子と筐体の間隙に硅粉等の無機質材を
充填材として充填し、更に筐体の両端を耐熱セメ
ントにより封止する構造としたので、筐体及び抵
抗素子の形状寸法に制限がないことから種々の形
状寸法及び機能の電力用抵抗器を容易に製造でき
る。しかも抵抗線の手作業やホーロー溶着のよう
に高温炉による処理や高温作業を必要としないの
で電力用抵抗器を安価に製造できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る電力用抵抗器の構造を示
す図で、同図aは断正面図、同図bは同図aのA
−A線上断面図、同図c側面図、同図dは全体斜
視図である。図示するように、電力用抵抗器1
は、筐体2及び抵抗素子3を具備する構造であ
る。筐体2は、アルミニユウム材等の金属材料か
らなる四角筒形パイプを所定の寸法に切断しその
端部を斜めに傾斜させて切断した形状である。ま
た、抵抗素子2はグラスフアイバー等の無機質材
からなる巻芯3aにニクロム線等の抵抗線3bを
巻回し、該巻芯3aの両端に該抵抗線3bに電気
的に接続したキヤツプ4,4を設け、更に一端側
に耐熱材で被覆した被覆リード線5を接続する金
属製のパイプ端子6を設けた構造である。前記筐
体2内には抵抗素子3を収容すると共に、該抵抗
素子3と前記筐体2の間隙に硅粉等の無機質材6
を充填材として密に充填し、更に前記筐体2の両
端をマイカナイト板材7を介在させて耐熱セメン
ト8及び9で封止する。なお、筐体2の両端底部
には前記電力用抵抗器を取り付けるためのビスを
係合させる切欠部2a,2bが形成されている。
上記構造の電力用抵抗器において、抵抗素子3
は巻芯3aに自動巻線機で抵抗線3bを巻回する
ことができるから、第2図に示す従来構造の電力
用抵抗器のように磁器製の円筒状管21の外周囲
に抵抗線22を手作業で巻回するのと異なり、巻
線作業の自動化が図れる。また、筐体2がアルミ
ニユウム等の金属製の四角筒状パイプを所定の長
さに切断した構造であるから、所謂押し出し成形
等により四角筒状パイプを製作し、該四角筒状パ
イプを所定の寸法に切断することにより筐体2の
製造コストを安価にできる。更に、筐体2の両端
を封止する耐熱セメントの硬化温度は約200℃と
ホーローの溶着温度800℃に比較し低温であるた
め高温炉や高温作業が必要でなく、この点からも
製造コストの低減が図れる。
また、抵抗素子3が金属製の筐体2内に硅粉等
の無機質充填材で充填保持されているので、落下
等の機械的衝撃に強い構造となる。
上記実施例では金属製の四角筒状の筐体2に2
本の抵抗素子3を並列に配置し、一方端を接続し
て等価回路を第4図に示すように、抵抗素子3,
3のそれぞれの抵抗値R,Rを直列にした機能を
有する電力用抵抗器であるが、本考案に係る電力
用抵抗器はこれに限定されるものではなく金属製
の筐体2の形状寸法を変えて、第5図〜第9図に
等価回路を示すような機能を有する電力用抵抗器
とすることも極めて容易にできる。
第5図は金属製の筐体2内に5本の抵抗素子3
を並列に配置し一方端を接続した構造の電力用抵
抗器の等価回路である。
第6図は金属製の筐体2内に4本の抵抗素子3
を2本並列したものを2組縦に並べ、その中央部
分を接続した構造、即ち第1図に示す抵抗器の抵
抗素子3,3部分を2組金属製の筐体2内に収容
した構造の抵抗器の等価回路である。
第7図は4本の抵抗素子3を金属製の筐体2内
に収容しその両端を共通に接続した構造の抵抗器
の等価回路である。
第8図は抵抗値R1,R2の異なる抵抗素子3
を筐体2内に並列に配置し一方端を接続した構造
の抵抗器の等価回路である。
第9図は3本の抵抗値R1の抵抗素子と該3本
の抵抗素子3とは異なる抵抗値R2の抵抗素子3
とを並列に配置し、前3本の抵抗素子3を並列に
接続しその一方を後の抵抗素子3の一端と接続し
た構造の抵抗器の等価回路である。
以上上記実施例の電力用抵抗器は金属製の筐体
2の形状寸法を種々のものに変更でき、その筐体
2内に種々の抵抗容量の抵抗素子3を種々の接続
態様で収容できるから、種々の容量及び機能を具
備する電力用抵抗器を容易に低コストで製造する
ことが可能である。また、第2図に示すような磁
器製の円筒状管21の外周囲にニクロム線等から
なる抵抗線22を巻回し、その上にホーロー被覆
23を施した従来構造のものでは機械的強度を保
つ上で円筒状管21の肉厚を厚くしなければなら
ない事と、電力負荷によつて生じる発熱はその大
部分は周囲の空間を介して放熱するため、放熱性
が悪い等の理由から抵抗器全体も大きくならざる
を得なかつたが、本実施例の電力用抵抗器は磁器
材より!?かに強度が強く、且つ熱伝導性即ち放熱
性の優れた金属製の筐体2内に抵抗素子3を収納
する構造であり、抵抗器の表面の一部を機器装置
に密着して取付けることに依つて電力負荷時の発
熱を容易に放熱できるから抵抗器全体を小型にで
きる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように本考案によれば、抵抗素
子と筐体の間隙に硅粉等の無機質材を充填材とし
て充填し、更に筐体の両端を耐熱性セメントによ
り封止する構造であるので、衝撃等の機械的振動
に強く、放熱作用に優れ、且つ筐体及び抵抗素子
の形状寸法に制限がない種々の形状寸法及び容量
機能の電力用抵抗器を容易に製造できる。しかも
抵抗線の手巻作業やホーロー溶着のように高温炉
による処理や高温作業を必要としないので電力用
抵抗器を製造コストを安価にできる等の優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電力用抵抗器の構造を示
す図で、同図aは断正面図、同図bは同図aのA
−A線上断面図、同図cは側面図、同図dは全体
斜視図、第2図は上記従来のら電力用巻線形抵抗
器の構造を示す図で、同図aは一部断正面図、同
図bは側面図、第3図a,bはそれぞれ従来の電
力用抵抗器の等価回路を示す回路図、第4図〜第
9図はそれぞれ本考案に係る電力用抵抗器の等価
回路を示す回路図である。 図中、1……電力用抵抗器、2……筐体、3…
…抵抗素子、4……キヤツプ、5……被覆リード
線、6……パイプ端子、7……マイカナイト板
材、8,9……耐熱セメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の長さの金属製の筒型パイプからなる筐体
    内に、無機質材からなる巻芯に抵抗線を巻回し両
    端にリード線を接続してなる抵抗素子を収容する
    と共に該抵抗素子と前記筐体の間隙に硅粉等の無
    機質材を充填材として密に充填し、更に前記筐体
    の両端を耐熱セメントにより封止したことを特徴
    とする電力用抵抗器。
JP16825185U 1985-10-30 1985-10-30 Expired - Lifetime JPH0539603Y2 (ja)

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