JPH0539452Y2 - - Google Patents

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JPH0539452Y2
JPH0539452Y2 JP1987012484U JP1248487U JPH0539452Y2 JP H0539452 Y2 JPH0539452 Y2 JP H0539452Y2 JP 1987012484 U JP1987012484 U JP 1987012484U JP 1248487 U JP1248487 U JP 1248487U JP H0539452 Y2 JPH0539452 Y2 JP H0539452Y2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば焼嵌めや冷嵌め等で第1部材
に第2部材を嵌合してなるワークを対象とし、上
記第1部材に形成された基準座面からの上記第2
部材の突出し量を検測する装置に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車のシリンダブロツクでは焼嵌め
により第2部材としてのステムガイドを組付けて
おり、このガイドの基準座面からの突出し量には
数10μmオーダーの非常に高い精度が要求される。
従来、この種ワークの突出し量hを検測する装置
としては、例えば第4図のように基準面にクラン
プ保持されたワークWに対し、その第2部材Bの
突出し頭部に向つて検測ロツドRを前進させ、こ
の検測ロツドRの先端を第1部材Aの基準座面a
に当接するとともに、この検測ロツドRの軸心部
に軸方向に摺動自在に挿通した摺動ロツドSを第
2部材の突出し頭部に当接させ、この摺動ロツド
Sの検測ロツドRに対する相対移動量h′をワーク
Wから遠く離れた位置(数メートル先)で測定す
ることによつて、上記基準座面aからの第2部材
Bの突出し量hを検測していた。
(考案が解決すべき問題点) しかし、例えば焼嵌めにおいては第1部材Aが
約100℃〜120℃に加熱状態となつているため、検
測ロツドRを第1部材Aに押し当てると第1部材
Aから熱が伝導されて検測ロツドRが熱膨張す
る。これに対し、常温の第2部材Bは第1部材A
より極度に温度が低いため、この第2部材Bに当
接する摺動ロツドSの熱膨張は上記検測ロツドR
に比べかなり小さい。これにより検測ロツドRと
摺動ロツドSの相対的移動量の基準になる軸方向
の寸法において、軸方向全体の熱膨張量の差異が
大きく影響して両者間の相対移動量h′に誤差が生
じ、したがつて両部材間の測定値に大きな誤差を
生じるなど測定精度上の問題点があつた。
また、冷嵌めにおいても、第1部材Aと第2部
材B間の大きな温度差により、同様に検測ロツド
Rと摺動ロツドSとの間に熱変形による軸方向の
相対ずれが生じ、正しい測定が行えなかつた。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、検測ロツド13の先端部に第
1部材Aの基準座面30と当接する基準片23を
設けるとともに、この基準片23に基準片23が
上記基準座面30と当接したとき第2部材Bの突
出し頭部と非接触で対向する距離センサー27を
固定し、この距離センサー27により上記突出し
頭部との間の距離gを測定することで上記基準座
面30からの第2部材Bの突出し量hを検測する
ようにし、第1部材Aと第2部材Bの温度差の影
響を受けずに高精度な検測を行えるようにしたも
のである。
(作用) 焼嵌め或は冷嵌めにより第1部材Aの嵌合孔3
2に第2部材Bを嵌合したワークWをワーク支持
部3の基準面にクランプ保持し、このワークWの
上記第2部材Bと同一軸線上を検測ロツド13を
前進させ、その先端の基準片23を第1部材Aの
基準座面30にばね力をもつて押し当てる。この
とき、基準片23に固定されている距離センサー
27は第2部材Bの突出し頭部と非接触に対向
し、この突出し頭部との距離gを測定する。この
測定値が基準の許容範囲内にあるならばOKと
し、範囲外であつた場合はNGとして補正命令を
出す。
この場合、ワークWからの熱伝導は基準片23
のみが受け、例えこれにより基準片23に熱変形
が生じたとしてもその変化量のセンサー27へ影
響する範囲は基準片23の先端からセンサー27
位置までの間の僅かな部分だけであり、従来のよ
うな検測ロツド13全体の熱変形量が影響するこ
となく、測定ずれが殆どない。
しかも、上記基準片23を熱膨張率の小さいセ
ラミツク等で形成すれば、熱変形もさらに少な
く、高精度な測定が行える。
(実施例) 第1図は本考案装置の垂直断面図、第2図は同
上平面図、第3図は同上要部の拡大断面図であ
る。
1は基台、2は基台上に固定されたワーク取付
台、3はこのワーク取付台2上に設けられたワー
ク支持部で、このワーク支持部3は、ワーク取付
台2前面に設けた基準座4、ロケートピン33、
これに対向しワークWをクランプするクランプア
ーム5、このクランプアーム5を軸6を中心に揺
動させクラプ・アンクランプ動作させるクランプ
用シリンダ7等でなる。ワークWは例えば、焼嵌
めによつて第1部材Aの嵌合孔31に第2部材B
を嵌合してなるものである。
また、8,9は上記基台1上にたがいに対向し
て垂直に立設されたL字状支持板で、この両支持
板8,9間には平行な2本のガイドバー10,1
1の両端が支着され、そしてこのガイドバー1
0,11にスライドサドル12が軸方向に摺動自
在に挿通されている。
このスライドサドル12には、ワークWに対応
して複数本の検測ロツド13がそれぞれスプリン
グ22で前方に弾発付勢されて摺動可能に挿通さ
れている。そして、支持板9に取付けられたシリ
ンダ14によつてそのピストンロツド14aを介
して、上記スライドサドル12は上記ガイドバー
10,11に沿つてスライド駆動されるようにな
つており、検測ロツド13のロツド駆動部を構成
している。
このサドル12の反対面側に対向して支持板8
よりストツパー15が突設され、前進端の位置規
制がなされる。さらに、サドル12には前進限、
後退限用の位置検知用ドグ16,17が取付けら
れ、このドグ16,17に対応して基台1側にリ
ミツトスイツチ18,19が設けられている。
上記各検測ロツド13のサドル12から後方へ
突出した後端部には、サドル12後面と係合され
る係合部材20が設けられ、かつ、各検測ロツド
13のサドル12から前方へ突出した部分に、フ
ランジ状のばね係止部材21が設けられている。
そして、この係止部材21とサドル12前面との
間にコイルスプリング22が縮設され、後方の係
合部材20はサドル12後面に係合してロツド1
3が前方に抜け出すのを規制し、検測ロツド13
の先端がワークWに当接しない限り、各検測ロツ
ド13はサドル12と一体に動くようになつてい
る。
そして、上記検測ロツド13の先端部には同軸
上に第3図で示すように、先端部中央に空間部を
凹設した基準片23が止めねじ24にて固着され
ている。この基準片23は熱膨張率のできるだけ
小さいセラミツクで形成されている。また、この
基準片23の中央部にはセンサー取付孔25と、
この取付孔25より後方に連通するコード挿通孔
26が上記検測ロツド13の中心部を通つて検測
ロツド13の後端まで貫通形成されている。
上記センサー取付孔25には、例えば耐熱タイ
プの非接触センサー27が取付けられ、例えば静
電容量や渦電流や磁気等の周知手段によつて、対
向する第2部材Bの突出し頭部との距離gを非接
触で測定するものである。このセンサー27の導
電線28は上記コード挿通孔26を通つて検測ロ
ツド13の後端から支持板9上端に取付けられた
取付基板29に接続されている。
そして、上記基準片23の先端から上記センサ
ー27の検知面との距離は、ワークWに設定され
た第1部材A上の基準座面30からの第2部材B
の基準突出し量Hに所定ギヤツプ量Gを加えた距
離に予め設定し、その位置で止めねじ31等によ
つて固着されている。
(実施例の作用) 第3図のように、第1部材Aの嵌合孔32に第
2部材Bを焼嵌めにより嵌合させてなるワークW
を検測の対象物とし、このワークWを第1図のよ
うにクランプアーム5にて取付台2にクランプす
る。
シリンダ7が作用すると、そのピストンロツド
7aを介してサドル12が前進される。各検測ロ
ツド13はスプリング22に保持されてサドル1
2と共に前進され、その先端の基準片23がワー
クWの各基準座面30に当接するとその時点から
各スプリング22はサドル12の前進とともに圧
縮され、その後サドル12は前進限位置で停止さ
れる。このとき、サドル12後面と各検測ロツド
13の係合部材20との間がフローテイング量f
分だけ離れ、スプリング22の弾発力で検測ロツ
ド13先端の基準片23は一定の押圧力をもつて
ワークWの各基準座面30に当接する。
そして、各基準片23内の空間部でセンサー1
2は第2部材Bの突出し頭部と対向され、この距
離gを例えば静電容量等で非接触で検出し、これ
を電圧等に変換して測定値gを得る。
この測定値gが予め設定された所定ギヤツプ量
Gと比較され、その誤差が許容範囲内であれば
「良」の信号を、許容範囲を超えた場合は「不良」
の信号を図示しない表示部に表示するようになつ
ている。つまり、g>Gであれば実際の突出し量
hは基準量Hより小さく、g>Gであれば実際の
突出し量hは基準量Hより大きいことになる。
この場合、第1部材Aは加熱状態となつている
が、その熱が基準片23に伝導されても、基準片
23は寸法が全体長から比べ小さいためその熱変
形量が小さく、またセンサー27自体も第2部材
Bとは接触しないため、両部材A,Bの温度差に
よる測定値の誤差は極端に小さく、常に正確で高
精度な検出が行える。
なお、冷嵌めにおいても、基準片23の熱変形
は殆どなく測定精度上、問題を生じることがな
い。
(考案の効果) 本考案によれば、第1部材の嵌合孔に第2部材
を嵌合させてなるワークに対し、上記第1部材に
形成された基準座面からの上記第2部材の突出し
量を検測する装置において、検測ロツドの先端部
に第1部材の基準座面と当接する基準片を設ける
とともに、この基準片の中央部に上記第2部材の
突出し頭部と非接触で対向する距離センサーを固
定し、このセンサーにより第2部材の突出し頭部
との間の距離を測定することによつて、上記突出
し量を検測するようにしたので、例えば焼嵌めや
冷嵌め等で両部材間に大きな温度差があつても、
センサー自体がワークとは非接触であるためその
熱影響は少なく、第1部材に当接する基準片の先
端からセンサーまでの間の熱変形量が測定に影響
するのみで、それは非常にわずかである。このた
め、従来に比べ非常に正確な測定値が得られる。
さらに、上記基準片を熱膨張率の小さい材料で
あるセラミツクで形成したことにより、熱伝導に
よる基準片の熱変形は殆どなくなり、たとえ検測
ロツドが大きく伸縮しても基準片に取付けられた
非接触センサーへの温度差の影響は極めて少なく
高精度な検測が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の垂直断面図、第2図は同
上平面図、第3図は同上要部の断面図、第4図は
従来の装置を示す要部の断面図である。 3……ワーク支持部、12……スライドサド
ル、13……検測ロツド、22……コイルスプリ
ング、23……基準片、27……非接触センサ
ー、30……基準座面、32……嵌合孔、W……
ワーク、A……第1部材、B……第2部材、h…
…突出し量。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1部材の嵌合孔に第2部材を嵌め込んだワー
    クに対し、上記第1部材に形成された基準座面か
    らの上記第2部材の突出し量を検測する装置にお
    いて、上記ワークを支持するワーク支持部と、こ
    のワーク支持部に対応して設けられ、このワーク
    支持部に支持された上記ワークの第2部材の突出
    し頭部に対向される位置で、この第2部材と同一
    軸線上を進退移動自在に設けられた検測ロツド
    と、この検測ロツドをスプリングを介して進退駆
    動するロツド駆動部と、セラミツクで形成されて
    上記検測ロツドの先端に一体に設けられ上記第1
    部材の基準座面に当接可能に対向される基準片
    と、この基準片に固定され基準片が上記基準座面
    と当接したとき第2部材の突出し頭部と非接触に
    対向される距離センサーとを具備し、この距離セ
    ンサーにより上記突出し頭部との距離を測定する
    ことで、上記突出し量を検測することを特徴とす
    る検測装置。
JP1987012484U 1987-01-29 1987-01-29 Expired - Lifetime JPH0539452Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222511B2 (ja) * 1979-03-07 1987-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50144651U (ja) * 1974-05-16 1975-11-29
JPS6222511U (ja) * 1985-07-24 1987-02-10

Patent Citations (1)

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JPS6222511B2 (ja) * 1979-03-07 1987-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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JPS63120114U (ja) 1988-08-03

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