JPH0539298A - コウジ酸のグルコシル化物及びそれを含有する組成物 - Google Patents

コウジ酸のグルコシル化物及びそれを含有する組成物

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JPH0539298A
JPH0539298A JP3354490A JP35449091A JPH0539298A JP H0539298 A JPH0539298 A JP H0539298A JP 3354490 A JP3354490 A JP 3354490A JP 35449091 A JP35449091 A JP 35449091A JP H0539298 A JPH0539298 A JP H0539298A
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Yumi Tanabe
由美 田辺
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宏一 形浦
Yoshifumi Ishii
良文 石井
Taishi Asano
泰資 浅野
Kazuaki Kato
和昭 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コウジ酸の何れか一つの水酸基をグルコシル
化した、コウジ酸グルコシル化物及びそれを含有する組
成物。 【効果】 コウジ酸及びそれを含有する組成物と比較し
て、光や熱に対する安定性が増し、水に対する溶解性が
改善されており、優れた性質を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、新規なコウジ酸のグルコシル化
物及びそれを含有する組成物に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】コウジ酸は、アスペルギルス・オリゼ−
( Aspergillus oryzae )等により各種炭水化物から生
成される5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロンで
あり、融点152℃の無色柱状結晶として単離される。
【0005】古くは分析用の試薬が、コウジ酸の主な用
途であったが、酒造業に携わる人の手が色白なのはコウ
ジ酸の影響ではないかと推定されるに至って、各種用途
への利用が検討されるようになった。
【0006】近年、コウジ酸が有する変色防止機能が食
品分野で利用されており、今後、酸化防止機能、抗菌性
等の諸特性の利用が期待されている。
【0007】また、最近、コウジ酸が有するメラニン生
成抑制機能を利用して、美白化粧料が商品化されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】しかしながら、コウジ酸は光や熱等に対す
る安定性が非常に低いことや水等の各種溶媒に対する溶
解度が極めて低いこと等、その性質に課題が残されてお
り、改善が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明者等は、上記課題を解決するために
鋭意研究を重ねた結果、コウジ酸の何れか一つの水酸基
をグルコシル化して、新規なコウジ酸グルコシル化物を
得ることに成功し、それにより、光や熱に対する安定性
や水等の各種溶媒に対する溶解性を大幅に改善すること
に成功し、そのコウジ酸グルコシル化物を含有した各種
組成物を得ることに成功して、本発明を完成するに至っ
た。
【0012】即ち、本発明の化合物及びそれを含有する
本発明の組成物は、コウジ酸のフェノール性水酸基又は
アルコール性水酸基のうち何れか一つをグルコシル化す
ることによって得られる、コウジ酸グルコシル化物及び
それを有効成分として含有する組成物であり、下記の通
りの物である。
【0013】第1に、式8で表わされる化合物。
【0014】
【化7】
【0015】第2に、式12で表わされる化合物。
【0016】
【化8】
【0017】第3に、式7で表わされる化合物。
【0018】
【化9】
【0019】第4に、式6で表わされる化合物。
【0020】
【化10】
【0021】第5に、式11で表わされる化合物。
【0022】
【化11】
【0023】第6に、式5で表わされる化合物。
【0024】
【化12】
【0025】第7に、上記第1〜第6の化合物群の中か
ら選ばれる1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物
を有効成分として含有することを特徴とする化粧料組成
物。
【0026】第8に、上記第1〜第6の化合物群の中か
ら選ばれる1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物
を有効成分として含有することを特徴とする飲食物組成
物。
【0027】第9に、上記第1〜第6の化合物群の中か
ら選ばれる1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物
を有効成分として含有することを特徴とする医薬品組成
物。
【0028】第10に、上記第1〜第6の化合物群の中か
ら選ばれる1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物
を有効成分として含有することを特徴とする品質改良剤
組成物。
【0029】本発明に於いて、式8、式12、式7、式
6、式11又は式5で表されるコウジ酸グルコシル化物は
その製法を問わず、生化学的手法による製法であって
も、有機化学的手法であってもよい。
【0030】しかし、一般的には、安全性や経済性のう
えからはコウジ酸及び/又はコウジ酸グルコシル化物と
グルコシル糖化合物とを原料基質として含有する溶液
に、糖転移酵素を、または糖転移酵素と他の酵素とを作
用させる生化学的手法が望ましく、一方、官能基に対す
る高い位置選択性や、非天然型の結合様式や、高い純度
の反応生成物を望むうえからは、有機化学的手法が望ま
しい。
【0031】通常は、有機化学的手法又は生化学的手法
によって単一の種類のコウジ酸グルコシル化物を生成さ
せることが望ましいが、必要により、有機化学的手法又
は生化学的手法の何れかによって色々な大きさのグルコ
シル糖化合物基を結合させたコウジ酸グルコシル化物と
コウジ酸グリコシル化物との混合物を生成させることも
できる。
【0032】本発明で用いるグルコシル糖化合物は、採
用する有機化学的手法の条件や、採用する生化学的手法
で用いる糖転移酵素によって、コウジ酸にグルコシル残
基が等モル以上結合したコウジ酸のグルコシル化物及び
/又はグリコシル化物を生成できるものであればよく、
例えば、グルコース、マルトース、マルトトリオース、
マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキ
サオース、マルトヘプタオース、マルトオクタオースな
どのマルトオリゴ糖、シクロデキストリン、澱粉部分加
水分解物等、及びそれらを保護基によって修飾したもの
等が適宜選択できる。
【0033】例えば、有機化学的手法の反応条件とし
て、コウジ酸を原料とし、コウジ酸のモノグルコシル化
物を生成物として得たい場合には、グルコシル糖化合物
としてグルコースの誘導体を有利に用いることができ
る。
【0034】また、コウジ酸を原料とし、コウジ酸のマ
ルトシル化物を生成物として得たい場合には、同様に、
マルトースの誘導体を有利に用いることができ、コウジ
酸を原料とし、コウジ酸のマルトペンタオシル化物を生
成物として得たい場合には、マルトペンタオースを有利
に用いることができるというように、目的とするコウジ
酸グルコシル化物又はコウジ酸グリコシル化物のグルコ
シル基又はグリコシル基に相当するグルコシル糖化合物
が好適に用いられる。
【0035】また、生化学的手法を用いる場合、例え
ば、糖転移酵素としてシュードモナス・サッカロフィラ
( Pseudomonas saccharophila )や、シュードモナス・
スツッツェリ( Psuedomonas stutzeri )由来のマル
トオリゴ糖生成酵素を用いる場合には、原料として、コ
ウジ酸のモノグルコシル化物が、また、グルコシル糖化
合物として、マルトテトラオース、マルトペンタオー
ス、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース、マルト
オクタオースなどのマルトオリゴ糖、又はそれらの混合
物、シクロデキストリン、澱粉部分加水分解物等が有利
に用いられる。
【0036】次に、本発明の化合物を得るための、生化
学的手法について説明する。
【0037】反応時に原料として用いるコウジ酸及び/
又はコウジ酸グルコシル化物の濃度は、通常1重量%以
上、望ましくは2重量%〜20重量%程度含有していれ
ばよく、グルコシル糖化合物の濃度は、コウジ酸及び/
又はコウジ酸グルコシル化物に対して、通常、約1〜1
0倍の範囲が好適である。
【0038】本発明に採用する酵素は、コウジ酸及び/
又はコウジ酸のグルコシル化物とこの酵素に好適なグル
コシル糖化合物とを含有する溶液に作用させるとき、コ
ウジ酸及び/又はコウジ酸のグルコシル化物を分解せず
に、コウジ酸のどちらか片方の水酸基又はコウジ酸に結
合したグルコシル残基の4位にグルコシル糖化合物を1
乃至数個転移してコウジ酸のグルコシル化物及び/又は
グリコシル化物を生成するものであればよい。
【0039】例えば、ストレプトマイセス・グリセウス
( Streptomyces griseus )やバチルス・ズブティリス
( Bacillus subtilis)由来のマルトトリオース生成酵
素や、シュードモナス・スツッツェリ( Pseudomonas s
tutzeri )、シュードモナス・サッカロフィラ( Pseud
omonas saccharophila)、バチルス・サーキュランス
( Bacillus circulans )等由来のマルトヘキサオース
生成酵素、バチルス・リケニフォルミス( Bacillus li
cheniformis )、バチルス・ズブティリス( Bacillus
subtilis)、バチルス・セレウス( Bacillus cereus)
由来のマルトペンタオース生成酵素、クレブシエラ・ニ
ューモニエ( Klebsiella pneumoniae)、バチルス・ズ
ブティリス( Bacillus subtilis)、バチルス・サーキ
ュランスF−2( Bacillus circulans F-2 )、バチル
ス・サーキュランスG−6( Bacillus circulans G-6
)由来のマルトヘキサオース生成酵素等が有利に使用
可能である。
【0040】また、本発明に用いる酵素は、固定化され
ていないものでも、固定化されたものでも反応に使用す
ることができ、反応の形式も、バッチ式でも連続式でも
反応に使用することができる。
【0041】前記の転移酵素は、前記の条件を満足しさ
えすれば、通常は、粗酵素でも本発明の目的を達成する
ことができるが、必要に応じて、市販の酵素を使用する
ことも、それ自体は公知の方法で、粗酵素を精製して使
用することもできる。
【0042】反応時のpHと温度は、糖転移酵素が作用
してコウジ酸グルコシル化物が生成する程度の範囲であ
ればよく、通常、pH4〜8、温度約25〜65℃の範
囲から選ばれる。
【0043】使用酵素量と反応時間とは、密接な関係が
あるが、通常は、経済性の点から約1〜48時間で反応
を終了するように酵素量を選ぶのが好ましい。
【0044】生化学的な手法で本発明のコウジ酸グルコ
シル化物を得る際には、通常は、前記のような酵素を用
いて目的物質が蓄積するように反応条件を調節するが、
必要に応じて、反応の際に、他の加水分解酵素を共存さ
せて、一度生成したコウジ酸グルコシル化物のグルコシ
ル基の長さを調節し、所望の大きさのグルコシル基にす
る方法も採用することができる。
【0045】以下に、有機化学的手法でコウジ酸グルコ
シル化物を得る代表的な方法について、説明する。
【0046】(a) アルコール性水酸基へのグルコシル化
(図1参照)
【0047】市販のコウジ酸(1)を1当量の塩化アセ
チルでアセチル化してモノアセテート(3)とし、市販
のβ−D−グルコースペンタアセテート(4)でグルコ
シル化して、α−グルコシル化物(5)とβ−グルコシ
ル化物(6)とを得る。
【0048】α−グルコシル化物(5)を脱アセチル化
して化合物(7)を得、また、β−グルコシル化物
(6)を脱アセチル化して化合物(8)を得る。
【0049】(b)フェノール性水酸基へのグルコシル
化(図2参照)
【0050】市販のコウジ酸(1)を重曹処理してナト
リウム塩(9)とし、市販のβ−D−グルコースペンタ
アセテート(4)をHBr処理して得られるアセトブロ
モグルコース(10)でグルコシル化して、β−グルコシ
ル化物(11)を得る。
【0051】次いで、(11)を脱アセチル化して(12)
を得る。
【0052】次に、以上に開示した生化学的手法又は有
機化学的手法の何れかによって得られるコウジ酸グルコ
シル化物及び/又はコウジ酸グリコシル化物の精製法に
ついて説明する。
【0053】以上のように生成したコウジ酸グルコシル
化物又はコウジ酸グリコシル化物は、それ自体は公知の
手法を適用して精製及び/又は分離をすることができ
る。
【0054】例えば、コウジ酸のグルコシル化物やコウ
ジ酸のグリコシル化物を精製及び/又は分離する手段と
して、結晶化技術、膜分離技術、クロマト分離、溶媒抽
出等が有利に採用可能であり、クロマト分離等の際に
は、イオン交換樹脂、イオン交換繊維、ゼオライト、活
性炭等で、その方式も、薄層、カラム、の何れでも使用
でき、又、固定床、移動床、疑似移動床の何れも採用が
可能である。
【0055】前記の方法によって得られるコウジ酸グル
コシル化物について述べると、コウジ酸のアルコール性
水酸基又はフェノール性水酸基のどちらか片方にグルコ
シル基が結合し、その結合数は、グルコースを単位とし
て1乃至7程度のグルコシル基が結合したものである。
【0056】次に、コウジ酸のグルコシル化物の性質に
ついて説明する。
【0057】以上のようにして得られた新規な化合物で
あるコウジ酸グルコシル化物は、コウジ酸と較べて、水
に対する溶解性や熱等に対する安定性が改善されてお
り、生体内には糖残基を加水分解する酵素が存在するの
で、体内、例えば、皮膚の細胞内でも活性を発揮する等
の優れた特徴を有している。
【0058】従って、本発明のコウジ酸グルコシル化物
は、単独でまたは他の1種又は2種以上の成分と併用し
て、化粧料、飲食物、嗜好品、医薬品、抗酸化剤、品質
改良剤等として有利に利用することができる。
【0059】本発明のコウジ酸グルコシル化物の紫外線
防止、日焼防止、シミ・ソバカス防止等の効果に着目し
た場合、各種美白化粧料等、例えば、クリーム、ローシ
ョン、乳液、パック剤、石けん、シャンプー、リンス、
浴剤、おしろい、ファンデーション、ほほ紅、アイシャ
ドウ、化粧水、等として、各種固状、ペースト状、液状
の製品に有利に使用することができる。
【0060】また、色素沈着症治療、皮膚弾力線維症予
防、抗菌、酸化防止等の目的で、トローチ、肝油ドロッ
プ、複合ビタミン剤、うがい薬、練り歯磨き、注射薬、
内服薬、各種栄養剤等の各種薬品としても利用すること
が可能である。
【0061】また、食品分野においても、金属キレート
形成、抗酸化、チロシナーゼ活性阻害、安全性等の性質
に着目して、例えば、めん類の抗スポック剤、食品の退
色防止剤、鮮度保持剤、各種飲食物の保存剤、油脂類の
酸化防止剤、エビやカニの黒変防止剤等として有利に使
用することができる他、溶解性が優れていることや熱等
に対する安定性が高いこと等に着目して、普通一般の飲
食物中に、例えば、醤油、味噌、フリカケ、タレ、麺類
のつゆ、酢、シチューの素、ダシの素、複合調味料、み
りん、テーブルシュガー、カレーの素、せんべい、あら
れ、おこし、カリントウ、求肥、餅、饅頭、ういろう、
あん類、羊羹、ゼリー、カステラ、飴、パン、ビスケッ
ト、クラッカー、クッキー、パイ、プリン、スポンジケ
ーキ、チョコレート、アイスクリーム、シャーベット、
チューインガム、キャラメル、その他に有利に利用する
ことができる。
【0062】また、本発明のコウジ酸グルコシル化物が
有する各種特徴から、ハム、ソーセージ、等の畜肉製
品、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、カマボコ、チクワ、ハ
ンペン、等の水産練製品及びその原料であるすり身や冷
凍すり身にも有利に使用することができる。
【0063】更に、本発明のコウジ酸グルコシル化物
は、日焼防止、シミ・ソバカス防止、酸化防止、退色防
止、腐敗防止、黒変防止等を目的として他の各種素材、
例えば、各種薬理、呈味、賦型、安定化、増量等の効果
を有する各種の化粧品原料、食品原料、医薬品原料等と
組み合わせて用いることも自由にできる。
【0064】
【実施例】
【0065】以下に、本発明の化合物であるコウジ酸グ
ルコシル化物について、アルコール性水酸基へのグルコ
シル化のスキームを示す図1と、フェノール性水酸基へ
のグルコシル化のスキームを示す図2とを参照しなが
ら、実施例を挙げて本発明の内容を更に具体的に説明す
る。但し、本発明の範囲は以下の実施例に限定されるも
のではない。
【0066】実施例−1[コウジ酸(1)→化合物
(2)+化合物(3)]
【0067】市販のコウジ酸(1)1421.1mg(1
0ミリモル)を、ピリジン(ドライ)14mlに溶解し、
−10℃に冷却した後、塩化アセチル0.7ml(1当
量)を加えて、−10℃で1時間攪拌した。
【0068】反応液を濾過後、減圧濃縮し、クロロホル
ム:アセトン=2:1の溶媒を用いて、残渣をシリカゲ
ル180gのカラムに通して精製し、化合物(2)46
9.5mg(収率20.8%)及び化合物(3)901.9m
g(収率49.0%)をそれぞれ得た。
【0069】化合物(2)の一部をエタノールで結晶化
した。
【0070】次に、化合物(2)の性質を調べた結果を
表1に、化合物(3)の性質を調べた結果を表2にそれ
ぞれ示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】実施例−2[化合物(3)+化合物(4)
→化合物(5)+化合物(6)+化合物(2)]
【0074】化合物(3)3.73g(20.3ミリモ
ル)を1,2−ジクロロエタン(ドライ)90mlに溶解
したものと、市販のβ−D−グルコースペンタアセテー
ト(4)7.92g(20.3ミリモル)を1,2−ジク
ロロエタン45mlに溶解したものとを混合し、窒素雰囲
気下、(C252 O・BF3 2.5ml(20.3ミリ
モル)を加えて、50℃で5時間攪拌した。
【0075】次いで、反応液にピリジン18mlを加えて
中和し、減圧濃縮した。
【0076】残渣をジクロロメタン1リットルに溶解
し、水洗をして、有機層を無水MgSO4 で乾燥した。
【0077】次に濾過を行い、濾液を減圧濃縮して、濃
縮残渣をピリジン50mlに溶解し、無水酢酸50mlを加
えて室温で一夜攪拌した。
【0078】反応終了後、ジクロロメタン350mlを加
え、水洗、重曹処理をした後に有機層を無水MgSO4
で乾燥した。
【0079】MgSO4 を濾過して除去した後に減圧濃
縮して、クロロホルム:アセトン=10:1の溶媒を用
いて残渣を1.3kgのシリカゲル・カラムに通して精製
し、化合物(5)を0.25g(収率2.4%)、化合物
(6)を2.75g(収率26.4%)並びに化合物
(2)を1.35g(収率29.5%)得た。
【0080】また、化合物(6)の一部をエタノールで
結晶化した。
【0081】次に、化合物(5)の性質を調べた結果を
表3に、化合物(6)の性質を調べた結果を表4にそれ
ぞれ示す。
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】実施例−3[化合物(5)→化合物
(7)]
【0085】化合物(5)372mgをメタノール35ml
に溶解し、1N−NaOCH3 1.7mlを加えて、室温
で1.5時間攪拌した。
【0086】反応液をアンバーライトIRC−50(Am
berlite IRC-50、ローム・アンド・ハース社製)8.5m
lで中和し、セライト濾過後、減圧濃縮して、残渣をゲ
ル濾過[セファデックスG−25(Sephadex G-25 、フ
ァルマシア社製)300ml,H2O]により精製し、凍
結乾燥して、化合物(7)を127.7mg得た。(収率
58.0%)
【0087】次に、化合物(7)の性質を調べた結果を
表5に示す。
【0088】
【表5】
【0089】実施例−4[化合物(6)→化合物
(8)]
【0090】化合物(6)3.36gをメタノール18
0mlに溶解し、1N−NaOCH318mlを加えて、室
温で1時間攪拌した。
【0091】反応液をアンバーライトIRC−50(Am
berlite IRC-50、ローム・アンド・ハース社製)90ml
で中和し、セライト濾過後、濃縮、結晶化して化合物
(8)を1.08g得た。(収率54.3%)
【0092】次に、化合物(8)の性質を調べた結果を
表6に示す。
【0093】
【表6】
【0094】実施例−5[化合物(9)+化合物(10)
→化合物(11)]
【0095】市販のコウジ酸(1)を重曹処理して得ら
れる化合物(9)8.9g(54.0ミリモル)と市販の
β−D−グルコースペンタアセテート(4)をHBr処
理して得られる化合物(10)22.1g(54.0ミリモ
ル)をDMF(ドライ)500mlで溶解混合し、室温で
2日間攪拌して反応させた。
【0096】反応液を減圧濃縮して、残渣をジクロロメ
タン1リットルに溶解し、水洗をして有機層を無水Mg
SO4 で乾燥した。
【0097】濾過後、濃縮、結晶化して化合物(11)2.
93g(収率11.4%)を得た。
【0098】次に、化合物(11)の性質を調べた結果
を、表7に示す。
【0099】
【表7】
【0100】実施例−6[化合物(11)→化合物(1
2)]
【0101】化合物(11)600mgを、メタノール34
mlとTHF34mlの混合溶媒に溶解し、1N−NaOC
3 1.7mlを加えて、室温で2時間攪拌した。
【0102】反応液をアンバーライトIRC−50(Am
berlite IRC-50、ローム・アンド・ハース社製)17ml
で中和し、セライト濾過後、減圧濃縮した。
【0103】残渣をメタノールに溶解して結晶化し、化
合物(12)を206.1mg得た。(収率53.3%)
【0104】次に、化合物(12)の性質を調べた結果を
表8に示す。
【0105】
【表8】
【0106】実施例−7[化合物(2)→コウジ酸
(1)]
【0107】化合物(2)1.30gをメタノール70m
lに溶解し、1N−NaOCH3 12mlを加えて、室温
で1.5時間攪拌した。
【0108】反応液をアンバーライトIRC−50(Am
berlite IRC-50、ローム・アンド・ハース社製)40ml
で中和し、セライト濾過後、濃縮、結晶化してコウジ酸
(1)を362.1mg得た。(収率44.2%)
【0109】次に、コウジ酸(1)の性質を調べた結果
を表9に示す。
【0110】
【表9】
【0111】実施例−8[生化学的手法によるコウジ酸
グルコシル化物の調製]
【0112】実施例−6で得られた化合物(12)4.2
重量部を、ジメチルスルホキシド25重量部と燐酸緩衝
液(pH7.0)25重量部の中に(加熱)溶解し、マル
トペンタオース6重量部を加えて、pH7.0で38℃
に維持しつつこれに、シュードモナス・スツッツェリ(
Pseudomonas stutzeri )を約100単位加えて6時間
反応させた。
【0113】反応液を溶媒(n−ブタノール:酢酸:水
=2:1:1)を用い、プレコーテッドTLCプレート
(メルク社製、シリカゲル60F−254、厚さ0.2
5mm、長さ100mm)で薄層クロマトグラフ法により分
析した結果、マルトペンタオースがRf=0.19、化
合物(12)がRf=0.59の位置にそれぞれ現れたの
に対して、新たに生成したコウジ酸のフェノール性水酸
基にマルトペンタオースが付加したものはRf=0.2
4に現れた。
【0114】スポットの大きさから、原料の数%がこの
新規生成物質に変換したものと判定した。
【0115】実施例−9[化粧品組成物の調製例]
【0116】 (重量部) 1.実施例−6で得た化合物(12) 4.1 2.アミノ酢酸 0.2 3.塩酸ピリドキシン 0.05 4.フェノールスルホン酸亜鉛 0.3 5.プロピレングリコール 8 6.エタノール 5 7.精製水 82.35
【0117】上記の1〜7を適宜混合して、本発明の化
粧料組成物であるローションを調製した。
【0118】実施例−10[化粧品組成物の調製例]
【0119】 (重量部) 1.実施例−4で得た化合物(8) 4 2.蜜ロウ 10 3.セレシン 7 4.白色ワセリン 3 5.ラノリン 3 6.ミリスチン酸イソプロピル 3 7.スクワラン 4 8.流動パラフィン 37 9.ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.7 10.ポリグリセリントリラウレート 2.3 11.プロピレングリコール 2 12.精製水 21 13.香料 少量
【0120】上記の1〜13を適宜溶解し、混合して、
本発明の化粧料組成物であるコールドクリームを調製し
た。
【0121】実施例−11[化粧品組成物の調製例]
【0122】 (重量部) 1.塩化ナトリウム 62 2.ホウ砂 3 3.セスキ炭酸ナトリウム 15 4.硫酸ナトリウム 5 5.実施例−8で得られた反応液を濾過後溶媒を 除去した反応物 10 6.ボルネオール 0.6 7.デキストリン 3.0 8.テレピン油 0.4 9.香料 少量 10.タール色素 少量 11.ゲラニオール 少量
【0123】上記1〜4を予め摺り混ぜて均質に混和す
る。
【0124】次に、上記1〜4の均質な混和物の一部
に、上記5〜7を混合して摺り混ぜ、これに上記8〜1
1を混合し、更に摺り混ぜながら、上記1〜4の均質な
混合物の残部を混合して粉末状の本発明の浴剤を調製し
た。
【0125】実施例−12[飲食物組成物の調製例]
【0126】220ccの水に、砂糖70g、マルチト
ール[東和化成工業(株)製、アマルティ−P(登録商
標)]4g、ポリデキストロース[ファイザー社製]5
gを加えて火にかけ、それぞれが溶けたら、予め10g
のゼラチンに50ccの水を加えて膨潤させておいたも
のを取り出して入れ、火から降ろして混合しながらゼラ
チンを完全に溶解した。
【0127】次いで、放冷して50℃以下になってか
ら、予め皮を剥いて芯を除きパルプ状に摺りおろしたリ
ンゴ汁10g及び実施例−8で得られた反応液を濾過後
溶媒を除去した反応物0.3gを加えて混合し、型に入れ
て冷蔵庫の中で冷やし固めて本発明の飲食物であるゼリ
ーを得た。
【0128】実施例−13[飲食物組成物の調製例]
【0129】オレンジ果汁粉末33g、グラニュー糖6
0g、無水クエン酸1g、リンゴ酸0.1g、アスコル
ビン酸0.1g、粉末オレンジ香料0.6g、及び実施例
−6で得た化合物(12)0.2gを攪拌・混合し、流動造
粒機に入れ、排風温度35℃、風速毎分10m3 とし、
これに濃度10%のマルチトール液[東和化成工業(株)
製、アマルティP(登録商標)]5mlをバインダーと
して毎分10mlの割合でスプレーし、更に30分間造
粒することによって本発明の飲食物である粉末オレンジ
ジュースを調製した。
【0130】実施例−14[医薬品組成物の調製例]
【0131】 (重量部) 1.ポリエチレングリコールモノステアレート 2 2.グリセリンモノステアレート 5 3.ステアリン酸 5 4.ベヘニルアルコール 1 5.流動パラフィン 10 6.トリオクタン酸グリセリル 10 7.パラオキシ安息香酸メチルエステル 0.2 8.1,3−ブチレングリコール 5 9.精製水 48.8 10.実施例−4で得られた化合物(8) 3 11.ヒト胎盤抽出物液 10
【0132】上記の1〜7を加温溶解し、上記8及び9
を加温した溶液を加えて混合して乳化物とし、次に、冷
却した後、上記10及び11を加えて混合し、本発明の
医薬品組成物であるメラニン生成抑制用軟膏剤−1を調
製した。
【0133】実施例−15[品質改良剤組成物の調製
例]
【0134】大豆硬化油780g、乳カゼイン80g、
ポリグリセリン脂肪酸エステル[坂本薬品(株)製、PO
−500]30g、マルチトール[東和化成工業(株)
製、アマルティシロップ(登録商標)]の70%水溶液2
70g、実施例−4で得た化合物(8)20g、水1リ
ットルを乳化器[(株)日本精機製作所製、ウルトラホモ
ミキサーUM−2]を使用して10,000rpmにて
5分間混合し、乳化物を得た。
【0135】次に、これを噴霧乾燥機[大川原化工機
(株)L−8型]を用いて粉末化し、本発明の品質改良剤
組成物であるすり身用添加剤を得た。
【0136】比較試験−1[熱安定性試験]
【0137】本発明品である、新規化合物(8)及び化
合物(12)と、比較品であるコウジ酸(1)とを、それ
ぞれ0.15ミリモルずつ、それぞれのスクリューバイ
アルに入れ、水を加えてそれぞれ1gとした。
【0138】この時のサンプル量は、化合物(8)4
5.6mg、化合物(12)45.6mg、コウジ酸(1)2
1.3mgであった。
【0139】三検体を密閉して70℃のオイルバスで3
日間加熱し、着色及びpHの変化と、TLCによる純度
変化を分析した。
【0140】分析の結果を、表10に示す。
【0141】
【表10】
【0142】尚、コウジ酸(1)の加熱後の着色を3.
5倍に希釈すると、化合物(8)の着色と同程度の色濃
度となり、15倍に希釈すると、化合物(12)の着色と
同程度の色濃度となった。
【0143】また、着色度とTLCによる純度変化に
は、色が濃くなると純度が低くなるという負の相関関係
が認められた。
【0144】比較試験−2[溶解性試験]
【0145】本発明品である新規化合物(8)及び化合
物(12)と、比較品であるコウジ酸(1)とについて、
20℃における水への溶解性を調べるために、予め判っ
ている各化合物の濃度(重量%)に対する屈折率濃度
[アタゴ(株)製の屈折率計の示す濃度]の関係をそれぞ
れ検量線にし、調製した飽和水溶液の濃度を、これらの
検量線を用いてそれぞれ求めた。
【0146】求めた飽和水溶液濃度を、表11に示す。
【0147】
【表11】
【0148】水に対するコウジ酸の溶解性は、本発明品
である、化合物(8)、化合物(12)共に改善され、特
に化合物(12)において大幅な向上が認められた。
【0149】比較試験−3[美白効果の確認試験]
【0150】実施例−14で得た本発明の軟膏剤−1
(発明品)及び、実施例−14の配合中の化合物(8)
に代えて化合物(12)を用いた軟膏剤−2(発明品)、
並びに、実施例−14の配合から化合物(8)を除いて
同様に調製した軟膏剤−3(対照品)を用いて、任意に
選んだ年齢25〜45歳の男女60人(男30人、女3
0人)に、使用してもらい(7月〜9月の3カ月間、一
日1度、左手の甲及び顔の一部に使用)、シミ、ソバカ
スの防止効果についてのアンケートを取った。
【0151】そのアンケートの集計結果を表12に示
す。
【0152】
【表12】
【0153】表12の結果から、本発明のコウジ酸グル
コシル化物を含有した軟膏剤は、肌アレ、皮膚のカブレ
などがほとんど発生することなく安全に使用可能であ
り、且つ、優れたシミ、ソバカスの防止効果を有するも
のであることが判る。
【0154】
【発明の効果】
【0155】本発明の化合物であるコウジ酸のグルコシ
ル化物は、コウジ酸と比較して、光や熱に対する安定性
が増し、水に対する溶解性が改善されており、優れた性
質を有している。
【0156】また、その利用品も美白、殺菌、酸化防止
等の優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化合物であるコウジ酸グルコシル化
物について、アルコール性水酸基へのグルコシル化のス
キームを示す図。
【図2】 本発明の化合物であるコウジ酸グルコシル化
物について、フェノール性水酸基へのグルコシル化のス
キームを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/48 9051−4C 31/70 ADZ 8314−4C C07H 17/04 7822−4C (72)発明者 浅野 泰資 神奈川県座間市緑ケ丘3−50−33 (72)発明者 加藤 和昭 埼玉県北葛飾郡吉川町中曽根477

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式8で表わされる化合物。 【化1】
  2. 【請求項2】 式12で表わされる化合物。 【化2】
  3. 【請求項3】 式7で表わされる化合物。 【化3】
  4. 【請求項4】 式6で表わされる化合物。 【化4】
  5. 【請求項5】 式11で表わされる化合物。 【化5】
  6. 【請求項6】 式5で表わされる化合物。 【化6】
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の化合物群の中から選ばれ
    る1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物を有効成
    分として含有することを特徴とする化粧料組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6の化合物群の中から選ばれ
    る1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物を有効成
    分として含有することを特徴とする飲食物組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6の化合物群の中から選ばれ
    る1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物を有効成
    分として含有することを特徴とする医薬品組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6の化合物群の中から選ば
    れる1種又は2種以上のコウジ酸グルコシル化物を有効
    成分として含有することを特徴とする品質改良剤組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5486624A (en) * 1994-02-01 1996-01-23 Pacific Corporation Kojic acid derivative
US5523421A (en) * 1993-11-16 1996-06-04 Pacific Corporation Kojic acid derivatives
KR100486921B1 (ko) * 2002-11-08 2005-05-03 주식회사 바이오랜드 코직산 유도체의 신규 제조방법

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