JPH0539239Y2 - - Google Patents
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- JPH0539239Y2 JPH0539239Y2 JP9159688U JP9159688U JPH0539239Y2 JP H0539239 Y2 JPH0539239 Y2 JP H0539239Y2 JP 9159688 U JP9159688 U JP 9159688U JP 9159688 U JP9159688 U JP 9159688U JP H0539239 Y2 JPH0539239 Y2 JP H0539239Y2
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
考案の技術分野
本考案は、耐熱、耐薬品性等に優れ、しかも比
較的高圧の流体の密封も可能な複合シールリング
に関する。 考案の技術的背景ならびにその問題点 耐熱、耐薬品性等に優れ、しかも比較的高圧の
流体の密封も可能なシール材として、実公昭45−
417号公報および第5図に示すような複合シール
リング2が開発されている。 この複合シールリング2は、周方向に連続する
開口端4が形成され、しかも周方向に連続する中
空部6を有し、可撓性材料で構成された環状のシ
ールリング本体8と、このシールリング本体8内
に形成された中空部6内に収容された弾性部材と
してのヘリカルスプリング10とから成る。 シールリング本体8は、耐熱、耐薬品性に優れ
た材質で構成され、所定間隔で配置された一対の
環板状のリツプ部12,12と、これらリツプ部
12,12を一体に連結するように開口端4と反
対側に形成された連結部14とから成る。そし
て、リツプ部12,12の外表面には、周方向に
連続する突条16が形成してある。この突条16
は、複合シールリング2が用いられる部位のシー
ル壁面との密着性を良好にしてシール性を高める
ためのものである。 一方、中空部6内に収容されるヘリカルスプリ
ング10は、各リツプ部12,12の内壁面に圧
接するようになつており、リツプ部12,12と
シール壁面との圧接力を高めるようになつてい
る。 しかしながら、このような従来の複合シールリ
ング2にあつては、第6図に示すように、製造誤
差等の理由から、ヘリカルスプリングの装着位置
と、突条16の形成位置との間に位置ずれeが生
じる虞があり、この場合に、突条16の突出高さ
δ分だけ、ヘリカルスプリング10の圧縮量が減
少し、流体をシールするために必要なシール壁面
18に対する圧接力が減少し、その結果、極低温
等の厳しい条件下ではシール性の低下が生じる虞
があつた。 考案の目的 本考案は、このような従来技術が有する不都合
を解消するためになされ、ヘリカルスプリング等
の弾性部材がシールリング本体の中空部内に多小
位置ずれして収容されたとしても、または使用中
に位置ずれが生じたとしても、シール壁面に対す
るリツプ部の圧接力を変化させず、良好なシール
性を維持することが可能な複合シールリングを提
供することを目的とする。 考案の概要 このような目的を達成するために、本考案は、
周方向に連続する開口端が形成され、しかも内部
に周方向に連続する中空部を有し、可撓性材料で
構成された環状のシールリング本体と、このシー
ルリング本体内に形成された中空部内に当該中空
部の内壁に圧接するように収容された弾性部材と
から成る複合シールリングにおいて、 前記シールリング本体が、前記中空部を形成す
るよるに所定間隔で配置された一対の環板状のリ
ツプ部と、これらリツプ部を一体に連結するよう
に前記開口端と反対側に形成された連結部とから
成り、 前記弾性部材が圧接する近傍部分のリツプ部の
内壁を平面状にすると共に、当該近傍部分のリツ
プ部の肉厚を一定にしてあることを特徴としてい
る。 このような複合シールリングによれば、ヘリカ
ルスプリング等の弾性部材がシールリング本体の
中空部内に多小位置ずれして収容されたとして
も、または使用中に位置ずれが生じたとしても、
弾性部材が圧接する近傍部分のリツプ部の内壁が
平面状であると共に、このリツプ部の肉厚が均一
であることから、弾性部材の圧縮量に変化が生ぜ
ず、したがつて、この弾性部材により付与される
リツプ部のシール壁面に対する圧接力も変化しな
いことになる。このため、いかなる条件でも、良
好なシール性を維持することが可能になる。 考案の具体的説明 以下、本考案を、図示に示す実施例に基づき詳
細に説明する。 第1図は本考案の一実施例に係る複合シールリ
ングの要部断面図、第2図は同複合シールリング
の使用状態例を示す要部断面図、第3図は本考案
の他の実施例に係るシールリングの要部断面図で
あり、第5,6図に示す部材と共通する部材には
同一符号を付してある。 第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
シールリング20は、周方向に連続する開口端4
が形成され、しかも周方向に連続する中空部6を
有し、可撓性材料で構成された環状のシールリン
グ本体22と、このシールリング本体22内に形
成された中空部6内に収容された弾性部材として
のヘリカルスプリング10とから成る。 シールリング本体22は、所定間隔で配置され
た一対の環板状のリツプ部24,24と、これら
リツプ部24,24を一体に連結するように開口
端4と反対側に形成された連結部26とから成
る。シールリング本体22は、耐熱性および耐薬
品性に優れた材質で構成されることが好ましく、
たとえばポリテトラフルオロエチレン等のフツ素
樹脂もしくはその他のプラスチツク材料等で構成
される。 一方、中空部6内に収容される弾性部材として
のヘリカルスプリング10は、耐熱性および耐薬
品性に優れると共に高弾力性を有する材質で構成
されることが好ましく、たとえば、ベリリウム
銅、ステンレス銅、銅、ハステロイ等の金属で構
成される。なお、中空部6内に収容される弾性部
材としては、ヘリカルスプリング10に限らず、
その他の種類のスプリングであつても良い。ただ
し、このようなスプリングは、ヘリカルスプリン
グ10と同様に、各リツプ部24の内壁面に圧接
するように、中空部6内に収容される必要があ
る。 特に本考案では、このような複合シールリング
20において、シールリング本体22のリツプ部
24の内壁を、図示するように、ヘリカルスプリ
ング10が圧接する近傍部分で、平面状に形成す
ると共に、この部分のリツプ部24の肉厚を一定
厚に形成してある。 このような複合シールリング20は、たとえば
第2図に示すように、管継手用フランジ28,3
0を連結する際に、これらフランジ28,30間
を密封するために、一方のフランジ30に形成さ
れたシールリング溝32内に装着される。第1,
2図に示す実施例では、複合シールリング20の
内周側に開口端4が形成されていることから、フ
ランジ28,30内を流れる流体が高圧力を有し
ている場合でも良好に密封することができる。 このような本考案の一実施例に係る複合シール
リング20によれば、ヘリカルスプリング10等
の弾性部材がシールリング本体22の中空部6内
に多小位置ずれして収容されたとしても、または
使用中に位置ずれが生じたとしても、ヘリカルス
プリング10が圧接する近傍部分のリツプ部24
の内壁が平面状であると共に、このリツプ部24
の肉厚が均一であることから、ヘリカルスプリン
グ10の圧縮量に変化が生ぜず、したがつて、こ
のヘリカルスプリング10により付与されるリツ
プ部24のシール壁面18に対する圧接力も変化
しないことになる。このため、いかなる条件で
も、良好なシール性を維持することが可能にな
る。 なお、本考案は、上述した実施例に限定される
ものではなく、種々に改変することができる。 たとえば、リツプ部24の形状は、第1図に示
す実施例に限定されず、第3図A,Bに示すよう
なリツプ部24a,24bの形状であつても良
い。 また、シールリング本体26に形成する開口端
4は、内周側であつても良いし、外周側であつて
も良い。外周側に開口端4が形成された本考案に
係る複合シールリングは、外周側からの流体の流
入を防止するためのシールリングとして好ましく
用いられる。 本考案の効果を確かめるために、以下に示す本
考案の実施例に係る複合シールリングおよび比較
例に係る複合シールリングの洩れ試験を行なつた
ところ、次に示す結果が得られた。 実施例 1 第3図Aに示すような断面形状を有し、リツプ
部24aの肉厚t1=1.1mmのシールリング本体2
2aを製作し、中空部にヘリカルスプリングを収
容させて、複合シールリングを組立てた。 実施例 2 第3図Bに示すような断面形状を有し、リツプ
部24aの肉厚t2=0.6mmのシールリング本体2
2bを製作した以外は、実施例1と同様にして複
合シールリングを得た。 比較例 1 第4図に示すような断面形状を有し、リツプ部
12における突条16の突出高さt3=1.1mmのシ
ールリング本体14を製作した以外は、実施例1
と同様にして複合シールリングを得た。 試験結果 実施例1,2および比較例1の複合シールリン
グを用い、−196℃の温度条件で、漏れ開始圧力を
測ることにより漏れ試験を行なつたところ、表1
に示す結果が得られ、本考案に係る複合シールリ
ングのシール性が良好であることが確認された。
較的高圧の流体の密封も可能な複合シールリング
に関する。 考案の技術的背景ならびにその問題点 耐熱、耐薬品性等に優れ、しかも比較的高圧の
流体の密封も可能なシール材として、実公昭45−
417号公報および第5図に示すような複合シール
リング2が開発されている。 この複合シールリング2は、周方向に連続する
開口端4が形成され、しかも周方向に連続する中
空部6を有し、可撓性材料で構成された環状のシ
ールリング本体8と、このシールリング本体8内
に形成された中空部6内に収容された弾性部材と
してのヘリカルスプリング10とから成る。 シールリング本体8は、耐熱、耐薬品性に優れ
た材質で構成され、所定間隔で配置された一対の
環板状のリツプ部12,12と、これらリツプ部
12,12を一体に連結するように開口端4と反
対側に形成された連結部14とから成る。そし
て、リツプ部12,12の外表面には、周方向に
連続する突条16が形成してある。この突条16
は、複合シールリング2が用いられる部位のシー
ル壁面との密着性を良好にしてシール性を高める
ためのものである。 一方、中空部6内に収容されるヘリカルスプリ
ング10は、各リツプ部12,12の内壁面に圧
接するようになつており、リツプ部12,12と
シール壁面との圧接力を高めるようになつてい
る。 しかしながら、このような従来の複合シールリ
ング2にあつては、第6図に示すように、製造誤
差等の理由から、ヘリカルスプリングの装着位置
と、突条16の形成位置との間に位置ずれeが生
じる虞があり、この場合に、突条16の突出高さ
δ分だけ、ヘリカルスプリング10の圧縮量が減
少し、流体をシールするために必要なシール壁面
18に対する圧接力が減少し、その結果、極低温
等の厳しい条件下ではシール性の低下が生じる虞
があつた。 考案の目的 本考案は、このような従来技術が有する不都合
を解消するためになされ、ヘリカルスプリング等
の弾性部材がシールリング本体の中空部内に多小
位置ずれして収容されたとしても、または使用中
に位置ずれが生じたとしても、シール壁面に対す
るリツプ部の圧接力を変化させず、良好なシール
性を維持することが可能な複合シールリングを提
供することを目的とする。 考案の概要 このような目的を達成するために、本考案は、
周方向に連続する開口端が形成され、しかも内部
に周方向に連続する中空部を有し、可撓性材料で
構成された環状のシールリング本体と、このシー
ルリング本体内に形成された中空部内に当該中空
部の内壁に圧接するように収容された弾性部材と
から成る複合シールリングにおいて、 前記シールリング本体が、前記中空部を形成す
るよるに所定間隔で配置された一対の環板状のリ
ツプ部と、これらリツプ部を一体に連結するよう
に前記開口端と反対側に形成された連結部とから
成り、 前記弾性部材が圧接する近傍部分のリツプ部の
内壁を平面状にすると共に、当該近傍部分のリツ
プ部の肉厚を一定にしてあることを特徴としてい
る。 このような複合シールリングによれば、ヘリカ
ルスプリング等の弾性部材がシールリング本体の
中空部内に多小位置ずれして収容されたとして
も、または使用中に位置ずれが生じたとしても、
弾性部材が圧接する近傍部分のリツプ部の内壁が
平面状であると共に、このリツプ部の肉厚が均一
であることから、弾性部材の圧縮量に変化が生ぜ
ず、したがつて、この弾性部材により付与される
リツプ部のシール壁面に対する圧接力も変化しな
いことになる。このため、いかなる条件でも、良
好なシール性を維持することが可能になる。 考案の具体的説明 以下、本考案を、図示に示す実施例に基づき詳
細に説明する。 第1図は本考案の一実施例に係る複合シールリ
ングの要部断面図、第2図は同複合シールリング
の使用状態例を示す要部断面図、第3図は本考案
の他の実施例に係るシールリングの要部断面図で
あり、第5,6図に示す部材と共通する部材には
同一符号を付してある。 第1図に示すように、本考案の一実施例に係る
シールリング20は、周方向に連続する開口端4
が形成され、しかも周方向に連続する中空部6を
有し、可撓性材料で構成された環状のシールリン
グ本体22と、このシールリング本体22内に形
成された中空部6内に収容された弾性部材として
のヘリカルスプリング10とから成る。 シールリング本体22は、所定間隔で配置され
た一対の環板状のリツプ部24,24と、これら
リツプ部24,24を一体に連結するように開口
端4と反対側に形成された連結部26とから成
る。シールリング本体22は、耐熱性および耐薬
品性に優れた材質で構成されることが好ましく、
たとえばポリテトラフルオロエチレン等のフツ素
樹脂もしくはその他のプラスチツク材料等で構成
される。 一方、中空部6内に収容される弾性部材として
のヘリカルスプリング10は、耐熱性および耐薬
品性に優れると共に高弾力性を有する材質で構成
されることが好ましく、たとえば、ベリリウム
銅、ステンレス銅、銅、ハステロイ等の金属で構
成される。なお、中空部6内に収容される弾性部
材としては、ヘリカルスプリング10に限らず、
その他の種類のスプリングであつても良い。ただ
し、このようなスプリングは、ヘリカルスプリン
グ10と同様に、各リツプ部24の内壁面に圧接
するように、中空部6内に収容される必要があ
る。 特に本考案では、このような複合シールリング
20において、シールリング本体22のリツプ部
24の内壁を、図示するように、ヘリカルスプリ
ング10が圧接する近傍部分で、平面状に形成す
ると共に、この部分のリツプ部24の肉厚を一定
厚に形成してある。 このような複合シールリング20は、たとえば
第2図に示すように、管継手用フランジ28,3
0を連結する際に、これらフランジ28,30間
を密封するために、一方のフランジ30に形成さ
れたシールリング溝32内に装着される。第1,
2図に示す実施例では、複合シールリング20の
内周側に開口端4が形成されていることから、フ
ランジ28,30内を流れる流体が高圧力を有し
ている場合でも良好に密封することができる。 このような本考案の一実施例に係る複合シール
リング20によれば、ヘリカルスプリング10等
の弾性部材がシールリング本体22の中空部6内
に多小位置ずれして収容されたとしても、または
使用中に位置ずれが生じたとしても、ヘリカルス
プリング10が圧接する近傍部分のリツプ部24
の内壁が平面状であると共に、このリツプ部24
の肉厚が均一であることから、ヘリカルスプリン
グ10の圧縮量に変化が生ぜず、したがつて、こ
のヘリカルスプリング10により付与されるリツ
プ部24のシール壁面18に対する圧接力も変化
しないことになる。このため、いかなる条件で
も、良好なシール性を維持することが可能にな
る。 なお、本考案は、上述した実施例に限定される
ものではなく、種々に改変することができる。 たとえば、リツプ部24の形状は、第1図に示
す実施例に限定されず、第3図A,Bに示すよう
なリツプ部24a,24bの形状であつても良
い。 また、シールリング本体26に形成する開口端
4は、内周側であつても良いし、外周側であつて
も良い。外周側に開口端4が形成された本考案に
係る複合シールリングは、外周側からの流体の流
入を防止するためのシールリングとして好ましく
用いられる。 本考案の効果を確かめるために、以下に示す本
考案の実施例に係る複合シールリングおよび比較
例に係る複合シールリングの洩れ試験を行なつた
ところ、次に示す結果が得られた。 実施例 1 第3図Aに示すような断面形状を有し、リツプ
部24aの肉厚t1=1.1mmのシールリング本体2
2aを製作し、中空部にヘリカルスプリングを収
容させて、複合シールリングを組立てた。 実施例 2 第3図Bに示すような断面形状を有し、リツプ
部24aの肉厚t2=0.6mmのシールリング本体2
2bを製作した以外は、実施例1と同様にして複
合シールリングを得た。 比較例 1 第4図に示すような断面形状を有し、リツプ部
12における突条16の突出高さt3=1.1mmのシ
ールリング本体14を製作した以外は、実施例1
と同様にして複合シールリングを得た。 試験結果 実施例1,2および比較例1の複合シールリン
グを用い、−196℃の温度条件で、漏れ開始圧力を
測ることにより漏れ試験を行なつたところ、表1
に示す結果が得られ、本考案に係る複合シールリ
ングのシール性が良好であることが確認された。
【表】
考案の効果
以上説明してきたように、本考案によれば、ヘ
リカルスプリング等の弾性部材がシールリング本
体の中空部内に多小位置ずれして収容されたとし
ても、または使用中に位置ずれが生じたとして
も、シール壁面に対するリツプ部の圧接力が変化
せず、良好なシール性を維持することが可能にな
るという優れた効果を奏する。
リカルスプリング等の弾性部材がシールリング本
体の中空部内に多小位置ずれして収容されたとし
ても、または使用中に位置ずれが生じたとして
も、シール壁面に対するリツプ部の圧接力が変化
せず、良好なシール性を維持することが可能にな
るという優れた効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例に係る複合シールリ
ングの要部断面図、第2図は同複合シールリング
の使用状態例を示す要部断面図、第3図は本考案
の他の実施例に係るシールリングの要部断面図、
第4図は従来の複合シールリングに用いるシール
リング本体の要部断面図、第5,6図は従来の複
合シールリングの要部断面図である。 4……開口端、6……中空部、10……ヘリカ
ルスプリング、20……複合シールリング、22
……シールリング本体、24,24a,24b…
…リツプ部、26……連結部。
ングの要部断面図、第2図は同複合シールリング
の使用状態例を示す要部断面図、第3図は本考案
の他の実施例に係るシールリングの要部断面図、
第4図は従来の複合シールリングに用いるシール
リング本体の要部断面図、第5,6図は従来の複
合シールリングの要部断面図である。 4……開口端、6……中空部、10……ヘリカ
ルスプリング、20……複合シールリング、22
……シールリング本体、24,24a,24b…
…リツプ部、26……連結部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 周方向に連続する開口端が形成され、しかも内
部に周方向に連続する中空部を有し、可撓性材料
で構成された環状のシールリング本体と、このシ
ールリング本体内に形成された中空部内に当該中
空部の内壁に圧接するように収容された弾性部材
とから成る複合シールリングにおいて、 前記シールリング本体が、前記中空部を形成す
るように所定間隔で配置された一対の環板状のリ
ツプ部と、これらリツプ部を一体に連結するよう
に前記開口端と反対側に形成された連結部とから
成り、 前記弾性部材が圧接する近傍部分のリツプ部の
内壁を平面状にすると共に、当該近傍部分のリツ
プ部の肉厚を一定にしてあることを特徴とする複
合シールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9159688U JPH0539239Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9159688U JPH0539239Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0212566U JPH0212566U (ja) | 1990-01-25 |
JPH0539239Y2 true JPH0539239Y2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=31316068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9159688U Expired - Lifetime JPH0539239Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539239Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7051564B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2022-04-11 | 日本ヴィクトリック株式会社 | 配管継手構造 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP9159688U patent/JPH0539239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0212566U (ja) | 1990-01-25 |
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