JPH0539161Y2 - - Google Patents
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- JPH0539161Y2 JPH0539161Y2 JP18962187U JP18962187U JPH0539161Y2 JP H0539161 Y2 JPH0539161 Y2 JP H0539161Y2 JP 18962187 U JP18962187 U JP 18962187U JP 18962187 U JP18962187 U JP 18962187U JP H0539161 Y2 JPH0539161 Y2 JP H0539161Y2
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- latch
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- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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- Patch Boards (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は配電盤格納箱本体等の固定枠体に対し
て扉を係止鎖錠する押込み回転操作型平面ラツチ
装置に関するものである。
て扉を係止鎖錠する押込み回転操作型平面ラツチ
装置に関するものである。
(従来の技術)
実公昭55−10526号公報に開示された従来の平
面ラツチ装置では、背面側に陥没したケースの凹
部に操作板を引出し回転可能に収容し、該操作板
の基端部を左右方向の枢軸によつてケースの左右
側壁に枢着し、該枢軸に嵌合した巻バネによつて
操作板を没入方向に回転付勢し、ケース側壁と交
差方向に摺動するラツチ棒をバネによつて突出方
向に摺動付勢し、ケース側壁に沿つて摺動する連
動カム体をケースに収容し、該連動カム体の端部
の傾斜カム面をラツチ体の側部の傾斜カム面に当
接させ、操作板基端部の背面側に突設した作動突
子を連動カム体に当接させ、操作板の引出し回転
によつてラツチ棒を解錠位置に摺動させている。
面ラツチ装置では、背面側に陥没したケースの凹
部に操作板を引出し回転可能に収容し、該操作板
の基端部を左右方向の枢軸によつてケースの左右
側壁に枢着し、該枢軸に嵌合した巻バネによつて
操作板を没入方向に回転付勢し、ケース側壁と交
差方向に摺動するラツチ棒をバネによつて突出方
向に摺動付勢し、ケース側壁に沿つて摺動する連
動カム体をケースに収容し、該連動カム体の端部
の傾斜カム面をラツチ体の側部の傾斜カム面に当
接させ、操作板基端部の背面側に突設した作動突
子を連動カム体に当接させ、操作板の引出し回転
によつてラツチ棒を解錠位置に摺動させている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら従来装置では、操作板から作動突
子を介して連動カム体に加えられた駆動力は、直
接各傾斜カム面の摺接動作によつて作用方向を90
度変更されるものであるため、比較的小さな力で
ラツチ棒を軽快に後退摺動させることができな
い。
子を介して連動カム体に加えられた駆動力は、直
接各傾斜カム面の摺接動作によつて作用方向を90
度変更されるものであるため、比較的小さな力で
ラツチ棒を軽快に後退摺動させることができな
い。
従つて本考案の目的は、操作板とラツチ棒の間
に介在させた連動レバーによつて、比較的小さな
力でラツチ棒を軽快に後退摺動させることができ
ると共に、荷物等が扉の正面側から接触した程度
では操作板が解錠方向に誤作動することがない仮
錠機構を備えた押込み回転操作型平面ラツチ装置
を提供することである。
に介在させた連動レバーによつて、比較的小さな
力でラツチ棒を軽快に後退摺動させることができ
ると共に、荷物等が扉の正面側から接触した程度
では操作板が解錠方向に誤作動することがない仮
錠機構を備えた押込み回転操作型平面ラツチ装置
を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と、本考案の押込み回転操作型平面ラツチ装置
は、扉23の背面側に陥没した凹部1aを有する
ケース1と;該凹部1aの正面側空間2内に押込
み回転可能に収容された操作板3と;ケース1の
左右側壁の透孔に回転可能に嵌挿され、操作板3
の中間部付近に固着された枢軸5と;該枢軸5に
連設され、凹部1aの背面側に突出した作動棒6
と;凹部1aの背面壁の案内溝部15aに摺動可
能に嵌挿され、先端部が固定枠体35側の受部1
4と係脱するラツチ棒12と;前後方向の枢軸体
8によつて凹部1aの背面壁に枢着され、該背面
壁に沿つて回動する連動レバー10と;ラツチ棒
の基端部12bの背面に突設された受動突子13
と;ラツチ棒12を突出方向に摺動付勢し、連動
レバー10の駆動端部10bに当接する受動突子
13を介して連動レバー10を回転付勢し、枢軸
体8に関して該駆動端部10bとは反対側の受動
端部10aを作動突子6に当接させるバネ38
と;前記凹部1aに隣接した円筒部1bに収容さ
れ、該円筒部1bの正面側開口24に露出した前
端部に回動操作具用受部26を形成した仮錠用ロ
ータ25と;該ロータ25の後端部に嵌合固着さ
れたロツク盤27と;該ロツク盤27の背面に突
設され、連動レバー10の駆動端部10b側の延
長先端部10cに係合可能な係止部30と;ロー
タ25の半径方向の受孔34に移動可能に嵌合さ
れ、バネ36によつて突出付勢された小球33
と;円筒部1bの内側面に形成され、前記係止部
30が延長先端部10cと係合する施錠位置に来
たとき、小球33が係合する受溝39とから成る
ものである。
と、本考案の押込み回転操作型平面ラツチ装置
は、扉23の背面側に陥没した凹部1aを有する
ケース1と;該凹部1aの正面側空間2内に押込
み回転可能に収容された操作板3と;ケース1の
左右側壁の透孔に回転可能に嵌挿され、操作板3
の中間部付近に固着された枢軸5と;該枢軸5に
連設され、凹部1aの背面側に突出した作動棒6
と;凹部1aの背面壁の案内溝部15aに摺動可
能に嵌挿され、先端部が固定枠体35側の受部1
4と係脱するラツチ棒12と;前後方向の枢軸体
8によつて凹部1aの背面壁に枢着され、該背面
壁に沿つて回動する連動レバー10と;ラツチ棒
の基端部12bの背面に突設された受動突子13
と;ラツチ棒12を突出方向に摺動付勢し、連動
レバー10の駆動端部10bに当接する受動突子
13を介して連動レバー10を回転付勢し、枢軸
体8に関して該駆動端部10bとは反対側の受動
端部10aを作動突子6に当接させるバネ38
と;前記凹部1aに隣接した円筒部1bに収容さ
れ、該円筒部1bの正面側開口24に露出した前
端部に回動操作具用受部26を形成した仮錠用ロ
ータ25と;該ロータ25の後端部に嵌合固着さ
れたロツク盤27と;該ロツク盤27の背面に突
設され、連動レバー10の駆動端部10b側の延
長先端部10cに係合可能な係止部30と;ロー
タ25の半径方向の受孔34に移動可能に嵌合さ
れ、バネ36によつて突出付勢された小球33
と;円筒部1bの内側面に形成され、前記係止部
30が延長先端部10cと係合する施錠位置に来
たとき、小球33が係合する受溝39とから成る
ものである。
(実施例)
図示の実施例では、凹部1aには正面側開口2
のほぼ全面を埋める長さの操作板3が収容されて
おり、操作板3の左右側壁部4を貫通した枢軸5
は操作板3に固着されている。枢軸5と一体物に
形成された作動棒6は、凹部1aの右側壁から突
出しており、凹部1aの背面側において枢軸5と
平行になるように屈曲されている。
のほぼ全面を埋める長さの操作板3が収容されて
おり、操作板3の左右側壁部4を貫通した枢軸5
は操作板3に固着されている。枢軸5と一体物に
形成された作動棒6は、凹部1aの右側壁から突
出しており、凹部1aの背面側において枢軸5と
平行になるように屈曲されている。
ケース1の凹部1aを扉23の取付孔に嵌挿す
るとき、ケース1の外周鍔部1dと扉23正面と
の間にシール板20が挿入され、該凹部1aを跨
ぐようにして扉背面に上下の折曲げ端部19a,
19bが突当てられる取付用裏板19は、その透
孔から挿入した取付用ビス9,18の締付けによ
つて該シール板20を適度に圧縮し、取付孔部分
の防水性を高める。角形輪状のシール板20と凹
部1aの側面壁部との間には背面突起1cが左右
2個ずつ突設されている。
るとき、ケース1の外周鍔部1dと扉23正面と
の間にシール板20が挿入され、該凹部1aを跨
ぐようにして扉背面に上下の折曲げ端部19a,
19bが突当てられる取付用裏板19は、その透
孔から挿入した取付用ビス9,18の締付けによ
つて該シール板20を適度に圧縮し、取付孔部分
の防水性を高める。角形輪状のシール板20と凹
部1aの側面壁部との間には背面突起1cが左右
2個ずつ突設されている。
該凹部1aの背面壁内には植設ボルト7の頭部
がケース1の成型時に埋設固着されている。該植
設ボルト7にはスペーサ筒を兼ねた枢軸体8の中
央螺子孔の前半部が螺合され、この中央螺子孔の
後半部には前記一方の取付用ビス9が螺子込まれ
ている。該枢軸体8には回転操作用の六角形鍔部
8aを後端部に突設してある。同じく凹部1aの
背面壁内に頭部を埋設固定に固着された別の植設
ボルト16には、スペーサ筒17の中央螺子孔の
前半部が螺合されており、該中央螺子孔の後半部
には他方の取付用ビス18が螺子込まれている。
スペーサ筒17にも回転操作用の六角形鍔部17
aを後端部に突設してある。
がケース1の成型時に埋設固着されている。該植
設ボルト7にはスペーサ筒を兼ねた枢軸体8の中
央螺子孔の前半部が螺合され、この中央螺子孔の
後半部には前記一方の取付用ビス9が螺子込まれ
ている。該枢軸体8には回転操作用の六角形鍔部
8aを後端部に突設してある。同じく凹部1aの
背面壁内に頭部を埋設固定に固着された別の植設
ボルト16には、スペーサ筒17の中央螺子孔の
前半部が螺合されており、該中央螺子孔の後半部
には他方の取付用ビス18が螺子込まれている。
スペーサ筒17にも回転操作用の六角形鍔部17
aを後端部に突設してある。
これら植設ボルト7,16と枢軸体8、スペー
サ筒17および取付用ビス9,18は案内用裏板
15を凹部1aの背面壁に固着するのに利用さ
れ、植設ボル7,16の軸部が案内用裏板15の
上下2箇所の透孔に挿通され、枢軸体8とスペー
サ筒17の前端面が案内用裏板15に当接してい
る。断面角形のラツチ棒12の案内溝部15aは
該裏板15の屈曲加工によつて形成されている。
枢軸体8は連動レバー10の軸受ボス部11の透
孔に挿通されている。
サ筒17および取付用ビス9,18は案内用裏板
15を凹部1aの背面壁に固着するのに利用さ
れ、植設ボル7,16の軸部が案内用裏板15の
上下2箇所の透孔に挿通され、枢軸体8とスペー
サ筒17の前端面が案内用裏板15に当接してい
る。断面角形のラツチ棒12の案内溝部15aは
該裏板15の屈曲加工によつて形成されている。
枢軸体8は連動レバー10の軸受ボス部11の透
孔に挿通されている。
受動突子13はラツチ棒12の基端部12bの
割溝部に嵌合固着されている。ラツチ棒12の中
間部には溝孔21が形成され、案内用裏板15に
は該溝孔21に挿入されるバネ受片22が切起さ
れている。ラツチ棒12の突出付勢用バネ38は
圧縮コイルバネによつて構成され、該バネ38は
溝孔21の一方の内壁面と該バネ受片21の間に
挿入されている。ラツチ棒12の先端部にはカム
斜面12aを設けてあり、該カム斜面12aは扉
23が閉鎖回転したとき、固定枠体35側の受部
14に摺接してラツチ棒12を自動的に後退摺動
させる。
割溝部に嵌合固着されている。ラツチ棒12の中
間部には溝孔21が形成され、案内用裏板15に
は該溝孔21に挿入されるバネ受片22が切起さ
れている。ラツチ棒12の突出付勢用バネ38は
圧縮コイルバネによつて構成され、該バネ38は
溝孔21の一方の内壁面と該バネ受片21の間に
挿入されている。ラツチ棒12の先端部にはカム
斜面12aを設けてあり、該カム斜面12aは扉
23が閉鎖回転したとき、固定枠体35側の受部
14に摺接してラツチ棒12を自動的に後退摺動
させる。
連動レバー10は短辺部分と長辺部分より成る
略L字板状に形成され、前記軸受ボス部11はそ
の屈曲部分に形成されている。ロツク盤27はロ
ータ25の後端非円形軸部に相対回転不能に嵌合
され、バネ座金28を介して固着用ビス29によ
つて締付け固着されている。ロツク盤27の係止
部30は円弧状突起に形成され、連動レバー10
の延長端部10cの外側面は該係止部30の内側
面に符合した円弧面に形成されている。
略L字板状に形成され、前記軸受ボス部11はそ
の屈曲部分に形成されている。ロツク盤27はロ
ータ25の後端非円形軸部に相対回転不能に嵌合
され、バネ座金28を介して固着用ビス29によ
つて締付け固着されている。ロツク盤27の係止
部30は円弧状突起に形成され、連動レバー10
の延長端部10cの外側面は該係止部30の内側
面に符合した円弧面に形成されている。
デテント用小球33の付勢用バネ36は圧縮コ
イルバネで構成されている。仮錠用ロータ25の
回転角度は、ロツク盤27に突設した規制突起3
1が円筒部1bに突設した規制突起32に当接す
ることによつて90度に規制されている。円筒部1
bの内側面には前記受溝39から90度の角度間隔
を置いて別の受溝37が形成されており、該受溝
37には解錠位置において小球33が係合する。
回動操作具用受部26は直線溝に形成されてい
る。
イルバネで構成されている。仮錠用ロータ25の
回転角度は、ロツク盤27に突設した規制突起3
1が円筒部1bに突設した規制突起32に当接す
ることによつて90度に規制されている。円筒部1
bの内側面には前記受溝39から90度の角度間隔
を置いて別の受溝37が形成されており、該受溝
37には解錠位置において小球33が係合する。
回動操作具用受部26は直線溝に形成されてい
る。
(作用)
この平面ラツチ装置では扉23を閉鎖回転する
と、閉鎖動作の最終段階でラツチ棒12が固定枠
体側の受部14の背面に係合し、これによつて扉
23が固定枠体35に対して錠止される。この状
態では、バネ38によつて回転付勢された連動レ
バー10の受動端部10aが作動棒6を押上げて
いるため、操作板3は凹部1aの正面側開口2内
に没入保持されている。また、連動レバー10の
長辺部分は直立状態にあり、その延長先端部10
cはロツク盤27の主体部分の背面内に位置して
いる。
と、閉鎖動作の最終段階でラツチ棒12が固定枠
体側の受部14の背面に係合し、これによつて扉
23が固定枠体35に対して錠止される。この状
態では、バネ38によつて回転付勢された連動レ
バー10の受動端部10aが作動棒6を押上げて
いるため、操作板3は凹部1aの正面側開口2内
に没入保持されている。また、連動レバー10の
長辺部分は直立状態にあり、その延長先端部10
cはロツク盤27の主体部分の背面内に位置して
いる。
仮錠用ロータ25の前面受部26に所定の回動
操作具を挿入して該ロータ25を回すと、円筒部
1bの内側面に摺接移動した小球33が受溝39
に係合する。この段階では、ロツク盤27の係止
部30が連動レバー10の延長先端部10cに係
合するため、連動レバー10の解錠方向への回動
が阻止され、連動レバー10と連動関係にあるラ
ツチ棒12は扉施錠位置に拘束保持される。
操作具を挿入して該ロータ25を回すと、円筒部
1bの内側面に摺接移動した小球33が受溝39
に係合する。この段階では、ロツク盤27の係止
部30が連動レバー10の延長先端部10cに係
合するため、連動レバー10の解錠方向への回動
が阻止され、連動レバー10と連動関係にあるラ
ツチ棒12は扉施錠位置に拘束保持される。
扉23を開放するときには、前記回動操作具で
仮錠用ロータ25を逆方向に90度回せばよい。こ
の回転操作によつて小球33が前記受溝39から
脱出し、回転終端で別の受溝37に係合する。こ
の段階ではロツク盤27の係止部30が連動レバ
ーの延長先端部10cの移動を阻止しない位置に
退避している。
仮錠用ロータ25を逆方向に90度回せばよい。こ
の回転操作によつて小球33が前記受溝39から
脱出し、回転終端で別の受溝37に係合する。こ
の段階ではロツク盤27の係止部30が連動レバ
ーの延長先端部10cの移動を阻止しない位置に
退避している。
そのため、操作板3の上端部を凹部1aの背面
壁に向つて押圧し、操作板3を該枢軸5を中心に
回動させると、操作板3と一体的に回動した作動
棒6が連動レバー10の受動端部10aを押すた
め、連動レバー10が枢軸体8を中心に回動す
る。そして、この連動レバー10の駆動端部10
bが受動突子13を押すため、ラツチ棒12がバ
ネ38の付勢に抗して後退摺動し、固定枠体側の
受部14から離脱する。
壁に向つて押圧し、操作板3を該枢軸5を中心に
回動させると、操作板3と一体的に回動した作動
棒6が連動レバー10の受動端部10aを押すた
め、連動レバー10が枢軸体8を中心に回動す
る。そして、この連動レバー10の駆動端部10
bが受動突子13を押すため、ラツチ棒12がバ
ネ38の付勢に抗して後退摺動し、固定枠体側の
受部14から離脱する。
このようにして固定枠体35に対する錠止を解
除された扉23は、操作板3の下端部に指先を掛
けて手前に引くことによつて開放される。扉の開
放後、操作板3から指を離すと、バネ38の付勢
によつてラツチ棒12が突出摺動し、連動レバー
10によつて作動棒6を押された操作板3は凹部
1a内に没入復帰する。
除された扉23は、操作板3の下端部に指先を掛
けて手前に引くことによつて開放される。扉の開
放後、操作板3から指を離すと、バネ38の付勢
によつてラツチ棒12が突出摺動し、連動レバー
10によつて作動棒6を押された操作板3は凹部
1a内に没入復帰する。
(考案の効果)
以上のように本考案の平面ラツチ装置では、扉
23を固定枠体35に対して錠止するラツチ棒1
2は、操作板3をケース1の凹部1aに押込み回
転操作することによつて解錠位置に後退摺動する
ものであるが、この操作板3からの駆動力は操作
板3の中間部付近に固着した作動棒6を介して連
動レバー10の受動端部10aに与えられ、更に
該連動レバー10の駆動端部10bを介してラツ
チ棒基端部の受動突子13に加えられるものであ
り、この作動棒6や連動レバー10が倍力手段と
して働くため、比較的小さな力でラツチ棒12を
軽快に後退摺動させることができ、操作性に優れ
ている。
23を固定枠体35に対して錠止するラツチ棒1
2は、操作板3をケース1の凹部1aに押込み回
転操作することによつて解錠位置に後退摺動する
ものであるが、この操作板3からの駆動力は操作
板3の中間部付近に固着した作動棒6を介して連
動レバー10の受動端部10aに与えられ、更に
該連動レバー10の駆動端部10bを介してラツ
チ棒基端部の受動突子13に加えられるものであ
り、この作動棒6や連動レバー10が倍力手段と
して働くため、比較的小さな力でラツチ棒12を
軽快に後退摺動させることができ、操作性に優れ
ている。
また、本考案の平面ラツチ装置では、凹部1a
に隣接したケース1の円筒部1bに仮錠用ロータ
25を収容し、該ロータ25に連動レバー10の
延長先端部10cと係合するロツク盤27を固着
してあり、該仮錠用ロータ25は小球33がバネ
36の付勢で円筒部1bの受溝39に係合するこ
とによつて施錠位置に的確に保持されるものであ
り、この小球33と受溝39の係合を解除するた
めには、受部26に所定の回動操作具を挿入して
仮錠用ロータ25を積極的に回転させる必要があ
るので、荷物等が操作板3や仮錠用ロータ25の
正面方向から接触したりしただけでは連動レバー
10の拘束が偶発的に解かれることがなく、扉2
3が無意図的に開放される危険性がない。
に隣接したケース1の円筒部1bに仮錠用ロータ
25を収容し、該ロータ25に連動レバー10の
延長先端部10cと係合するロツク盤27を固着
してあり、該仮錠用ロータ25は小球33がバネ
36の付勢で円筒部1bの受溝39に係合するこ
とによつて施錠位置に的確に保持されるものであ
り、この小球33と受溝39の係合を解除するた
めには、受部26に所定の回動操作具を挿入して
仮錠用ロータ25を積極的に回転させる必要があ
るので、荷物等が操作板3や仮錠用ロータ25の
正面方向から接触したりしただけでは連動レバー
10の拘束が偶発的に解かれることがなく、扉2
3が無意図的に開放される危険性がない。
図面は本考案の一実施例に係る押込み回転操作
型平面ラツチ装置を示し、第1図は施錠状態にあ
る該平面ラツチ装置の正面図であり、第2図は同
平面ラツチ装置の背面図であり、第3図は同平面
ラツチ装置の右側面図である。第4図は同平面ラ
ツチ装置の左側面図であり、第5図は同平面ラツ
チ装置の平面図であり、第6図は同平面ラツチ装
置の底面図である。第7図は第1図のA−A線断
面図であり、第8図は第3図のB−B線断面図で
あり、第9図は第1図のC−C線断面図である。 1……ケース、1a……背面側凹部、1b……
円筒部、1d……外周鍔部、2……正面側空間、
3……操作板、4……操作板の側壁部、5……枢
軸、6……作動棒、7……植設ボルト、8……枢
軸体、9……取付用ビス、10……連動レバー、
10a……受動端部、10b……駆動端部、10
c……延長先端部、11……軸受ボス部、12…
…ラツチ棒、12a……カム斜面、13……受動
突子、14……錠止用受部、15……案内用裏
板、16……植設ボルト、17……スペーサ筒、
18……取付用ビス、19……取付用裏板、20
……シール板、21……溝孔、22……バネ受
片、23……扉、24……正面開口、25……仮
錠用ロータ、26……回動操作具用受部、27…
…ロツク盤、28……バネ座金、29……固着用
ビス、30……係止部、31,32……規制突
起、33……小球、34……受孔、35……固定
枠体、36……付勢用バネ、37……受溝、38
……付勢用バネ、39……受溝。
型平面ラツチ装置を示し、第1図は施錠状態にあ
る該平面ラツチ装置の正面図であり、第2図は同
平面ラツチ装置の背面図であり、第3図は同平面
ラツチ装置の右側面図である。第4図は同平面ラ
ツチ装置の左側面図であり、第5図は同平面ラツ
チ装置の平面図であり、第6図は同平面ラツチ装
置の底面図である。第7図は第1図のA−A線断
面図であり、第8図は第3図のB−B線断面図で
あり、第9図は第1図のC−C線断面図である。 1……ケース、1a……背面側凹部、1b……
円筒部、1d……外周鍔部、2……正面側空間、
3……操作板、4……操作板の側壁部、5……枢
軸、6……作動棒、7……植設ボルト、8……枢
軸体、9……取付用ビス、10……連動レバー、
10a……受動端部、10b……駆動端部、10
c……延長先端部、11……軸受ボス部、12…
…ラツチ棒、12a……カム斜面、13……受動
突子、14……錠止用受部、15……案内用裏
板、16……植設ボルト、17……スペーサ筒、
18……取付用ビス、19……取付用裏板、20
……シール板、21……溝孔、22……バネ受
片、23……扉、24……正面開口、25……仮
錠用ロータ、26……回動操作具用受部、27…
…ロツク盤、28……バネ座金、29……固着用
ビス、30……係止部、31,32……規制突
起、33……小球、34……受孔、35……固定
枠体、36……付勢用バネ、37……受溝、38
……付勢用バネ、39……受溝。
Claims (1)
- 扉23の背面側に陥没した凹部1aを有するケ
ース1と;該凹部1aの正面側空間2内に押込み
回転可能に収容された操作板3と;ケース1の左
右側壁の透孔に回転可能に嵌挿され、該操作板3
の中間部付近に固着された枢軸5と;該枢軸5に
連設され、凹部1aの背面側に突出した作動棒6
と;凹部1aの背面壁の案内溝部15aに摺動可
能に嵌挿され、先端部が固定枠体35側の受部1
4と係脱するラツチ棒12と;前後方向の枢軸体
8によつて凹部1aの背面壁に枢着され、該背面
壁に沿つて回動する連動レバー10と;ラツチ棒
の基端部12bの背面に突設された受動突子13
と;ラツチ棒12を突出方向に摺動付勢し、連動
レバー10の駆動端部10bに当接する受動突子
13を介して連動レバー10を回転付勢し、枢軸
体8に関して該駆動端部10bとは反対側の受動
端部10aを作動突子6に当接させるバネ38
と;前記凹部1aに隣接した円筒部1bに収容さ
れ、該円筒部1bの正面側開口24に露出した前
端部に回動操作具用受部26を形成した仮錠用ロ
ータ25と;該ロータ25の後端部に嵌合固着さ
れたロツク盤27と;該ロツク盤27の背面に突
設され、連動レバー10の駆動端部10b側の延
長先端部10cに係合可能な係止部30と;ロー
タ25の半径方向の受孔34に移動可能に嵌合さ
れ、バネ36によつて突出付勢された小球33
と;円筒部1bの内側面に形成され、前記係止部
30が延長先端部10cと係合する施錠位置に来
たとき、小球33が係合する受溝39とから成る
押込み回転操作型平面ラツチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18962187U JPH0539161Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18962187U JPH0539161Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192472U JPH0192472U (ja) | 1989-06-16 |
JPH0539161Y2 true JPH0539161Y2 (ja) | 1993-10-04 |
Family
ID=31480640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18962187U Expired - Lifetime JPH0539161Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539161Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP18962187U patent/JPH0539161Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0192472U (ja) | 1989-06-16 |
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