JPH0539122A - 部品供給制御装置 - Google Patents

部品供給制御装置

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JPH0539122A
JPH0539122A JP28238491A JP28238491A JPH0539122A JP H0539122 A JPH0539122 A JP H0539122A JP 28238491 A JP28238491 A JP 28238491A JP 28238491 A JP28238491 A JP 28238491A JP H0539122 A JPH0539122 A JP H0539122A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一時係止されている部品を供給ロッドに保持
して目的個所へ到達させるものにおいて部品が一時係止
位置へ導入されて来る際に正しくガイドされ、また、供
給ロッドが部品のガイド手段に干渉しないものとする。 【構成】 一時係止されている部品1を供給ロッド4に
保持して目的個所へ到達させるものにおいて載置部材2
4を進退可能な状態で設け、載置部材24には通過溝2
7を形成し、通過溝27の方向および進退方向は部品1
が進入して来る方向線に沿っていることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、進退式の供給ロッド
が一時係止されている部品を保持して目的個所へ送出す
る分野において利用される部品供給制御装置である。
【0002】
【従来の技術】供給ロッドが進出する前に部品が供給ロ
ッドの進退軸線上に一時係止されるのであるが、その一
時係止個所へ部品を導入するときに部品を下側から支持
する載置部材が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上述の載置部材は部
品を支持する形状や、あるいは退避方向が適正でないた
めに、部品導入時のガイド機能が不十分であり、また、
供給ロッドの干渉に対しても適正とは言えない。そし
て、載置部材の進退方向とその形状の組合わせが最適で
ないために、部品の一時係止位置の精度が低下したりす
る。
【0004】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、上
述のような問題点に着眼して発案されたものであり、進
退式の供給ロッドが一時係止されている部品を保持して
目的個所へ送出する形式のものにおいて、供給ロッドと
直交する方向において進退する載置部材を設け、この載
置部材には部品の一部または供給ロッドの一部が貫通す
る通過溝を形成し、載置部材の進退が部品の進入して来
る方向線に沿って行なわれるように構成したことを特徴
とするもので、フランジ付きのプロジェクションボルト
のような部品の場合には、載置部材に首吊り状態で部品
導入が図られ、また、プロジェクションナットのような
部品の場合には、載置部材上のナットのねじ孔に供給ロ
ッドが貫通してもこのロッドは通過溝を通って載置部材
の後退後のストローク作動に備えるのである。
【0005】
【実施例】まず、図1〜図5までの実施例について説明
すると、ここで対象になっている部品1は、軸部2とフ
ランジ3とフランジに形成した溶着用の突起(図示を省
略してある)から成る鉄製のプロジェクションボルトで
ある。進退式の供給ロッド4は、その先端にボルト1を
保持して進出し、目的個所において部品の保持力を消滅
させて部品供給を完了させ、再び元位置に復帰するもの
である。供給ロッド4の先端に部品を保持する方法とし
ては、チャック機構や電磁石方式など色々なものが考え
られるが、ここでは永久磁石の形式を例示している。
【0006】すなわち、供給ロッド4は中空軸5とその
中に摺動自在に挿入されたインナ軸6の二重構造になっ
ており、供給ロッド4全体は外筒7内に収容され、この
外筒7はブラケット8を介して静止部材9にしっかりと
固定されている。外筒7の上端にはエアシリンダ10が
結合され、そのピストンロッド11が供給ロッド4に固
定されている。インナ軸6には規制ピン13が固定さ
れ、中空軸5に明けたストローク方向の長孔14を経て
外部に突出している。中空軸5内に挿入したコイルスプ
リング15の弾力がインナ軸6に作用し、それによって
規制ピン13が長孔14の下端に当たっている。この状
態において中空軸5とインナ軸6の先端面は一平面を形
成してフランジ3が図示のように密着できるようになっ
ている。外筒7の側面にはエアシリンダ16が固定さ
れ、そのピストンロッド17に取付けられた係止片18
が外筒7の軸線方向に明けた長孔19を経て外筒7内に
突出している。規制ピン13と係止片18との相対位置
は、供給ロッド4が所定長さのストロークをしたときに
規制ピン13が係止片18の直前で停止するような関係
になっている。インナ軸6の先端にはマグネット(永久
磁石)20が埋設されカバー板21で覆われている。
【0007】外筒7の下端には、供給ロッド4のストロ
ーク方向と直交する向きにガイドレール22が溶接され
ている。このレールは図3のような断面形状でボルト1
を首吊り状とするために切割り23が設けられている。
載置部材24は図2や図4のような形状になっている。
すなわち、板材に一方が開放部25とされ他方がストッ
パ部26とされた通過溝27を形成したほぼU字型をし
た部材である。載置部材24は進退動作をするもので、
その方向は供給ロッド4と直交すると共に部品が進入し
て来る方向線に沿っている。したがって、切割り23と
通過溝27は図2のように一直線上に整列しているので
ある。上述のような方向に載置部材24を進退させるた
めにエアシリンダ28が設置してある。これは、外筒7
に溶接したアーム部材29に固定してあり、そのピスト
ンロッド33が載置部材24に結合してある。なお、ボ
ルト1の進入を促進するためにマグネット(永久磁石)
30が設けられている。これは、外筒7の下端に溶接し
た保持片31に埋設してカバー板32を取付けたもので
ある。なお、マグネット20や30の吸引力をより強く
作用させるために、その周辺の部材、すなわちインナ軸
6、中空軸5、カバー板21、外筒7、ガイドレール2
2、保持片31、カバー板32等は非磁性体であるステ
ンレス鋼を用いるのが適当である。
【0008】この実施例の作動について説明する。傾斜
または押出しなど何等かの方法でボルト1がガイドレー
ル22を滑動して来てガイドレールの左端近くまで来る
と、マグネット20や30の吸引力によってフランジ3
が載置部材24の上面を滑動しながら軸部2が通過溝2
7を通ってボルト1が左方へ移動して行く。そして、軸
部2がストッパ部26に当たってボルト1は停止しこれ
と同時にそのフランジ3が図1のごとく供給ロッド4の
下端面に密着し保持される。つぎにエアシリンダ28の
作動で載置部材24が左方へ退避してから供給ロッド4
が進出し、軸部2が目的個所、たとえば図5の固定電極
34の収容孔35内へ入り込んだ所で進出ストロークは
停止する。この状態では規制ピン13が係止片18の直
前で停止しており、ここでエアシリンダ16が縮小スト
ロークをすることによって、その変位は規制ピン13、
インナ軸6へ伝えられ、マグネット20は図5のごとく
フランジ3から離隔してしまうので、フランジ3に対す
る吸引力は実質的に消滅したこととなり、ボルト1は供
給ロッド4から離れて収容孔35内へ入り切ってしまい
部品供給が完了する。図5の状態のまま供給ロッド4が
後退し各シリンダは順次前述とは逆の動作をして図1の
状態に復帰する。
【0009】つぎに、図6〜図8の実施例について説明
すると、ここで扱われている部品36はプロジェクショ
ンナットである。断面矩型のガイド管37の先端は二股
状になって突片38,38が設けられ、その上に外筒3
9が溶接され、突片38,38の端面40,40にはマ
グネット(永久磁石)41が押付けられた状態で固定さ
れている。マグネット41は厚板42の孔にはめ込ま
れ、左右からカバー板43,43をとり付けたもので、
外筒39に溶接したブラケット44を貫通しているボル
ト45で押付けられ固定が図られている。外筒39の上
端にはエアシリンダ46が固定され、そのピストンロッ
ドが供給ロッド47になっており、これにはナット36
のねじ孔を貫通する小径部48が設けられ、大径部49
との境界部に押出面50が設けてある。
【0010】載置部材とその進退方法は先の実施例と全
く同じなので、同じ符号を表示して詳細な説明は省略し
てある。短いアーム部材29はガイド管37の下面に溶
接してある。載置部材24はナット36が進入して来る
方向線、すなわち図6の左右方向に沿って進退するよう
になっている。なお、図8の二点鎖線図示のものが載置
部材24であり、突片38,38との位置関係が示され
ている。
【0011】この実施例の作動について説明すると、図
6はナット38が載置部材24上にあってマグネット4
1で一時係止が図られている状態である。ここで供給ロ
ッド47が進出すると、その小径部48がナット36の
ねじ孔と通過溝27を貫通し、これとほぼ同時に載置部
材24が右方へ後退させられる。供給ロッド47の押出
面50がナット36の上面に当たると、ナット36はマ
グネット41の吸引力を受けながらカバー板43上を滑
動して供給ロッド47に保持されたまま目的個所へ供給
されるのである。
【0012】
【効果】本発明によれば、載置部材には部品をガイドし
たり、供給ロッドの貫通を許容する通過溝が設けられて
いると共に載置部材は部品の進入して来る方向線と同方
向の進退動が付与してあるので、ボルトなどの導入ガイ
ドが適確に果され、部品導入時に弾き飛ばされたりする
ことがない。また、通過溝によってボルトの位置決めが
確実になされる。そして、供給ロッドもその形態によっ
ては通過溝を貫通するので、部品への貫通も果され安定
した供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体を示す縦断側面図である。
【図2】図1の(2)−(2)断面図である。
【図3】図1の(3)−(3)断面図である。
【図4】載置部材の立体図である。
【図5】供給ロッドの作動状態を示す部分的な縦断側面
図である。
【図6】別の実施例の縦断側面図である。
【図7】載置部材の平面図である。
【図8】ガイド管先端部の立体図である。
【符号の説明】
4,47 供給ロッド 1,36 部品 24 載置部材 27 通過溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進退式の供給ロッドが一時係止されてい
    る部品を保持して目的個所へ送出する形式のものにおい
    て、供給ロッドと直交する方向において進退する載置部
    材を設け、この載置部材には部品の一部または供給ロッ
    ドの一部が貫通する通過溝を形成し、載置部材の進退が
    部品の進入して来る方向線に沿って行なわれるように構
    成したことを特徴とする部品供給制御装置。
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