JPH0539110U - 配電用分岐箱 - Google Patents

配電用分岐箱

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JPH0539110U
JPH0539110U JP8678891U JP8678891U JPH0539110U JP H0539110 U JPH0539110 U JP H0539110U JP 8678891 U JP8678891 U JP 8678891U JP 8678891 U JP8678891 U JP 8678891U JP H0539110 U JPH0539110 U JP H0539110U
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茂晴 村木
克己 藪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変圧器の設置位置に応じて配電用分岐箱の上
部の幹線用端子を選択して変圧器と接続でき、柱上装備
を整然となし、かつ無停電工法を可能とし、内部の端子
板の前後両面において端子接続金具に需要家への多回線
の接続或いは電柱間の幹線と接続を可能とし、接続作業
を安全、確実、迅速、容易とする。 【構成】 前後両面に開閉扉4,5を備え、側壁6に電
線挿通部7を設けた箱体1内に前後両面に対称に端子接
続金具9を取着した端子板8を設け、箱体1の上部に前
後両面に対称に幹線用端子12,13を設けた蓋体11
を備え、内部で該端子と端子板を接続したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は配電線の柱上に取付け、変圧器から直接に又電柱間に配線されてい る幹線との接続や、幹線から分岐して需要家への引込む電線の接続が便利で、多 機能な接続構成を有し、コンパクト化できる配電用分岐箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の配電線の分岐箱としては、前面側に支軸が固定式の片開き又は両開きの 扉を備えた箱体を背面側に設けた取付金具で電柱に取付け、接続部は低圧の幹線 を導入する端子と需要家への複数の引込線を扉に面した側に向けて一面に羅列し ただけのもである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた分岐箱では背面で電柱に取付け、前面の扉だけを開く箱体 に幹線の導入端子と引込線用の端子とを設けた単純な構成で、幹線の接続は箱体 内に設けて機能的に着脱を考慮しないネジ締め構造であり、内部の引込線の接続 端子は一面側だけであるので本数は少なく、かつ需要家に応じた容量の細線、中 太線、太線等多種類の接続に対応が困難である。別の引込線の接続方法として、 引込線の電線容量と数量を最初から想定して、接続線とか電線ヒューズ等を、先 端で圧縮可能に複数本を一体に接続したものがあるが、実際に使用される容量と か数量は一致しない場合が多く無駄がある。
【0004】 箱体の扉は固定支軸で移動できないためその支軸側では接続線等の接続作業が やりにくい等の問題があり、他に扉を外す構造とか、片開き扉で支軸を抜差し可 能に両側に備え何れの側へも開閉可能なものもあるが電柱の高所においては扱い が不便で落下の危険性があり、かつ又引込線の接続作業時に隣接相に工具類とか 人体が接触することを防止する必要がある。
【0005】 この考案は変圧器の設置位置に対応して絶縁製蓋体の前後両面の幹線用端子列 を選択して幹線の接続ができ、かつ箱体内の端子板の端子接続金具に需要家に応 じた容量、数量の電線を多数接続でき、かつ接続作業も便利であり、又既設の変 圧器の取替え等の場合、蓋体の使用してない側の幹線用端子列に別の変圧器の幹 線を接続して無停電状態で既設の変圧器の取換え、修理等ができ、さらには開閉 扉を折畳んで左右移動可能として電線の接続作業を容易とした配電用分岐箱を提 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は前後両面の開口2,3に絶縁製開閉扉4,5を開閉自由に備え、か つ側壁6に幹線、引込線等の電線挿通部7を設けた絶縁製箱体1内に、前後両面 の対称位置にそれぞれ各種電線Bを接続する端子接続金具9を取着した複数の端 子板8を所定の間隔をおいて吊設するとともに各端子板8を遮蔽板14等で区分 する。
【0007】 かつ箱体1の上部には前後両面の対称位置に幹線Aを着脱する複数の幹線用端 子12,13を端子板8と同様の間隔をおいて突出状に備えた絶縁製蓋体11を 取着し、該蓋体11の複数個の幹線用端子12,13と前記箱体1内に区分して 備えた複数の端子板8をそれぞれ導電性接続板14等を介して接続したものであ る。
【0008】 端子板8の端子接続金具9としては端子板8の前後両面に複数の配電用コネク ターC,C′を掴持しうる銅線製枠杆15と複数のネジスタッド16とを設ける 。
【0009】 絶縁製開閉扉4,5は一対の扉板4a,4a,5a,5aを中央で折畳み可能 とし、その両端を箱体1の開口2,3の上下縁辺のレールに沿って、移動可能に 備え、折畳み状態で開閉扉を開口の左右へ移動可能とする。
【0010】
【作用】
この考案の配電用分岐箱によれば、蓋体11の前後両面に設けた幹線用端子1 2,13のうち、通常は電柱上の変圧器Fの取付け側に面した幹線用端子列に変 圧器の低圧側幹線Aを差込んで接続し、使用しない他方の幹線用端子列には保護 キャップを被嵌しておく。
【0011】 そして箱体1の絶縁製開閉扉4,5を開いて内部に区分して吊設した複数の端 子板8の前後両面に取着した端子接続金具9、例えば複数の銅線製枠杆15に掴 持した接続に至便で各種の電線容量に適応する配電線用コネクターC,C′と太 線用の板状端子を両側から接続可能な複数のネジスタッド16に多くの需要家に 応じた容量、数量の引込線等の電線B或いは電柱間に配線された幹線を適宜接続 し、変圧器の幹線を配電用分岐箱において多数の需要家に分岐配線する。
【0012】 又既設の変圧器の容量増加時には、電柱上に隣接の別の変圧器F′を取付け、 配電用分岐箱の使用してない幹線用端子の保護キャップを外して別の変圧器F′ の幹線A′をキャップを外した幹線用端子に接続し、電源側を接続して前記のよ うに端子板に接続した需要家へ無停電状態としてから、既設の変圧器の幹線を蓋 体の幹線用端子より外して電源側を切り離し、停電状態で取替え作業を行うこと ができる。
【0013】 さらに絶縁開閉扉4,5は折畳み状態で左右へ移動できるようにすれば、箱体 1の開口端部を開放でき、多回線の引下線の挿通孔は片側が開放されているため 電線を電線挿通部へ挿入する作業がしやすい。
【0014】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 実施例は常用の3相4線式の配電線に使用の配電用分岐箱について説明する。
【0015】 図1乃至図10において、1は合成樹脂等からなる絶縁製箱体で、透孔18を 一定間隔をおいて設けた上壁17と、上部および下部に電線挿通部7を設けた側 壁6と、底壁19とで薄型の箱体を組立て形成し、その前後両面に開口2,3を 設け、該開口2,3に絶縁製開閉扉4,5を開閉自由に備えてある。この箱体1 の上部に絶縁製蓋体11を備えて配電用分岐箱を構成する。
【0016】 前記開閉扉4,5は実施例において開口を2分割する大きさの一対の扉板4a ,4a,5a,5aを蝶番46で外方へ折畳み可能に連設し、かつ扉板4a,5 aの両端上下の枢支部49を箱体1の開口2,3の上下縁辺のレールに沿って移 動可能に備え、中央で折畳んだ開閉扉4,5を左右へ移動可能としてある。
【0017】 箱体1の側壁6には電線挿通部7として上部に幹線の挿通孔7aを穿設し、か つ下部には複数の切欠孔20を設け、その切欠孔20にくし状に一体形成したゴ ム等弾性体21を対向して装着してくし状の挿通孔7bを形成してある。
【0018】 又箱体1の上壁17には3相4線に対応して四つの透孔18を一定間隔に設け 、上壁17の各透孔18の下方に端子板8を吊設するようになし、かつ上壁17 上には絶縁製蓋体11を載せ、蓋体11の両端を側壁6に着脱可能にボルトで取 着する。
【0019】 8は導体の端子板で、上部に導電性接続板14を接続する接続孔22と、吊設 金具23用の取付孔24を設け、かつその下方に端子接続金具9用の複数の取付 孔25,26を設けてある。該端子板8の上部の取付孔24を上部壁17の透孔 18の位置に固定したL型吊設金具23の下部にボルト、ナットで締付け固定し て端子板8を箱体1内に吊設し、後述の導電性接続板14を上端の接続孔22に 接続し、かつ端子板8の下部両面には取付孔25,26に銅線製枠杆15、ネジ スタッド16等の端子接続金具9を設け、需要家への引込線等の電線B或いは電 柱間に配線されている幹線を接続するようになす。
【0020】 銅線製枠杆15は銅線を偏平なコ型に折曲げたもので、その両端部の銅管圧縮 部15aを端子板8の取付孔25にボルト、ナットで締付け固定し、該枠杆15 に細線、中太線等の電線Bを直接又は電線ヒューズを介して接続する配電線用コ ネクターC,C′を挟持して備える。
【0021】 配電線用コネクターC,C′は一対の挟持体27,27の対向する挟持面の両 側に凹孔28,29を設け、この挟持体27に押圧ばね30を備えて中央の締付 けボルト31、ナットで締付け、押圧ばね30で常時圧接状態を保つようにした もので、挟持体27の一方の凹孔28で銅線製枠杆15に掴持させ、この挟持体 27の他方の凹孔29に細線、中太線の電線Bを直接又は電線ヒューズ端の電線 を差込んで挟持せしめる。配電線用コネクターC,C′は細線、中太線用で、引 込線の容量と接続本数に応じて選択する。
【0022】 32は枠杆15に関連して中太線用の配電線用コネクターC′の締付けボルト 31の頭部を係止しうる係止板で、両側にコネクターC′の締付けボルト31の 頭部を係止しうる係合孔33、枠杆15を端子板8に取着するボルト用の溝孔3 4を設け、係合孔33を枠杆15の直下に位置させ、一端を前記枠杆15ととも に端子板8の取付孔25にボルト、ナットで締付け固定する。
【0023】 ネジスタッド16は両端にねじ部を有し、中央部を端子板8の取付孔26に固 着し、両端のねじ部に需要家への引込線のうち太線を接続した板状端子をナット で締付け固定するとか或いは電柱間に配線されている幹線と接続する。このネジ スタッドの取付けに関し、出願人の出願に係る実願平2−129485号で一本 のネジスタッドを取付孔に貫通して中央部を固着する手段が示されています。こ のネジスタッドによれば一本の貫通したスタッドですが、前後両面の何れの側か ら締付けてもネジの緩みを生ずることがなく単独に強固に接続することができる 。
【0024】 10は箱体1内に吊設した複数の端子板8の相間を区分する遮蔽板で、その上 下を上壁17と底壁19とに取着する。35は端子板8の端子接続金具9の前面 を覆う絶縁製覆板で、前記各遮蔽板10の前部に回動自由に枢支し、隣接する端 子板8を交互に覆うことができるように備える。この覆板を設ければ必然的に隣 接相を覆う状態となるので隣接充電部に絶対に触れることがなく、安全に作業が できる。この絶縁製覆板35は内部の端子板、端子接続金具等が透視できるよう に透明板とするのが好ましい。なお、覆板は作業をしない相を覆えばよいので、 遮蔽板の数だけでよい。
【0025】 11は絶縁製蓋体で、底面を開口した箱型とし、内部を箱体1の区分と同様に 区分壁36で4区画し、該蓋体の前後対称位置に平行に4個の円筒部37を突出 形成し、その円筒部37に幹線用端子12,13を挿入して固定する。前記円筒 部37を斜め方向とすれば上方の変圧器の幹線Aを図示のように整然と接続しや すい。
【0026】 幹線用端子12,13は円筒部37に挿入し、先端に袋ナット38を備えた接 続筒39を設け、該接続筒に変圧器Fからの幹線Aに取付ける接続器Gを挿入し て袋ナット38で締付け接続するようにする。この接続器Gとしては、例えば出 願人の出願に係る実公平2−9503号の差込み式接続部を器体40内に備えた ものを使用すれば確実に拘着して接続でき、小型小容積で大電流の接続機能を有 する。
【0027】 図8に示す接続器Gは器体40内に幹線用端子と変圧器からの幹線を接続する 拘持部41を形成し、かつ縦横に分割可能とした分割接続体42を外周より発条 43で挟圧拘持する接続部を備えた構成で、その一端の拘持部に変圧器からの幹 線を接続し、かつこの接続部の他端の抱持部に幹線用端子12,13を挿入拘持 して袋ナット38で締付け固定する。44は図9に示す保護キャップで、使用し ない幹線用端子に被嵌し袋ナット38で締付け固定する。
【0028】 又蓋体11の幹線用端子12,13には蓋体内においてそれぞれL型導電性接 続板14,14を対称に配置してボルトで接続し、該接続板14,14を金属板 45を介在してボルト、ナットで締付け固定し、かつ該接続板14の下端を箱体 1の上壁17の透孔18を通じて垂下し、端子板8の上部の接続孔22にボルト 、ナットで締付け固定して接続する。
【0029】 前記開閉扉4,5の開閉、移動構造として、箱体1の上壁17と底壁19の開 口の上下端にレール47,48を設け、扉板4a,4a,5a,5aを中央で蝶 番46で外側へ折畳み可能とし、その扉板4a,5aの両端部の枢支部49,4 9をレール47,48において回動自由に備え、かつローラ50,51で走行可 能に備え、開閉扉4,5の扉板4a,5aをレール47,48に沿って移動して 開閉でき、かつ二つ折りに折畳んだ状態でレール47,48を左右へ移動するこ とができるようにしてある。
【0030】 なお、開閉扉4,5は前記構成に限られるものではなく、通常の一側を支点を して片開きで開閉するもの、又は両側を支点として両開きで開閉するものでもよ い。52は扉の止め具である。
【0031】 53,54は支持枠Eに取着する取付金具で、蓋体11と底壁19とに設け、 この取付金具を電柱Dに取着したコ字型の支持枠4に締付け固定して配電用分岐 箱を電柱Dに据付ける。55は第10図に示す幹線等の支持用碍子である。
【0032】 図11は別の実施例で、絶縁製箱体1の構造は前記実施例と同じで、箱体1の 上部に備えた蓋体11の代わりにめくら蓋56を取着したものです。この場合は 取付金具57を箱体1の側面に設け、底壁19の取付金具54とによりコ字型の 支持枠Eに取着して分岐箱を据付ける。
【0033】 次にこの考案の配電用分岐箱に変圧器から電源側の幹線、需要者側への引込線 等を接続する方法を図8等に基づいて説明する。
【0034】 図1乃至図7の実施例の配電用分岐箱を電柱Dに取着した支持枠Eに取付金具 で設置して通常は電柱Dの上部に設置した変圧器Fからの幹線A(3相の4線) の接続器Gを変圧器に面した側の幹線用端子12に嵌めて袋ナット38を締付け て接続し、反対側の幹線用端子13には保護キャップ44を被嵌しておき、箱体 1の前後の開閉扉4,5を開放して中扉の透明な絶縁製覆板35を開いて各端子 板8の前後面に備えた配電用コネクターC,C′やネジスタッド16に需要家へ の容量に応じて細線、中太線、太線等電線Bを側壁6の下部の挿通孔7bを通じ て配線し、或いは電柱間に配線されている幹線を挿通孔7aを通じて接続し、覆 板35、開閉扉4,5を閉じる。
【0035】 既設の変圧器Fの容量増加による取替えとか修理時には、例えば図10に示す ように先に電柱Dに別の変圧器F′相互対称位置に取付け、分岐箱の使用してな い幹線用端子13の保護キャップ44を外して低圧側の幹線A′を接続し、高圧 側の接続をして需要家に無停電の状態としてから使用していた幹線用端子12の 幹線Aを切り離し、高圧の電源側の接続を外せば、無電圧の状態で既設の変圧器 の修理、取替えができる。
【0036】 配電用分岐箱の電柱に対する取付けは、図8に示すように変圧器F,F′を並 列して設置した場合、その変圧器の面とは直角方向に設置すれば、変圧器F,F ′の側において分岐箱の前後の幹線用端子に対する幹線の着脱を容易にでき、配 線状態に無理がなく、整然と配列することができる。
【0037】 図9の実施例に示すめくら蓋56を取着した配電用分岐箱の場合には、箱体1 の側壁6の上部の挿通孔7aを通じて電柱間に配線されている低圧幹線を導入し 、その幹線の端子をネジスタッド16へ接続し、需要家への引込線は前記のよう に配電用コネクター、ネジスタッド等に接続して使用する。
【0038】 配電用分岐箱の蓋体11とめくら蓋56は箱体1に着脱可能としてあるので、 蓋体11、めくら蓋56を取替えることができる。蓋体11とする場合には幹線 用端子と接続した接続板14と箱体1の端子板8とを接続して使用する。
【0039】 箱体1の前後の開閉扉4,5は中央で折畳み、左右へ移動可能としてあるので 、側壁6の挿通部7に幹線、引込線等の電線を導入し端子板の接続金具に接続す る場合に折畳んで開閉扉4,5を左側又は右側へ寄せて接続作業を行うことがで きる。
【0040】
【考案の効果】
この考案によれば絶縁製蓋体の前後両面に幹線用端子を設けてあるので、変圧 器の位置に対応して接続側を選択して変圧器からの幹線を整然と接続できる。
【0041】 又箱体の前後両面の開閉扉を開けば端子板の両面に同じ配列でネジスタッド、 配電用コネクター等の端子接続金具を設けてあるので、多回線の需要家の容量と 数量に応じ細線、中太線、太線或いは電柱間に配線されている幹線をコネクター 、ネジスタッドを選んで容易に接続することができ、作業は箱体の両面において 二人で同時に接続作業を迅速に行うことができる。又端子板の両面に端子接続金 具を設けるので箱体を薄型としてコンパクト化することができる。
【0042】 既設の変圧器の取替え時には電柱に別の変圧器を据付け、使用していない幹線 用端子の保護キャップを外して別の変圧器の幹線を接続することにより、需要家 に無停電状態とし、既設の変圧器を停電状態で取替え、修理ができる。
【0043】 開閉扉を二つ折りに折畳んで左右へ移動可能とすれば、電線を導入する側の側 壁とは反対側に開閉扉を移動しておけば、電線の導入、端子板の端子接続金具へ の接続作業がしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の配電線接続箱の一実施例を示す一部
破断正面図である。
【図2】同、一部破断平面図である。
【図3】同、側面図である。
【図4】同、開閉扉を折畳んだ状態の正面図である。
【図5】同、要部拡大縦断面図である。
【図6】同、要部拡大横断面図である。
【図7】同、開閉扉の枢支部を示す断面図である。
【図8】蓋体の幹線用端子の断面図である。
【図9】幹線の接続器と保護キャップの断面図である。
【図10】この考案の幹線用端子を備えた配電用分岐箱
の柱上取付け状態を示し、特に変圧器の取替えを想定し
た使用図である。
【図11】この考案の別の実施例を示す一部破断正面図
である。
【符号の説明】
1 絶縁製箱体 2 開口 3 開口 4 絶縁製開閉扉 5 絶縁製開閉扉 6 側壁 7 電線挿通部 8 端子板 9 端子接続金具 10 遮蔽板 11 絶縁製蓋体 12 幹線用端子 13 幹線用端子 14 導電性接続板 4a 扉板 5a 扉板 A 幹線 B 電線 C 配電用コネクター C′ 配電用コネクター
フロントページの続き (72)考案者 松岡 一也 三重県桑名市桑部1067−3

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後両面の開口(2),(3)に絶縁製
    開閉扉(4),(5)を開閉自由に備え、かつ側壁
    (6)に電線挿通部(7)を設けた絶縁製箱体(1)内
    に、前後両面の対称位置にそれぞれ各種電線(B)を接
    続する端子接続金具(9)を取着した複数の端子板
    (8)を所定の間隔をおいて吊設するとともに各端子板
    (8)を遮蔽板(10)等で区分し、該箱体(1)の上
    部には前後両面の対称位置に幹線(A)を着脱する複数
    個の幹線用端子(12),(13)を端子板(8)と同
    様の間隔をおいて突出状に備えた絶縁製蓋体(11)を
    取着し、該蓋体(11)の複数個の幹線用端子(1
    2),(13)と前記箱体(1)内に区分して備えた複
    数の端子板(8)をそれぞれ導電性接続板(14)等を
    介して接続して成る配電用分岐箱。
  2. 【請求項2】 端子板(8)の端子接続金具(9)とし
    ては端子板(8)の前後両面に複数の配電用コネクター
    (C),(C)′を掴持しうる銅線製枠杆(15)と複
    数個のネジスタッド(16)とを設けた請求項1記載の
    配電用分岐箱。
  3. 【請求項3】 絶縁製開閉扉(4),(5)を中央で折
    畳み可能とした一対の扉板(4a),(4a),(5
    a),(5a)の両端を箱体(1)の開口(2),
    (3)の上下縁辺のレールに沿って移動可能に備え、二
    つ折り状態で開閉扉を左右へ移動可能とした請求項1記
    載の配電用分岐箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108767531A (zh) * 2018-07-02 2018-11-06 国网浙江慈溪市供电有限公司 一种0.4kV智能化快速转接箱
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