JPH05390U - 流体配管装置 - Google Patents

流体配管装置

Info

Publication number
JPH05390U
JPH05390U JP4820491U JP4820491U JPH05390U JP H05390 U JPH05390 U JP H05390U JP 4820491 U JP4820491 U JP 4820491U JP 4820491 U JP4820491 U JP 4820491U JP H05390 U JPH05390 U JP H05390U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipes
fluid
connection block
connection
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4820491U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2535007Y2 (ja
Inventor
宏 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP1991048204U priority Critical patent/JP2535007Y2/ja
Publication of JPH05390U publication Critical patent/JPH05390U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535007Y2 publication Critical patent/JP2535007Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は伸縮可能かつ縮小状態の長さが伸長
状態の長さに比して大幅に短くなる流体配管装置を提供
する。 【構成】 伸縮パイプP1 は3本パイプP1a,P1b,P
1cを直列に接続して構成されており、伸縮パイプP2
3本のパイプP2a,P2b,P2c直列に接続して構成され
ている。パイプP1a,P2aの両端部には第1接続ブロッ
クB1 及び第2接続ブロックB2 が接続されている。パ
イプP1b,P2bには第3接続ブロックB3が止着されて
おり、パイプP1c,P2cには第4接続ブロックB4 が接
続されている。第3接続ブロックB3 にはガイドロッド
35が止着されており、その一端部が第2接続ブロック
2 にスライド可能に貫通されていると共に、他端部が
第4接続ブロックB4 にスライド可能に貫通されてい
る。ガイドロッド35の一端には抜け止め用のナット3
9A,39Bが螺着固定されており、他端にも同様のナ
ット47A,47Bが螺着固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシリンダに連結された流体式アクチュエータに駆動流体を供給するた めの流体配管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体式アクチュエータと流体供給源との間に介在されるこの種の従来装置とし ては、ナイロン製、またはウレタン製のフレキシブルチューブ等が一般によく用 いられている。この種のチューブは可撓性を有するものであり、移動するアクチ ュエータへの駆動流体供給が可能になっている。
【0003】 しかし、チューブがアクチュエータの移動によって撓むと、チューブが周囲の 他部材に引っ掛かり、破損してしまう虞れがある。また、引っ掛かりを回避する ためにチューブ収納用のスペースを大きく確保すると、システム全体が大型化し てしまう。
【0004】 実開平1−155149に開示される別の従来装置として、駆動流体供給用の ケーシング内に可動パイプをスライド可能に収容した一段伸縮方式の配管装置が 案されている。可動パイプの外端はシリンダのピストンロッドに止着されたテー ブルに連結され、テーブル内の流体通路を介してアクチュエータに連通されてい る。ピストンロッドを移動させると、その移動に追従して可動パイプが収納ケー シング内をスライドする。この方式によると収納ケーシング及び可動パイプから なる配管全体がアクチュエータの移動位置に応じて伸縮し、前記チューブ式と比 較して収納スペースは小さくて済み、可動パイプが他部材に引っ掛かることもな い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この従来の伸縮方式の配管装置では可動パイプと同じ長さの収納ケ ーシングが必要になる。この収容部分の長大化に伴ってシステム内に収納ケーシ ング用のスペースを確保する必要があり、システムの小型化を充分に達成するこ とが難しい。とりわけ、収納ケーシング部分の長大化はロッドレス式シリンダに 適用する場合に問題になる。
【0006】 ロッドレス式シリンダとロッド具備式シリンダとを比較した場合、ストローク 長が同じであればロッドレス式シリンダの方がピストンロッドの出没長さ分だけ 小型になる。これは流体式アクチュエータを装着するためのテーブルがシリンダ 周面に沿って移動する構成に起因するものであり、これがロッドレス式シリンダ の長所である。また、前記従来の伸縮式配管装置をロッドレス式シリンダに組み 込んだ場合には、収納ケーシングをロッドレス式シリンダのシリンダ周面の端部 外に設置しなければならない。この避けられない設置方式のために収納ケーシン グの長さは短いほどよいが、前記従来の収納ケーシングではロッドレス式シリン ダ自体の長さと同じになってしまい、システムの小型化を実現することができな い。
【0007】 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダに 流体式アクチュエータを組み付けたシステム全体の小型化を可能とする流体配管 装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、第1の考案では、少なくとも3本のパイプをス ライド可能に直列接続し、これら複数本のパイプ間の接続抜けを阻止するための 抜け止め機構を備えた流体配管装置を構成した。
【0009】 第2の考案では、シリンダ外のテーブルがシリンダ内のピストンの移動に連動 してシリンダ周面に沿って移動するロッドレス式シリンダの前記テーブル上に流 体式アクチュエータを装着し、テーブルの移動方向に少なくとも3本のパイプを スライド可能に直列接続すると共に、これら複数本のパイプ間の接続抜けを阻止 するための抜け止め機構を組み込み、直列接続された複数本のパイプ全体の一端 側を流体供給側に連通すると共に、他端側を前記流体式アクチュエータに連通し た。
【0010】
【作用】
直列接続された3本以上のパイプ全体のうちの一端側のパイプが不動支持され 、残りが可動となる。これら各パイプ間では互いに直列方向にスライドし、直列 接続されたパイプ全体が伸縮する。各パイプ間には抜け止め機構が備えられてい るため、パイプが完全に伸長した状態であっても接続抜けを起こすことがない。 不動パイプ1本に対して可動パイプが複数本ある配管構成は縮小状態における長 さを従来の伸縮配管構成よりも短くできる。
【0011】 本考案の伸縮配管構成による流体配管装置をロッドレスシリンダに適用した場 合、前記不動状態のパイプがロッドレス式シリンダの端部外に配置されることに なるが、この不動状態のパイプ部分は従来の収容ケーシングよりも短い。従って 、本考案の流体配管装置はロッドレス式シリンダの長所を可及的に損なうことな く適用できる。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案を物品搬送装置に具体化した一実施例について図1〜図9に基 づき説明する。
【0013】 図5に示すように、1はベース1aと一対の脚1bとからなるフレームであり 、その両脚1b間にはロッドレス式シリンダCが架設支持されている。図8に示 すように、ロッドレス式シリンダCを構成するシリンダチューブ2とガイドパイ プ3の両端にはエンドブロック4,5が固定されており、シリンダチューブ2及 びガイドパイプ3がエンドブロック4,5を介して両脚1bに平行支持されてい る。シリンダチューブ2内にはピストン6がスライド可能に収容されており、ピ ストン6によってシリンダチューブ2内が一対の圧力室R1 ,R2 に区画されて いる。各エンドブロック4,5には流体供給通路7,8が貫設され、各通路7, 8がそれぞれ圧力室R1 ,R2 に連通している。各圧力室R1 ,R2 には駆動流 体供給用のホース45,46がそれぞれ接続されている。
【0014】 ピストン6は基軸9と、基軸9に嵌合された複数の永久磁石10と、各永久磁 石10の両側に並列支持された複数の環状ヨーク11と、基軸9の両端部に螺合 された締め付け部材12とからなり、締め付け部材12の締め付けによって永久 磁石10及びヨーク11が基軸9に締め付け固定されている。
【0015】 シリンダチューブ2及びガイドパイプ3上にはテーブル13がスライド可能に 嵌合支持されている。テーブル13を構成する非磁性体製のカバー14内には一 対のシリンダチューブ軸受け15及び一対のガイドパイプ軸受け16が内蔵され ており、一対のシリンダチューブ軸受け15間には永久磁石17とヨーク18と が並設されている。永久磁石17はピストン6上の永久磁石10と吸引関係にあ り、テーブル13は圧力室R1 ,R2 の流体供給排出によるピストン6の移動に 追従する。
【0016】 各圧力室R1 ,R2 にはホース45,46を介して流体が切換供給され、この 流体切換制御に基づきテーブル13が前記ガイドパイプ3に沿って往復移動され る。右側の圧力室R2 に対する流体供給によりテーブル13が左方向に駆動され 、図5及び図6に示す位置にて停止する。左側の圧力室R1 に対する流体供給に よりテーブル13が右方向に駆動され、図9に示す位置にて停止する。シリンダ チューブ2の最右端位置及び最左端位置にはそれぞれ位置検出センサ(図示略) が配設されており、位置検出センサからの位置検出信号は中継基板19,20及 びフラットケーブル21を介して外部に出力される。
【0017】 図5に示すように、テーブル13の前面には昇降体22が上下方向に沿ってス ライド可能に装着されており、昇降体22の下端にはワークの把持釈放が可能な 平行開閉チャック23が設けられている。これらの昇降体22と平行開閉チャッ ク23とによって流体式アクチュエータが構成されている。
【0018】 テーブル13には上下方向シリンダ24が配設され、そのピストンロッド(図 示略)には昇降体22が連結されている。上下方向シリンダ24の最上端位置及 び最下端位置にはそれぞれ位置検出センサ25,26が配設されており、位置検 出センサ25,26からの位置検出信号は中継基板19,20及びフラットケー ブル21を介して外部に出力される。
【0019】 図5及び図9に示すように上下方向シリンダ24の上部には流体配管装置27 ,28が上下2段に並設されている。図7に示すように下段の流体配管装置27 がテーブル13内部の接続路(図示略)を介して上下方向シリンダ24内のピス トン(図示略)によって区画された一対の圧力室(図示略)に接続されている。 上下一対の圧力室に対しては流体配管装置27を介して流体が切換供給され、こ の流体切換制御に基づき、昇降体22が上下方向に沿って往復移動される。下側 の圧力室に対する流体供給により昇降体22が上方向に駆動され、昇降体22の 上端がテーブル13の一部に当接することにより昇降体22が最上端位置で停止 される。また、上側の圧力室に対する流体供給により昇降体22が下方向に駆動 され、昇降体22の突片22aがテーブル13上のストッパ13aに係合するこ とにより、昇降体22が最下端位置で停止される。
【0020】 チャック23内のシリンダには一対の圧力室が形成されており、各圧力室と上 段の流体配管装置28とがテーブル13内部の一対の接続路(図示略)、この接 続路に接続された一対のパイプ22b、このパイプ22bにスライド可能に接続 された昇降体22内部の接続路(図示略)、昇降体22内の接続路とシリンダと を連通するホース30を介して接続されている。平行開閉チャック23への流体 供給によりチャック23が駆動され、平行開閉チャック23の一方の圧力室への 流体供給によりハンド23aがワークを把持し、他方の圧力室への流体供給によ りハンド23aがワークを釈放する。
【0021】 ロッドレス式シリンダC、上下方向シリンダ24及びチャック23内のシリン ダに対する流体切換供給を適宜に組み合わせることにより、所定の動作パターン に従い、ワークを把持した後にそのワークを把持位置とは異なる位置まで搬送す るというような動作が設定できる。例えば、チャック23が左側上方の原点位置 から下動して左側下方位置のワークを把持したのち、チャック23が右側下方位 置にてそのワークを釈放し、再び左側上方の原点位置まで復帰するといった動作 が可能である。
【0022】 次に、本実施例の流体配管装置27,28について詳細に説明する。 図4に示すように平行開閉チャック23用の流体配管装置27と上下方向シリ ンダ24用の流体配管装置28とは上下に重合わされ、両者はボルト29によっ て接続固定されている。
【0023】 図1及び図2に示すように、流体配管装置27は一対の伸縮パイプP1 ,P2 を備えている。一方の伸縮パイプP1 は平行開閉チャック23の上側圧力室に接 続しており、他方の伸縮パイプP2 は下側圧力室に接続している。即ち、伸縮パ イプP1 は平行開閉チャック23のハンド23aを接近させるためのものであり 、伸縮パイプP2 はハンド23aを離間させるためのものである。
【0024】 一方の伸縮パイプP1 はスライド可能に直列接続された1本の収容パイプP1a と2本の可動パイプP1b,P1cとで構成されており、他方の伸縮パイプP2 はス ライド可能に直列接続された1本の収容パイプP2aと2本の可動パイプP2b,P 2c とで構成されている。伸縮パイプP1 ,P2 の基端側に位置する一対の収容パ イプP1a,P2aの一端部には第1接続ブロックB1 が止着されており、各収容パ イプP1a,P2aは第1接続ブロックB1 端面上の接続ポート31A,31Bに連 通されている。
【0025】 可動パイプP1b,P2bと接続する収容パイプP1a,P2aの接続端部には第2接 続ブロックB2 が止着されている。可動パイプP1b,P2bは第2接続ブロックB 2 を貫通して収容パイプP1a,P2aに嵌入接続しており、第2接続ブロックB2 内における可動パイプP1b,P2bの周面には流体漏れを防止するための断面Y字 状のシールリングB2bが配置され、第2接続ブロックB2 におけるシールリング B2bの配置面にはカバーB2aが接合固定されている。
【0026】 可動パイプP1c,P2cと接続する可動パイプP1b,P2bの接続端部には第3接 続ブロックB3 が止着されている。可動パイプP1c,P2cは第3接続ブロックB 3 を貫通して収容パイプP1b,P2bに嵌入接続しており、第3接続ブロックB3 内における可動パイプP1c,P2cの周面には流体漏れを防止するための断面Y字 状のシールリングB3bが配置され、第3接続ブロックB3 におけるシールリング B3bの配置面にはカバーB3aが接合固定されている。
【0027】 伸縮パイプP1 ,P2 の先端側に位置する可動パイプP1c,P2cの先端には第 4接続ブロックB4 が止着されている。第4接続ブロックB4 の端面には接続ポ ート34A,34Bが設けられており、可動パイプP1c,P2cが接続ポート34 A,34Bに接続されている。
【0028】 第2、第3及び第4接続ブロックB2 ,B3 ,B4 間にはガイドロッド35が 架設されており、ガイドロッド35の略中央部は第3接続ブロックB3 に止着さ れている。ガイドロッド35は第2及び第4接続ブロックB2 ,B4 にスライド 可能に貫通されており、ガイドロッド35のスライドは第2及び第4接続ブロッ クB2 ,B4 に設けられた各スリーブ36,37,38によって支承されている 。
【0029】 ガイドロッド35の一端には一対のナット39A,39Bが螺着固定されてお り、他端にも一対のナット47A,47Bが螺着固定されている。また、ガイド ロッド35の長さ、ナット39A,39B及びナット47A,47Bの位置は収 納パイプP1a,P2a、可動パイプP1b,P2b、及び可動パイプP1c,P2cが互い に接続抜けしないように設定されている。即ち、ガイドロッド35、接続ブロッ クB2 ,B3 ,B4 及びナット39によって抜け止め機構が構成されている。
【0030】 流体配管装置28には流体配管装置27のような抜け止め機構が備えられてい ないが、その他の構成は流体配管装置27と同じである。流体配管装置28の一 方の伸縮パイプP3 は上下方向シリンダ24の上側圧力室に接続しており、他方 の伸縮パイプP4 は下側圧力室に接続している。即ち、伸縮パイプP3 は昇降体 22を下動させるためのものであり、伸縮パイプP4 は昇降体22を上動させる ためのものである。
【0031】 両配管装置27,28は流体配管装置27側の接続ブロックB1 ,B2 ,B3 ,B4 と流体配管装置28側の接続ブロックD1 ,D2 ,D3 ,D4 を介して積 み重られており、流体配管装置28側の伸縮パイプP3 ,P4 の接続抜けが流体 配管装置27の抜け止め機構によって共用化されている。
【0032】 流体配管装置27を短縮させると、各接続ブロックB2 ,B3 ,B4 がガイド ロッド35の周面上を直列方向にスライドして互いに当接し合い、ガイドロッド 35両端のナット39A,39Bは各接続ブロックB2 ,B4 から離間する。そ して、図1及び図2に示す流体配管装置27の完全短縮状態では、収容パイプP 1a ,P2a内に可動パイプP1b,P2bがスライド収容されると共に、可動パイプP 1b ,P2b内に別の可動パイプP1c,P2cがスライド収容される。従って、伸縮パ イプP1 ,P2 の全長が短縮する。流体配管装置28も流体配管装置27の短縮 に一体的に連動する。
【0033】 伸縮パイプP1 の可動部分が複数の可動パイプP1b,P1cからなると共に、伸 縮パイプP2 の可動部分が複数の可動パイプP2b,P2cからなるこの構成では、 可動パイプP1b,P1cが可動パイプP2b,P2cを収容することになり、可動部分 P1b,P1c及びP2b,P2c自体も短縮されることになる。従って、これら可動部 分P1b,P1c及びP2b,P2cを収容する収容パイプP1a,P2aも従来の2/3程 度まで短縮化することができる。
【0034】 収容パイプP1a,P2aはロッドレス式シリンダCの端部外に配置され、可動部 分P1b,P1c及びP2b,P2cがロッドレス式シリンダCの周面に沿って移動する 。従来よりも短縮化された収容パイプP1a,P2aはロッドレス式シリンダCの端 部外に配置するための設置スペースをコンパクト化をもたらし、ロッドレス式シ リンダCのテーブル13上に流体式アクチュエータとしての平行開閉チャック2 3を装着した本実施例のシステム全体の小型化が達成される。即ち、流体式アク チュエータを装着したテーブル13のストローク範囲がロッドレス式シリンダC のシリンダ長に略等しいというロッドレス式シリンダCに特有の長所を可及的に 損なうことなく本実施例の流体配管装置27,28を装着することができる。
【0035】 流体配管装置27を伸長させると、各接続ブロックB2 ,B3 ,B4 はガイド ロッド35周面上を互いに離間する方向にスライドする。そして、図3に示す流 体配管装置27の完全伸長状態では、収容パイプP1a,P2a内に収容されていた 可動パイプP1b,P2bがスライド引出されると共に、可動パイプP1b,P2b内に 収容されていた別の可動パイプP1c,P2cがスライド引出され、伸縮パイプP1 ,P2 の全長が伸長する。この伸長はロッドレス式シリンダCのストロークによ って決まり、この伸長状態ではガイドロッド35両端のナット39A,39Bが いずれも各接続ブロックB2 ,B4 に当接することはない。両端の接続ブロック B1 ,B4 間の間隔はこれ以上拡がらないが、ナット39A,39B及び47A ,47Bがない場合には第3接続ブロックB3 は他の接続ブロックB1 ,B2 , B4 に対して移動でき、パイプP1a,P2aとパイプP1b,P2bとの間、あるいは パイプP1b,P2bとパイプP1c,P2cとの間の接続抜けが生じる。しかしながら 、ナット39A,39B及び47A,47Bの存在が各パイプP1a,P1b,P1c 及びP2a,P2b,P2cの接続抜けを防止する。流体配管装置28も流体配管装置 27の伸長に一体的に連動する。
【0036】 このような流体配管装置27の接続ポート31A,31Bを流体供給側に連通 すると共に、接続ポート34A,34Bを平行開閉チャック23側に連通するこ とで、平行開閉チャック23の移動位置に関わらず駆動流体が接続ポート31A ,31B、伸縮パイプP1 ,P2 及び接続ポート34A,34Bを介して平行開 閉チャック23に確実に導入される。又、流体配管装置28の一方の接続ポート を流体供給側に連通すると共に、他方の接続ポートを上下方向シリンダ24側に 連通することで、上下方向シリンダ24の移動位置に関わらず駆動流体が上下方 向シリンダ24に確実に導入される。
【0037】 各伸縮パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 を流れるエアは直列接続されるパイプ間 の接続部位から漏洩するが、この漏洩はシールリングB2b,B3bの存在によって 接続ブロックB2 ,B3 から外部への漏洩が阻止される。シールリングB2b,B 3b はカバーB2a,B3aを外せば取り出せ、劣化したシールリングB2b,B3bを新 しいシールリングに簡単に交換することができる。
【0038】 また、本実施例のガイドロッド35の構成によると、伸縮パイプP1 ,P2 , P3 ,P4 の接続部位における接続強度の弱点がガイドロッド35によって補償 され、伸縮パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 の撓みがガイドロッド35によって抑 制される。従って、伸縮パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 のスムーズな伸縮動作が 確保されると共に、シールリングB2b,B3bの偏摩耗も防止される。
【0039】 図10及び図11には、ガイドロッド35、接続ブロックB2 ,B3 ,B4 及 びナット39A,39Bからなる前記実施例の抜け止め機構とは異なる抜け止め 機構を備えた流体配管装置40,50が示されている。
【0040】 図10の流体配管装置40では、収容パイプP1a,P2a内において可動パイプ P1b,P2bの基端側に抜け止めリング41が嵌合されている。また、可動パイプ P1b,P2b内において可動パイプP1c,P2cの基端側にも抜け止めリング42が 嵌合されている。この構成によると伸縮パイプP1 ,P2 の最大伸長時には、 抜け止めリング41が第2接続ブロックB2 に穿設された孔43の段部43aに 当接し、抜け止めリング42が第3接続ブロックB3 に穿設された孔44の段部 44aに当接する。この抜け止めリング41,42の当接によれば各接続ブロッ クB2 ,B3 ,B4 間がこれ以上離間することがない。この別例の構造によれば 、前記実施例のガイドロッド35を用いなくても各パイプP1a,P1b,P1cの接 続抜けを防止することができる。
【0041】 図11には流体配管装置50が示されており、この別例では2本のガイドロッ ド51,52が備えられている。ガイドロッド51は第2接続ブロックB2 と第 3接続ブロックB3 との間に架設されている。その一端は第3接続ブロックB3 に止着されていると共に、他端は第2接続ブロックB2 にスライド可能に貫通さ れており、この他端には抜け止め片としての一対のナット53A,53Bが止着 されている。ガイドロッド52は第3接続ブロックB3 と第4接続ブロックB4 との間に架設されている。その一端は第4接続ブロックB4 に止着されていると 共に、他端は第3接続ブロックB3 にスライド可能に貫通されており、この他端 には抜け止め片としての一対のナット54A,54Bが止着されている。この別 例のような構成によれば、伸縮パイプP1 ,P2 が短縮したときであっても、両 ガイドロッド51,52が両接続ブロックB1 ,B4 間から突出することがない という利点がある。
【0042】 本考案は前記実施例のみに勿論限定されるものではなく、例えば、ガイドロッ ド35を上側の流体配管装置側に配置してもよい。また、上下両方の流体配管装 置に配置することも可能である。更に、3本のパイプを直列接続した前記実施例 に限定されず、パイプを4本或いは5本にすることも勿論可能である。
【0043】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の流体配管装置によれば、短縮状態における長さ を短くでき、特にロッドレス式シリンダによって移動される流体式アクチュエー タへの流体供給に用いる場合におけるシステム全体の小型化を達成し得るという 優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品搬送装置における流体配管装置の短縮状態
を示す斜視図である。
【図2】図1の流体配管装置の短縮状態を示す平断面図
である。
【図3】図1の流体配管装置の伸長状態を示す平断面図
である。
【図4】流体配管装置を上下に組み合わせた場合の短縮
状態を示す斜視図である。
【図5】物品搬送装置の全体正面図である(流体配管装
置の短縮状態)。
【図6】図5の全体平面図である。
【図7】図5の全体側面図である。
【図8】図5の部分拡大断面図である。
【図9】物品搬送装置の全体正面図である(流体配管装
置の伸長状態)。
【図10】別例の流体配管装置の伸長状態を示す平断面
図である。
【図11】別例の流体配管装置の伸長状態を示す平断面
図である。
【符号の説明】
6 ピストン、13 テーブル、22 アクチュエータ
を構成する昇降体、23 アクチュエータを構成する
(平行開閉)チャック、P1 ,P2,P3 ,P4 伸縮パ
イプ、P1a,P2a (収容)パイプ、P1b,P1c
2b,P2c (可動)パイプ、35 抜け止め機構を構
成するガイドロッド、39A,39B,47A,47B
抜け止め機構を構成する(抜け止め片としての)ナッ
ト、B2 ,B 3 ,B4 抜け止め機構を構成する(第
2、第3及び第4)接続ブロック、C(ロッドレス式)
シリンダ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3本のパイプ(P1a,P1b,P
    1c)をスライド可能に直列接続し、これら複数本のパイ
    プ(P1a,P1b,P1c)間の接続抜けを阻止するための
    抜け止め機構(B2 〜B4 ,35,39A,39B,4
    7A,47B)を備えたことを特徴とする流体配管装
    置。
  2. 【請求項2】直列接続される一対のパイプ(P1a,P2a
    とP1b,P2bまたはP1b,P2bとP 1c,P2c)のうち一
    方のパイプ(P1a,P2aまたはP1b,P2b)の接続端部
    には接続ブロック(B2 またはB3 )が止着されると共
    に、他方のパイプ(P1b,P 2bまたはP1c,P2c)の残
    りの端部には接続ブロック(B3 またはB4 )が止着さ
    れ、両接続ブロック(B2 ,B3 またはB3 ,B4 )間
    にはガイドロッド(35)が架設されると共に、ガイド
    ロッド(35)の一端は一方の接続ブロック(B3 )に
    止着されると共に、他端は他方の接続ブロック(B2
    たはB4 )にスライド可能に貫通され、ガイドロッド
    (35)に対してスライド関係にある接続ブロック(B
    2 またはB4 )に当接する抜け止め片(39A,39
    B,47A,47B)が接続ブロック(B2 または
    4 )に対してスライド関係にあるガイドロッド(3
    5)の端部に止着されており、前記抜け止め機構が前記
    ガイドロッド(35)、接続ブロック(B2 〜B4 )及
    び抜け止め片(39A,39B,47A,47B)によ
    って構成されている請求項1に記載の流体配管装置。
  3. 【請求項3】シリンダ(C)外のテーブル(13)がシ
    リンダ(C)内のピストン(6)の移動に連動してシリ
    ンダ(C)周面に沿って移動するロッドレス式シリンダ
    (C)の前記テーブル(13)上に流体式アクチュエー
    タ(22,23)を装着し、テーブル(13)の移動方
    向に少なくとも3本のパイプ(P1a,P1b,P1c)をス
    ライド可能に直列接続すると共に、これら複数本のパイ
    プ(P1a,P1b,P1c)間の接続抜けを阻止するための
    抜け止め機構(B2 〜B4 ,35,39A,39B,4
    7A,47B)を組み込み、直列接続された複数本のパ
    イプ(P1a,P 1b,P1c)全体の一端側を流体供給側に
    連通すると共に、他端側を前記流体式アクチュエータ
    (22,23)に連通したことを特徴とする流体配管装
    置。
JP1991048204U 1991-06-25 1991-06-25 流体配管装置 Expired - Fee Related JP2535007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991048204U JP2535007Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 流体配管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991048204U JP2535007Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 流体配管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05390U true JPH05390U (ja) 1993-01-08
JP2535007Y2 JP2535007Y2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=12796858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991048204U Expired - Fee Related JP2535007Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 流体配管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535007Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171618A (ja) * 1982-03-31 1983-10-08 Takeshi Suga 勾配測量器
JPS5989816A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 Nippon Steel Corp 疲労特性のすぐれた鋼線群の端部定着法
JPS614658U (ja) * 1984-06-15 1986-01-11 利昭 内藤 消火器の伸縮自在パイプ
JP3060686U (ja) * 1999-01-05 1999-09-07 浩一 友清 からまり防止用具付き洗濯機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58171618A (ja) * 1982-03-31 1983-10-08 Takeshi Suga 勾配測量器
JPS5989816A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 Nippon Steel Corp 疲労特性のすぐれた鋼線群の端部定着法
JPS614658U (ja) * 1984-06-15 1986-01-11 利昭 内藤 消火器の伸縮自在パイプ
JP3060686U (ja) * 1999-01-05 1999-09-07 浩一 友清 からまり防止用具付き洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2535007Y2 (ja) 1997-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7343849B2 (en) Cylinder apparatus
US9765801B2 (en) Device for locking rod member using lock block
US5638616A (en) Oil supply mechanism in a deep excavator
US5971022A (en) Selector valve with counterflow prevention means
JP2010537138A5 (ja)
KR20100027163A (ko) 커플링 장치
US20110000660A1 (en) Modular valve body and method of making
JP2009136942A (ja) ロボットアームカップリング装置の脱落防止装置
JP5216350B2 (ja) 流体荷役装置における緊急切り離し装置
JPH05390U (ja) 流体配管装置
KR101573120B1 (ko) 배관 내부 검사용 이동로봇
EP0340874B1 (en) Hydraulic drive with single piston rod
EP1552210B1 (en) Arrangement at a hydraulic cylinder on a manoeuvrable plug for plugging of pipes
JP2589293Y2 (ja) 流体配管装置
WO2011087190A1 (ko) 도어밸브
JPH08295492A (ja) 多段伸縮アーム装置
US6612335B1 (en) 3-Way control valve
CN208844699U (zh) 一种抗沉降智能管道系统
US5772259A (en) Slide assembly with telescoping fluid conduits with improved sealing arrangement
JP3172028B2 (ja) マニホールド電磁弁およびそれを用いた自動ハンド交換装置
CN111267136A (zh) 环形夹持机构以及机械手
JP2638736B2 (ja) 配線配管ユニット
GB2273336A (en) Multiway valve
ATE388836T1 (de) Hydropneumatische federung
JP3459313B2 (ja) ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees