JP2589293Y2 - 流体配管装置 - Google Patents

流体配管装置

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JP2589293Y2
JP2589293Y2 JP1996010616U JP1061696U JP2589293Y2 JP 2589293 Y2 JP2589293 Y2 JP 2589293Y2 JP 1996010616 U JP1996010616 U JP 1996010616U JP 1061696 U JP1061696 U JP 1061696U JP 2589293 Y2 JP2589293 Y2 JP 2589293Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案はシリンダに連結され
た流体式アクチュエータに駆動流体を供給するための流
体配管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体式アクチュエータと流体供給源との
間に介在されるこの種の従来装置としては、ナイロン
製、またはウレタン製のフレキシブルチューブ等が一般
によく用いられている。この種のチューブは可撓性を有
するものであり、移動するアクチュエータへの駆動流体
供給が可能になっている。
【0003】しかし、チューブがアクチュエータの移動
によって撓むと、チューブが周囲の他部材に引っ掛か
り、破損してしまう虞れがある。また、引っ掛かりを回
避するためにチューブ収納用のスペースを大きく確保す
ると、システム全体が大型化してしまう。
【0004】実開平1−155149に開示される別の
従来装置として、駆動流体供給用のケーシング内に可動
パイプをスライド可能に収容した一段伸縮方式の配管装
置が案されている。可動パイプの外端はシリンダのピス
トンロッドに止着されたテーブルに連結され、テーブル
内の流体通路を介してアクチュエータに連通されてい
る。ピストンロッドを移動させると、その移動に追従し
て可動パイプが収納ケーシング内をスライドする。この
方式によると収納ケーシング及び可動パイプからなる配
管全体がアクチュエータの移動位置に応じて伸縮し、前
記チューブ式と比較して収納スペースは小さくて済み、
可動パイプが他部材に引っ掛かることもない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この従来の
伸縮方式の配管装置では可動パイプと同じ長さの収納ケ
ーシングが必要になる。この収容部分の長大化に伴って
システム内に収納ケーシング用のスペースを確保する必
要があり、システムの小型化を充分に達成することが難
しい。とりわけ、収納ケーシング部分の長大化はロッド
レス式シリンダに適用する場合に問題になる。
【0006】ロッドレス式シリンダとロッド具備式シリ
ンダとを比較した場合、ストローク長が同じであればロ
ッドレス式シリンダの方がピストンロッドの出没長さ分
だけ小型になる。これは流体式アクチュエータを装着す
るためのテーブルがシリンダ周面に沿って移動する構成
に起因するものであり、これがロッドレス式シリンダの
長所である。また、前記従来の伸縮式配管装置をロッド
レス式シリンダに組み込んだ場合には、収納ケーシング
をロッドレス式シリンダのシリンダ周面の端部外に設置
しなければならない。この避けられない設置方式のため
に収納ケーシングの長さは短いほどよいが、前記従来の
収納ケーシングではロッドレス式シリンダ自体の長さと
同じになってしまい、システムの小型化を実現すること
ができない。
【0007】本考案は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、配管長を確保しつつ小型化を図
ることができる流体配管装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る考案では、少なくとも3本のパイ
プをスライド可能に直列接続し、これら複数本のパイプ
間の接続抜けを阻止するための抜け止め機構を備えた流
体配管装置であって、直列接続される一対のパイプのう
ち一方のパイプの接続端部には接続ブロックを止着する
と共に、その接続ブロックに他方のパイプを摺動案内可
能に挿入した。
【0009】更に、前記一方のパイプに止着された接続
ブロックに、他方のパイプの外周面に当接するシールリ
ングを配設した。
【0010】(作用) 上記手段により、請求項1に係る考案では、少なくとも
3本のパイプをスライド可能に直列接続し、これら複数
本のパイプ間の接続抜けを阻止するための抜け止め機構
を備えているので、配管長を確保しつつ小型化を図るこ
とができる。しかも、直列接続される一対のパイプのう
ち一方のパイプの接続端部には接続ブロックを止着する
と共に、その接続ブロックに他方のパイプを摺動案内可
能に挿入しているので、一方のパイプに対して他方のパ
イプが接続ブロックに摺動案内されつつ伸縮することに
なり、各パイプが円滑に伸縮される。
【0011】又、一方のパイプに対して他方のパイプが
接続ブロックに摺動案内されつつ伸縮するので、当該接
続ブロックに設けたシールリングの片へりを防ぐことが
でき、長期に亘りシールリングのシール性能を維持する
ことができる。
【0012】
【考案の実施の形態】以下に、本考案を物品搬送装置に
具体化した一実施形態について図1〜図9に基づき説明
する。
【0013】図5に示すように、1はベース1aと一対
の脚1bとからなるフレームであり、その両脚1b間に
はロッドレス式シリンダCが架設支持されている。図8
に示すように、ロッドレス式シリンダCを構成するシリ
ンダチューブ2とガイドパイプ3の両端にはエンドブロ
ック4,5が固定されており、シリンダチューブ2及び
ガイドパイプ3がエンドブロック4,5を介して両脚1
bに平行支持されている。シリンダチューブ2内にはピ
ストン6がスライド可能に収容されており、ピストン6
によってシリンダチューブ2内が一対の圧力室R1 ,R
2 に区画されている。各エンドブロック4,5には流体
供給通路7,8が貫設され、各通路7,8がそれぞれ圧
力室R1 ,R2 に連通している。各圧力室R1 ,R2
は駆動流体供給用のホース45,46がそれぞれ接続さ
れている。
【0014】ピストン6は基軸9と、基軸9に嵌合され
た複数の永久磁石10と、各永久磁石10の両側に並列
支持された複数の環状ヨーク11と、基軸9の両端部に
螺合された締め付け部材12とからなり、締め付け部材
12の締め付けによって永久磁石10及びヨーク11が
基軸9に締め付け固定されている。
【0015】シリンダチューブ2及びガイドパイプ3上
にはテーブル13がスライド可能に嵌合支持されてい
る。テーブル13を構成する非磁性体製のカバー14内
には一対のシリンダチューブ軸受け15及び一対のガイ
ドパイプ軸受け16が内蔵されており、一対のシリンダ
チューブ軸受け15間には永久磁石17とヨーク18と
が並設されている。永久磁石17はピストン6上の永久
磁石10と吸引関係にあり、テーブル13は圧力室
1 ,R2 の流体供給排出によるピストン6の移動に追
従する。
【0016】各圧力室R1 ,R2 にはホース45,46
を介して流体が切換供給され、この流体切換制御に基づ
きテーブル13が前記ガイドパイプ3に沿って往復移動
される。右側の圧力室R2 に対する流体供給によりテー
ブル13が左方向に駆動され、図5及び図6に示す位置
にて停止する。左側の圧力室R1 に対する流体供給によ
りテーブル13が右方向に駆動され、図9に示す位置に
て停止する。シリンダチューブ2の最右端位置及び最左
端位置にはそれぞれ位置検出センサ(図示略)が配設さ
れており、位置検出センサからの位置検出信号は中継基
板19,20及びフラットケーブル21を介して外部に
出力される。
【0017】図5に示すように、テーブル13の前面に
は昇降体22が上下方向に沿ってスライド可能に装着さ
れており、昇降体22の下端にはワークの把持釈放が可
能な平行開閉チャック23が設けられている。これらの
昇降体22と平行開閉チャック23とによって流体式ア
クチュエータが構成されている。
【0018】テーブル13には上下方向シリンダ24が
配設され、そのピストンロッド(図示略)には昇降体2
2が連結されている。上下方向シリンダ24の最上端位
置及び最下端位置にはそれぞれ位置検出センサ25,2
6が配設されており、位置検出センサ25,26からの
位置検出信号は中継基板19,20及びフラットケーブ
ル21を介して外部に出力される。
【0019】図5及び図9に示すように上下方向シリン
ダ24の上部には流体配管装置27,28が上下2段に
並設されている。図7に示すように下段の流体配管装置
27がテーブル13内部の接続路(図示略)を介して上
下方向シリンダ24内のピストン(図示略)によって区
画された一対の圧力室(図示略)に接続されている。上
下一対の圧力室に対しては流体配管装置27を介して流
体が切換供給され、この流体切換制御に基づき、昇降体
22が上下方向に沿って往復移動される。下側の圧力室
に対する流体供給により昇降体22が上方向に駆動さ
れ、昇降体22の上端がテーブル13の一部に当接する
ことにより昇降体22が最上端位置で停止される。ま
た、上側の圧力室に対する流体供給により昇降体22が
下方向に駆動され、昇降体22の突片22aがテーブル
13上のストッパ13aに係合することにより、昇降体
22が最下端位置で停止される。
【0020】チャック23内のシリンダには一対の圧力
室が形成されており、各圧力室と上段の流体配管装置2
8とがテーブル13内部の一対の接続路(図示略)、こ
の接続路に接続された一対のパイプ22b、このパイプ
22bにスライド可能に接続された昇降体22内部の接
続路(図示略)、昇降体22内の接続路とシリンダとを
連通するホース30を介して接続されている。平行開閉
チャック23への流体供給によりチャック23が駆動さ
れ、平行開閉チャック23の一方の圧力室への流体供給
によりハンド23aがワークを把持し、他方の圧力室へ
の流体供給によりハンド23aがワークを釈放する。
【0021】ロッドレス式シリンダC、上下方向シリン
ダ24及びチャック23内のシリンダに対する流体切換
供給を適宜に組み合わせることにより、所定の動作パタ
ーンに従い、ワークを把持した後にそのワークを把持位
置とは異なる位置まで搬送するというような動作が設定
できる。例えば、チャック23が左側上方の原点位置か
ら下動して左側下方位置のワークを把持したのち、チャ
ック23が右側下方位置にてそのワークを釈放し、再び
左側上方の原点位置まで復帰するといった動作が可能で
ある。
【0022】次に、本実施形態の流体配管装置27,2
8について詳細に説明する。図4に示すように平行開閉
チャック23用の流体配管装置27と上下方向シリンダ
24用の流体配管装置28とは上下に重合わされ、両者
はボルト29によって接続固定されている。
【0023】図1及び図2に示すように、流体配管装置
27は一対の伸縮パイプP1 ,P2を備えている。一方
の伸縮パイプP1 は平行開閉チャック23の上側圧力室
に接続しており、他方の伸縮パイプP2 は下側圧力室に
接続している。即ち、伸縮パイプP1 は平行開閉チャッ
ク23のハンド23aを接近させるためのものであり、
伸縮パイプP2 はハンド23aを離間させるためのもの
である。
【0024】一方の伸縮パイプP1 はスライド可能に直
列接続された1本の収容パイプP1aと2本の可動パイプ
1b,P1cとで構成されており、他方の伸縮パイプP2
はスライド可能に直列接続された1本の収容パイプP2a
と2本の可動パイプP2b,P2cとで構成されている。伸
縮パイプP1 ,P2 の基端側に位置する一対の収容パイ
プP1a,P2aの一端部には第1接続ブロックB1 が止着
されており、各収容パイプP1a,P2aは第1接続ブロッ
クB1 端面上の接続ポート31A,31Bに連通されて
いる。
【0025】可動パイプP1b,P2bと接続する収容パイ
プP1a,P2aの接続端部には第2接続ブロックB2 が止
着されている。可動パイプP1b,P2bは第2接続ブロッ
クB2 を貫通して収容パイプP1a,P2aに嵌入接続して
おり、第2接続ブロックB2内における可動パイプ
1b,P2bの周面には流体漏れを防止するための断面Y
字状のシールリングB2bが配置され、第2接続ブロック
2 におけるシールリングB2bの配置面にはカバーB2a
が接合固定されている。
【0026】可動パイプP1c,P2cと接続する可動パイ
プP1b,P2bの接続端部には第3接続ブロックB3 が止
着されている。可動パイプP1c,P2cは第3接続ブロッ
クB3 を貫通して収容パイプP1b,P2bに嵌入接続して
おり、第3接続ブロックB3内における可動パイプ
1c,P2cの周面には流体漏れを防止するための断面Y
字状のシールリングB3bが配置され、第3接続ブロック
3 におけるシールリングB3bの配置面にはカバーB3a
が接合固定されている。
【0027】伸縮パイプP1 ,P2 の先端側に位置する
可動パイプP1c,P2cの先端には第4接続ブロックB4
が止着されている。第4接続ブロックB4 の端面には接
続ポート34A,34Bが設けられており、可動パイプ
1c,P2cが接続ポート34A,34Bに接続されてい
る。
【0028】第2、第3及び第4接続ブロックB2 ,B
3 ,B4 間にはガイドロッド35が架設されており、ガ
イドロッド35の略中央部は第3接続ブロックB3 に止
着されている。ガイドロッド35は第2及び第4接続ブ
ロックB2 ,B4 にスライド可能に貫通されており、ガ
イドロッド35のスライドは第2及び第4接続ブロック
2 ,B4 に設けられた各スリーブ36,37,38に
よって支承されている。
【0029】ガイドロッド35の一端には一対のナット
39A,39Bが螺着固定されており、他端にも一対の
ナット47A,47Bが螺着固定されている。また、ガ
イドロッド35の長さ、ナット39A,39B及びナッ
ト47A,47Bの位置は収納パイプP1a,P2a、可動
パイプP1b,P2b、及び可動パイプP1c,P2cが互いに
接続抜けしないように設定されている。即ち、ガイドロ
ッド35、接続ブロックB2 ,B3 ,B4 及びナット3
9によって抜け止め機構が構成されている。
【0030】流体配管装置28には流体配管装置27の
ような抜け止め機構が備えられていないが、その他の構
成は流体配管装置27と同じである。流体配管装置28
の一方の伸縮パイプP3 は上下方向シリンダ24の上側
圧力室に接続しており、他方の伸縮パイプP4 は下側圧
力室に接続している。即ち、伸縮パイプP3 は昇降体2
2を下動させるためのものであり、伸縮パイプP4 は昇
降体22を上動させるためのものである。
【0031】両配管装置27,28は流体配管装置27
側の接続ブロックB1 ,B2 ,B3,B4 と流体配管装
置28側の接続ブロックD1 ,D2 ,D3 ,D4 を介し
て積み重ねられており、流体配管装置28側の伸縮パイ
プP3 ,P4 の接続抜けが流体配管装置27の抜け止め
機構によって共用化されている。
【0032】流体配管装置27を短縮させると、各接続
ブロックB2 ,B3 ,B4 がガイドロッド35の周面上
を直列方向にスライドして互いに当接し合い、ガイドロ
ッド35両端のナット39A,39Bは各接続ブロック
2 ,B4 から離間する。そして、図1及び図2に示す
流体配管装置27の完全短縮状態では、収容パイプ
1a,P2a内に可動パイプP1b,P2bがスライド収容さ
れると共に、可動パイプP1b,P2b内に別の可動パイプ
1c,P2cがスライド収容される。従って、伸縮パイプ
1 ,P2 の全長が短縮する。流体配管装置28も流体
配管装置27の短縮に一体的に連動する。
【0033】伸縮パイプP1 の可動部分が複数の可動パ
イプP1b,P1cからなると共に、伸縮パイプP2 の可動
部分が複数の可動パイプP2b,P2cからなるこの構成で
は、可動パイプP1b,P1cが可動パイプP2b,P2cを収
容することになり、可動部分P1b,P1c及びP2b,P2c
自体も短縮されることになる。従って、これら可動部分
1b,P1c及びP2b,P2cを収容する収容パイプP1a
2aも従来の2/3程度まで短縮化することができる。
【0034】収容パイプP1a,P2aはロッドレス式シリ
ンダCの端部外に配置され、可動部分P1b,P1c及びP
2b,P2cがロッドレス式シリンダCの周面に沿って移動
する。従来よりも短縮化された収容パイプP1a,P2a
ロッドレス式シリンダCの端部外に配置するための設置
スペースのコンパクト化をもたらし、ロッドレス式シリ
ンダCのテーブル13上に流体式アクチュエータとして
の平行開閉チャック23を装着した本実施形態のシステ
ム全体の小型化が達成される。即ち、流体式アクチュエ
ータを装着したテーブル13のストローク範囲がロッド
レス式シリンダCのシリンダ長に略等しいというロッド
レス式シリンダCに特有の長所を可及的に損なうことな
く、本実施形態の流体配管装置27,28を装着するこ
とができる。
【0035】流体配管装置27を伸長させると、各接続
ブロックB2 ,B3 ,B4 はガイドロッド35周面上を
互いに離間する方向にスライドする。そして、図3に示
す流体配管装置27の完全伸長状態では、収容パイプP
1a,P2a内に収容されていた可動パイプP1b,P2bがス
ライド引出されると共に、可動パイプP1b,P2b内に収
容されていた別の可動パイプP1c,P2cがスライド引出
され、伸縮パイプP1,P2 の全長が伸長する。この伸
長はロッドレス式シリンダCのストロークによって決ま
り、この伸長状態ではガイドロッド35両端のナット3
9A,39Bがいずれも各接続ブロックB2 ,B4 に当
接することはない。両端の接続ブロックB1 ,B4 間の
間隔はこれ以上拡がらないが、ナット39A,39B及
び47A,47Bがない場合には第3接続ブロックB3
は他の接続ブロックB1 ,B2 ,B4 に対して移動で
き、パイプP1a,P2aとパイプP1b,P2bとの間、ある
いはパイプP1b,P2bとパイプP1c,P2cとの間の接続
抜けが生じる。しかしながら、ナット39A,39B及
び47A,47Bの存在が各パイプP1a,P1b,P1c
びP2a,P2b,P2cの接続抜けを防止する。流体配管装
置28も流体配管装置27の伸長に一体的に連動する。
【0036】このような流体配管装置27の接続ポート
31A,31Bを流体供給側に連通すると共に、接続ポ
ート34A,34Bを平行開閉チャック23側に連通す
ることで、平行開閉チャック23の移動位置に関わらず
駆動流体が接続ポート31A,31B、伸縮パイプ
1 ,P2 及び接続ポート34A,34Bを介して平行
開閉チャック23に確実に導入される。又、流体配管装
置28の一方の接続ポートを流体供給側に連通すると共
に、他方の接続ポートを上下方向シリンダ24側に連通
することで、上下方向シリンダ24の移動位置に関わら
ず駆動流体が上下方向シリンダ24に確実に導入され
る。
【0037】各伸縮パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 を流
れるエアは直列接続されるパイプ間の接続部位から漏洩
するが、この漏洩はシールリングB2b,B3bの存在によ
って接続ブロックB2 ,B3 から外部への漏洩が阻止さ
れる。シールリングB2b,B3bはカバーB2a,B3aを外
せば取り出せ、劣化したシールリングB2b,B3bを新し
いシールリングに簡単に交換することができる。
【0038】また、本実施形態のガイドロッド35の構
成によると、伸縮パイプP1 ,P2,P3 ,P4 の接続
部位における接続強度の弱点がガイドロッド35によっ
て補償され、伸縮パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 の撓み
がガイドロッド35によって抑制される。従って、伸縮
パイプP1 ,P2 ,P3 ,P4 のスムーズな伸縮動作が
確保されると共に、シールリングB2b,B3bの偏摩耗も
防止される。
【0039】図10及び図11には、ガイドロッド3
5、接続ブロックB2 ,B3 ,B4 及びナット39A,
39Bからなる前記実施形態の抜け止め機構とは異なる
抜け止め機構を備えた流体配管装置40,50が示され
ている。
【0040】図10の流体配管装置40では、収容パイ
プP1a,P2a内において可動パイプP1b,P2bの基端側
に抜け止めリング41が嵌合されている。また、可動パ
イプP1b,P2b内において可動パイプP1c,P2cの基端
側にも抜け止めリング42が嵌合されている。この構成
によると伸縮パイプP1 ,P2 の最大伸長時には、抜
け止めリング41が第2接続ブロックB2 に穿設された
孔43の段部43aに当接し、抜け止めリング42が第
3接続ブロックB3 に穿設された孔44の段部44aに
当接する。この抜け止めリング41,42の当接によれ
ば各接続ブロックB2 ,B3 ,B4 間がこれ以上離間す
ることがない。この別例の構造によれば、前記実施形態
のガイドロッド35を用いなくても各パイプP1a
1b,P1cの接続抜けを防止することができる。
【0041】図11には流体配管装置50が示されてお
り、この別例では2本のガイドロッド51,52が備え
られている。ガイドロッド51は第2接続ブロックB2
と第3接続ブロックB3 との間に架設されている。その
一端は第3接続ブロックB3に止着されていると共に、
他端は第2接続ブロックB2 にスライド可能に貫通され
ており、この他端には抜け止め片としての一対のナット
53A,53Bが止着されている。ガイドロッド52は
第3接続ブロックB3 と第4接続ブロックB4との間に
架設されている。その一端は第4接続ブロックB4 に止
着されていると共に、他端は第3接続ブロックB3 にス
ライド可能に貫通されており、この他端には抜け止め片
としての一対のナット54A,54Bが止着されてい
る。この別例のような構成によれば、伸縮パイプP1
2 が短縮したときであっても、両ガイドロッド51,
52が両接続ブロックB1 ,B4 間から突出することが
ないという利点がある。
【0042】本考案は前記実施形態及び別例のみに勿論
限定されるものではなく、例えば、ガイドロッド35を
上側の流体配管装置側に配置してもよい。また、上下両
方の流体配管装置に配置することも可能である。更に、
3本のパイプを直列接続した前記実施形態に限定され
ず、パイプを4本或いは5本にすることも勿論可能であ
る。
【0043】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1に係る考
案によれば、少なくとも3本のパイプをスライド可能に
直列接続し、これら複数本のパイプ間の接続抜けを阻止
するための抜け止め機構を備えているので、配管長を確
保しつつ小型化を図ることができる。しかも、直列接続
される一対のパイプのうち一方のパイプの接続端部には
接続ブロックを止着すると共に、その接続ブロックに他
方のパイプを摺動案内可能に挿入しているので、一方の
パイプに対して他方のパイプが接続ブロックに摺動案内
されつつ伸縮することになり、各パイプを円滑に伸縮さ
せることができる。
【0044】又、一方のパイプに対して他方のパイプが
接続ブロックに摺動案内されつつ伸縮するので、当該接
続ブロックに設けたシールリングの片へりを防ぐことが
でき、長期に亘りシールリングのシール性能を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品搬送装置における流体配管装置の短縮状
態を示す斜視図。
【図2】 図1の流体配管装置の短縮状態を示す平断面
図。
【図3】 図1の流体配管装置の伸長状態を示す平断面
図。
【図4】 流体配管装置を上下に組み合わせた場合の短
縮状態を示す斜視図。
【図5】 物品搬送装置の全体正面図(流体配管装置の
短縮状態)。
【図6】 図5の全体平面図。
【図7】 図5の全体側面図。
【図8】 図5の部分拡大断面図。
【図9】 物品搬送装置の全体正面図(流体配管装置の
伸長状態)。
【図10】 別例の流体配管装置の伸長状態を示す平断
面図。
【図11】 別例の流体配管装置の伸長状態を示す平断
面図。
【符号の説明】
6…ピストン、13…テーブル、22…アクチュエータ
を構成する昇降体、23…アクチュエータを構成する
(平行開閉)チャック、P1 ,P2 ,P3 ,P4…伸縮
パイプ、P1a,P2a…(収容)パイプ、P1b,P1c,P
2b,P2c…(可動)パイプ、35…抜け止め機構を構成
するガイドロッド、39A,39B,47A,47B…
抜け止め機構を構成する(抜け止め片としての)ナッ
ト、B2 ,B 3 ,B4 …抜け止め機構を構成する(第
2、第3及び第4)接続ブロック、C…(ロッドレス
式)シリンダ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3本のパイプをスライド可能
    に直列接続し、これら複数本のパイプ間の接続抜けを阻
    止するための抜け止め機構を備えた流体配管装置であっ
    て、直列接続される一対のパイプのうち一方のパイプの
    接続端部には接続ブロックを止着すると共に、その接続
    ブロックに他方のパイプを摺動案内可能に挿入し、更
    に、前記一方のパイプに止着された接続ブロックに、前
    記他方のパイプの外周面に当接するシールリングを配設
    した流体配管装置。
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JPS6079075U (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 株式会社工進 流体通路パイプの伸縮接続機構
JPS614658U (ja) * 1984-06-15 1986-01-11 利昭 内藤 消火器の伸縮自在パイプ

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