JP3459313B2 - ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置 - Google Patents
ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置Info
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- JP3459313B2 JP3459313B2 JP10057695A JP10057695A JP3459313B2 JP 3459313 B2 JP3459313 B2 JP 3459313B2 JP 10057695 A JP10057695 A JP 10057695A JP 10057695 A JP10057695 A JP 10057695A JP 3459313 B2 JP3459313 B2 JP 3459313B2
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Description
移動子に取付ける流体圧機器に圧力流体を供給するため
の、ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置に関
するものである。
ブ内を気密に往復動するピストンと、該ピストンに機械
的または磁気的に結合されシリンダチューブに沿ってピ
ストンと同期して移動する移動子とを有するロッドレス
シリンダは、特に例示するまでもなくいずれも周知であ
り、上記移動子には、所望の流体圧機器が取付けられる
場合がある。そして、移動子に流体圧機器を取付けた場
合は、この流体圧機器に圧力流体を供給する必要があ
る。
チューブを接続して、このチューブから圧力流体を供給
することが考えられるが、移動子のストロークが長いと
きは、移動子が流体圧機器に接続されたチューブを引き
ずりながら移動するために、チューブが作業の障害にな
ったり、作業者に危険なことがある。また、流体圧機器
をX方向とY方向の2方向に移動させるために、第1の
ロッドレスシリンダの移動子に第2のロッドレスシリン
ダのシリンダチューブを取付けて、これらのロッドレス
シリンダを重ねて設置する場合は、第2のロッドレスシ
リンダの移動子がX,Yの2方向に移動するために、流
体圧機器に接続したチューブが一層作業の障害になる。
する課題は、移動子のストローク終端において、移動子
に取付けた流体圧機器に圧力流体を供給することができ
る、ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置を提
供することにある。
め、本発明のロッドレスシリンダにおける圧力流体供給
装置は、シリンダチューブと、該シリンダチューブ内を
気密に往復動するピストンと、該ピストンと機械的また
は磁気的に結合されシリンダチューブに沿ってピストン
と同期して移動する移動子とを有するロッドレスシリン
ダにおいて、上記移動子に取付けられた配管ボディが、
圧力流体の供給ポートと軸方向の流路とを備え、上記ロ
ッドレスシリンダが、圧力流体の通路を有し移動子のス
トローク終端において上記配管ボディの流路に密に嵌入
する流体供給管と、移動子のストローク終端において圧
力流体を出力する流体出力機構とを備え、移動子のスト
ローク終端において、上記流路に嵌入した流体供給管か
ら配管ボディの供給ポートに圧力流体を供給することを
特徴としている。
力流体供給装置における配管ボディが、圧力流体の供給
ポートと、軸方向両側の流路と、これらの流路を上記供
給ポートに切り換えて連通させるシャトル弁とを備え、
ロッドレスシリンダが、移動子の両方向ストローク終端
に流体供給管を備えていることを特徴としている。
らの圧力流体供給装置における配管ボディが、圧力流体
を貯留するためのタンクを備えていることを特徴として
いる。
の流体供給管の先端に、配管ボディに設けた流路に密に
挿入される位置決め部を設け、該位置決め部の上記流路
への挿入によって、流体供給管の軸方向の位置決めと流
路との芯合わせとを可能としたことを特徴としている。
定方向ストローク終端に移動すると、流体供給管が移動
子に設けた配管ボディの流路に挿入されるとともに、流
体出力機構によって流体供給管に圧力流体が出力される
ので、この圧力流体が流体供給管の通路及び配管ボディ
の流路を通って供給ポートに供給される。したがって、
移動子の所定方向のストローク終端において、該移動子
に取付けた流体圧機器に圧力流体を供給することができ
る。
ロッドレスシリンダの移動子の両ストローク終端に流体
供給管をそれぞれ設けたので、移動子の両方向ストロー
ク終端において流体供給管が各流路に嵌入することによ
って、移動子の両ストローク終端において流体圧機器に
圧力流体を供給することができる。この場合、移動子の
移動方向と反対側の流路はシャトル弁によって閉鎖され
るので、流体供給管から供給された圧力流体が反対側の
流路にリークすることはない。
めのタンクを設けたので、移動子の所定方向ストローク
終端または両方向ストローク終端においてタンクに圧力
流体が貯留され、タンクに貯留された圧力流体は適宜流
体圧機器に供給される。
め部を配管ボディの流路に密に挿入することによって、
流体供給管の位置決め及び芯合わせができるので、流体
供給管のロッドレスシリンダへの取付けが容易である。
流体の供給は、移動子の所定方向ストローク終端または
両方向ストローク終端において行うので、移動子がチュ
ーブを引きずることはない。また、ロッドレスシリンダ
の所定方向ストローク終端位置または両方向ストローク
終端位置に流体供給管を設けたことと、この流体供給管
は固定されて移動しないこととによって、流体供給管に
圧力流体を供給するチューブを接続しても、このチュー
ブが作業の邪魔になることがない。
管ボディとによって圧力流体を供給できるので、空気供
給装置がない既存のロッドレスシリンダに容易に取付け
ることができる。
し、このロッドレスシリンダ1は、後記する空気供給機
構2を備えている。上記ロッドレスシリンダ1は、一対
のエンドプレート4,4(一方のみ図示)と、これらの
エンドプレート間のシリンダチューブ5を備え、該シリ
ンダチューブのシリンダ孔に図示を省略しているピスト
ンが気密に往復動可能に挿入されている。上記シリンダ
チューブ5の外面に沿って往復動する移動子6は、ピス
トンと移動子6とに設けた磁石カップリング(図示省
略)間の吸引力によって、ピストンと同期して移動す
る。
プレートが9,9(一方のみ図示)が適宜の手段によっ
て取付けられ、各取付けプレート9は、取付けボルト1
0,・・によって基台11に取付けられている。取付け
プレート9,9に螺着されたエンドカバー12,12
(一方のみ図示)には、上記シリンダ孔に連通するシリ
ンダポート13が開設されている。また、各エンドプレ
ート4と取付けプレート9には、ショックアブソーバ1
4が、移動子6の移動方向と同方向に進退可能に取付け
られており、その位置はロックナット15によって固定
される。
し、シリンダチューブ5を跨ぐ両側壁の下面に、周縁が
シリンダチューブ5の長手方向に設けたガイド溝17,
17(一方のみ図示)に回転可能に挿入されたローラ1
8,・・が取付けられており、側壁の一方に配管ボディ
20が取付けられている。この配管ボディ20は、長手
方向両側の凹部21,21と、これらの凹部の底を連通
させる弁ガイド22とを備え、凹部21,21内に、先
端が順次縮径する流路24を有する流路部材23,23
が気密に装着され、流路24,24の開口近くにリング
状のシールパッキン25,25が取付けられている。ま
た、配管ボディ20の上面と側面に開設された圧力流体
の供給ポート26,26は、(図3参照)、弁ガイド2
2に連通している。上記弁ガイド22には、シャトル弁
28を構成する弁体29が、移動可能に挿入されてい
る。この弁体29は円柱状の合成ゴムの外周面を、金属
製の円筒状の弁ホルダで被覆したものとして構成され、
弁体29の両端面が流路24,24の弁ガイド22側の
開口を交互に開閉する。
a(図1参照)には、流体供給管32,32(一方のみ
図示)が、軸方向中間外周のねじ32aと固定ナット3
3,33とによって取付けられている。この流体供給管
32は、基端にポート34が開設されたソケット35を
備え、ポート34は、流体供給管32を軸方向に貫通す
る通路36に連通している。また、流体供給管32の先
端近くの外周は、流体供給管25に気密に嵌入する外径
を、先端の円筒状の位置決め部37は、流路24の縮径
部24aに密に挿入される外径を有している。そして、
配管ボディ20と流体供給管32とによって、上記空気
供給装置2が構成される。
は、流体出力機構の一例としての、移動子6の位置を検
出して信号を出力する位置検出機構39(図1参照)が
取付けられており、この位置検出機構39が出力する信
号により、図示を省略している切換弁を作動させると、
流体供給管32に圧縮空気を供給することができる。こ
の位置検出機構39は、ピストンまたは移動子6に設け
た磁石(図示省略)の接近によって信号を出力する磁気
近接スイッチ、移動子6のストローク終端において該移
動子で押圧されて作動するリミットスイッチ、または光
源と受光部とを備え、移動子6によって光源から受光部
への照射が遮られたときに信号を出力する光スイッチ等
とすることができる。しかしながら、本発明の流体出力
機構は、位置検出機構とこれによって作動する切換弁に
限定されるものではなく、例えば流体供給管32の流路
36への嵌入により通路36を開放する弁等の、移動子
6のストローク終端において流体供給管32に圧縮空気
等の圧力流体を供給できるものであればよい。
4,14を所定の位置から若干後退させた後、移動子6
を後退させたショックアブソーバ14,14に当接する
位置に移動させ、取付けプレート9,9の貫通孔9a,
9aに流体供給管32,32をそれぞれ挿入して、先端
の位置決め部37を流路24の縮径部24aに挿入する
と、位置決め部37と縮径部24aとによって流路24
と流体供給管32の芯合わせと軸方向の位置決めとを行
うことができ、流体供給管32,32は、固定ナット3
3,33によってその位置に固定される。流体供給管3
2,32の固定後、ショックアブソーバ14,14を所
定の位置に前進させて、ロックナット15によってその
位置に固定する。これによって、移動子6がストローク
終端においてショックアブソーバ14,14に衝突して
も、流体供給管32,32の位置決め部37が縮径部2
4aの底に衝突することはない。
ドレスシリンダと同様に、シリンダポート13,13か
らピストンで区画された一対のシリンダ室に圧縮空気を
給排すると、ピストンがシリンダ孔内を気密に往復動
し、磁石カップリング間の吸引力によりピストンと同期
して移動する移動子6は、シリンダチューブ5の外面に
沿って往復動する。
いて流体供給管32が流路24の一方のシールパッキン
25に嵌入すると、移動子6の位置を検出した位置検出
機構39が切換弁(図示省略)を作動させることによ
り、ソケット35のポート34から流体供給管32の通
路36に圧縮空気が供給されるとともに、シャトル弁2
8を構成する弁体29がこの空気圧により移動して反対
側の流路24を閉鎖するので、この圧縮空気は供給ポー
ト26,26に供給される。
動子6に取付けた図示を省略している所望の流体圧機器
(一例として、圧縮空気の供給によりワークを把持また
は開放するエアチャック)とをチューブ等で接続してお
くことによって、移動子6のストローク終端において、
該移動子6に取付けた所望の流体圧機器に圧縮空気を供
給することができる。この場合、必要がない供給ポート
26をプラグによって閉鎖しておくことは、勿論であ
る。供給ポート26と流体圧機器とを接続するチューブ
は短いものでよく、しかもこのチューブは移動子6及び
配管ボディ20と一体に移動するので、このチューブが
作業の障害になったり、作業者にとって危険なことはな
い。
る流体圧機器は、ロッドレスシリンダのストローク全域
において圧力流体を必要とするものは少なく、例えば流
体圧チャックのように、移動子6のストローク終端にお
いて圧力流体を必要とするものが多い。上記第1実施例
は、この点に着目したもので、移動子6の両方向ストロ
ーク終端において該移動子に取付けた流体圧機器に圧力
流体を供給することができる。また、流路24と流体供
給管32を移動子6の所定方向の移動方向側に設ける
と、移動子6のこの方向のストローク終端において圧力
流体を供給することができる。
施例のロッドレスシリンダ41における空気供給装置4
2は、移動子6の移動中に、該移動子に取付けた流体圧
機器に圧縮空気等の圧力流体を供給することができる。
第2実施例の配管ボディ44には、圧縮空気を貯留する
タンク45が取付けられており、供給ポート26が開口
するタンク45の底には、タンクへの圧縮空気の流入の
みを許容して逆流を阻止する逆止弁(図示省略)が設け
られている。上記第2実施例は、移動子6のストローク
終端において、空気供給装置42から供給された圧縮空
気がタンク45に貯留される。したがって、移動子6の
移動中に、タンク45に貯留した圧縮空気を流体圧機器
に供給することができる。
移動子6に取付けた流体圧機器との間に、移動子6の所
望の位置を検出した位置検出機構(図示省略)から出力
される信号により作動して、タンク45と流体圧機器と
の連通を開閉する切換弁を設けることができる。第2実
施例の他の構成及び作用は第1実施例と同じであるか
ら、図の主要な同一の箇所に同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。
ダ1及び41は、ピストン及び移動子にそれぞれ磁石カ
ップリングを設けて、これらの磁石カップリング間の吸
引力によって移動子をピストンと同期して移動させる磁
気結合であるが、本発明のロッドレスシリンダは磁気結
合に限定されるものではなく、シリンダチューブに設け
たスリットを通る連結体によって、ピストンと移動子と
を一体移動可能に連結した機械的結合のロッドレスシリ
ンダとすることができる。また、移動子6に取付けられ
る流体圧機器はエアチャックに限定されるものではな
く、圧力流体の給排によって作動する流体圧アクチュエ
ータ、圧力流体を給排するバルブ等の所望の流体圧機器
であればよい。
施例における配管ボディ20及び44に設けた流路2
4,・・は、配管ボディの片側及び/または両側にそれ
ぞれ複数個設けてもよい。この場合、これらの流路2
4,・・に対応する数の流体供給管32を設けることは
勿論である。
終端または両方向ストローク終端において、空気供給装
置から移動子に取付けた流体圧機器に圧力流体を供給す
ることができるので、移動子に引きずられるチューブを
使用することなく、移動子に取付ける流体圧機器に圧力
流体を供給することができる。また、配管ボディに圧力
流体を貯留するためのタンクを設けたので、移動子のス
トローク終端においてタンクに圧力流体を貯留させ、こ
の圧力流体によって流体圧機器を作動することができ
る。
め部の、配管ボディの流路への挿入によって、流体供給
管の芯合わせと位置決めができるので、流体供給管の取
付けが簡単である。
空気供給装置 5 シリンダチューブ 6 移動子 20,44 配管ボディ 24 流路 26 供給ポート 28 シャト
ル弁 32 流体供給管 36 通路 37 位置決め部 39 位置検
出機構 45 タンク
Claims (4)
- 【請求項1】シリンダチューブと、該シリンダチューブ
内を気密に往復動するピストンと、該ピストンと機械的
または磁気的に結合されシリンダチューブに沿ってピス
トンと同期して移動する移動子とを有するロッドレスシ
リンダにおいて、 上記移動子に取付けられた配管ボディが、圧力流体の供
給ポートと軸方向の流路とを備え、 上記ロッドレスシリンダが、圧力流体の通路を有し移動
子のストローク終端において上記配管ボディの流路に密
に嵌入する流体供給管と、移動子のストローク終端にお
いて圧力流体を出力する流体出力機構とを備え、 移動子のストローク終端において、上記流路に嵌入した
流体供給管から配管ボディの供給ポートに圧力流体を供
給する、ことを特徴とするロッドレスシリンダにおける
圧力流体供給装置。 - 【請求項2】配管ボディが、圧力流体の供給ポートと、
軸方向両側の流路と、これらの流路を上記供給ポートに
切り換えて連通させるシャトル弁とを備え、 ロッドレスシリンダが、移動子の両方向ストローク終端
に流体供給管を備えている、ことを特徴とする請求項1
に記載したロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装
置。 - 【請求項3】配管ボディが、圧力流体を貯留するための
タンクを備えている、ことを特徴とする請求項1または
請求項2に記載したロッドレスシリンダにおける圧力流
体供給装置。 - 【請求項4】流体供給管の先端に、配管ボディに設けた
流路に密に挿入される位置決め部を設け、該位置決め部
の上記流路への挿入によって、流体供給管の軸方向の位
置決めと流路との芯合わせとを可能とした、ことを特徴
とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載したロ
ッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057695A JP3459313B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057695A JP3459313B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277809A JPH08277809A (ja) | 1996-10-22 |
JP3459313B2 true JP3459313B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=14277726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10057695A Expired - Fee Related JP3459313B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ロッドレスシリンダにおける圧力流体供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3459313B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP10057695A patent/JP3459313B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08277809A (ja) | 1996-10-22 |
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