JPH053909A - 香り発生装置 - Google Patents
香り発生装置Info
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- JPH053909A JPH053909A JP3314246A JP31424691A JPH053909A JP H053909 A JPH053909 A JP H053909A JP 3314246 A JP3314246 A JP 3314246A JP 31424691 A JP31424691 A JP 31424691A JP H053909 A JPH053909 A JP H053909A
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- thin tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空調機器等に組み込まれ居住空間等の香り環
境を制御する香り発生装置に関し、小型であって気泡の
侵入を防止した香り発生装置を実現することを目的とす
る。 【構成】 芳香液収納容器3と、この収納容器内の液面
より常に高位置とされた状態で一方の端を収納容器に連
結されかつ他端をノズル開口面とされて圧力上昇により
芳香液を吐出できると共にノズル開口面に撥油性物質を
コーティングされた細管9と、電気信号に応じて細管内
の芳香液の少なくとも一部を沸騰できる急速加熱手段1
4とを備えることにより、小型であって気泡の侵入を防
止した香り発生装置を実現する。
境を制御する香り発生装置に関し、小型であって気泡の
侵入を防止した香り発生装置を実現することを目的とす
る。 【構成】 芳香液収納容器3と、この収納容器内の液面
より常に高位置とされた状態で一方の端を収納容器に連
結されかつ他端をノズル開口面とされて圧力上昇により
芳香液を吐出できると共にノズル開口面に撥油性物質を
コーティングされた細管9と、電気信号に応じて細管内
の芳香液の少なくとも一部を沸騰できる急速加熱手段1
4とを備えることにより、小型であって気泡の侵入を防
止した香り発生装置を実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機器、所謂エアコ
ン等に組み込まれ、居住空間やオフィス空間の香り環境
をコントロールできるようにした香り発生装置に関する
ものである。
ン等に組み込まれ、居住空間やオフィス空間の香り環境
をコントロールできるようにした香り発生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】エアコン等に香り発生装置を組み込み、
香り環境をコントロールするようにした空気調和装置と
しては、例えば特開平−1127828号公報に開示さ
れた装置がある。
香り環境をコントロールするようにした空気調和装置と
しては、例えば特開平−1127828号公報に開示さ
れた装置がある。
【0003】また、微量液体の吐出方法としては、ドロ
ップ・オン・デマンド型インクジェットヘッド等に使用
されているピエゾ駆動のインク液滴吐出装置がある。
ップ・オン・デマンド型インクジェットヘッド等に使用
されているピエゾ駆動のインク液滴吐出装置がある。
【0004】以下、図10及び図11について香り発生
装置に適用される従来の液滴発生装置を簡単に説明す
る。
装置に適用される従来の液滴発生装置を簡単に説明す
る。
【0005】図10は従来の香り発生装置の概念図で、
この香り発生装置は複数の香りを充填したボンベ200
を有し、制御回路500によってボンベ200の配管3
00途中に設けた電気的に作動する噴霧量制御弁400
を開閉し、所望の香りの種類と噴霧量を制御する。
この香り発生装置は複数の香りを充填したボンベ200
を有し、制御回路500によってボンベ200の配管3
00途中に設けた電気的に作動する噴霧量制御弁400
を開閉し、所望の香りの種類と噴霧量を制御する。
【0006】次に、図11はピエゾ駆動型の従来のイン
ク液滴吐出ヘッドを示し、振動板40に接着されたピエ
ゾ板30の両側に電気信号8を印加すると、ピエゾ板3
0が変位し、これと協動する振動板40の変位によって
供給通路11を介して供給された、圧力室50内のイン
クに急激な圧力上昇を生じ、圧力室50の壁面の一部に
設けられたノズル4より微小インク液滴を吐出させる。
ク液滴吐出ヘッドを示し、振動板40に接着されたピエ
ゾ板30の両側に電気信号8を印加すると、ピエゾ板3
0が変位し、これと協動する振動板40の変位によって
供給通路11を介して供給された、圧力室50内のイン
クに急激な圧力上昇を生じ、圧力室50の壁面の一部に
設けられたノズル4より微小インク液滴を吐出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の液滴発
生装置は、例えば香り発生装置に適用される場合、その
対象空間をオフィスビルとしており、装置としてかなり
大掛かりで、一般には香りの集中管理を目的とするもの
である。このため装置も大型で高価であり、また各個人
の好みについても対応できないという課題を有してい
る。
生装置は、例えば香り発生装置に適用される場合、その
対象空間をオフィスビルとしており、装置としてかなり
大掛かりで、一般には香りの集中管理を目的とするもの
である。このため装置も大型で高価であり、また各個人
の好みについても対応できないという課題を有してい
る。
【0008】また、ピエゾ振動子を用いた従来のインク
液滴吐出ヘッドは、例えば前述の香り吐出装置として利
用できるが、気泡を吸入すると吐出不能となるため、気
泡を除去するための機構や手段を別途装置に備えること
が必要となり、コストアップの要因となっていた。
液滴吐出ヘッドは、例えば前述の香り吐出装置として利
用できるが、気泡を吸入すると吐出不能となるため、気
泡を除去するための機構や手段を別途装置に備えること
が必要となり、コストアップの要因となっていた。
【0009】更に、気泡を除去する際に圧力室内の液体
を気泡と一緒に外部に排出しなければならないが、液体
として芳香液を用いたときには、排出された芳香液から
の香りの漏出が意図する所望の香り環境を阻害するとい
う課題がある。
を気泡と一緒に外部に排出しなければならないが、液体
として芳香液を用いたときには、排出された芳香液から
の香りの漏出が意図する所望の香り環境を阻害するとい
う課題がある。
【0010】本発明の目的は、前記問題点を解決するた
め、自動車、一般家庭やオフィスにおいて、各部屋に設
置するように作られた冷暖房機器に組み込める香り発生
装置を得るにある。
め、自動車、一般家庭やオフィスにおいて、各部屋に設
置するように作られた冷暖房機器に組み込める香り発生
装置を得るにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、芳香液収納容器と、一方の端を前記収納
容器に連結されかつノズル開口面とされた他端を前記収
納容器液面よりも常に高位置に置かれた細管と、電気信
号に応じて前記細管内の芳香液の少なくとも一部を沸騰
できる急速加熱手段と、前記収納容器と前記細管の間に
設けた前記芳香液の逆流防止手段とからなる香り発生装
置にある。
め、本発明は、芳香液収納容器と、一方の端を前記収納
容器に連結されかつノズル開口面とされた他端を前記収
納容器液面よりも常に高位置に置かれた細管と、電気信
号に応じて前記細管内の芳香液の少なくとも一部を沸騰
できる急速加熱手段と、前記収納容器と前記細管の間に
設けた前記芳香液の逆流防止手段とからなる香り発生装
置にある。
【0012】
【作用】前述した本発明の構成によると、芳香液の液面
より僅かに高位置にノズルを設けたので、細管の毛細管
作用で芳香液はノズル開口部まで吸い上げられ、ノズル
開口部に凹状のメニスカスを形成して安定状態となる。
より僅かに高位置にノズルを設けたので、細管の毛細管
作用で芳香液はノズル開口部まで吸い上げられ、ノズル
開口部に凹状のメニスカスを形成して安定状態となる。
【0013】例えば、細管半径rを0.05mm、液の表
面張力γを30dyne/cm、液の密度ρを0.9gr/c
m3、管壁に対する液の接触角θを5°、重力の加速度
gを980cm/sec2とした場合の吸い上げ高さhは、
h=2・γ・cosθ/r・ρ・gより約13.4mmとな
る。したがって、最大のノズル−液面間差を、13mm以
内にしておけば、ノズル部においては常に、メニスカス
は保持されているので、ノズルからの液垂れによる香り
の漏出や無駄な消費は防止できる。
面張力γを30dyne/cm、液の密度ρを0.9gr/c
m3、管壁に対する液の接触角θを5°、重力の加速度
gを980cm/sec2とした場合の吸い上げ高さhは、
h=2・γ・cosθ/r・ρ・gより約13.4mmとな
る。したがって、最大のノズル−液面間差を、13mm以
内にしておけば、ノズル部においては常に、メニスカス
は保持されているので、ノズルからの液垂れによる香り
の漏出や無駄な消費は防止できる。
【0014】芳香液を吐出するには、エアコン運転時に
リモコン等の制御ユニットを介して、吐出量に応じた位
置(ノズルからの距離)にある圧力発生手段であるヒー
ターに駆動信号を印加すると、ヒーター部細管が急激に
加熱されるため、細管内の芳香液が沸騰し、体積膨脹に
よる圧力上昇を生じる。このため、細管内の芳香液はヒ
ーター部を中心にして両側に押されるが、収納容器側に
は逆流防止手段が設けられているため、発生した圧力は
流体抵抗の小さいノズル側に作用し、ヒーターとノズル
間の芳香液は発生したガス圧でノズルより吐出される。
芳香液吐出後は、芳香液の静圧と毛細作用で、芳香液が
細管内にゆっくりと供給され、ノズル開口部でメニスカ
スを形成して安定する。
リモコン等の制御ユニットを介して、吐出量に応じた位
置(ノズルからの距離)にある圧力発生手段であるヒー
ターに駆動信号を印加すると、ヒーター部細管が急激に
加熱されるため、細管内の芳香液が沸騰し、体積膨脹に
よる圧力上昇を生じる。このため、細管内の芳香液はヒ
ーター部を中心にして両側に押されるが、収納容器側に
は逆流防止手段が設けられているため、発生した圧力は
流体抵抗の小さいノズル側に作用し、ヒーターとノズル
間の芳香液は発生したガス圧でノズルより吐出される。
芳香液吐出後は、芳香液の静圧と毛細作用で、芳香液が
細管内にゆっくりと供給され、ノズル開口部でメニスカ
スを形成して安定する。
【0015】
【実施例】以下、図1から図9を用いて本発明の実施例
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の第1実施例を
示し、各々が着脱自在のカセット型香り発生装置1は図
示していないエアコンの一部に取り付けられた、入力端
子用ソケットに入力端子2を差し込むことによってエア
コンに固定される。
示し、各々が着脱自在のカセット型香り発生装置1は図
示していないエアコンの一部に取り付けられた、入力端
子用ソケットに入力端子2を差し込むことによってエア
コンに固定される。
【0017】前記香り発生装置1は芳香液を収納する収
納容器3と前記芳香液の微小液滴を吐出するノズル4を
有する被覆部材5とで構成される。
納容器3と前記芳香液の微小液滴を吐出するノズル4を
有する被覆部材5とで構成される。
【0018】図2に示すように、前記香り発生装置1の
収納容器3には、休止時における香りの漏出を最小限に
おさえかつ、液の消費に伴う容積変化、温度変化や気圧
変化があっても収納容器内を芳香液の静圧に保つ通気孔
6が穿たれる。つまり、同収納容器3には、芳香液7、
例えば果物や花の香りを有する各種エステルやその混合
液等が収納されるけれども、収納容器3の底部には同芳
香液7の液滴を一端のノズル4から吐出させる少なくと
も一本の細管9が結合され、電気信号8の符号により動
作する金属、セラミックまたはガラス製の同細管9はフ
ィルタ10及び供給口11に接続される。また、前記細
管9の開口面にはテトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体(通称FEP)、テトラフルオ
ロエチレン重合体(通称PTFE)、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(通称PFA)等のフッ素樹脂系膜や示性式CF3(C
F 2)7(CH2)2(CH3)2Si(CH2)9S
iCl3、CF3(CF2)3(CH2)2(CH3)
2Si(CH2)9SiCl3、CF3(CH2)
2(CH3)2Si(CH2)16SiCl3やCF3
(CF2)7(CH2) 2SiCl3より形成される化
学吸着単分子膜の撥油性コーティング12が施される。
収納容器3には、休止時における香りの漏出を最小限に
おさえかつ、液の消費に伴う容積変化、温度変化や気圧
変化があっても収納容器内を芳香液の静圧に保つ通気孔
6が穿たれる。つまり、同収納容器3には、芳香液7、
例えば果物や花の香りを有する各種エステルやその混合
液等が収納されるけれども、収納容器3の底部には同芳
香液7の液滴を一端のノズル4から吐出させる少なくと
も一本の細管9が結合され、電気信号8の符号により動
作する金属、セラミックまたはガラス製の同細管9はフ
ィルタ10及び供給口11に接続される。また、前記細
管9の開口面にはテトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体(通称FEP)、テトラフルオ
ロエチレン重合体(通称PTFE)、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(通称PFA)等のフッ素樹脂系膜や示性式CF3(C
F 2)7(CH2)2(CH3)2Si(CH2)9S
iCl3、CF3(CF2)3(CH2)2(CH3)
2Si(CH2)9SiCl3、CF3(CH2)
2(CH3)2Si(CH2)16SiCl3やCF3
(CF2)7(CH2) 2SiCl3より形成される化
学吸着単分子膜の撥油性コーティング12が施される。
【0019】この撥油性コーティング12を施されたノ
ズル4面は、被覆材5に形成された凹部13の底に位置
されて、外力から保護される。
ズル4面は、被覆材5に形成された凹部13の底に位置
されて、外力から保護される。
【0020】前記被覆材5には細管9と細管9の一部を
加熱するヒータ14とそのリード線15および入力端子
2の一部が埋め込まれている。
加熱するヒータ14とそのリード線15および入力端子
2の一部が埋め込まれている。
【0021】なお、ノズル4部からヒータ14部までの
長さ11に対してヒータ14部から供給口11まで長さ
12は11長の1.5倍以上にしてある。
長さ11に対してヒータ14部から供給口11まで長さ
12は11長の1.5倍以上にしてある。
【0022】次に、図3を用いて前述した香り発生装置
1の動作について説明する。香り発生装置1が図示して
いないエアコン側にセットされると、ノズル4部の位置
が芳香液7の液面より低いため、ノズル4開口部には負
の静圧が作用する。しかしノズル4表面にはフッ素系の
撥油性コーティング12がしてあるため、表面張力が2
5dyne/cm前後の芳香液であっても、ノズル4からの液
垂れは発生せず、ノズル4開口部に凹状のメニスカスを
形成した状態が保持される(図3(a)参照)。
1の動作について説明する。香り発生装置1が図示して
いないエアコン側にセットされると、ノズル4部の位置
が芳香液7の液面より低いため、ノズル4開口部には負
の静圧が作用する。しかしノズル4表面にはフッ素系の
撥油性コーティング12がしてあるため、表面張力が2
5dyne/cm前後の芳香液であっても、ノズル4からの液
垂れは発生せず、ノズル4開口部に凹状のメニスカスを
形成した状態が保持される(図3(a)参照)。
【0023】このような状態において、図示していない
リモコン等を介したエアコン内の駆動制御回路から電気
信号8がヒータ14に印加されると、ヒータ14は発熱
し、これに接した部分の細管8は急激に加熱され細管9
内の芳香液7が壁面から沸騰し発泡し始める(図3
(b)参照)。
リモコン等を介したエアコン内の駆動制御回路から電気
信号8がヒータ14に印加されると、ヒータ14は発熱
し、これに接した部分の細管8は急激に加熱され細管9
内の芳香液7が壁面から沸騰し発泡し始める(図3
(b)参照)。
【0024】時間経過に従って発生した蒸気(泡)16
は急激に膨脹するから、この時に生じる圧力で管内の芳
香液7はヒータ14部を境にして左右に押される。この
場合、管長が長く流体抵抗の大きい供給口側(下側)に
は液が流れにくいので、圧力は管長の短い流体抵抗の小
さいノズル4側に作用し、ノズル4から芳香液7の液柱
17が押し出される(図3(c)参照)。
は急激に膨脹するから、この時に生じる圧力で管内の芳
香液7はヒータ14部を境にして左右に押される。この
場合、管長が長く流体抵抗の大きい供給口側(下側)に
は液が流れにくいので、圧力は管長の短い流体抵抗の小
さいノズル4側に作用し、ノズル4から芳香液7の液柱
17が押し出される(図3(c)参照)。
【0025】さらに、液柱17を成長させながら、蒸気
16の膨脹が進みノズル4まで達すると、液柱17はノ
ズル4から分離し、表面張力の作用で分裂し液滴となり
飛翔する(図3(d)参照)がこれと同時に、ノズル4
から高圧の香りの蒸気を噴き出した細管9内は大気圧に
戻る。
16の膨脹が進みノズル4まで達すると、液柱17はノ
ズル4から分離し、表面張力の作用で分裂し液滴となり
飛翔する(図3(d)参照)がこれと同時に、ノズル4
から高圧の香りの蒸気を噴き出した細管9内は大気圧に
戻る。
【0026】そして空中に吐出された芳香液は空気中に
漂って蒸発するか、図示していない液滴受けまたは加熱
板等に付着して蒸発することにより香り発生させること
になる。
漂って蒸発するか、図示していない液滴受けまたは加熱
板等に付着して蒸発することにより香り発生させること
になる。
【0027】空になった細管9部への芳香液の供給は芳
香液7の静圧と毛細管作用とによりゆっくりと行なわれ
るので、流入時の慣性によるノズル4からの芳香液7の
吐出は起こらない(図3(e)参照)。
香液7の静圧と毛細管作用とによりゆっくりと行なわれ
るので、流入時の慣性によるノズル4からの芳香液7の
吐出は起こらない(図3(e)参照)。
【0028】なお、前記実施例における芳香液の吐出量
は1本の細管から吐出する量をミニマム量とし、細管の
加熱数を制御することにより加減できる。
は1本の細管から吐出する量をミニマム量とし、細管の
加熱数を制御することにより加減できる。
【0029】(実施例2〜6)図4は本発明の第2実施
例であり、この実施例の場合、細管9をステンレススチ
ール等の電気抵抗体で構成して細管9自体をヒータ14
としてある。
例であり、この実施例の場合、細管9をステンレススチ
ール等の電気抵抗体で構成して細管9自体をヒータ14
としてある。
【0030】図5は本発明の第3実施例であり、この実
施例にあっては、前記逆流防止手段に絞り弁18を備え
ている。
施例にあっては、前記逆流防止手段に絞り弁18を備え
ている。
【0031】図6は本発明の第4実施例を示し、この実
施例にあっては、細管9の供給口11近傍に、逆流防止
手段として機能する逆止用ヒータ19を設けてある。
施例にあっては、細管9の供給口11近傍に、逆流防止
手段として機能する逆止用ヒータ19を設けてある。
【0032】図4から図6に示したこれらの実施例の作
用及び動作は、図2及び図3について前述した実施例と
同様であるので、重複を避けるため、詳細な説明は省略
する。
用及び動作は、図2及び図3について前述した実施例と
同様であるので、重複を避けるため、詳細な説明は省略
する。
【0033】なお、前述した各実施例における芳香液は
ヒータ14〜ノズル4間に充填された量を最小量とし、
吐出を繰り返すことによって望みの吐出量を制御でき
る。
ヒータ14〜ノズル4間に充填された量を最小量とし、
吐出を繰り返すことによって望みの吐出量を制御でき
る。
【0034】図7は本発明の第5実施例であり、この実
施例では、ボール逆止弁20を逆流防止手段として用い
ており、細管9を複数等分(11=12=13=14…
=L n)し、各々にヒータ141、142、143、1
44、…=14nを設けている。
施例では、ボール逆止弁20を逆流防止手段として用い
ており、細管9を複数等分(11=12=13=14…
=L n)し、各々にヒータ141、142、143、1
44、…=14nを設けている。
【0035】この実施例の作用及び動作は、第1実施例
の場合と同様であるので、重複した説明は省略するが、
前記構成との大きな違いは吐出量の制御が1回の吐出動
作でなされることである。即ち、例えば最小量を0.1mg
とすると、0.1mgだけ吐出したい場合は、ヒータ14
を、0.2mgだけ吐出したい場合は、ヒータ142を、0.
4mgだけ吐出したい場合はヒータ144を加熱すること
によって吐出が行なわれる。
の場合と同様であるので、重複した説明は省略するが、
前記構成との大きな違いは吐出量の制御が1回の吐出動
作でなされることである。即ち、例えば最小量を0.1mg
とすると、0.1mgだけ吐出したい場合は、ヒータ14
を、0.2mgだけ吐出したい場合は、ヒータ142を、0.
4mgだけ吐出したい場合はヒータ144を加熱すること
によって吐出が行なわれる。
【0036】因みに、この実施例の場合、内径0.1mm
の細管を使用した場合、芳香液0.1mgに相当する管長は
約13mm前後である。
の細管を使用した場合、芳香液0.1mgに相当する管長は
約13mm前後である。
【0037】図8は本発明の第6実施例であり、複数個
のノズル41〜4nを有する構成である。
のノズル41〜4nを有する構成である。
【0038】図9は本発明の第7実施例を示し、この実
施例においては、収納容器3内に連続気泡のスポンジ、
繊維マット等の充填材21を詰めてあるので、液揺れに
よる漏れを防止している。
施例においては、収納容器3内に連続気泡のスポンジ、
繊維マット等の充填材21を詰めてあるので、液揺れに
よる漏れを防止している。
【0039】なお、本発明は前記香り発生装置のみに限
定されるものではなく、高速応答性を要求されるインク
ジェット記録装置などの、液滴発生装置としても使用で
きることは勿論である。
定されるものではなく、高速応答性を要求されるインク
ジェット記録装置などの、液滴発生装置としても使用で
きることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、家庭用等の小型エアコンや自動車に搭載可能で、し
かも、着脱自在のカセット型の手軽な価格で家庭やオフ
ィスでの各部屋や車内を各人の好みにあった香り発生装
置を得ることができる。
と、家庭用等の小型エアコンや自動車に搭載可能で、し
かも、着脱自在のカセット型の手軽な価格で家庭やオフ
ィスでの各部屋や車内を各人の好みにあった香り発生装
置を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例による香り発生装置の斜
視図
視図
【図2】同香り発生装置の断面図
【図3】原理を説明するための同香り発生装置の要部断
面図
面図
【図4】本発明の第2実施例による香り発生装置の要部
断面図
断面図
【図5】本発明の第3実施例による香り発生装置の断面
図
図
【図6】本発明の第4実施例による香り発生装置の要部
断面図
断面図
【図7】本発明の第5実施例による香り発生装置の断面
図
図
【図8】本発明の第6実施例による香り発生装置の要部
断面図
断面図
【図9】本発明の第7実施例による香り発生装置の要部
断面図
断面図
【図10】従来の香り発生装置の全体図
【図11】従来のピエゾ駆動型のインクジェットヘッド
の断面図
の断面図
1 香り発生装置
2 入力端子
3 収納容器
4 ノズル
6 通気孔
7 芳香液
8 電気信号
9 細管
11 供給口
12 撥油性被膜
14 ヒータ
16 蒸気(泡)
18 絞り弁
19 逆止用ヒータ
20 ボール逆止弁
21 充填材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小川 一文
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 曽我 眞守
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 美濃 規央
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 赤嶺 育雄
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 久保 次雄
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 芳香液収納容器と、一方の端を前記収納
容器に連結されかつノズル開口面とされた他端を前記収
納容器液面よりも常に高位置におかれた細管と、電気信
号に応じて前記細管内の芳香液の少なくとも一部を沸騰
できる急速加熱手段と、前記収納容器と前記細管の間に
設けた前記芳香液の逆流防止手段とからなる香り発生装
置。 - 【請求項2】 ノズル開口面はテトラフルオロエチレン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロ
エチレン重合体やテトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂被
膜で形成されてなる請求項1記載の香り発生装置。 - 【請求項3】 ノズル開口面は示性式CF3(CF2)
7(CH2)2(CH 3)2Si(CH2)9SiCl
3、CF3(CF2)3(CH2)2(CH3)2Si
(CH2)9SiCl3、CF3(CH2)2(C
H3)2Si(CH 2)15SiCl3やCF3(CF
2)7(CH2)2SiCl3から形成される化学吸着
単分子膜である請求項1記載の香り発生装置。 - 【請求項4】 逆流防止手段は細管長を利用した流体抵
抗である請求項1記載の香り発生装置。 - 【請求項5】 逆流防止手段はボール弁である請求項1
記載の香り発生装置。 - 【請求項6】 逆流防止手段は絞り流体低抗弁である請
求項1記載の香り発生装置。 - 【請求項7】 逆流防止手段は加熱手段をも兼ねた請求
項1記載の香り発生装置。 - 【請求項8】 加熱手段は抵抗加熱である請求項1記載
の香り発生装置。 - 【請求項9】 加熱手段は細管自身の通電加熱である請
求項1記載の香り発生装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33795290 | 1990-11-30 | ||
JP2-337952 | 1990-11-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053909A true JPH053909A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=18313542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3314246A Pending JPH053909A (ja) | 1990-11-30 | 1991-11-28 | 香り発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053909A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537689A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-09 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | パルス式エーロゾル発生法 |
JP2015073873A (ja) * | 2013-10-12 | 2015-04-20 | 東邦インターナショナル株式会社 | 小型液体噴霧装置 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3314246A patent/JPH053909A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537689A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-09 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | パルス式エーロゾル発生法 |
JP2015073873A (ja) * | 2013-10-12 | 2015-04-20 | 東邦インターナショナル株式会社 | 小型液体噴霧装置 |
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