JPH053879A - 医療用ステープラー - Google Patents

医療用ステープラー

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JPH053879A
JPH053879A JP3038934A JP3893491A JPH053879A JP H053879 A JPH053879 A JP H053879A JP 3038934 A JP3038934 A JP 3038934A JP 3893491 A JP3893491 A JP 3893491A JP H053879 A JPH053879 A JP H053879A
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stapler
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staples
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貫司 松谷
Kimio Suzuki
君夫 鈴木
Masatoshi Fukuda
正俊 福田
Katsutoshi Sato
勝利 佐藤
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    • A61B17/068Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps
    • A61B17/0682Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying U-shaped staples or clamps, e.g. without a forming anvil
    • A61B17/0684Surgical staplers, e.g. containing multiple staples or clamps for applying U-shaped staples or clamps, e.g. without a forming anvil having a forming anvil staying above the tissue during stapling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C5/00Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】患部を縫合する際に患部に対するステープルの
方向設定を容易とする。成形されたステープルのステー
プラーからの離脱方向を規定する。本体に収納されたス
テープルが消費されたことを施術者に認識させる。操作
性を向上させたステープラーを提供する。 【構成】本体の外表面であってステープルの成形部と対
応する位置に患部を反射する反射部を設ける。本体の内
壁面と成形部材との間にステープルを離脱させる間隙を
形成する。ステープルに付勢手段による付勢力を伝達す
る押圧部材の先端に押圧突起を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は患部を縫合するための医
療用ステープラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より外科手術等にあっては、医療用
のステープルを用いて患部を縫合することが行われてい
る。このステープルを用いた場合、手術に於ける縫合時
間を短縮することが可能となり有利である。前記ステー
プルは直径が 0.5mm程度のステンレス線を所定の長さに
切断し、両端を略直角に折り曲げて脚及びクラウンを形
成したコ字状に構成されている。このステープルはクラ
ウンの長さが約10mm〜13mm程度に形成されている。
【0003】上記の如く構成されたステープルを用いて
患部を縫合する医療用ステープラー(以下『ステープラ
ー』という)は、射出成形等の方法によって成形された
本体の内部に、往復直線移動可能なラム及びラムの往動
方向前方に片持ち梁状に配置されたアンビルからなる成
形部が構成されている。アンビルはラムの移動方向に対
し交叉する方向に配設されている。またラムの先端には
幅方向にアンビルの幅及びステープルの太さに応じた切
欠部が形成され、この切欠部の両側にステープルを成形
するための成形突起部が形成されている。アンビルは本
体に対して固定されているものと、ステープルに対する
成形操作に応じてラムと共に移動するものとがある。本
体には複数のステープルが並列して収納されており、こ
れ等のステープルをステープルと略同一の形状に成形さ
れた押圧部材を介してバネ等によって付勢し、ステープ
ルの脚をアンビル近傍の本体壁面に押し付けることで先
頭のステープルをアンビル上に保持すると共に、先頭の
ステープルがステープラーから離脱したとき後続するス
テープルをアンビル上に供給し得るように構成されてい
る。アンビルと対向する本体壁には、成形されたステー
プルがバネ等の付勢力によってアンビルから容易に離脱
し得るように切欠が形成されている。この切欠は、未成
形状態のステープルの脚間寸法よりも小さく且つ成形さ
れたステープルの幅寸法よりも大きい幅寸法を有し、且
つステープルの脚長よりも充分に大きい高さ寸法を有し
ている。従って、切欠の両側の本体壁面によってアンビ
ル上にある未成形状態のステープルを保持すると共に、
成形されたステープルをこの切欠からステープラーの外
部に且つアンビルの延長方向に離脱させることが出来
る。
【0004】上記ステープラーを用いて縫合手術を行う
場合、施術者は一方の手でステープラーを把持し、他方
の手に把持した器具によって患部をつまみ寄せながら縫
合を行う。即ち、先頭のステープルがアンビル上にある
とき、施術者が本体に設けた駆動部材となるレバーを操
作してラムを前進させると、ラムに形成された成形突起
部がステープルと当接してこのステープルをアンビルの
幅方向両端部を基点として矩形状に成形し、この成形過
程に於いて患部を縫合する。アンビルが本体に固定され
た形式のステープラーでは、成形されたステープル、即
ち、縫合を終了したステープルは後続する他のステープ
ルによって押し出され、切欠を通ってステープラーから
離脱する。またアンビルがラムと共に移動する形式のス
テープラーでは、アンビルが退避方向に揺動することで
成形されたステープルがアンビルから離脱する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のステ
ープラーに用いられるステープルは極めて小さく、且つ
ステープル及び成形部が本体の内部に収納されているた
め、ステープルを縫合すべき患部に対し直交方向に一致
させると共にこのステープルの幅方向中心を患部と一致
させることが困難である。ステープルと患部とが一致し
ない状態で縫合した場合には縫合不良が生じ、患者に不
要な苦痛を与えることとなる。このため、施術者が患部
に接近して無理な姿勢で縫合を行っているのが実情であ
り、操作性を向上させたステープラーの開発が要求され
ている。
【0006】また上記従来のアンビルが本体に固定され
た形式のステープラーに於いて、アンビル上にあるステ
ープルには常にバネ等によるアンビルから離脱させる方
向への付勢力が作用している。従って、成形されたステ
ープルは前記付勢力によって本体に形成した切欠からア
ンビルの延長方向に飛び出す。然し、アンビルの長さは
ステープルの太さの2〜3倍程度であり、成形されたス
テープルはアンビルを離脱したと同時に自由な方向に飛
ぶこととなる。即ち、従来のステープラーでは、成形さ
れたステープルの飛び出し力は強く、且つ飛び出す距離
は管理されていないのが実情である。一方、施術者は手
術に際してステープラーが良好に作動するか否かを確認
するためにステープルのテスト成形を行うが、通常この
テスト成形は患部から離隔した位置で行われる。また縫
合手術の実施中であってもステープルの成形過程で患部
を刺通すること無く所謂空打ち状態となることがある。
このような場合に成形され且つアンビルから離脱したス
テープルが何処に飛んだかを確認することが出来ないと
いう問題がある。
【0007】また上記従来のステープラーに於いて、ス
テープラーに並列して収納されたステープルは、先頭に
位置するステープルから最後端に位置するステープルま
で略同様な状態で成形部から離脱することが好ましい。
然し、付勢力を伝達する押圧部材を合成樹脂材料の射出
成形等によって構成する場合、この押圧部材をステープ
ルの太さである 0.5mm程度の厚さに成形することが困難
であり、また剛性を付与する必要性からもステープルの
太さの2倍〜5倍程度の厚さとなるのが一般である。押
圧部材の厚さが厚すぎる場合、最後端に位置するステー
プルに対する成形が終了してラムが退避位置に上昇して
も、ラムに押圧部材が当接していてステープルに付勢力
が伝達されず、ステープルがアンビルから離脱しないと
いう問題がある。また押圧部材の厚さが適当である場
合、先頭のステープルから最後端に位置するステープル
を同様な状態で成形部から離脱させることが可能であ
る。然し、最後端に位置するステープルがアンビルから
離脱した場合、押圧部材は付勢手段による付勢力によっ
て、ステープルの脚と対応する部分が本体の壁部と当接
する。そしてステープラー内の全てのステープルが縫合
に費やされた場合であっても、施術者が回動部材を操作
すると、ラムの成形突起が押圧部材と当接してステープ
ルに対する成形時と同様な反力が作用し、施術者がステ
ープルの無くなったことに気付かずに縫合手術を進行さ
せる虞がある。
【0008】本発明の目的は上記各問題を解決したステ
ープラーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るステープラーは、本体の内部に構成され
た成形部にステープルを供給すると共に本体に設けられ
た駆動部材を操作することで成形部にあるステープルを
成形して患部を縫合する医療用ステープラーに於いて、
前記本体の縫合方向と対応する壁の外表面に縫合方向の
患部を反映する反射部を設けて構成されるものである。
【0010】また他のステープラーは、本体の内部に構
成された成形部にステープルを供給すると共に本体に設
けられた駆動部材を操作することで成形部にあるステー
プルを成形して患部を縫合する医療用ステープラーに於
いて、前記成形部にあるステープルにこの成形部から離
脱させる方向の付勢力を付与する付勢手段を設けると共
に成形されたステープルの離脱方向前方に障壁を設け、
前記成形部と障壁との間に成形されたステープルを通過
させるための間隙を形成したものである。
【0011】また他のステープラーは前記ステープラー
に於いて、前記障壁の外表面に患部を反映する反射部を
設けて構成されるものである。
【0012】また他のステープラーは前記各ステープラ
ーに於いて、往復直線移動可能に構成され且つ幅方向両
端に成形突起を有すると共に幅方向中央に突起を有する
ラムと前記ラムの前進方向に配置されたアンビルとから
なる成形部と、複数のステープルを並列して載置する載
置部材と、前記載置部材に載置されたステープルを成形
部の方向に付勢する付勢手段と、前記載置部材に載置さ
れたステープルの最後端に位置するステープルと当接し
て前記付勢手段による付勢力を伝達する押圧部材とを有
し、前記押圧部材の先端にステープルの脚と当接する押
圧突起及びラムに形成した成形突起及び突起の間でステ
ープルのクラウンの一部と当接する押圧突起を形成して
構成されるものである。
【0013】
【作用】上記第1のステープラーによれば、本体の内部
に構成された成形部に個別に或いは連続的にステープル
を供給すると共に、本体に設けられた駆動部材を操作す
ることで成形部にあるステープルを成形してこの成形過
程で患部を縫合することが出来る。また本体の縫合方向
と対応する壁(以下『正面壁』という)の外表面に反射
部を設けたので、この反射部に縫合方向の患部が反映さ
れ、これにより、施術者が成形部と患部との相対的な関
係を視認することが出来る。従って、成形部にあるステ
ープルを縫合すべき患部に対し直交方向に一致させると
共にステープルの中心を患部と一致させることが容易と
なり、ステープラーの操作性を向上させることが出来
る。
【0014】上記第2のステープラーによれば、第1の
ステープラーと同様にして患部を縫合することが出来
る。また成形部にあるステープルに付勢手段によって成
形部から離脱させる方向の付勢力を付与すると共に成形
されたステープルの離脱方向前方に障壁を設け、前記成
形部と障壁との間に成形されたステープルを通過させる
ための間隙を形成したので、成形されたステープルを強
制的に成形部から離脱させると共に、間隙を通してステ
ープラーの外部に離脱させることが出来る。即ち、成形
されたステープルは、このステープルに付与された付勢
力によって成形部から飛び出し、前方に設けられた障壁
と衝突する。このとき、ステープルの運動エネルギは障
壁によって吸収されて飛び出し力が弱まり、また飛び出
し方向は障壁と成形部との間に形成される間隙の方向に
よって規制される。このため、空打ち状態で成形された
ステープルがステープラーから飛び出しても、このステ
ープルを探し出し或いは確認することが容易となり、縫
合手術を円滑に実施することが出来る。
【0015】上記第2のステープラーに於いて、前記障
壁の外表面に縫合すべき患部を反映する反射部を設けた
ので、縫合手術を実施するに際し、施術者がステープラ
ーに設けた反射部の下端を縫合すべき患部に接近させ、
或いは接触させることによって、縫合方向の患部を反射
部に連続した線状に反映させることが出来る。このた
め、施術者が縫合方向の患部と反映された患部とを視認
しつつ、両者が一直線状上にあるように、且つ患部が本
体の中央に位置するようにステープラーの位置を調整す
ることによって、ステープラーを縫合すべき患部に対し
正確な位置に設定することが出来る。即ち、施術者は患
部及びステープラーの斜め上方に位置していても、ステ
ープラーが患部に対して正確な位置にあるか否かを判断
することが可能となり、従って、患部に対するステープ
ラーの位置を正確に設定することが出来る。このため、
ステープラーの操作性をより向上させることが出来る。
【0016】上記各ステープラーに於いて、本体に並列
して収納された複数のステープルに付勢手段による付勢
力を伝達する押圧部材の先端に、ステープルの脚と当接
する押圧突起及びラムに形成した成形突起及び突起の間
でステープルのクラウンの一部と当接する押圧突起を形
成したので、押圧部材の厚さが厚い場合であってもこの
押圧部材がラムと接触することが無く、従って、成形さ
れたステープルを確実に成形部から離脱させることが出
来る。またステープラーに収納されたステープルを全て
消費した場合、押圧部材は先端に形成された押圧突起が
本体の壁部と当接してその位置を保持する。このとき、
施術者が成形操作を行った場合であってもラムが押圧部
材と当接することが無く、従って、施術者に成形操作時
と同様な反力を感じさせることがない。このため、施術
者はステープラーに収納されたステープルを全て消費し
たとして認識することが可能となり、ステープラーの操
作性を向上させることが出来る。
【0017】
【実施例】以下上記手段を適用したステープラーについ
て図を用いて説明する。図1は本実施例に係るステープ
ラーの断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3はステ
ープラーの外観斜視図、図4は要部の拡大正面図、図5
は要部の拡大側面図、図6はシュートの説明図、図7は
ステープルの説明図、図8は本実施例に係るステープラ
ーを用いて縫合手術を実施する際の説明図である。本実
施例に係るステープラーは、図7に示す医療用のステー
プル1を用い、このステープル1を矩形状に成形して患
部を縫合するためのものである。ステープル1は縫合す
べき患部(傷口)に対して直交方向に且つ中心が傷口と
一致するように配置された後、成形されてこの成形過程
で傷口を縫合するものである。そして傷口を縫合した
後、ステープラーは施術者によって縫合方向に移動され
て新たな傷口を縫合する。従って、以後縫合方向とは傷
口に沿った方向であって、これから縫合すべき方向をい
うものとする。このステープラーは、縫合手術を実施す
る際の操作性を向上させたものであって、本体2の正面
壁8に縫合方向の患部を反映する反射部11を設けて構成
されている。またこのステープラーは、成形部に於いて
成形されたステープル1が成形部から飛び出す際に、こ
のステープル1の飛び出し力及び飛び出し方向をアンビ
ル3の前方に設けた障壁8b及び間隙12によって規制し
得るように構成されている。このため、施術者は反射部
11を視認することで容易に縫合すべき患部に対し成形部
にあるステープル1を直交方向に一致させると共にステ
ープル1の幅方向の中心を一致させることが可能であ
り、また空打ち状態で成形されたステープル1がステー
プラーから飛び出しても、このステープル1を容易に確
認することが可能である。
【0018】先ず、図7により医療用に用いられるステ
ープル1について説明する。ステープル1は生体組織を
刺通して所定期間生体を縫合するものである。このた
め、生体に悪影響を及ぼすことが無く、且つ適度な強度
と、良好な成形性を持った材料によって形成される。現
在ではステンレス鋼線、特に発錆の虞の無いオーステナ
イト系ステンレス鋼線を用いるのが一般である。ステー
プル1は、約 0.5mmのステンレス鋼線をサイズに応じた
長さに切断し、生体組織に対する刺通性を向上させるた
めに両端を尖端加工すると共に所定の長さで略直角方向
に折り曲げて脚1aを形成している。そして脚1aを接
続する直線部分をクラウン1bとし、このクラウン1b
を後述するアンビル3によって支持しつつラム4によっ
て折り曲げることで矩形状に成形して患部を縫合するも
のである。
【0019】次に、図1及び図2によりステープラーの
全体構成について説明する。合成樹脂材料によって成形
された本体2の所定位置にアンビル3が配置されてお
り、アンビル3と対向してラム4が矢印a,b方向に往
復移動可能に設けられている。そしてこれ等のアンビル
3とラム4によってステープル1に対する成形部を構成
している。アンビル3はアンビルプレート5の先端に該
アンビルプレート5の一部として形成されている。そし
てアンビルプレート5を本体2に形成した溝2a,2b
に嵌合することによってアンビル3を固定している。複
数のステープル(1〜1n)がアンビルプレート5を跨
座するように並列されている。そして後端に位置するス
テープル1nに押圧部材となるシュート6が当接してお
り、このシュート6を付勢手段となるねじりバネ7によ
って図1に示す矢印c方向に付勢することで、先頭に位
置するステープル1をアンビル3から離脱させる方向に
付勢している。従って、アンビル3上にあるステープル
1が成形されて該アンビル3から離脱したとき、後続す
る他のステープル1がアンビル3上に供給される。
【0020】本体2の縫合方向と対応する壁である正面
壁8には、ステープル1の脚1a間の距離よりも小さい
幅を有し且つ本体2に固定されたアンビル3の上面と略
等しい高さを有する開口9が形成されている。正面壁8
に開口9を形成することによって、この開口9の幅方向
両側にラム4の移動方向に沿った壁部10が形成され、ま
た高さ方向の端部に沿って正面壁8の縁部8aが形成さ
れる。そして壁部10の内面にアンビル3上にある未成形
状態のステープル1の脚1aが当接することで、このス
テープル1はアンビル3上に保持される。
【0021】正面壁8の外表面には、この正面壁8に形
成された縁部8aから所定範囲にわたって、縫合方向前
方の患部を反映するための反射部11が設けられている。
また正面壁8に形成された縁部8aの内面には所定角度
の勾配を持った障壁8bが形成され、この障壁8bによ
って成形部を構成するアンビル3と本体2との間に間隙
12が形成されている。
【0022】ラム4はバネ13によって矢印b方向に付勢
されたスライダー14に取り付けられており、本体2に回
動可能に取り付けたレバー15の回動に応じて矢印a,b
方向に移動するように構成されている。即ち、スライダ
ー14にカムフォロアー14aが形成されており、レバー15
にカム面15aが形成されている。そしてカム面15aにバ
ネ13によって付勢されたカムフォロアー14aが常時接触
することで、レバー15の時計方向への回動に応じてラム
4が矢印a方向に前進し、またレバー15の反時計方向へ
の回動に応じてラム4が矢印b方向に後退するように構
成している。
【0023】前記アンビル3はラム4の退避方向(ラム
4の移動方向に対し上方)に向かって所定角度傾斜した
状態で構成されている。このようにアンビル3をラム4
の退避位置方向に傾斜させることによって、アンビル3
上にあり且つねじりバネ7によって矢印c方向に付勢さ
れているステープル1にラム4の前進に伴って成形力を
作用させたとき、この成形力に応じて矢印c方向に対抗
する分力を発生させることが可能である。このため、ス
テープル1にラム4による成形力が作用している間、ね
じりバネ7による付勢力を前記分力によって相殺するこ
とが可能となり、安定した成形を実施することが可能と
なる。
【0024】本実施例に於いて、アンビル3とステープ
ル1との接点から該アンビル3の先端までの距離(張出
長さ)をステープル1の太さの1/2に設定している。
アンビル3の張出長さを上記の如く設定することによっ
て、アンビル3及びアンビルプレート5に複数のステー
プル1が並列し、且つこれ等のステープル1がねじりバ
ネ7によって矢印c方向に付勢されている場合、アンビ
ル3上にあるステープル1に対する成形が終了し、ラム
4が矢印b方向に後退して該ステープル1に対する成形
力の作用が解除されたとき、成形が終了したステープル
1を後続する他のステープル1によってアンビル3から
押し出すことで離脱させることが可能である。従って、
患部を縫合したステープル1が容易にアンビル3から離
脱するため、縫合を終了したステープラーを患部から真
っ直ぐ上昇させることで縫合位置から離脱させることが
可能となる。即ち、従来のステープラーでは、アンビル
の長さがステープルの太さの2〜3倍程度を有していた
ため、患部に対する縫合を終了したステープルがアンビ
ルから離脱することが無く、このため、患部からステー
プラーを離脱させるには、このステープラーを一度後方
に移動させることが必要であった。然し、本実施例に係
るステープラーでは、この操作を省略することが可能で
あり、従って、施術者の負担を軽減させることが可能で
ある。
【0025】前記ラム4の先端には幅方向両端に夫々ス
テープル1のクラウン1bを折り曲げ成形するための成
形突起4aが形成されている。また前記成形突起4aを
接続する接続辺の略中央にステープル1のクラウン1b
の中央部を成形突起4aによる折り曲げ方向と反対方向
に変形させるための突起4bが形成されている。ラム3
に突起4bを形成することによって、アンビル3上にあ
るステープル1を成形する過程で、このステープル1の
クラウン1bがアンビル3の幅方向両端を支点とする弓
状の変形状態を呈したとき、前記突起4bによってクラ
ウン1bに逆方向の変形を与えることが可能となる。そ
してこの変形によって、ステープル1が矩形状に成形さ
れたとき、脚1aが元の状態に戻ろうとする力とクラウ
ン1bが元の状態に戻ろうとする力とを相殺させて成形
されたステープル1に作用する全体のスプリングバック
を減少させることが可能である。
【0026】次に本発明の特徴とする構成を具体的に説
明する。図3に示すように反射部11は本体2の正面壁8
の外表面であって正面壁8に形成された開口9の縁部8
aから所定範囲にわたって設けられている。反射部11は
図8に示すように、施術者がステープラーを縫合すべき
患部に対し所定位置にセットしたとき、縫合方向であっ
て且つステープラー近傍の患部を反映するものである。
このため、施術者はステープラー近傍の傷口と反射部11
に反映された傷口とを視認しつつ縫合手術を実施するこ
とが可能となる。即ち、ステープル1を縫合すべき患部
に対して直交方向に一致させると共にステープル1の中
心を傷口に対して一致させて、良好な縫合手術を行うこ
とが可能となる。即ち、ステープラー近傍の傷口と反射
部11に反映された傷口とが一直線上にある場合、ステー
プル1は傷口に対し直交方向に一致したこととなる。ま
たステープラー近傍の傷口と反射部11に反映された傷口
とが屈折した状態となっている場合、ステープル1は傷
口に対し直交方向に一致していないこととなる。従っ
て、施術者はステープラーに接近すること無く傷口に対
してステープル1が直交方向にあるか否かを判断するこ
とが可能である。また施術者が傷口をピンセット等の器
具によって摘み合わせ、この傷口の近傍に反射面11の下
端である縁部8aが接するようにステープラーを配置す
ると、傷口が反射面11に反映する。従って、傷口の反映
像の下端部を開口9の幅方向中央に位置させることでス
テープル1の中央と傷口を一致させることが可能であ
る。従って、施術者はステープラー近傍の傷口と反射部
11に反映された傷口が一直線上にあること、及びこの傷
口の反映像の下端部が切欠9の中央にあることを確認す
ることで、ステープル1を傷口に対して直交方向に一致
させると共にステープル1の中心を傷口に一致させるこ
とが可能である。このため、ステープラーの操作性が向
上し、且つ縫合手術に要する時間を短縮することが可能
となる。
【0027】本実施例に於いて、反射部11は正面壁8の
所定部分に鏡面状に形成した『ネーマ紙』と呼ばれるラ
ベル或いはシールを貼着することによって形成してい
る。然し、この構成に限定されるものでは無く、例え
ば、鏡面状に研磨したステンレスシート,鏡面状のアル
ミニウム箔等の金属ホィル,金属フィルム,金属シート
等を貼着して構成しても良く、また本体2の正面壁8に
アルミニウム蒸着等を施すことによって構成しても良
い。即ち、反射部11を構成するための手段については特
に限定するものではない。
【0028】本実施例に於いて、反射部11は図4に示す
ように正面壁8の中心と一致して形成した矢印状の反射
部11aと、反射部11aの矢の部分の両側に形成した三角
状の反射部11bとによって構成している。反射部11をこ
のように構成することによって、反射部11aの先端とス
テープル1の幅方向中心とが一致することとなる。従っ
て、ステープル1の中心と縫合すべき傷口とを一致させ
ることが容易となり、ステープラーの操作性をより向上
させることが可能となる。然し、この構成に限定するも
のでは無く、反射部11を平面状或いは他の形状に構成し
ても良いことは当然である。更に、反射部11の面積も特
に限定するものでは無く、少なくとも正面壁8の外表面
であって、縁部8aから所定範囲にわたって形成されれ
ば良い。従って、正面壁8の全ての外表面に反射部11を
形成しても差支えはない。
【0029】本実施例では、反射部11を設けたステープ
ラーとしてアンビル4が本体2に固定された形式のもの
について説明したが、この形式に限定すべきものでは無
く、アンビル上にあるステープルを成形する際の成形操
作に応じてアンビルがラムと共に移動する形式のステー
プラーに用いることが可能であることは当然である。更
に本実施例では、反射部11を設けたステープラーとして
アンビル4がステープル1の供給方向上流側から片持ち
梁状に構成された形式のものについて説明したが、この
形式に限定されるものでは無く、例えばステープルの供
給方向下流側上方に固定された部材を下方に向かって延
設すると共に、この延設部分を上流側に折り曲げてアン
ビルを構成しても良く、またこのアンビルを上下方向に
移動可能に構成しても或いは揺動可能に構成しても良
い。即ち、本発明に係る本体2の正面壁8に反射部11を
設けることは、アンビル及びラムの形式,ステープルに
対する成形方式の如何に係わらず適用することが可能で
ある。
【0030】図5に示すように、正面壁8は縁部8aが
アンビル3と対向する位置まで延設されている。正面壁
8の内面はラム4のガイドとしての機能を有しており、
ガイドとしての機能位置から縁部8aまでの間に所定の
角度を持った勾配面を形成することによって、この勾配
面とアンビル3との間に間隙12を形成すると共に、勾配
面を障壁8bとして形成している。間隙12はステープル
1の太さよりも大きい寸法を持って形成されており、成
形されたステープル1を間隙12を通ってステープラーか
ら外部に離脱させることが可能である。また空打ち状態
で成形されたステープル1が矢印c方向の付勢力によっ
てアンビル3から飛び出すとき、このステープル1は間
隙12を通って障壁8bと衝突する。このとき、ステープ
ル1の運動エネルギが障壁8bに吸収されて飛び出し力
が弱くなり、且つ間隙12によって飛び出し方向が間隙12
に沿った方向、即ち、下方のみとなるように規制され
る。従って、空打ち状態で成形され且つ矢印c方向の付
勢力によってアンビル3から離脱したステープル1は、
弱い飛び出し力を持って略一定の方向に飛び出すことと
なり、縫合手術中に空打ち状態が生じてもステープラー
から飛び出したステープル1を探し出すことが容易とな
る。
【0031】本実施例に於いて、正面壁8の縁部8aを
アンビル3の上面と略等しい位置に構成した。然し、こ
の構成に限定されるものでは無く、前記縁部8aをアン
ビル3の上面よりも下方に形成しても良い。この場合に
は、成形されたステープル1の飛び出し方向をより狭い
範囲に規制することが可能となり、また正面壁8に設け
られる反射部11をより傷口に接近した位置から形成する
ことが可能となる。
【0032】アンビルプレート5上に配列された複数の
ステープル1〜1nにねじりバネ7による付勢力を伝達
する押圧部材となるシュート6の先端部分は図6に示す
ように形成されている。即ち、シュート6の先端にステ
ープル1のクラウン1bと対応する位置であって且つラ
ム4の成形突起4a及び突起4bを避ける位置に夫々ス
テープル1の太さよりも大きく且つ突起4bの高さより
も小さい厚さを持った押圧突起6aを形成すると共に、
ステープル1の脚aと対応する位置に、該脚1aを押圧
する押圧突起となる脚部6bを形成し、この脚部6bの
先端と押圧突起6aの先端とが同一平面上に配置される
ように構成している。従って、ねじりバネ7の付勢力は
押圧突起6a及び脚部6bからステープル1に伝達さ
れ、これにより、ステープル1に対しアンビル3から離
脱する方向に付勢力を付与することが可能である。また
ステープラーに収納されたステープル1を全て消費した
場合、シュート6は脚部6bが壁部10と当接すること
で、その位置を保持することが可能である。そしてこの
状態でラム4が矢印a方向に下降しても、成形突起4a
がシュート6と当接することが無く、施術者に違和感を
与えることとなり、従って、施術者にステープラー内の
ステープルが全て消費されていることを認識させること
が可能となる。尚、押圧突起6aの形状は図に示すよう
な角状に限定されるものでは無く、円弧状の突起であっ
ても良い。
【0033】次に、上記の如く構成されたステープラー
を用いて傷口を縫合する場合について説明する。図8に
示すように、傷口をピンセット等の器具によってつまみ
寄せ、この部位にステープラーを一致させる。このと
き、施術者が本体2の正面壁8に設けた反射部11に反映
された傷口とステープラー近傍の傷口とが直線状となる
ようにステープラーを操作することで、ステープル1を
傷口に対して直交方向に一致させると共に傷口の反映像
の下端部をステープラーの幅方向の中心に一致させる。
即ち、図4に於いて反射面11に映る傷口の反映像が矢印
11aの先端を通るようにステープラーを操作することに
よって、ステープルの中心に傷口を一致させることが可
能である。この操作を行うに際し施術者はステープラー
に接近する必要が無く、従って、施術者に無理な姿勢を
強いることが無い。
【0034】上記状態でレバー15を時計方向に回動させ
ると、この回動に応じてラム4が矢印a方向に前進し、
ラム4の成形突起4aがステープル1のクラウン1bと
当接して成形を開始する。ラム3が更に前進すると、ス
テープル1はアンビル3の両端と接触する位置で屈曲
し、脚1aが互いに接近して矩形状に成形される。この
成形過程に於いてステープル1によって傷口を縫合す
る。このとき、ステープル1のアンビル3と対向するク
ラウン1bは弓状の弾性変形状態を維持しているが、ク
ラウン1bの中央をラム4の突起4bによって逆方向に
塑性変形させることで、この変形によるスプリングバッ
クと、矩形状に成形したときのスプリングバックとを相
殺して折り曲げられたクラウン1bとラム4の成形突起
4aの側面との間に生じる摩擦抵抗を減少させている。
【0035】ラム4によるステープル1に対する成形の
完了に伴って傷口に対する縫合が完了する。そしてラム
4が矢印b方向に後退すると、成形されたステープル1
はねじりバネ7による矢印c方向の付勢力によってアン
ビル3から離脱し、間隙12内に移動する。従って、施術
者がステープラーを上方に持ち上げることによって、こ
のステープラーを縫合部位から離隔させることが可能で
ある。傷口の縫合に際して何らかの理由により、ステー
プラーが空打ち状態になった場合、成形されたステープ
ル1は矢印c方向に作用する付勢力によってアンビル3
から飛び出す。このとき、ステープル1は正面壁8の内
面に形成した障壁8bと衝突し、間隙12内を通ってステ
ープラーの下方に落下する。従って、施術者はステープ
ラーの下方を探すことで、落下したステープル1を容易
に確認することが可能であり、またこのステープル1を
落下した位置から排除することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
第1のステープラーによれば、本体の内部に構成された
成形部にステープルを供給すると共に、本体に設けられ
た駆動部材を操作することで成形部にあるステープルを
成形してこの成形過程で患部を縫合することが出来る。
また本体の正面壁の外表面に反射部を設けたので、この
反射部に縫合方向前方であってステープラー近傍の患部
が反映され、これにより、施術者が成形部と患部との相
対的な関係を視認することが出来る。従って、成形部に
あるステープルを縫合すべき患部に一致させることが容
易となり、ステープラーの操作性を向上させることが出
来る。
【0037】上記第2のステープラーによれば、第1の
ステープラーと同様にして患部を縫合することが出来
る。また成形部にあるステープルに付勢手段によって成
形部から離脱させる方向の付勢力を付与すると共に成形
されたステープルの離脱方向前方に障壁を設け、前記成
形部と障壁との間に成形されたステープルを通過させる
ための間隙を形成したので、成形されたステープルを強
制的に成形部から離脱させると共に、間隙を通してステ
ープラーの外部に離脱させることが出来る。このため、
空打ち状態で成形されたステープルがステープラーから
飛び出しても、このステープルを探し出し或いは確認す
ることが容易となり、縫合手術を円滑に実施することが
出来る。
【0038】上記第2のステープラーに於いて、前記障
壁の外表面に縫合すべき患部を反映する反射部を設ける
ことによって、縫合手術を実施するに際し、縫合方向の
患部を反射部に連続した線状に反映させることが出来
る。このため、施術者が縫合方向の患部と反映された患
部とを視認しつつ、ステープラーの位置を調整すること
によって、ステープラーを縫合すべき患部に対し正確な
位置に設定することが出来る。また空打ち状態でステー
プルが成形された場合に、ステープラーから離脱したス
テープルを容易に確認することが出来る。従って、ステ
ープラーの操作性をより向上させることが出来る。
【0039】上記各ステープラーに於いて、押圧部材の
先端にステープルの脚と当接する押圧突起及びステープ
ルのクラウンの一部と当接する押圧突起を形成すること
によって、押圧部材の厚さが厚い場合であっても成形さ
れたステープルを確実に成形部から離脱させることが出
来る。またステープラーに収納されたステープルを全て
消費した場合には、施術者が成形操作を行った場合であ
ってもラムが押圧部材と当接することが無く、施術者に
成形操作時と同様な反力を感じさせることがない。この
ため、施術者にステープラーに収納されたステープルを
全て消費したことを認識させることが可能となり、ステ
ープラーの操作性を向上させることが出来る等の特徴を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るステープラーの断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】ステープラーの外観斜視図である。
【図4】要部の拡大正面図である。
【図5】要部の拡大側面図である。
【図6】シュート先端の説明図である。
【図7】ステープルの説明図である。
【図8】縫合手術を実施する際の説明図である。
【符号の説明】
1はステープル、1aは脚、1bはクラウン、2は本
体、3はアンビル、4はラム、4aは成形突起、4bは
突起、5はアンビルプレート、6はシュート、6aは押
圧突起、6bは脚部、7はねじりバネ、8は正面壁、8
aは縁部、8bは障壁、9は開口、10は壁部、11は反射
部、12は間隙、13はスライダー、14はバネ、15はレバー
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勝利 栃木県塩谷郡高根沢町大字中阿久津743 株式会社松谷製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の内部に構成された成形部にステー
    プルを供給すると共に本体に設けられた駆動部材を操作
    することで成形部にあるステープルを成形して患部を縫
    合する医療用ステープラーに於いて、前記本体の縫合方
    向と対応する壁の外表面に縫合方向の患部を反映する反
    射部を設けたことを特徴とした医療用ステープラー。
  2. 【請求項2】 本体の内部に構成された成形部にステー
    プルを供給すると共に本体に設けられた駆動部材を操作
    することで成形部にあるステープルを成形して患部を縫
    合する医療用ステープラーに於いて、前記成形部にある
    ステープルにこの成形部から離脱させる方向の付勢力を
    付与する付勢手段を設けると共に成形されたステープル
    の離脱方向前方に障壁を設け、前記成形部と障壁との間
    に成形されたステープルを通過させるための間隙を形成
    したことを特徴とした医療用ステープラー。
  3. 【請求項3】 前記障壁の外表面に患部を反映する反射
    部を設けたことを特徴とした請求項2記載の医療用ステ
    ープラー。
  4. 【請求項4】 往復直線移動可能に構成され且つ幅方向
    両端に成形突起を有すると共に幅方向中央に突起を有す
    るラムと前記ラムの前進方向に配置されたアンビルとか
    らなる成形部と、複数のステープルを並列して載置する
    載置部材と、前記載置部材に載置されたステープルを成
    形部の方向に付勢する付勢手段と、前記載置部材に載置
    されたステープルの最後端に位置するステープルと当接
    して前記付勢手段による付勢力を伝達する押圧部材とを
    有し、前記押圧部材の先端にステープルの脚と当接する
    押圧突起及びラムに形成した成形突起及び突起の間でス
    テープルのクラウンの一部と当接する押圧突起を形成し
    たことを特徴とした請求項1乃至3何れかに記載の医療
    用ステープラー。
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