JPH0538672A - 可変型ローラバニシング装置 - Google Patents

可変型ローラバニシング装置

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Publication number
JPH0538672A
JPH0538672A JP19668391A JP19668391A JPH0538672A JP H0538672 A JPH0538672 A JP H0538672A JP 19668391 A JP19668391 A JP 19668391A JP 19668391 A JP19668391 A JP 19668391A JP H0538672 A JPH0538672 A JP H0538672A
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JP
Japan
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mandrel
tool unit
roller
taper
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP19668391A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kawa
友宏 側
Akira Hara
章 原
Masato Morimoto
正人 森本
Takafumi Asada
隆文 浅田
Saburo Kubota
三郎 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19668391A priority Critical patent/JPH0538672A/ja
Publication of JPH0538672A publication Critical patent/JPH0538672A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度の内径円筒度を得ことができ、さらに
マンドレルの破損を防止することができ、安全性の高い
ローラバニシング装置を提供すること。 【構成】 テーパローラ1と、先端部にこのテーパロー
ラ1と逆のテーパを有するマンドレル2と、複数の前記
テーパローラを支持するガイド筒3とでツールユニット
本体7のヘッド部7aを構成し、前記テーパローラ1と
前記マンドレル2の先端部が互いの周側面にて接すると
共に、マンドレル2の上下位置によってテーパローラ1
の外接円径が変化する一方、ツールユニット本体7全体
が加工位置と非加工位置との間で往復動するローラバニ
シング装置において、マンドレル2をツールユニット本
体7に上下動自在に支持すると共に、前記マンドレル2
を上下動させる駆動手段12をツールユニット本体7の
駆動手段と独立して設けたことを特徴とし、さらにツー
ルユニット本体7に、そのヘッド部7aにかかる荷重を
検出する圧力検出手段13を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器や映像機器の
小型回転駆動部等の支持部材や最近特に注目される動圧
流体軸受等に応用される精密な内径仕上げ加工方法とし
て知られるローラバニシング加工法の実用化装置に関す
るものである。ローラバニシングは金属表面にローラを
転圧することにより微小な塑性変形を発生させ、仕上げ
面の平滑度を向上すると共に、加工硬化を伴い耐摩耗性
を向上させるという特徴があり、この加工方法は広く活
用されつつある。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器、AV機器のコンパクト
化、軽量化、高速化など品質向上を急務とするニーズに
伴い、回転駆動系にも同様に高性能化が望まれるように
なっている。例えば、FDDの駆動軸に流体軸受を使用
したり、ビデオのシリンダにも同様の機能を持たせるよ
うになった。これらは動圧流体軸受が多く、軸と軸受け
の間に高精度なエアギャップを形成することにより支持
することが可能である。
【0003】この軸と軸受の加工方法には多種多様な加
工方法があるが、一般に加工が困難とされている軸受側
にはボールバニシング方法やローラバニシング方法が用
いられている。
【0004】以下、従来のローラバニシング装置につい
て図4及び図5を参照して説明する。
【0005】図4において、31はテーパローラで、複
数個平行に転動するようにガイド筒33の先端部にて支
持されている。ガイド筒33は、軸受36と共にツール
ユニット本体37に挿入され、バネ34を介してキャッ
プ35にて回転可能に取り付けられている。前記ガイド
筒33の内部には、シャフト39に突設され、先端部に
テーパローラ31と逆のテーパを有する先細のテーパピ
ンであるマンドレル32がある。
【0006】前記テーパローラ31とマンドレル32の
先端部とは、互いに周側面にて接し、マンドレル32の
上下位置によってその外接円径ΦCが決定される。すな
わちマンドレル32の上部でテーパローラ31が接する
と、テーパローラ31どうしが離れるのでその外接円径
が大きくなり、反対にマンドレル32の下部でテーパロ
ーラ31が接すると、テーパローラ31どうしが近づく
のでその外接円径が小さくなる。そしてこれらテーパロ
ーラ31、マンドレル32及びガイド筒33によってツ
ールユニット本体37のヘッド部37aが構成されてい
る。前記シャフト39の周側面にはネジ39aが設けら
れており、ツールユニット本体37及びナット38によ
ってある一定の位置に係止され、マンドレル32の位置
が固定されて上記のようにテーパローラ31の外接円径
(加工円径)が決定される。
【0007】次に、以上のように構成されたローラバニ
シング装置の動作について説明する。図5は、ローラバ
ニシング加工開始時を表す斜視図である。
【0008】まず、前工程にて加工された被加工物42
の内径に対して、ローラバニシングの加工量を決定し加
工仕上げ径を決める。次いでナット38を緩めてシャフ
ト39を回転させ、マンドレル32を上下方向に移動さ
せてテーパローラ31を加工仕上げ径に設定した後、ナ
ット38を閉めてマンドレル32を固定する。チャック
(図示せず)等で把持してv方向に回転させた被加工物
42に、ノズル41より切削油40を滴下し、一定の速
度でツールユニット本体37を下降させて加工位置に移
動させ、ヘッド部37aを挿入する。ヘッド部37aが
被加工物42に貫通した後、ヘッド部37aを上昇させ
て非加工位置に戻し、ローラバニシング加工を終了す
る。この加工によって、被加工物42は鏡面の仕上げ面
粗さを得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、ローラバニシング加工時にその加工径
を決定する場合、マンドレル32の位置を調節した後マ
ンドレル32がツールユニット本体37に固定されるの
で、テーパローラ31の外接円径はバニシング加工中固
定されたままになる。よって、被加工物42が前工程に
おいて加工された状態の差異に応じた最適な加工量を得
ることが難しいため、均一な円筒度を持つ加工品を得る
ことが困難であるという問題があった。さらに、被加工
物が小型、軽量、薄肉になり、高性能な軸受が要求され
るようになっているため、従来の加工精度では不十分で
ある。また、加工が小径になることに伴って、マンドレ
ル32が細化して剛性が不足し、高価なマンドレル32
が破損されやすくなり、量産装置としての安全性が確保
できないという問題もある。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、高精度の内径
円筒度を得ことができ、さらにマンドレルの破損を防止
することができ、安全性の高いローラバニシング装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】テーパローラと、先端部
にこのテーパローラと逆のテーパを有するマンドレル
と、複数の前記テーパローラを支持するガイド筒とでツ
ールユニット本体のヘッド部を構成し、前記テーパロー
ラと前記マンドレルの先端部が互いの周側面にて接する
と共に、マンドレルの上下位置によってテーパローラの
外接円径が変化する一方、ツールユニット本体全体が加
工位置と非加工位置との間で往復動するローラバニシン
グ装置において、マンドレルをツールユニット本体に上
下動自在に支持すると共に、前記マンドレルを上下動さ
せる駆動手段をツールユニット本体の駆動手段と独立し
て設けたことを特徴とし、さらにツールユニット本体
に、そのヘッド部にかかる荷重を検出する圧力検出手段
を設けたことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、ツールユニット本体を駆動
して加工位置と非加工位置の間で往復動させる手段と独
立してマンドレルの駆動手段を設けているので、ヘッド
部を被加工物内に挿入し、加工操作を行っている間にお
いても、マンドレルの位置を前記駆動手段よって移動さ
せ、テーパローラの外接円径を調節して最適な加工量を
得ることができ、ローラバニシングの前工程での加工状
態に応じて、被加工物に均一で高精度な内径円筒度の加
工を施すことができる。
【0013】また、マンドレルやツールユニット本体が
受ける過大なスラスト荷重を圧力検出手段によって検出
し、異常が生じた場合にはツールユニット本体を停止さ
せると共に、ヘッド部を退避させることができるので、
マンドレルの破損を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1はローラバニシング装置の断面図であ
る。1はテーパローラで、複数個がガイド筒3の先端部
に平行に転動するように支持されている。このガイド筒
3は軸受6と共にツールユニット本体7に挿入され、バ
ネ4を介しキヤツプ5にて回転可能に取り付けられてい
る。前記ガイド筒3の内部には、その先端部に前記テー
パローラ1と逆のテーパが形成されたマンドレル2があ
り、前記テーパローラ1とマンドレル2の先端部が互い
の周側面で接し、マンドレル2の移動によってその外接
円径が変わる。これらテーパローラ1、マンドレル2、
ガイド筒3によってツールユニット本体7のヘッド部7
aが構成されている。
【0016】前記マンドレル2はスプラインシャフト9
に突設され、このスプラインシャフト9は、ブッシュ8
を介してツールユニット本体7に内設されている。前記
スプラインシャフト9はモータ12に接続する送りネジ
11と接続しており、このモータ12の回転によって上
下動可能である。10は圧縮バネで、送りネジ11に与
圧をかけている。
【0017】ツールユニット本体7は、フランジ14に
固定され、圧力検出器13を介してスライドベース15
に固定される。前記スライドベース15は、レール17
上を移動する直動ガイド16に固定されており、レール
17上にはこれらを移動させる手段(図示せず)が設け
られているので、ツールユニット本体7全体が上下に移
動可能であり、加工位置と非加工位置との間を往復動す
る。
【0018】次に以上のように構成されたローラバニシ
ング装置を用いたローラバニシング加工について、図1
〜図3を用いて説明する。
【0019】まず、予め被加工物21の内径円筒度を測
定して形状データを得て最適な加工条件を演算し、前記
形状データに対して最適な加工量を加工パターンとして
決定する。被加工物21においては、チャック等(図示
せず)で把持され、図2及び図3に示すようにv方向に
回転が与えられ、図5と同様にノズル(図示せず)から
切削油が供給される。
【0020】一方、上記ローラバニシング装置において
は、前記モータ12を回転させて上記の加工パターンに
従いマンドレル2を移動させる。そして、テーパローラ
1の外接円径すなわち加工径を調節しつつツールユニッ
ト本体7を下降させて加工位置に移動させ、ヘッド部7
aを被加工物21に挿入させるが、ヘッド部7aが下降
するに伴い、マンドレル2も加工パターンに従って移動
する。マンドレル2が下部に移動する場合はテーパロー
ラ1どうしが離れるため加工径ΦAは大きくなり、マン
ドレル2が上部に移動する場合はテーパローラ1どうし
が近づくため加工径ΦBは小さくなる。テーパローラ1
が被加工物21の内側面に転圧しているときは、ガイド
筒3も被加工物21の回転と同方向のv方向に回転する
ので、テーパローラ1の偏摩耗が防止される。
【0021】上記加工動作中において、もしもヘッド部
7aに異常なスラスト荷重が加わった場合には、前記圧
力検出器13が感知することによってヘッド部7aの移
動を停止させたり、マンドレル2を退避させたりするこ
とができるので、無理な荷重がかかってマンドレル2が
折損するなどのヘッド部7aの破損をを防止することが
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のような構成を有するの
で、微細な軸受にローラバニシング加工を施すような場
合においても、ローラバニシング加工の前工程での加工
状態に対応した加工を施し、高精度で均一な内径円筒度
を得ることができる。さらにマンドレルの破損を防止す
ることができ、安全性の高いローラバニシング装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】ローラバニシング加工中の要部断面図である。
【図3】ローラバニシング加工中の要部断面図である。
【図4】従来のローラバニシング装置の要部断面図であ
る。
【図5】ローラバニシング加工開始時のヘッド部の斜視
図である。
【符号の説明】
1 テーパローラ 2 マンドレル 3 ガイド筒 7 ツールユニット本体 7a ヘッド部 11 送りネジ 12 モータ 13 圧力検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久保田 三郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパローラと、先端部にこのテーパロ
    ーラと逆のテーパを有するマンドレルと、複数の前記テ
    ーパローラを支持するガイド筒とでツールユニット本体
    のヘッド部を構成し、前記テーパローラと前記マンドレ
    ルの先端部が互いの周側面にて接すると共に、マンドレ
    ルの上下位置によってテーパローラの外接円径が変化す
    る一方、ツールユニット本体全体が加工位置と非加工位
    置との間で往復動するローラバニシング装置において、
    マンドレルをツールユニット本体に上下動自在に支持す
    ると共に、前記マンドレルを上下動させる駆動手段をツ
    ールユニット本体の駆動手段と独立して設けたことを特
    徴とするローラバニシング装置。
  2. 【請求項2】 ツールユニット本体のヘッド部にかかる
    荷重を検出する圧力検出手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のローラバニシング装置。
JP19668391A 1991-08-06 1991-08-06 可変型ローラバニシング装置 Pending JPH0538672A (ja)

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JP19668391A JPH0538672A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 可変型ローラバニシング装置

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JP19668391A JPH0538672A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 可変型ローラバニシング装置

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JPH0538672A true JPH0538672A (ja) 1993-02-19

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ID=16361862

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JP19668391A Pending JPH0538672A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 可変型ローラバニシング装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142987A (ja) * 2009-03-30 2009-07-02 Kobe Steel Ltd クランク軸の疲労強度改善加工方法とその加工装置
US7568370B2 (en) * 2003-01-21 2009-08-04 Seagate Technology Llc System and method for ballizing and measuring a workpiece bore hole

Cited By (3)

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US7788961B2 (en) 2003-01-21 2010-09-07 Seagate Technology, Llc System and method for ballizing and measuring a workpiece bore hole
JP2009142987A (ja) * 2009-03-30 2009-07-02 Kobe Steel Ltd クランク軸の疲労強度改善加工方法とその加工装置

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