JPH0538202Y2 - - Google Patents

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JPH0538202Y2
JPH0538202Y2 JP1986181657U JP18165786U JPH0538202Y2 JP H0538202 Y2 JPH0538202 Y2 JP H0538202Y2 JP 1986181657 U JP1986181657 U JP 1986181657U JP 18165786 U JP18165786 U JP 18165786U JP H0538202 Y2 JPH0538202 Y2 JP H0538202Y2
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JP
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heat
snow
heat pipe
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annular protrusion
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JP1986181657U
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JPS6386260U (ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鉄塔アーム部への冠雪防止装置に関
するものである。
[従来技術] 降雪地帯に設けられた送電線用鉄塔にあつては
降雪に伴う着雪によつて電気的な短絡事故を起こ
すことがしばしばある。これは鉄塔アーム部の上
側の斜材上の冠雪が斜材に沿つて下方へ移動し、
アーム部先端の碍子取付部で大きな雪の塊に成長
し、これが碍子装置上の冠雪と連結してしまうこ
とに起因している。
これを防止するため電熱線による融雪、あるい
は撥水性塗料による落雪促進等が検討されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記した方式は経済性、効果あるいは耐候性の
点で必ずしも満足できるものではない。
本考案はかかる実情に鑑み、ランニングコスト
がかからず、効果的に着氷雪の成長を防止するこ
とのできる装置を提供することを目的としてなさ
れたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の要旨は、アーム部の斜材の外周に着雪
の移動を防止する環状突起部を設けると共に、前
記斜材に沿つてヒートパイプの放熱部を配置し、
該ヒートパイプの放熱部を前記環状突起部の左右
いずれか一方にずらした形で前記環状突起部と熱
的に接続することにより、冠雪を早期に分断落下
させ、先端への集中を防止したことにある。
[実施例] 図面を参照して本考案を説明すると、第1図は
送電線の途中を支持する鉄塔アーム部の上側のパ
イプ型斜材1の外周に所定の間隔をおいてリング
状の突起2を設けると共に、斜材1の片側にヒー
トパイプ3の放熱部を沿わせ、そのヒートパイプ
3の放熱部の先端をヒートパイプ3側にずらした
形で突起2と熱的に接続させている。
ヒートパイプ3の吸熱部は、図示はしないが、
熱源として地中の熱を利用すべく、鉄塔下部の地
中数メートルの深さに埋設されている。その吸熱
部と前記放熱部の間は熱放散を防止するため断熱
カバーが施される。
通常、降雪時であつても地表から数メートルの
深さの地中温度は10℃前後であるから、そこにヒ
ートパイプ3の吸熱部を埋設しておけば、鉄塔周
囲の気温が低下すると、地中の熱はヒートパイプ
3の吸熱部から内部に封入されているフロンアン
モニア等の作動波を介して急速に地上へ輸送され
て放熱部に至る。
この状態で降雪があつて斜材1上に雪が降り積
もつた場合、積雪は斜材1の傾斜により下方へ移
動しようとするが、突起2により分断されて下方
への移動が阻止される。このとき、突起2により
分断された積雪の先端の片側が突起2部にもたら
されるヒートパイプ3からの熱で溶かされる結
果、積雪に作用する重力にアンバランスが生じ、
突起2に移動を阻止された雪はバランスを失つて
早期に落下することになる。この場合、ヒートパ
イプ3の斜材1に沿つて配置された部分も積雪の
片側を溶かすことになるため、積雪に作用する重
力のアンバランスを助長することができる。
ヒートパイプ3の熱源として、地熱の代りに太
陽熱を利用する場合、鉄塔の途中に太陽熱吸収器
を取付け、それとヒートパイプ3の吸熱部を熱的
に接続するなどしておいてもよい。その場合、雪
が止んで太陽が出ることによりヒートパイプ3が
作動することになるが、突起2によつて移動が阻
止されていた雪は、前記と同様に落下することに
なる。
第2図は斜材2に設けた空洞型の環状突起23
内にヒートパスイプ3の放熱部先端を望ませた場
合の例を示している。
このようにヒートパイプ3の放熱部先端を覆う
ことにより、風による熱放散を軽減することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る冠雪防止装
置によれば、熱源として地熱や太陽熱を利用でき
るので、ランニングコストが不要で、極めて経済
的である。またアーム部の斜材には突起部を設け
て着氷雪が下方へ移動するのを阻止できるように
すると共に、ヒートパイプの放熱部を片側にずら
した形で前記突起部と熱的に接続させているの
で、落雪効果が高く、着氷雪の成長を防止して送
電線用鉄塔の短絡事故を容易に防止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案に係る装置の実
施例を示す説明図である。 1……アーム部の斜材、2及び23……突起、
3……ヒートパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄塔アーム部の斜材の外周に着雪の移動を阻止
    する環状突起部を設けると共に、前記斜材に沿つ
    てヒートパイプの放熱部を配置し、該ヒートパイ
    プの放熱部を前記環状突起部の左右いずれか一方
    にずらした形で前記環状突起部と熱的に接続して
    なることを特徴とする鉄塔アーム部への冠雪防止
    装置。
JP1986181657U 1986-11-26 1986-11-26 Expired - Lifetime JPH0538202Y2 (ja)

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JPS6386260U JPS6386260U (ja) 1988-06-06
JPH0538202Y2 true JPH0538202Y2 (ja) 1993-09-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040763B2 (ja) * 1980-09-22 1985-09-12 松下電器産業株式会社 バ−ナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040763U (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 古河電気工業株式会社 送電線鉄塔の着氷雪防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040763B2 (ja) * 1980-09-22 1985-09-12 松下電器産業株式会社 バ−ナ装置

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JPS6386260U (ja) 1988-06-06

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