JPH0538166A - エネルギー変換装置 - Google Patents
エネルギー変換装置Info
- Publication number
- JPH0538166A JPH0538166A JP3187781A JP18778191A JPH0538166A JP H0538166 A JPH0538166 A JP H0538166A JP 3187781 A JP3187781 A JP 3187781A JP 18778191 A JP18778191 A JP 18778191A JP H0538166 A JPH0538166 A JP H0538166A
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高効率のエネルギー変換装置を提供すること。
【構成】振動子(2,3)の作動によつて発生する音波
に伴う媒質(6)によつて形成された音場からの放射圧
によつて可動体(5)を可動させるようにした。
に伴う媒質(6)によつて形成された音場からの放射圧
によつて可動体(5)を可動させるようにした。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、エネルギー変換装置に
関するもので、音波を駆動原として作動するアクチユエ
ータとして利用される。
関するもので、音波を駆動原として作動するアクチユエ
ータとして利用される。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のエネルギー変換装置とし
ては、特開平2−41677号公報に示されるものが知
られている。これは、振動子と弾性体よりなるステータ
と、ステータ上に配設されステータに当接する摩擦材と
弾性体よりなるロータと、ステータに向かつてロータを
押さえつけるバネ手段とを有し、振動子の駆動によるス
テータの進行波の発生によつて、ステータの弾性体表面
の任意の点に楕円軌跡の運動を起こし、その運動による
ステータとロータとの間の摩擦力でロータをステータに
発生する進行波と反対方向に可動させるものであつた。
ては、特開平2−41677号公報に示されるものが知
られている。これは、振動子と弾性体よりなるステータ
と、ステータ上に配設されステータに当接する摩擦材と
弾性体よりなるロータと、ステータに向かつてロータを
押さえつけるバネ手段とを有し、振動子の駆動によるス
テータの進行波の発生によつて、ステータの弾性体表面
の任意の点に楕円軌跡の運動を起こし、その運動による
ステータとロータとの間の摩擦力でロータをステータに
発生する進行波と反対方向に可動させるものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したエネ
ルギー変換装置であると、ロータはステータとの間の摩
擦力によつて可動するつまり摩擦力によつてステータの
振動をロータの可動として変換するため、摩擦力による
発熱を伴い、エネルギー変換装置としては変換効率の悪
いものであつた。
ルギー変換装置であると、ロータはステータとの間の摩
擦力によつて可動するつまり摩擦力によつてステータの
振動をロータの可動として変換するため、摩擦力による
発熱を伴い、エネルギー変換装置としては変換効率の悪
いものであつた。
【0005】故に本発明は、高効率のエネルギー変換装
置を提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
置を提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、固定体
と、該固定体に支持された音波を発生する振動体と、前
記固定体内に配され前記振動体から発生した音波によつ
て前記固定体内に音場を形成する媒質と、前記固定体内
の前記振動体から発生した音波の進行上に配され前記媒
質によつて形成された音場からの前記振動体による音波
の進行に伴う放射圧によつて可動する可動体とを有した
ことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、固定体
と、該固定体に支持された音波を発生する振動体と、前
記固定体内に配され前記振動体から発生した音波によつ
て前記固定体内に音場を形成する媒質と、前記固定体内
の前記振動体から発生した音波の進行上に配され前記媒
質によつて形成された音場からの前記振動体による音波
の進行に伴う放射圧によつて可動する可動体とを有した
ことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。可動体
は、振動体の駆動によつて発生する音波に伴う音場から
の放射圧によつて可動する。これにより、振動体の振動
を可動体の可動として変換する際のロスが少なくなり、
高効率のエネルギー変換装置として構成され得る。
は、振動体の駆動によつて発生する音波に伴う音場から
の放射圧によつて可動する。これにより、振動体の振動
を可動体の可動として変換する際のロスが少なくなり、
高効率のエネルギー変換装置として構成され得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】図1及び図2は、エネルギー変換装置7の
第1実施例で、振動子2,3の振動をロータ5の回転運
動へと変換して利用されるアクチユエータである。
第1実施例で、振動子2,3の振動をロータ5の回転運
動へと変換して利用されるアクチユエータである。
【0011】図1及び図2に示されるように、ハウジン
グ1は、円筒状を呈する側壁1aと、側壁1aに密着固
定され側壁1aの上及び下部を閉塞する上蓋1b及び下
蓋1cとから構成されている。側壁1aには複数個の窓
1dが形成されており、この窓1dには正転用の振動子
2及び逆転用の振動子3がゴムブツシユ4を介してシー
ルされた状態で振動可能に支持されている。ハウジング
1内にはロータ5が上蓋1b及び下蓋1cに回転自在に
支持されて配設されている。このロータ5には複数個の
羽根5aが放射状に形成されており、この羽根5aは振
動子3,4の振動によつて発生する音波の進行方向上に
位置している。又、ハウジング1内には液体6が充填さ
れている。このように構成されたエネルギー変換装置7
はハウジング内1に充填された液体6と同一の液体中で
使用される。この場合、エネルギー変換装置7はシール
ケース8内に収納され、このシールケース8により振動
子2,3を挟んで液体6と対向する部分に空気室9を形
成している。この空気室9は、振動子3の振動により発
生する音波をハウジング1内に充填された液体6に効果
的に伝播するためのものである。尚、シールケース8は
エネルギー変換装置7を液体中で使用する時のみ必要と
し、大気中で使用する場合には特に設ける必要がない。
この場合、ハウジング1は液体6を完全に封じ込めるた
めに厳密なシール構造を必要とする。
グ1は、円筒状を呈する側壁1aと、側壁1aに密着固
定され側壁1aの上及び下部を閉塞する上蓋1b及び下
蓋1cとから構成されている。側壁1aには複数個の窓
1dが形成されており、この窓1dには正転用の振動子
2及び逆転用の振動子3がゴムブツシユ4を介してシー
ルされた状態で振動可能に支持されている。ハウジング
1内にはロータ5が上蓋1b及び下蓋1cに回転自在に
支持されて配設されている。このロータ5には複数個の
羽根5aが放射状に形成されており、この羽根5aは振
動子3,4の振動によつて発生する音波の進行方向上に
位置している。又、ハウジング1内には液体6が充填さ
れている。このように構成されたエネルギー変換装置7
はハウジング内1に充填された液体6と同一の液体中で
使用される。この場合、エネルギー変換装置7はシール
ケース8内に収納され、このシールケース8により振動
子2,3を挟んで液体6と対向する部分に空気室9を形
成している。この空気室9は、振動子3の振動により発
生する音波をハウジング1内に充填された液体6に効果
的に伝播するためのものである。尚、シールケース8は
エネルギー変換装置7を液体中で使用する時のみ必要と
し、大気中で使用する場合には特に設ける必要がない。
この場合、ハウジング1は液体6を完全に封じ込めるた
めに厳密なシール構造を必要とする。
【0012】次に作動について説明する。
【0013】振動子2を作動させ音波を発生させると、
その音波によつて液体6がハウジング1内に音場を形成
する。これにより、音波の進行上にあるロータ5の羽根
5aは音波の進行に伴う音場からの放射圧を受ける。
又、羽根5aを通過又はそれた音波はハウジング1の側
壁1aによつて反射し、前述とは異なる羽根5aと向か
い、この羽根5aは反射した音波の進行に伴う音場から
の放射圧を受ける。この結果、ロータ5は放射圧の力に
よつて図1示半時計方向に回転する。又、振動子3を作
動させ音波を発生されることにより、ロータ5は前述と
は逆に図1示時計方向に回転する。尚、放射圧とは、音
波による面又は媒質間の界面に作用する平均的な音圧の
ことで、振動子2,3から発生する音波の進行方向及び
反射,透過及び屈曲後の進行方向に発生する。この放射
圧による力Fは、音波のエネルギー密度E,面積S及び
反射率Rに関係し、
その音波によつて液体6がハウジング1内に音場を形成
する。これにより、音波の進行上にあるロータ5の羽根
5aは音波の進行に伴う音場からの放射圧を受ける。
又、羽根5aを通過又はそれた音波はハウジング1の側
壁1aによつて反射し、前述とは異なる羽根5aと向か
い、この羽根5aは反射した音波の進行に伴う音場から
の放射圧を受ける。この結果、ロータ5は放射圧の力に
よつて図1示半時計方向に回転する。又、振動子3を作
動させ音波を発生されることにより、ロータ5は前述と
は逆に図1示時計方向に回転する。尚、放射圧とは、音
波による面又は媒質間の界面に作用する平均的な音圧の
ことで、振動子2,3から発生する音波の進行方向及び
反射,透過及び屈曲後の進行方向に発生する。この放射
圧による力Fは、音波のエネルギー密度E,面積S及び
反射率Rに関係し、
【0014】
【数1】
【0015】で表される。又、反射率Rは、ハウジング
1及び液体6の音響インピーダンスZ1 ,Z2 に関係
し、
1及び液体6の音響インピーダンスZ1 ,Z2 に関係
し、
【0016】
【数2】
【0017】で表される。つまり、ハウジング及び液体
6の材料を効果的な音響インピーダンスを持つものとす
ることにより、効率良く放射圧による力を得ることがで
きる。
6の材料を効果的な音響インピーダンスを持つものとす
ることにより、効率良く放射圧による力を得ることがで
きる。
【0018】本実施例においては、ハウジング1の材料
としてステンレス綱を、液体6の材料として水を使用し
ている(この場合、反射率は約90%である)。その
他、ハウジング1の材料としてはアルミが、液体6の材
料としてはアルコールや灯油が効率良く放射圧による力
を得ることができるものである。尚、本実施例におい
て、振動子2,3はPZT(チタン酸−ジルコン酸−
鉛)製で、厚さ0.8mm,縦共振周波数2.4MHz
の、圧電振動子を使用している。
としてステンレス綱を、液体6の材料として水を使用し
ている(この場合、反射率は約90%である)。その
他、ハウジング1の材料としてはアルミが、液体6の材
料としてはアルコールや灯油が効率良く放射圧による力
を得ることができるものである。尚、本実施例におい
て、振動子2,3はPZT(チタン酸−ジルコン酸−
鉛)製で、厚さ0.8mm,縦共振周波数2.4MHz
の、圧電振動子を使用している。
【0019】このように、振動子2,3の振動を音場か
らの放射圧によつてロータ5の回転へと変換している。
このため、従来の如く変換として摩擦力を必要とせず、
発熱等によるロスが少ない。これにより、高効率のエネ
ルギー変換装置7とすることができる。又、従来装置で
は、振動子の固定が性能の面で大きなウエイトを占めて
おり、精密な接着を必要としたが、本願発明では、振動
子2,3のハウジング1への支持に関して精密な接着を
必要とせず、組付け作業性が大幅に向上すると共に性能
安定性及び信頼性の面で大幅な向上を計ることができ
る。更に、従来装置では困難であつた液体中での使用が
可能となり、利用範囲が大幅に向上すると共にエネルギ
ー変換装置7の冷却効果の大幅な向上も期待できる。そ
の上、放射圧はその原理から振動子2,3から発生する
音波の反射,透過及び屈曲後の進行方向に発生するた
め、ロータ5の配置等において設計自由度を大幅に向上
させることができる。
らの放射圧によつてロータ5の回転へと変換している。
このため、従来の如く変換として摩擦力を必要とせず、
発熱等によるロスが少ない。これにより、高効率のエネ
ルギー変換装置7とすることができる。又、従来装置で
は、振動子の固定が性能の面で大きなウエイトを占めて
おり、精密な接着を必要としたが、本願発明では、振動
子2,3のハウジング1への支持に関して精密な接着を
必要とせず、組付け作業性が大幅に向上すると共に性能
安定性及び信頼性の面で大幅な向上を計ることができ
る。更に、従来装置では困難であつた液体中での使用が
可能となり、利用範囲が大幅に向上すると共にエネルギ
ー変換装置7の冷却効果の大幅な向上も期待できる。そ
の上、放射圧はその原理から振動子2,3から発生する
音波の反射,透過及び屈曲後の進行方向に発生するた
め、ロータ5の配置等において設計自由度を大幅に向上
させることができる。
【0020】図3及び図4は、第1実施例の変形例を示
し、ロータ5の羽根5aを回転方向に対して45度傾け
たものである。これにより、ハウジング1の上蓋1b及
び下蓋1dによつても羽根5aより通過又はそれた音波
を羽根5aに反射させることができ、第1実施例に対し
て、より効率を上げることができる。又、図5は、第2
実施例を示し、ロータ5の変わりにピストン10を配置
し、振動子2の振動によつて発生する音波をピストン1
0の直進運動として変換するアクチユエータである。そ
の作動は振動子2の振動によつて発生する音波の進行方
向に発生する放射圧のみ(通過又はそれた音波の進行方
向に発生する放射圧は利用しない)を利用したもであ
り、この場合、ピストン10は音波の進行方向と同一方
向のみに運動する。図6は第2実施例の変形例を示し、
ピストン10の先に傾斜面を持つコーン11を付け、通
過又はそれた音波の進行方向に発生する放射圧も利用す
るようにしたものである。この場合、ピストン10の直
進運動は振動子2の振動によつて発生する音波の進行方
向とは別の方向に運動させることができる。尚、これら
の例においても第1実施例と同様な効果を上げることが
できる。
し、ロータ5の羽根5aを回転方向に対して45度傾け
たものである。これにより、ハウジング1の上蓋1b及
び下蓋1dによつても羽根5aより通過又はそれた音波
を羽根5aに反射させることができ、第1実施例に対し
て、より効率を上げることができる。又、図5は、第2
実施例を示し、ロータ5の変わりにピストン10を配置
し、振動子2の振動によつて発生する音波をピストン1
0の直進運動として変換するアクチユエータである。そ
の作動は振動子2の振動によつて発生する音波の進行方
向に発生する放射圧のみ(通過又はそれた音波の進行方
向に発生する放射圧は利用しない)を利用したもであ
り、この場合、ピストン10は音波の進行方向と同一方
向のみに運動する。図6は第2実施例の変形例を示し、
ピストン10の先に傾斜面を持つコーン11を付け、通
過又はそれた音波の進行方向に発生する放射圧も利用す
るようにしたものである。この場合、ピストン10の直
進運動は振動子2の振動によつて発生する音波の進行方
向とは別の方向に運動させることができる。尚、これら
の例においても第1実施例と同様な効果を上げることが
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、固定体と、該固定体に支持さ
れた音波を発生する振動体と、前記固定体内に配され前
記振動体から発生した音波によつて前記固定体内に音場
を形成する媒質と、前記固定体内の前記振動体から発生
した音波の進行上に配され前記媒質によつて形成された
音場からの前記振動体による音波の進行に伴う放射圧に
よつて可動する可動体とを有してエネルギー変換装置を
構成したので、以下の如く効果を有する。
れた音波を発生する振動体と、前記固定体内に配され前
記振動体から発生した音波によつて前記固定体内に音場
を形成する媒質と、前記固定体内の前記振動体から発生
した音波の進行上に配され前記媒質によつて形成された
音場からの前記振動体による音波の進行に伴う放射圧に
よつて可動する可動体とを有してエネルギー変換装置を
構成したので、以下の如く効果を有する。
【0022】振動体の振動を可動体の可動として変換す
る際のロスを少なくすることができ、高効率のエネルギ
ー変換装置とすることができる。
る際のロスを少なくすることができ、高効率のエネルギ
ー変換装置とすることができる。
【0023】振動体の支持に関して精密な接着を必要と
せず、組付け作業性が大幅に向上すると共に性能安定性
及び信頼性の面で大幅な向上を計ることができる。
せず、組付け作業性が大幅に向上すると共に性能安定性
及び信頼性の面で大幅な向上を計ることができる。
【0024】液体中での使用が可能となり、利用範囲が
大幅に向上すると共にエネルギー変換装置の冷却効果の
大幅な向上も期待できる。
大幅に向上すると共にエネルギー変換装置の冷却効果の
大幅な向上も期待できる。
【0025】可動体の配置等において設計自由度を大幅
に向上させることができる。
に向上させることができる。
【図1】本発明に係るエネルギー変換装置の第1実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す図1に相当する平面
図である。
図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明に係るエネルギー変換装置の第2実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】第2実施例の変形例を示す図5に相当する平面
図である。
図である。
1 ハウジング(固定体)
5 ロータ(可動体)
6 液体(媒質)
2,3 振動子(振動体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】振動子2を作動させ音波を発生させると、
その音波によつて液体6がハウジング1内に音場を形成
する。これにより、音波の進行上にあるロータ5の羽根
5aは音波の進行に伴う音場からの放射圧を受ける。
又、羽根5aを通過又はそれた音波はハウジング1の側
壁1aによつて反射し、前述とは異なる羽根5aと向か
い、この羽根5aは反射した音波の進行に伴う音場から
の放射圧を受ける。この結果、ロータ5は放射圧の力に
よつて図1示半時計方向に回転する。又、振動子3を作
動させ音波を発生されることにより、ロータ5は前述と
は逆に図1示時計方向に回転する。尚、放射圧とは、音
波が物体 面に当たって吸収又は反射 されるときに物体面
に及ぼ す圧力のことであり、ラン ジュバンの放射圧とも
呼ば れ、振動子2,3から発生する音波の進行方向及び
反射,透過,吸収及び屈曲後の進行方向に発生する。こ
の放射圧による力Fは、音波のエネルギー密度E,面積
S及び反射率Rに関係し、
その音波によつて液体6がハウジング1内に音場を形成
する。これにより、音波の進行上にあるロータ5の羽根
5aは音波の進行に伴う音場からの放射圧を受ける。
又、羽根5aを通過又はそれた音波はハウジング1の側
壁1aによつて反射し、前述とは異なる羽根5aと向か
い、この羽根5aは反射した音波の進行に伴う音場から
の放射圧を受ける。この結果、ロータ5は放射圧の力に
よつて図1示半時計方向に回転する。又、振動子3を作
動させ音波を発生されることにより、ロータ5は前述と
は逆に図1示時計方向に回転する。尚、放射圧とは、音
波が物体 面に当たって吸収又は反射 されるときに物体面
に及ぼ す圧力のことであり、ラン ジュバンの放射圧とも
呼ば れ、振動子2,3から発生する音波の進行方向及び
反射,透過,吸収及び屈曲後の進行方向に発生する。こ
の放射圧による力Fは、音波のエネルギー密度E,面積
S及び反射率Rに関係し、
Claims (2)
- 【請求項1】 固定体と、該固定体に支持された音波を
発生する振動体と、前記固定体内に配され前記振動体か
ら発生した音波によつて前記固定体内に音場を形成する
媒質と、前記固定体内の前記振動体から発生した音波の
進行上に配され前記媒質によつて形成された音場からの
前記振動体による音波の進行に伴う放射圧によつて可動
する可動体とを有するエネルギー変換装置。 - 【請求項2】 前記振動体を超音波振動子とした請求項
1記載のエネルギー変換装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3187781A JPH0538166A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | エネルギー変換装置 |
US07/917,964 US5299422A (en) | 1991-07-26 | 1992-07-24 | Energy converter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3187781A JPH0538166A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | エネルギー変換装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34503091A Division JPH0549277A (ja) | 1991-07-26 | 1991-12-26 | 放射圧を利用したアクチユエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538166A true JPH0538166A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16212112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3187781A Pending JPH0538166A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | エネルギー変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538166A (ja) |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3187781A patent/JPH0538166A/ja active Pending
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