JPH0538067U - スライド式フツク装置 - Google Patents

スライド式フツク装置

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JPH0538067U
JPH0538067U JP9307391U JP9307391U JPH0538067U JP H0538067 U JPH0538067 U JP H0538067U JP 9307391 U JP9307391 U JP 9307391U JP 9307391 U JP9307391 U JP 9307391U JP H0538067 U JPH0538067 U JP H0538067U
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JP9307391U
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康夫 結城
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株式会社イナツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャワーヘッドを係止・保持するためのフッ
ク部を簡単に昇降させ且つ目的とする高さ位置に停止さ
せ得るようにする。 【構成】 フック部16の設けられたスライド本体14
の側に制動部20を設けるとともに、この制動部20を
スライドバ−10の裏面22に強制接触させるためのば
ね部材26を設ける。そして制動部20の制動作用でス
ライド本体14を所望位置に停止させる。一方スライド
本体14を移動させるときには、スライド本体14に対
して押込方向(他の方向でも良い)に力を加え、制動部
20をばね部材26の付勢力に抗してスライドバー10
から離間させ、制動作用を解除させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はシャワーヘッドを係止するためのフック装置に適用して好適なスラ イド式フック装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
シャワーヘッドを係止するフック装置の一種に、フック部がスライド本体に設 けられ、そのスライド本体がガイドレールに沿って移動可能と成された形態のも のがある。
【0003】 図5はその一例を示したものである。この装置は、浴室内においてシャワーヘ ッド100を上下に所定距離昇降可能に保持するもので、図中102はスライド 本体、104はシャワーヘッド100を係止するためのフック部である。
【0004】 スライド本体102は、浴室の壁面に縦方向に設けられたガイドレールとして のスライドバー108に沿って摺動可能とされ、ハンドル106の操作によって 所定位置に停止させられるようになっている。
【0005】 即ちハンドル106を操作することによってスライド本体102を任意の位置 に固定し、シャワーヘッド100を所望の高さ位置に保持できるようになってい る。
【0006】 またシャワーヘッド100の高さを変えたい場合には、ハンドル106を緩め た上でスライド本体102をスライドバー108に沿って移動させ、目的とする 位置で再びハンドル106を締めることにより、シャワーヘッド100をそこで 停止させ得るようになっている。
【0007】 しかしながらこの装置では、シャワーヘッド100の高さを変えたい場合に、 ハンドル106を緩めてスライド本体102を昇降させた上、再びハンドル10 6を締めなければならず、操作が面倒であるといった問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置はこのような課題を解決するために案出されたものであり、その 要旨は、(イ)ガイドレールと、(ロ)該ガイドレールに沿って移動可能なスラ イド本体と、(ハ)該スライド本体に設けられたフック部と、(ニ)該ガイドレ ールに設けられた被押圧面と、(ホ)前記スライド本体に設けられ、該ガイドレ ールの被押圧面に押圧されて該スライド本体と該ガイドレールとの相対移動を阻 止する制動部と、(ヘ)該制動部を前記被押圧面に押圧する向きに付勢し、その 付勢力に基づいて該制動部における制動作用を行わせる一方、前記スライド本体 全体に加えられる操作力に基づいて該制動部を該被押圧面から離間させる向きに 弾性変形するばね部材とを含むことにある。
【0009】
【作用及び考案の効果】
本考案の装置においては、ばね部材の付勢力に基づく制動部と被押圧面との強 制接触、即ち制動部がガイドレール側の被押圧面に押圧されることにより、スラ イド本体が所定位置に停止・保持される。
【0010】 而して停止中のスライド本体に対して操作力を加えると、例えばスライド本体 をガイドレールの側に向かって押したり或いは逆に引いたりすると、ばね部材が その操作力により強制的に弾性変形させられ、制動部における制動作用が弱めら れ、或いは制動部が被押圧面から完全に離間させられ、制動作用が解除される。
【0011】 従ってこの状態でスライド本体をガイドレールに沿って自由に移動させること が可能であり、そこでスライド本体を所望の位置に持ち来たしてそこで操作力を 取り除くと、再びばね部材の付勢力に基づいて制動部が被押圧面に押圧され、ス ライド本体を目的位置にロックし、静止させる。
【0012】 本考案の装置によれば、スライド本体に対して直接力を加えることで、即ちス ライド本体にハンドル等の操作部を設けてこれを操作するといったことをしない で、スライド本体をガイドレールに沿って自由に位置変更し、所望位置にこれを 停止させることができる。
【0013】 従って本考案を浴室等のシャワー装置におけるシャワーヘッド保持のためのフ ック装置に適用した場合、専用の操作部を設ける必要もないし、シャワーヘッド の位置変更もワンタッチで容易且つ簡単に行えるようになる。
【0014】 本考案においては、スライド本体側の制動部を、ゴム部材等の摩擦摺接部材を 含むように構成し、そして前記ばね部材の付勢力によりこれを前記被押圧面に押 圧接触させて所定の摩擦力を生ぜしめ、以て制動作用を行わせるようにすること ができる。
【0015】 この装置では、制動部における摩擦摺接部材とガイドレール側の被押圧面との 摩擦力に基づいてスライド本体の制動が行われるため、スライド本体の静止位置 を連続的に無段階に調整できる利点が得られる。
【0016】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2及び図3において、10は壁面12に沿って縦方向に設けられたガイドレ ールとしてのスライドバーであって、このスライドバー10にスライド本体14 が装着されている。
【0017】 スライド本体14は前面側にフック部16を有し、このフック部16にシャワ ーヘッド17が係止・保持されるようになっている。
【0018】 スライド本体14は、スライドバー10への嵌合部18を有しており、この嵌 合部18に制動部20が設けられている。
【0019】 制動部20は、後述するばね部材26の付勢力(ばね力)によってスライドバ ー10の裏面(被押圧面)に強制接触させられて摩擦力を生ぜしめ、これによっ てスライド本体14を制動する部分であって、裏面22への接触部分がゴム部材 24にて構成されている。
【0020】 ばね部材26は、その中間部分がスライド本体14に固定されるとともに上下 両端部が自由端部とされ、それら自由端部が上下一対のローラ28の軸部30に 接触させられ、ローラ28をスライドバー10の表面32に押し付けている。
【0021】 尚各ローラ28は、スライド本体14に設けられた、スライドバー10と直角 方向の長穴状の保持穴34において両端の軸部30が保持されており、この保持 穴34に沿って移動可能とされている。
【0022】 次に本例の装置の作用を説明する。 図1(A)に示しているように、スライド本体14に対し操作力が加えられて いないとき、スライド本体14に設けられたローラ28と制動部20とは、ばね 部材26の付勢力によってスライドバ−10を表裏両面から挟み込んだ状態とな っている。
【0023】 具体的には、上下一対のローラ28がばね部材26の付勢力によりスライドバ ー10の表面32に押し付けられ、そしてその反作用力で制動部20がスライド バー10の裏面22に押圧された状態となっている。そしてこの制動部20の制 動作用により、スライド本体14が所定位置に停止させられている。
【0024】 この状態で図1(B)に示すようにスライド本体14に対して矢印で示す方向 に押込力を加えると、ばね部材26が弾性変形するとともに制動部20がスライ ドバー10の裏面22から離間する。ここにおいて制動部20による制動作用が 解除される。
【0025】 そこでスライド本体14に引続き押込力を加えつつ、これをスライドバー10 に沿って上下にスライド移動させ、所望の位置にこれを持ち来す。
【0026】 そしてその目的位置において加えていた操作力を解除すると、ばね部材26が 復元して制動部20をスライドバー10の裏面22に強制接触させ、所定の摩擦 力を生ぜしめる。そしてその摩擦力によりスライド本体14が制動される。
【0027】 以上のように本例の装置では、スライド本体14を直接押し込むだけで制動部 20による制動を解除でき、そのまま目的の位置にスライド本体14を移動させ ることができる。そしてそこにおいて操作力を除くことで、スライド本体14を その位置に自動的に固定できる。
【0028】 即ち従来のシャワーヘッド保持のためのフック装置と異なって、特別に設けた 操作部を操作するといった面倒なことをしないで、スライド本体14を掴んで僅 かに力を加えることで、容易にスライド本体14の位置調節を行うことができる 。
【0029】 しかも本例の装置の場合、制動部20とスライドバー14の裏面22との押圧 接触に基づいて、スライド本体14が所望位置に停止・保持されるため、かかる スライド本体14の位置を連続的且つ無段階に位置調節することができる。
【0030】 尚これはあくまで一例示であって、図4に示しているようにスライド本体14 の制動部36に小刻みな凹凸状の係合歯38を形成する一方、スライドバー10 の側にも対応する係合歯38を形成し、それらをばね部材26の付勢力により係 合させることで、スライド本体14を位置決め・静止させるようにすることも可 能である。
【0031】 この場合においても、係合歯38のピッチを小さくしておくことで、スライド 本体14をほぼ連続的,無段階に位置調節することが可能である。
【0032】 この他本考案は、上例とは異なった形態のばね部材を異なった態様で設けるこ とも可能であるし、またスライド本体をスライドバーの側に押し込むのでなく、 スライドバーから離れる方向に引込力を加えることで、制動部によるロック作用 (制動作用)を解除することも可能である。
【0033】 更に本考案を上例のようなシャワーヘッドの係止・保持用のフック装置のみな らず、髪を乾かすためのドライヤを係止・保持するためのフック装置その他の種 類のフック装置に適用することも可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しな い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるスライド式フック装置
の作用説明図である。
【図2】同じフック装置の斜視図である。
【図3】同じフック装置の要部構成を示す図である。
【図4】本考案の他の実施例の要部を示す図である。
【図5】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 スライドバ− 14 スライド本体 16 フック部 17 シャワ−ヘッド 20 制動部 24 ゴム部材 26 ばね部材 28 ロ−ラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)ガイドレールと (ロ)該ガイドレールに沿って移動可能なスライド本体
    と (ハ)該スライド本体に設けられたフック部と (ニ)該ガイドレールに設けられた被押圧面と (ホ)前記スライド本体に設けられ、該ガイドレールの
    被押圧面に押圧されて該スライド本体と該ガイドレール
    との相対移動を阻止する制動部と (ヘ)該制動部を前記被押圧面に押圧する向きに付勢
    し、その付勢力に基づいて該制動部における制動作用を
    行わせる一方、前記スライド本体全体に加えられる操作
    力に基づいて該制動部を該被押圧面から離間させる向き
    に弾性変形するばね部材と を含むことを特徴とするスライド式フック装置。
  2. 【請求項2】 前記制動部がゴム部材等の摩擦摺接部材
    を含み、前記ばね部材の付勢力により前記被押圧面に押
    圧接触させられて所定の摩擦力を生ぜしめ、制動作用を
    なすものであることを特徴とする請求項1に記載のスラ
    イド式フック装置。
JP1991093073U 1991-10-17 1991-10-17 スライド式フック装置 Expired - Lifetime JP2542185Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635068U (ja) * 1986-06-27 1988-01-13
JPH0247262U (ja) * 1988-09-28 1990-03-30

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS635068U (ja) * 1986-06-27 1988-01-13
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