JPH0538025Y2 - - Google Patents

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JPH0538025Y2
JPH0538025Y2 JP1986018415U JP1841586U JPH0538025Y2 JP H0538025 Y2 JPH0538025 Y2 JP H0538025Y2 JP 1986018415 U JP1986018415 U JP 1986018415U JP 1841586 U JP1841586 U JP 1841586U JP H0538025 Y2 JPH0538025 Y2 JP H0538025Y2
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JP
Japan
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knife edge
seal plate
knife
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coke oven
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JP1986018415U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コークス炉用炉蓋のシール構造に
関するものである。
(従来の技術) 従来のコークス炉用炉蓋には、炉体の炭化室に
て発生する炉ガスをシールするために、第5図に
示すように、炉蓋本体1Aにシールプレート2A
を取付け、同シールプレート2Aの外周に一対の
長尺側ナイフエツジ3A,4Aと一対の短尺側ナ
イフエツジ5A,6Aとを矩形枠状に溶接7A〜
7Aによつて固着されたシール構造を備えたもの
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したシール構造によると、コークス炉の炭
化室の加熱の影響を受けて、シールプレート2A
及びナイフエツジ3A〜6Aが熱膨張を起すが、
シールプレート2Aがナイフエツジ3A〜6Aに
比し薄肉であることから、シールプレート2Aの
熱膨張がナイフエツジ3A〜6Aの熱膨張に比し
大きくなる。このため、シールプレート2Aの熱
膨張がナイフエツジ3A〜6Aによる阻止抵抗を
受けることになり、その抵抗によつてシールプレ
ート2Aが歪み、その影響を受けてナイフエツジ
3A〜6Aに反りや曲り等の変形を生じ、その結
果、ナイフエツジ3A〜6Aによるシール性が不
十分となり炉ガスが外部に漏れ出すという問題点
が生じた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ためのこの考案は、炉蓋本体にシールプレートを
取り付け、そのシールプレートの外周にナイフエ
ツジが装着されるコークス炉用炉蓋のシール構造
であつて、前記ナイフエツジをその長手方向に関
し複数のナイフエツジ材に分割し、その分割部に
おける両ナイフエツジ材の対向端部の間に遊〓を
設け、また両ナイフエツジ材の対向端部の外側面
には連結ナイフエツジの両端部を重ね継ぎ状に重
合するとともにその重合部を連結ボルト・ナツト
により締着し、その連結ボルトが通るナイフエツ
ジ材のガイド孔をナイフエツジの長手方向に長い
長細孔に形成し、ナイフエツジ材と連結ナイフエ
ツジがその長手方向に関し相対的にスライド可能
に連結されていることを構成の要旨とするもので
ある。
(作用) 上記した手段によれば、コークス炉の炭化室の
加熱の影響を受けたときに、シールプレートがナ
イフエツジに比し大なる熱膨張を起しても、ナイ
フエツジのナイフエツジ材の対向端部が連結ナイ
フエツジに対しスライドすることにより、シール
プレートの熱膨張がナイフエツジによる阻止抵抗
を受け難く、その抵抗によるシールプレートの歪
み、及びその歪みによるナイフエツジの熱変形が
可及的に防止される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図に
したがつて説明する。コークス炉用炉蓋のシール
構造を正面図(裏面図)で示した第1図、及びそ
の要部を各種断面で示した第2図〜第4図におい
て、縦長四角形状をしたコークス炉用炉蓋本体1
には、シールプレート2が適宜取付けられてい
る。シールプレート2の外周には取付フランジ2
aがほぼL字状に折曲されている。
シールプレート2の取付フランジ2aの外側面
には、4本のナイフエツジ3〜6が溶接7〜7に
よつて固着されている。すなわち、長尺側ナイフ
エツジ3,4と短尺側ナイフエツジ5,6とは溶
接7〜7によつて固着されて、シールプレート2
の外周を取囲む矩形枠状をなしている。そして、
各ナイフエツジ3〜6の先端縁が炉体8のシール
面8aに密着されるようになつている。
しかして前記各ナイフエツジ3〜6は、それぞ
れ二つのナイフエツジ材a,bに分割されてい
る。両ナイフエツジ材a,bの対向端部の間には
遊〓Sが設けられている。両ナイフエツジ材a,
bの各対向端部には、その長手方向に長いガイド
孔a1,b1がそれぞれ開けられている。
そして、両ナイフエツジ材a,bの対向端部の
外側面には、連結ナイフエツジ9の両端部が重ね
継ぎ状に重合されている。連結ナイフエツジ9の
両端部には挿通孔9a,9aが開けられている。
そして前記シールプレート2に取付けられた連結
ボルト10,10がナイフエツジ材a,bのガイ
ド孔a1,b1および連結ナイフエツジ9の挿通
孔9a,9aに通され、同ボルト10,10の先
端部にナツト11,11がそれぞれ所定の締付け
力をもつて締着され、連結ナイフエツジ9とナイ
フエツジ材a,bがその長手方向に関し相対的に
スライド可能に連結されている。
なお前記遊〓Sには、石綿、耐熱性繊維等の充
填材12が装填され、遊〓Sの増減による同遊〓
Sからの炉ガスの漏れが防止されている。また、
各ナイフエツジ3〜6は適宜のばね手段によつて
炉体8のシール面8aに付勢されている。
上記したシール構造において、コークス炉の炭
化室の加熱の影響を受けたときに、シールプレー
ト2がナイフエツジ3〜6に比し大なる熱膨張を
起した場合には、各ナイフエツジ3〜6のナイフ
エツジ材a,bの対向端部がガイド孔a1,b1
を介して連結ナイフエツジ9に対しスライドす
る、すなわちナイフエツジ材a,bの対向端部の
間の遊〓Sが広くなることによつて、シールプレ
ート2がナイフエツジ3〜6による阻止抵抗を受
けることなく膨張する。したがつて、従来生じた
ナイフエツジ3〜6によるシールプレート2の歪
み、及びその歪みによるナイフエツジ3〜6の熱
変形が防止され、よつて、各ナイフエツジ3〜6
のシール性の低下が防止され、良好なシール性が
得られる。なおコークス炉が冷えると、前記と反
対に、遊〓Sが狭くなるように、ナイフエツジ材
a,bの対向端部が連結ナイフエツジ9に対しス
ライドする。また、各ナイフエツジ3〜6は三つ
以上のナイフエツジ材に分割されることもある。
(考案の効果) すなわち、この考案は実用新案登録請求の範囲
の欄に記載した構成を要旨となし、コークス炉の
炭化室の加熱の影響を受けたときに、シールプレ
ートがナイフエツジに比し大なる熱膨張を起して
も、ナイフエツジのナイフエツジ材の対向端部が
連結ナイフエツジに対しスライドすることによ
り、シールプレートの熱膨張がナイフエツジによ
る阻止抵抗を受け難く、その抵抗によるシールプ
レートの歪み、及びその歪みによるナイフエツジ
の熱変形が可及的に防止されるものであるから、
従来のシール構造に比し、ナイフエツジのシール
性が良好に保たれるという効果がある。
また、ナイフエツジ材に連結ナイフエツジを重
ね継ぎ状に重合するとともにその重合部を連結ボ
ルト・ナツトにより締着することにより、その重
合部を簡単かつ気密性を低下させない構造をもつ
て連結できるとともに、ナイフエツジの連結部に
連結のための切欠き部の特別な加工を加えなくて
もよく、よつて製造費が安く、メンテナンスも容
易等のメリツトがある。
また、ナイフエツジ材と連結ナイフエツジとの
重合部を連結ボルト・ナツトで重ね継ぎ連結する
だけでよく、他に特別な付帯部品を必要としない
構造であるから、既存設備に簡単な改造で対応す
ることが可能であり、またナイフエツジの一部が
損傷した場合の修復作業も簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はコークス炉用炉蓋のシール構造の正面図、第
2図は同要部側面図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図は第2図の−線断面図、第5
図は従来のコークス炉用炉蓋のシール構造を示す
正面図である。 1……炉蓋本体、3……シールプレート、3〜
6……ナイフエツジ、7……溶接、9……連結ナ
イフエツジ、a,b……ナイフエツジ材、S……
遊〓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉蓋本体にシールプレートを取り付け、そのシ
    ールプレートの外周にナイフエツジが装着される
    コークス炉用炉蓋のシール構造であつて、前記ナ
    イフエツジをその長手方向に関し複数のナイフエ
    ツジ材に分割し、その分割部における両ナイフエ
    ツジ材の対向端部の間に遊〓を設け、また両ナイ
    フエツジ材の対向端部の外側面には連結ナイフエ
    ツジの両端部を重ね継ぎ状に重合するとともにそ
    の重合部を連結ボルト・ナツトにより締着し、そ
    の連結ボルトが通るナイフエツジ材のガイド孔を
    ナイフエツジの長手方向に長い長細孔に形成し、
    ナイフエツジ材と連結ナイフエツジがその長手方
    向に関し相対的にスライド可能に連結されている
    ことを特徴とするコークス炉用炉蓋のシール構
    造。
JP1986018415U 1986-02-12 1986-02-12 Expired - Lifetime JPH0538025Y2 (ja)

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JP1986018415U JPH0538025Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JPS62132143U JPS62132143U (ja) 1987-08-20
JPH0538025Y2 true JPH0538025Y2 (ja) 1993-09-27

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ID=30812071

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55102882A (en) * 1979-01-30 1980-08-06 Kubota Ltd Hermetic structure for side face of furnace lid

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136994Y2 (ja) * 1972-03-28 1976-09-10
JPS53125754U (ja) * 1977-03-15 1978-10-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55102882A (en) * 1979-01-30 1980-08-06 Kubota Ltd Hermetic structure for side face of furnace lid

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JPS62132143U (ja) 1987-08-20

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