JPH0538018Y2 - - Google Patents

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JPH0538018Y2
JPH0538018Y2 JP10723990U JP10723990U JPH0538018Y2 JP H0538018 Y2 JPH0538018 Y2 JP H0538018Y2 JP 10723990 U JP10723990 U JP 10723990U JP 10723990 U JP10723990 U JP 10723990U JP H0538018 Y2 JPH0538018 Y2 JP H0538018Y2
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glass plate
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glass
absorbing
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、高層ビルの窓ガラス等に使用され
るワイヤ入り熱反・熱吸ガラスに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のこの種のワイヤ入り熱反・熱吸ガラスと
しては、第4図〜第6図に示すような構成のもの
が知られている。
第4図に示す従来構成においては、ワイヤ入り
ガラス板1の表面に、接着剤5を介して光反射ガ
ラス板6が接着固定されている。
又、第5図に示す従来構成においては、ワイヤ
入りガラス板1の表面に、フイルムの接着やアル
ミニウムの蒸着を施すことによつて断熱層7が形
成されている。
さらに、第6図に示す従来構成においては、ワ
イヤ入りガラス板1の表面に、フイルムの接着や
アルミニウムの蒸着によつて形成された断熱層7
を介して、通常のガラス板4が接着固定されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第4図の従来構成においては、
光反射ガラス6がその特性をもたせるために厚い
もの(6mm以上)であるため、ワイヤ入り熱反・
熱吸ガラス全体の厚みも11mm以上になつて、大重
量となつて運搬や取付等の取扱が大変であると共
に光反射ガラス板6自体が高価であるるという問
題があつた。
又、第5図の従来構成では、断熱層7が表面に
露出した状態にあるため耐候性に乏しく、高層ビ
ルの窓ガラス等に使用した場合に長期間使用でき
ず、断熱層7がワイヤ入りガラス板1の表面から
剥離しやすいという問題があつた。
さらに、第6図の従来構成では、ワイヤ入りガ
ラス板1と通常のガラス板4との間において、フ
イルムの接着やアルミニウムの蒸着により形成さ
れた断熱層7が完全硬化状態にあるため、通常の
ガラス板4として薄いものを使用した場合には、
内外の温度格差に伴う歪みの発生により、そのガ
ラス板4が裂傷しやすいという問題があつた。
この考案は、このような従来の技術に存在する
問題点に着目してなされたものであつて、その目
的とするところは、内外の温度格差に伴う歪みの
発生によつても裂傷するおそれがないと共に、軽
量化及低廉化を図ることができるワイヤ入り熱
反・熱吸ガラスを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この考案のワイ
ヤ入り熱反・熱吸ガラスにおいては、ワイヤ入り
ガラス板の表面に、メタクリル酸メチル樹脂を介
してガラス板を接着固定したものである。
[作用] 上記のように構成されたワイヤ入り熱反・熱吸
ガラスにおいては、両ガラス板間に介装されたメ
タクリル酸メチル樹脂が完全に硬化せず弾性状態
にあるため、このガラスを高層ビルの窓ガラス等
に使用した場合、内外の温度格差に伴い歪みが発
生しても、その歪みがメタクリル酸メチル樹脂層
の弾性作用で吸収される。従つて、通常のガラス
板として薄いものを使用しても、そのガラス板が
裂傷するおそれは全くなく、軽量化及低廉化を図
ることができる。
[実施例] 以下、この考案を具体化したワイヤ入り熱反・
熱吸ガラスの一実施例を、図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第3図に示すように、ワイヤ入りガラ
ス板1は所定の厚みで所定の大きさに形成され、
その内部には網目状のワイヤ2が埋設されてい
る。メタクリル酸メチル樹脂層3はワイヤ入りガ
ラス板1の表面に塗布して形成され、その上面に
はワイヤ入りガラス板1と同一の大きさで厚みの
薄い通常のガラス板4が接着固定されている。
なお、前記樹脂層3に用いるメタクリル酸メチ
ル樹脂は、常には透明な液体状態をなし、両ガラ
ス板1,4間に介装したときには、常温で完全に
硬化することなく弾性保有状態まで硬化して、ガ
ラス板1,4となじみよく接合する性質を有して
いる。
さて、前記のように構成されたワイヤ入り熱
反・熱吸ガラスにおいては、ワイヤ入りガラス板
1と通常のガラス板4との間に、それらの接合面
の全面に亘つて弾性保有状態のメタクリル酸メチ
ル樹脂層3が介装されている。そのため、このワ
イヤ入り熱反・熱吸ガラスを高層ビルの窓ガラス
等に使用した場合、内外の温度格差に伴い歪みが
発生しても、その歪みはメタクリル酸メチル樹脂
層3の弾性作用によつて確実に吸収される。
従つて、前記のように通常のガラス板4として
薄いものを使用しても、そのガラス板4が裂傷す
るおそれは全くなく、ワイヤ入り熱反・熱吸ガラ
ス全体の軽量化を図ることができると共に、製造
価格を低減することができる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば、前記ワイヤ入りガラス
板1及び通常のガラス板4の大きさや厚みを任意
に変更したり、メタクリル酸メチル樹脂層3の厚
みを任意に変更したりする等、この考案の趣旨か
ら逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更し
て具体化することも可能である。
[考案の効果] この考案は、以上説明したように構成されてい
るため、ワイヤ入りガラス板と薄い通常のガラス
板とから構成しても、内外の温度格差に伴う歪み
の発生により、通常のガラス板が裂傷するおそれ
を防止することができて、軽量化及低廉化を図る
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したワイヤ入り熱
反・熱吸ガラスの一実施例を示す斜視図、第2図
はそのガラスの正面図、第3図は同ガラスの製造
過程を示す斜視図、第4図〜第6図は従来のワイ
ヤ入り熱反・熱吸ガラスをそれぞれ示す正面図で
ある。 符号の説明、1……ワイヤ入りガラス板、3…
…メタクリル酸メチル樹脂層、4……通常のガラ
ス板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤ入りガラス板の表面に、メタクリル酸メ
    チル樹脂を介してガラス板を接着固定したことを
    特徴とするワイヤ入り熱反・熱吸ガラス。
JP10723990U 1990-10-12 1990-10-12 Expired - Lifetime JPH0538018Y2 (ja)

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JP10723990U JPH0538018Y2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12

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JPH0464535U JPH0464535U (ja) 1992-06-03
JPH0538018Y2 true JPH0538018Y2 (ja) 1993-09-27

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JPH0464535U (ja) 1992-06-03

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