JPH0537954U - 直火式連続加熱炉における鋼帯の加熱装置 - Google Patents

直火式連続加熱炉における鋼帯の加熱装置

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JPH0537954U
JPH0537954U JP9620591U JP9620591U JPH0537954U JP H0537954 U JPH0537954 U JP H0537954U JP 9620591 U JP9620591 U JP 9620591U JP 9620591 U JP9620591 U JP 9620591U JP H0537954 U JPH0537954 U JP H0537954U
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JP
Japan
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steel strip
burner
heating
furnace
width
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Withdrawn
Application number
JP9620591U
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English (en)
Inventor
謙治 新屋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷延炭素鋼板の連続燃鈍炉の加熱帯、ステン
レス鋼板の連続燃鈍炉の加熱帯などにおける鋼板の加熱
装置に関するもので、加熱される鋼帯の板幅の異なる場
合でも、幅方向に均一に加熱することを可能とすると共
に、従来のように一部のバーナを燃焼遮断したり又は燃
焼量を下げるなどの制御の必要がなく、加熱効率、加熱
能力の大幅な向上を図ることを目的としている。 【構成】 加熱炉101の内部に幅の広い鋼帯102a
または幅の狭い鋼帯102bを連続的に走行させなが
ら、炉体101の炉壁に配設したバーナ群103から噴
出される火炎104を直接鋼帯に衝突させて加熱する直
火式連続加熱炉における鋼帯幅方向の外側に配設したバ
ーナの噴出方向を可変とし、これにより幅の狭い鋼帯1
02bの場合でも鋼帯端部の加熱量を十分に確保し、均
一な加熱を可能としている。なお105は可変バーナの
回転方向の可撓性を持たせるため同バーナを炉体に取付
ける際の支持用ベローズである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷延炭素鋼板の連続焼鈍炉(CAL)の加熱帯及びステンレス鋼板の 連続焼鈍炉(AP)の加熱帯等における鋼板の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の直火式バーナを用いた鋼帯加熱用加熱炉の一例として図3に示すものが ある。
【0003】 図において加熱炉301の内部を幅広の鋼帯302a又は幅挟の鋼帯302b が連続的に走行しており、その鋼帯と直交させて加熱炉301の炉壁には直火式 バーナ303を幅方向に複数個及び走行方向にも複数列、例えば千鳥状に配置し 、直火式バーナ303から噴出する高速火炎304を鋼帯に衝突させて鋼帯を加 熱している。
【0004】 この高速・高温の衝突火炎による強制対流加熱は、ラジアントチューブあるい はラジアントカップバーナ等による輻射加熱に比べて数倍大きな加熱能力が得ら れる特徴がある。
【0005】 ここで、直火式連続加熱炉においても、他の加熱炉と同様に幅の異なる種々の 鋼帯を同一炉内で処理し、かつ、幅方向に均一な温度分布を持つよう加熱する必 要がある。
【0006】 そのため従来は、鋼帯の幅が狭い場合は、その幅の外側にある、鋼帯の加熱に 寄与しないバーナについては、燃焼を遮断するあるいは燃焼量を絞るなどの制御 を行い、幅方向の均一加熱を得ようとしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところで直火式バーナからの噴出火炎衝突による強制対流加熱では、バーナ中 心軸をピークとした山形の熱伝達率分布(すなわち、加熱能力の分布)をもって おり幅方向に複数個のバーナを配置することにより、この山形の加熱能力の分布 を幅方向に重ね合わせた、幅方向に波状の加熱能力の分布をもっていることにな る。
【0008】 しかしながら、従来の加熱装置では、炉体にとりつけられたバーナは一定位置 に固定されており、従って噴出火炎の方向も一定方向に固定されることになる。
【0009】 そのためバーナの幅方向加熱能力の分布もバーナ配置によって決まりかつ一定 の分布である。
【0010】 この固定されたバーナ配置により、幅の異なる鋼帯を均一加熱しようとする場 合、例えば、幅の狭い鋼帯ではその外側にあるバーナについてその燃焼を遮断す ることにより達成しようとするが、バーナ位置が固定されている為、鋼帯の幅が 微小量づつ異なるすべての鋼帯に対して均一加熱を達成することは困難であると いう問題点をもっていた。
【0011】 本考案は上記問題点を解決し、幅の異なる鋼帯の幅方向の均一加熱を、鋼帯幅 の変化に応じて効率的に行ない得る新たな加熱装置を得ることを目的としている 。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための構成として本考案の直火式連続加熱炉における鋼帯 の加熱装置は、直火式バーナを炉体の幅方向に複数個装着してなる連続加熱炉に おいて、走行搬送される被処理用鋼帯の幅に応じて、前記直火式バーナのうち鋼 帯幅の外側に位置する炉壁側に配置されたバーナの火炎方向を鋼帯側に向けて可 変とし、狭幅の鋼帯に対してもその端部に該バーナから噴出する火炎が衝突する ように構成したことを特徴としている。
【0013】
【作用】
従来のようにバーナ位置及び噴出方向が固定さた直火加熱法では、通常最大幅 の鋼帯を想定してその配置が決定されるが、最大幅より狭い幅の鋼帯加熱時には 、その外側のバーナは鋼帯加熱に関与しなくなるため、幅方向の均一加熱性が悪 化する。
【0014】 本考案はこの不具合点を解消するため、鋼帯幅の外側のバーナの火炎の噴出方 向を鋼帯側へ可変とすることにより、該バーナは鋼帯の加熱に寄与でき、従来の 燃焼遮断あるいは燃焼量を下げるといった制御を行う場合に比べて加熱能力を向 上させることができる。
【0015】 これと同時に、火炎の噴出方向を幅方向の鋼帯温度分布をフィードバックさせ て、温度分布が均一となるよう任意量変化させることにより、鋼帯の幅方向均一 加熱が可能となる。
【0016】
【実施例】
以下本考案の1実施例について図1及び図2により説明する。 図1は本考案の加熱装置の概略を示し(a)は平面図、(b)は側断面図であ る。また図2は同装置における可変バーナの詳細構造を示し(a)はバーナ方向 を鋼帯に対し垂直状態に保持した状態図、(b)は同バーナの火炎方向を鋼帯に 対し傾斜させた状態図を示す。
【0017】 これらの図において加熱炉101の内部を幅広の鋼帯102a又は幅の狭い鋼 帯102bを連続的に走行させながら炉体101の炉壁に配設したバーナ群10 3から噴出される火炎104を直接鋼帯に衝突させて加熱する。
【0018】 鋼帯102aは最大幅のものであり、これを対象にバーナ群の配置を決定し、 バーナ群はこの鋼帯の幅方向内側に配置されている。この状態でバーナから噴出 される火炎は、鋼帯に鉛直に衝突させて加熱できる。
【0019】 これに対して、鋼帯102bは最大幅よりも狭いものであり、この場合は一部 のバーナは、この鋼帯102bの幅方向外側になる。
【0020】 そして、この鋼帯の外側に配置されたバーナの火炎は固定式だと鋼帯をはずれ 、加熱にほとんど関与しなくなり、これにより鋼帯端部の加熱量が低下するため に鋼帯温度分布が不均一となる。
【0021】 本考案では、これを改善するために、炉内を走行する鋼帯の幅に応じて、その 鋼帯幅方向外側に位置するバーナの噴出方向を鋼帯側に向けることにより、鋼帯 の均一加熱を行うもので、バーナの噴出方向は炉の出側における鋼帯の幅方向温 度分布をフィードバックして、均一となるように微調整を行うようにする。
【0022】 鋼帯の幅方向外側に位置するバーナの可変部構造を示す図2について説明する と、可変バーナ203は支持台208上に取りつけられ、該支持台208は炉体 201に固定されている。
【0023】 支持台208上には軸受207を介して回転軸206が回転可能に軸支され、 該回転軸206の端部に前記可変バーナ203が固定されている。これにより可 変バーナ203は図2(b)に示すように回転軸206の軸心を中心として回転 可能に構成される。
【0024】 回転軸206の軸外周にはレバー209が突設され、該レバー209を作用点 として、加熱される鋼帯の幅に応じて手動あるいはアクチュエータにより必要量 だけ回転させることができ、バーナ203から噴出する高速火炎を鋼帯に向けて 衝突させることが可能となる。
【0025】 可変式のバーナ203に回転方向の可撓性を持たせるために、同バーナ203 は炉体201にベローズ205を介してとりつけてある。
【0026】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の鋼帯の加熱装置によれば、鋼帯幅の外側のバーナの 火炎噴出方向を鋼帯の幅に応じて可変とすることにより、幅の異なる種々の鋼帯 を幅方向に均一に加熱することが可能となる。
【0027】 また従来のように同バーナの燃焼遮断あるいは燃焼量を下げる等の制御を必要 としたのに比較して加熱能力、加熱効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係る加熱装置の概略を示
し、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図2】同装置における可変バーナの詳細構造を示し、
(a)はバーナ位置を鋼帯に対し垂直状態に保持した状
態図、(b)は同バーナを鋼帯に対し傾斜させた状態図
である。
【図3】(a)、(b)は従来のバーナ加熱装置の平面
図及び側断面図である。
【符号の説明】
101,201 炉体 102a,102b 鋼帯 103 バーナ 203 可変バーナ 104 バーナ火炎 105,205 ベローズ 206 回転軸 207 軸受 208 支持台 209 レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直火式バーナを炉体の幅方向に複数個装
    着した鋼帯の連続加熱炉において、走行搬送される被処
    理用の鋼帯の幅に応じて、前記直火式バーナのうち鋼帯
    幅の外側に位置する加熱炉壁側に設けたバーナを鋼帯側
    に向けて可変構造としたことを特徴とする直火式連続加
    熱炉における鋼帯の加熱装置。
JP9620591U 1991-10-29 1991-10-29 直火式連続加熱炉における鋼帯の加熱装置 Withdrawn JPH0537954U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543012A (ja) * 2006-07-06 2009-12-03 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 炎の方向及び/又は軸角度を変更可能なバーナー並びにそれを実施する方法
KR20170120159A (ko) 2015-03-26 2017-10-30 다이요 닛산 가부시키가이샤 철강 제품의 가열 장치 및 철강 제품의 가열 방법
CN116770029A (zh) * 2023-06-19 2023-09-19 上海晟昌实业有限公司 一种带钢明火加热干燥系统

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