JPH0537762A

JPH0537762A - フアクシミリ装置の宛先入力方法

Info

Publication number: JPH0537762A
Application number: JP3193886A
Authority: JP
Inventors: Miyuki Takahashi; みゆき高橋; Yuriko Oochi; 友里子大地
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1991-08-02
Filing date: 1991-08-02
Publication date: 1993-02-12

Abstract

(57)【要約】【目的】オペレータの負荷を軽減し、通信コストを低
減させるとともに、短時間で宛先番号を入力する。【構成】送信先の国名、国番号、国番号の桁数等の情
報を登録する変換テーブル（ＴＢＬ）と、その地域名を
文字キーから入力操作する手段（アルファベットに対応
したワンタッチキーおよびワープロ機能）とを備え、海
外送信用の原稿をセットした後、オペレータが外国の宛
先キーをプッシュした後（１０１）、ワンタッチキーで
送信先の国名を入力すると（１０２，１０３）、変換テ
ーブルを検索してその国名を示す国番号を選択し（１０
５〜１０８）、例えば００１とその国番号とをダイヤル
バッファに自動的にセットした後（１０９，１１０）、
通常の宛先入力処理を行う（１１１）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置の宛
先入力方法に関し、特に海外送信時あるいは市外送信
時、国名から国番号あるいは地名から市外局番への変換
入力が可能なファクシミリ装置の宛先入力方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、国際間の
通信を行う場合、例えば特開昭６４−１２６６５６号公
報に記載されているように、システム制御部は発信側の
発信日時と、発信側と受信側との間の時差とに基づい
て、受信側における受信日時を求め、発信側ファクシミ
リ装置の表示部は得られた受信側における受信日時を表
示することが提案されている。一方、複数の通信会社
（例えばＫＤＤ、ＩＴＪ、ＩＤＣ等）の通信システムで
は、海外通信時等の料金が地域によってそれぞれ異なる
場合がある。このため、複数の通信合社と契約している
ユーザでは、送信地域によって使用システムを切り替え
る方式を採用する場合が多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、海
外送信における相手の国番号や、国内送信における市外
局番がわからない場合、国番号や市外局番のリストを参
照することが必要であるため、短時間で宛先番号を入力
して速かに送信操作に移ることは難しく、オペレータの
負担となる。また、海外送信時、相手の帰宅前に必要デ
ータを送る必要かある場合等、オペレータには時差の確
認が負担となる。さらに、複数の通信会社と契約してい
るユーザは、送信先地域によって各社の料金体系が異な
る場合、通信コストを低減させるためには手軽にルート
を切り替えることが必要である。本発明の目的は、この
ような問題点を改善し、オペレータの負荷を軽減して、
通信コストを低減させるとともに、短時間で宛先番号を
入力するのに好適なファクシミリ装置の宛先入力方法を
提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリ装置の宛先入力方法は、送信
先の地域名、それに対応する番号、その番号の桁数等の
情報を登録するテーブル（変換テーブル）と、その地域
名を文字キーから入力操作する手段（アルファベットに
対応したワンタッチキーおよびワープロ機能）とを備
え、海外送信時や国内の市外送信等に原稿をセットした
後、オペレータが所定のキー（外国の宛先キーあるいは
地名キー）をプッシュした後、ワンタッチキーで地域名
（海外送信先の国名、あるいは国内の地名）を入力する
と、変換テーブルを検索してその地域を示す番号を選択
し、その番号をダイヤルバッファに自動的に設定するこ
とに特徴がある。また、上記情報には、海外の送信先地
域での時差情報を含み、国名から００１＋国番号を検索
する際、送信先での時差を反映させた時刻情報を表示す
ることに特徴がある。また、上記送信先が海外であっ
て、各国に対する通信料金が複数の通信会社間で異なる
場合、通信会社ごとの料金体系情報を登録するテーブル
を備え、宛先との通信料金を比較して、複数の通信シス
テムの中から最も有利なものを選択することに特徴があ
る。さらに、上記情報には、海外の送信先地域での時差
情報を含み、オペレータが外国の宛先リストキーをプッ
シュすると、変換テーブルに登録された国名、国番号、
時差、および時差を反映した時刻情報をリスト出力する
ことに特徴がある。

【０００５】

【作用】本発明においては、送信先の地域名、それに対
応する番号、その番号の桁数等を登録する変換テーブル
を設け、原稿セット後、オペレータが外国の宛先キー
（あるいは地名キー）をプッシュし、ワンタッチキーで
海外送信先の国名（あるいは国内の地名）を入力する
と、入力した国名（あるいは地名）をワープロ変換して
表示し、オペレータの確認を得た後、変換テーブルを検
索して対応する国番号（あるいは市外局番）を選択し、
その番号をダイヤルバッファに自動的に設定するので、
国番号（あるいは市外局番）がわからない場合でも容易
に宛先番号を入力することができ、オペレータの負荷は
軽減して、入力ミスも減少する。また、海外送信先での
時差を考慮した時刻情報を表示することにより、相手の
状況に応じて効率的な通信を行うことができる。また、
海外送信先の国名を指示すると、各通信会社の料金テー
ブルを参照した後、最も有利な通信システムを選択し、
その番号＋国番号に変換して入力するので、通信コスト
を低減するのに役立つ。また、外国の宛先リストキー
（あるいは市外局番リストキー）をプッシュすると、変
換テーブルの内容がリスト出力されるので、次回送信時
のオペレーション作業時間を短縮して効率的に送信する
ことができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。（第１の実施例）図１は、本発明の第１の実施例におけ
る宛先入力方法を示すフローチャート、図２は本発明の
第１の実施例におけるファクシミリ装置の構成図、図３
は本発明の第１の実施例における操作／表示パネルの構
成図、図４は本発明の第１の実施例における変換テーブ
ル図、図５は本発明の第１の実施例における外国の宛先
リスト図である。図２において、２１は原稿を読み取る
スキャナ、２２は画像データを出力するプロッタ、２３
は各種キーや表示器等を備えた操作／表示部、２４は変
復調部（モデム）、２５は装置全体を制御するシステム
制御部、２６は画像データの圧縮／再生を行う符号化／
復号化部、２７はＲＡＭ、２８はシステム制御部２５を
動作させるためのプログラムや必要データを格納するＲ
ＯＭ、２９は回線との接続を行う網制御部、３０はシス
テムバスである。また、操作／表示部２３の操作／表示
パネルには、図３に示すように、液晶表示器（ＬＣＤ）
から構成された表示部３１、ＹＥＳキー３２、ＮＯキー
３３、ストップキー３４、外国の宛先キー３５、外国の
宛先リストキー３６、スタートキー３７、テンキー、Ａ
〜Ｚに対応したワンタッチキー（図示せず）等を備え
る。また、ＲＡＭ２７には、入力した送信先の変換結果
をセットするための領域（ＩＮＰＵＴ）、確定した宛先
番号をセットするためのダイヤルバッファ、およびＡ〜
Ｚに対応したワンタッチキーで入力された国名を国番号
に変換するための変換テーブル（ＴＢＬ）、ＴＢＬを検
索する際に用いるカウンタ等を備える。この変換テーブ
ルには、図４に示すように、国名欄４１、国番号欄４
２、国番号桁数欄４３、時差情報欄４４がある。なお、
国番号欄４２の「９９９９…」、国番号桁数欄４３の
「９９」、および時差情報欄４４の「９９」は、リスト
出力を行う際に利用する見出し用ダミーデータであり、
「ＦＦ…」はテーブルエンドを示す。

【０００７】このような構成により、図１に示すような
手順で宛先入力処理を行う。すなわち、海外送信時に
は、原稿セット後、外国の宛先キー３５がプッシュされ
ると（１０１）、国名モードに入り、Ａ〜Ｚに対応した
ワンタッチキーで入力された国名をワープロ変換し、Ｉ
ＮＰＵＴへセットする（１０２）。例えば、アメリカ合
州国を入力するの場合には、「ＡＭＥＲＩＣＡ」あるい
は「ＵＳＡ」と入力可能なものとする。この内容は、図
３に示した表示部３１に「アメリカ」と表示され、オペ
レータはＹＥＳキー３２をプッシュすることによって国
名を確認する。こうして、ＹＥＳキー３２がプッシュさ
れると（１０３）、カウンタ（ＴＢＬ（ｉ））に「１」
をセットし（１０５）、ＴＢＬの始めのエントリを指
す。そして、このエントリがテーブルエンドでなければ
（１０６）、その内容がＩＮＰＵＴにセットされたもの
と同じか否かをチェックする（１０７）。その結果、同
じであれば、「００１」をダイヤルバッファにセットし
（１０９）、そのエントリの該当データ部（国番号）を
ダイヤルバッファにセットする（１１０）。この場合、
ＹＥＳキー３２押下時点で国名、国番号、時差をサーチ
し、「００１−１−」を生成し、表示部３１に表示す
る。また、時差は「−１７」であるため、例えば現在時
刻が１４：００ならば、「２１：００」を同様に表示す
る。なお、複数の通信会社の料金テーブルをＲＡＭ２７
に内蔵して、ＹＥＳキー３２押下時に料金計算を行い、
最も有利なものを選択して表示することも可能である。
また、この時点で外国の宛先リストキー３６を押下する
と、ＴＢＬ内のデータが編集されて、図５に示すような
宛先リストが出力される。この宛先リストには、地域、
国名、国番号、時差、宛先の現在時刻、および送信元の
現在時刻が記載されているため、次回の海外送信時に利
用することができる。この後、通常の宛先入力処理を行
う（１１１）。すなわち、オペレータが「００１−１
−」以降の電話番号を入力してスタートキー３７を押下
することにより、原稿内容が海外送信される。なお、ス
テップ１０７で、テーブル内容がＩＮＰＵＴにセットさ
れたものと異なる場合には、カウンタを１アップして
（１０８）、次のエントリをチェックする。また、ステ
ップ１０１で、外国の宛先キー３５がプッシュされない
場合には、通常の宛先入力処理を行う（１１１）。ま
た、ステップ１０３で、ＹＥＳキー３２がプッシュされ
ない場合には、ストップキー３４のプッシュを確認して
（１０４）、ステップ１０１あるいはステップ１０２に
戻る。

【０００８】（第２の実施例）図６は、本発明の第２の
実施例における操作／表示パネルの構成図、図７は本発
明の第２の実施例における変換テーブル図、図８は本発
明の第２の実施例における宛先入力方法を示すフローチ
ャート、図９は本発明の第２の実施例における市外局番
リスト図である。本実施例のファクシミリ装置は、第１
の実施例（図２）と同様に、スキャナ、プロッタ、操作
／表示部、モデム、システム制御部、符号化／復号化
部、ＲＡＭ、ＲＯＭ、網制御部、システムバスから構成
される。また、操作／表示部の操作／表示パネルには、
図６に示すように、液晶表示器（ＬＣＤ）から構成され
た表示部３１、ＹＥＳキー３２、ＮＯキー３３、ストッ
プキー３４、地名キー６５、市外局番リストキー６６、
スタートキー３７、テンキー、Ａ〜Ｚに対応したワンタ
ッチキー（図示せず）等を備える。また、ＲＡＭには、
入力した送信先の変換結果（国内の地名）をセットする
ための領域（ＩＮＰＵＴ）、確定した宛先番号をセット
するためのダイヤルバッファ、およびＡ〜Ｚに対応した
ワンタッチキーで入力された地名を市外局番に変換する
ための変換テーブル（ＴＢＬ）、ＴＢＬを検索する際に
用いるカウンタ等を備える。この変換テーブルには、図
７に示すように、地名欄７１、市外局番欄７２、市外局
番桁数欄７３がある。なお、市外局番欄７２の「９９９
９…」、市外局番桁数欄７３の「９９」は、見出し用の
ダミーデータであり、「ＦＦ…」はテーブルエンドを示
す。また、リスト先頭の「ホッカイドウ」はリスト検索
用の地域名であり、「サッポロ」以下が変換用の地名で
ある。

【０００９】このような構成により、図８に示すような
手順で宛先入力処理を行う。すなわち、国内送信時に
は、原稿セット後に地名キー６５がプッシュされると
（８０１）、地域名モードに入り、Ａ〜Ｚに対応したワ
ンタッチキーで入力された地名をワープロ変換し、ＩＮ
ＰＵＴへセットする（８０２）。例えば、金沢を入力す
る場合、「ＫＡＮＡＺＡＷＡ」をプッシュすると、図７
に示した表示部３１に「カナザワ」と表示され、オペレ
ータはＹＥＳキー３２をプッシュすることによって地名
を確認する。なお、都道府県名を指示した後、市名を表
示し、その中から送信先の地名を選択するようにしても
よい。こうして、ＹＥＳキー３２がプッシュされると
（８０３）、カウンタ（ＴＢＬ（ｉ））に「１」をセッ
トし（８０５）、ＴＢＬの始めのエントリを指す。そし
て、このエントリがテーブルエンドでなければ（８０
６）、その内容がＩＮＰＵＴにセットされたものと同じ
か否かをチェックする（８０７）。その結果、同じであ
れば、該当データ部をダイヤルバッファへセットし、そ
の内容を表示部３１に表示する（８０９）。つまり、Ｙ
ＥＳキー３２押下時点で地名および市外局番をサーチ
し、「０７６２」を生成する。この時点で市外局番リス
トキー６６を押下すると、ＴＢＬ内のデータが編集され
て、図９に示すような市外局番リストが出力される。こ
の市外局番リストには、都道府県名、地名、局番が記載
されているため、次回送信時に利用することができる。
この後、通常の宛先入力処理を行う（８１０）。すなわ
ち、オペレータが「０７６２」以降の電話番号を入力し
てスタートキー３７を押下することにより、原稿内容が
送信される。なお、ステップ８０７で、テーブル内容が
ＩＮＰＵＴにセットされたものと異なる場合には、カウ
ンタを１アップして（８０８）、次のエントリをチェッ
クする。また、ステップ８０１で、地名キー６５がプッ
シュされない場合には、通常の宛先入力処理を行う（８
１１）。また、ステップ８０３で、ＹＥＳキー３２がプ
ッシュされない場合には、ストップキー３４のプッシュ
を確認して（８０４）、ステップ８０１あるいはステッ
プ８０２に戻る。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、オペレーション作業時
間を短縮して、通信コストを軽減することができる。ま
た、ミスオペレーションの防止に役立ち、オペレータの
負荷を軽減する。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における宛先入力方法を
示すフローチャートである。

【図２】本発明の第１の実施例におけるファクシミリ装
置の構成図である。

【図３】本発明の第１の実施例における操作／表示パネ
ルの構成図である。

【図４】本発明の第１の実施例における変換テーブル図
である。

【図５】本発明の第１の実施例における外国の宛先リス
ト図である。

【図６】本発明の第２の実施例における操作／表示パネ
ルの構成図である。

【図７】本発明の第２の実施例における変換テーブル図
である。

【図８】本発明の第２の実施例における宛先入力方法を
示すフローチャートである。

【図９】本発明の第２の実施例における市外局番リスト
図である。

【符号の説明】

２１スキャナ２２プロッタ２３操作／表示部２４モデム２５システム制御部２６符号化／復号化部２７ＲＡＭ２８ＲＯＭ２９網制御部３０システムバス３１表示部３２ＹＥＳキー３３ＮＯキー３４ストップキー３５外国の宛先キー３６外国の宛先リストキー３７スタートキー６５地名キー６６市外局番キー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ファクシミリ装置の送信方法において、
文字キーにより送信先の地域名を入力操作する手段と、
送信先の地域名、該地域名に対応する番号、該地域番号
の桁数を含む情報を登録するテーブルとを備え、該地域
番号と地域内の送信相手を示す番号とを入力して原稿を
送信する場合、上記入力操作手段から入力された地域名
に対応する番号を上記テーブルから検索し、該地域番号
をダイヤルバッファに自動的に設定することを特徴とす
るファクシミリ装置の宛先入力方法。
【請求項２】上記情報には、海外の送信先地域での時
差情報を含み、地域番号を検索する際、送信先での時差
を反映させた時刻情報を表示することを特徴とする請求
項１記載のファクシミリ装置の宛先入力方法。
【請求項３】上記送信先が海外であって、上記地域に
対する通信料金が複数の通信システム間で異なる場合、
通信システムごとの料金体系情報を登録するテーブルを
備え、該地域に送信する際、通信料金を比較して、複数
の通信システムの何れかを選択することを特徴とする請
求項１記載のファクシミリ装置の宛先入力方法。
【請求項４】上記情報には、海外の送信先地域での時
差情報を含み、オペレータの指示によって上記テーブル
に登録された国名、国番号、時差、時差を反映した時刻
情報をリスト出力することを特徴とする請求項１記載の
ファクシミリ装置の宛先入力方法。