JPH0537752U - ハンガー商品自動仕分システム - Google Patents
ハンガー商品自動仕分システムInfo
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- JPH0537752U JPH0537752U JP9295691U JP9295691U JPH0537752U JP H0537752 U JPH0537752 U JP H0537752U JP 9295691 U JP9295691 U JP 9295691U JP 9295691 U JP9295691 U JP 9295691U JP H0537752 U JPH0537752 U JP H0537752U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 商品を吊したハンガーを商品の仕分け条件に
応じて自動的に仕分けを行なうためのシステムを提供す
る。 【構成】 ハンガー商品自動仕分システムは、平行な一
対の移載レール31に跨がって走行する搬入トロリー2
2と移載レールに対して交差する方向にハンガーを走行
させるハンガー走行手段25との間で昇降し搬入トロリ
ー上のハンガーをハンガー走行手段に脱荷移載する脱荷
フックを具えたハンガー脱荷移載装置24と、ハンガー
走行手段上のハンガーの走行方向に対し平行に走行する
搬送トロリーと前記ハンガー走行手段との間で昇降しハ
ンガー走行手段上のハンガーを搬送トロリーに移載する
移載フックを具えたハンガー移載装置26と、搬送トロ
リーが走行する搬送レールの下方に配列された複数の分
岐シュート109毎に具えられたハンガー脱荷手段によ
って搬送トロリー上のハンガーを分岐シュート上に仕分
脱荷するハンガー自動仕分装置103とを有している。
応じて自動的に仕分けを行なうためのシステムを提供す
る。 【構成】 ハンガー商品自動仕分システムは、平行な一
対の移載レール31に跨がって走行する搬入トロリー2
2と移載レールに対して交差する方向にハンガーを走行
させるハンガー走行手段25との間で昇降し搬入トロリ
ー上のハンガーをハンガー走行手段に脱荷移載する脱荷
フックを具えたハンガー脱荷移載装置24と、ハンガー
走行手段上のハンガーの走行方向に対し平行に走行する
搬送トロリーと前記ハンガー走行手段との間で昇降しハ
ンガー走行手段上のハンガーを搬送トロリーに移載する
移載フックを具えたハンガー移載装置26と、搬送トロ
リーが走行する搬送レールの下方に配列された複数の分
岐シュート109毎に具えられたハンガー脱荷手段によ
って搬送トロリー上のハンガーを分岐シュート上に仕分
脱荷するハンガー自動仕分装置103とを有している。
Description
【0001】
本考案は、商品を吊したハンガーを商品の仕分け条件に応じて自動的にハンガ ーの仕分けを行なうためのシステムに関する。
【0002】
従来、商品を吊したハンガーの仕分けは、通常、人手によって行なわれている 。
【0003】
ところが、このようなハンガーの仕分けは、手間を要するという問題点を有し ている。
【0004】
本考案は、平行な一対の移載レールに跨がって走行する搬入トロリーと前記移 載レールに対して交差する方向にハンガーを走行させるハンガー走行手段との間 で昇降し前記搬入トロリー上のハンガーを前記ハンガー走行手段に脱荷移載する 脱荷フックを具えたハンガー脱荷移載装置と、前記ハンガー走行手段上のハンガ ーの走行方向に対し平行に走行する搬送トロリーと前記ハンガー走行手段との間 で昇降し前記ハンガー走行手段上のハンガーを前記搬送トロリーに移載する移載 フックを具えたハンガー移載装置と、前記搬送トロリーが走行する搬送レールの 下方に配列された複数の分岐シュート毎に具えられたハンガー脱荷手段によって 前記搬送トロリー上のハンガーを前記分岐シュート上に仕分脱荷するハンガー自 動仕分装置とを有する自動仕分ラインにより、前記の課題を解決したものである 。
【0005】
搬入トロリーによって搬送されてきたハンガーは、ハンガー脱荷移載装置の脱 荷フックによってハンガー走行手段に移載される。 ハンガーは、そのままハンガー走行手段によって搬送されハンガー移載装置の 移載フックによって搬送トロリーに移載される。 搬送トロリーは、ハンガーを吊したままハンガー自動仕分装置の搬送レール上 を走行し、指定された分岐シュートを通過するとき、ハンガー脱荷手段によって ハンガーが仕分脱荷される。 仕分脱荷されたハンガーは、次のラインへ、分岐シュート上を滑り降りていく 。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 ハンガー商品自動仕分システム20(図1参照)は、ハンガー21に吊り下げ られたまま商品を自動的に仕分けを行なうことができるシステムである。 ハンガー商品自動仕分システム20は、搬入トロリー22と、搬送トロリー2 3と、ハンガー脱荷移載装置24と、ハンガー走行手段25と、ハンガー移載装 置26と、搬送トロリー投入装置27と、仕分ライン28とで構成されている。
【0007】 搬入トロリー22は、図3、図4に示すように、搬入レール30又は移載レー ル31,31(図1参照)等のレールを走行する走行ローラ32を具えた一対の 前、後走行フレーム33,34と、この前、後走行フレーム33,34を回動自 在に連結し且つハンガー21を吊り下げるハンガー吊下バー35とを有している 。ハンガー吊下バー35には、吊り下げたハンガー21の前後位置がずれないよ うに、突軸36が複数突設されている。
【0008】 搬送トロリー23は、図5乃至図9に示すように、走行フレーム40と、ハン ガー吊下フック41と、スプリング(図7参照)42と、係合案内面43と、フ ック解放レバー44とを有している。 走行フレーム40(図5参照)は、搬送レール45上を走行する走行ローラ4 6,46を具えた一対の前、後走行フレーム47,48と、この前、後走行フレ ーム47,48を回動自在に連結する連結バー49とを有している。連結バー4 9には、略々等間隔に複数の切込50が形成されている。前走行フレーム47に は、搬送する商品の内容を示すバーコード51が設けられている。
【0009】 ハンガー吊下フック41(図7参照)は、切込50の近くに回動自在に具えら れ、ハンガー21を吊すことができるようになっている。 スプリング42は、ハンガー吊下フック41を図7中矢印A方向に回動付勢し ており、連結バー49とハンガー吊下フック41との間に具えられている。 係合案内面43は、ハンガー吊下フック41の下端に形成された円弧状の面で あり、スプリング42に抗してハンガー吊下フック41に矢印B方向の回動力を 付与しハンガー吊下フック41にハンガー21を受け入れさせる面である。 フック解放レバー44は、ハンガー吊下フック41に突設され、連結バー49 (図8参照)の側面から突出している。又、フック解放レバー44は、切込50 に当接してハンガー吊下フック41の回動角を規制している。
【0010】 搬送トロリー23にハンガー21を吊すには、ハンガー21のフック52(図 7参照)を係合案内面43に下から押し当て(図7中想像線の位置)、上方へ移 動させる。係合案内面43は円弧状になっているため、ハンガー吊下フック41 は矢印B方向に回動させられハンガー21のフック52を受け入れた後、スプリ ング42によって最初の位置に戻される。これによって、ハンガー21は、ハン ガー吊下フック41に吊り下げられる。 吊り下げられたハンガー21は、フック解放レバー44を図7において矢印B 方向に押圧し、ハンガー吊下フック41を矢印B方向に回動させることによって 、ハンガー吊下フック41から脱荷される。フック解放レバー44の操作は作業 員或いは後述する電磁ソレノイド111(図23参照)によって行なわれる。
【0011】 ハンガー脱荷移載装置24(図10乃至図18参照)は、搬入トロリー22に 吊り下げられたハンガー21をハンガー走行手段25に脱荷移載する装置である 。 このハンガー脱荷移載装置24は、トロリー走行向き変更手段55と、トロリ ー引込フィーダ56と、脱荷フック57とで構成されている。
【0012】 トロリー走行向き変更手段55は、一対の回転レール58,58を具えている 。 一対の回転レール58,58は、エアー或いは油圧シリンダー、電磁ソレノイ ド、モータ(何れも図示省略)等によって、約90度回転する方向転換・接続用 の短いレールである。この回転レール58は、複数のハンガー21を吊り下げて 1本の搬入レール30上を走行する搬入トロリー22を搬入レール30と交差す る平行な一対の移載レール31,31に移替える機能を備えている。
【0013】 トロリー引込フィーダ56は、一対の回転レール58,58上の搬入トロリー 22を一対の移載レール31,31上に引き込み、移載レール31,31の延長 線上に接続されたストレージレール60,60(図10参照)まで走行させる機 構であり、循環移動する一対のチェーン61,61と、チェーン61に設けられ た爪62とを有している。 一対の移載レール31,31の下方には、後述するハンガー走行手段25が設 置されている。 脱荷フック57(図12参照)は、下端がJ字状に折曲られ、エアー或いは油 圧シリンダー、電磁ソレノイド、モータ(何れも図示省略)等によって、昇降及 び左右方向(図12において図面の上下端左右方向)に移動する板状の部材であ る。
【0014】 次に、ハンガー脱荷移載装置24の動作を説明する。 搬入レール30上を走行してきた搬入トロリー22は、トロリー走行向き変更 手段55により一対の前、後走行フレーム33,34の向きが約90度方向転換 させられた後、トロリー引込フィーダ56によって横向の姿勢で一対の移載レー ル31,31に引き込まれ、移載レール31,31上を横向走行させられ、脱荷 フック57に接近する。引き込み動作は、トロリー引込フィーダ56の爪62, 62が前、後走行フレーム33,34に当接して行なわれる。
【0015】 前、後走行フレーム33,34は、ハンガー吊下バー35に対して回動自在に 連結されているため、図11に示すように、前、後走行フレーム33,34のみ 約90度姿勢を換え、ハンガー吊下バー35はそのままの姿勢で引き込み動作が おこなわれる。即ち、搬入トロリー22は、平行な一対の移載レール31,31 に跨がり、移載レール31と交差する方向に向いたまま走行する。 搬入トロリー22が脱荷フック57の傍まで移動すると、複数のハンガー21 は待構えている脱荷フック57と係合しうる状態になる(図13、図14参照) 。脱荷フック57は上昇し(図15参照)、ハンガー21のフック52に係合さ せ、複数のハンガー21を同時に引き上げる(図16参照)。
【0016】 搬入トロリー22はそのまま走行を継続するため、ハンガー21が脱荷フック 57に係合したまま取り残される(図16参照)。これによって、複数のハンガ ー21のフック52は搬入トロリー22のハンガー吊下バー35から脱荷させら れたことになる。 なお、このとき、脱荷フック57は、搬入トロリー22が横向になっているこ とと、脱荷フック57の長さL(図11参照)が搬入トロリー22の前、後走行 フレーム33,34の間隔Dより狭いことから、前、後走行フレーム33,34 間の空間に入り複数のハンガー21を同時に脱荷することができる。
【0017】 ハンガー21を搬入トロリー22から外した脱荷フック57は、搬入トロリー 22の走行方向と同一方向に移動し、ハンガー21のフック52をハンガー走行 手段25の真上に移動させる(図17参照)。 その後、脱荷フック57は下降し、ハンガー21のフック52をハンガー走行 手段25に係合させる(図18参照)。 ハンガー走行手段25は、脱荷フック57から受取ったハンガー21をハンガ ー移載装置26(図1参照)へ搬送して行く。
【0018】 一方、空になった搬入トロリー22は、図10に示すように、横向のまま、ト ロリー引込フィーダ56によって一対の移載レール31,31上を走行させられ 、ストレージレール60,60に送り込まれ、ストレージされる。空の搬入トロ リー22は横向になっているため、間隔を詰めて多数ストレージされる。 ストレージされた空の搬入トロリー22は、必要に応じてストレージエリヤー 63から引き出される。このとき、空の搬入トロリー22は、回転するトロリー 走行向き変更レール64によって向きが変更させられる。
【0019】 ハンガー走行手段25(図2、図19、図20参照)は、回転軸70の周りに ねじ状の羽71を取付けたスクリューコンベヤである。 ハンガー21は、回転軸70と一体に回転する羽71に押され、回転軸70上 を滑りながら移動する。 なお、ハンガー走行手段25は、ハンガーを案内するレール(図示省略)と、 ハンガーを走行させるチェーン(図示省略)とで構成される機構であってもよい 。
【0020】 ハンガー移載装置26(図2参照)は、ハンガー走行手段25から搬送トロリ ー23にハンガー21を移載する装置である。 このハンガー移載装置26は、ハンガー導入機構72と、ハンガー定ピッチ整 列チェーン(ハンガー搬送チェーン)73と、移載フック74と、搬送トロリー 停止機構86とで構成されている。
【0021】 ハンガー導入機構(図19、図20参照)72は、ハンガー走行手段25の回 転軸70の終端に接続された下り勾配の導入シュート75と、ハンガー定ピッチ 整列チェーン73のスプロケット76の軸77に設けられたカム78,78とで 構成されている。 ハンガー定ピッチ整列チェーン73(図2参照)は、スプロケット76によっ て循環移動するようになっており、搬送トロリー23のハンガー吊下フック41 の間隔と略々同一の間隔で、一対で1組の突起79,79(図19、図20参照 )が複数組突設されている。 移載フック74(図2参照)は、下端がJ字状に折曲られ、エアー或いは油圧 シリンダー、電磁ソレノイド、モータ(何れも図示省略)等によって昇降するよ うになっている。 ハンガー定ピッチ整列チェーン73、移載フック74、搬送トロリー23の搬 送レール45は、互いに平行になっている。
【0022】 搬送トロリー停止機構86は、後述する仕分ライン28のチェーン91とは異 なるチェーン191に設けられた一対のドッグ192,192の内、後方のドッ グ192に突設されたピン87と、このピン87に当接して後方のドッグ192 を掬うようにして傾ける作動片88と、作動片88を昇降させるプランジャー8 9と、ストッパー90とを有している。作動片88は、通常、ピン87に当接し ないようにピン87より上方に引き上げられている。作動片88、プランジャー 89は一対設けられている。
【0023】 次に、ハンガー移載装置26の動作を説明する。 ハンガー走行手段25によって送られて来たハンガー21は、導入シュート7 5(図19、図20参照)を滑り降り、回転しているカム78,78の爪85, 85に係合させられ、ハンガー定ピッチ整列チェーン73に送り込まれる。爪8 5の回転と、一対の突起79,79の移動とはタイミングが合っており、ハンガ ー21は一対の突起79,79間に移される。 このようにして、ハンガー走行手段25によって送られてくるハンガー21は 順次、ハンガー定ピッチ整列チェーン73に送り込まれる。
【0024】 一方、作動片88(図2参照)がプランジャー89によって下降し、搬送トロ リー23の前走行フレーム47を挟んでいる一対のドック192,192の内、 後方のドッグ192を上方へ傾動させ、前走行フレーム47との係合を解除する 。又、ストッパー90が突出する。これによって、搬送トロリー23は停止させ られる。 搬送トロリー23が停止している間に、新たな一対のドッグ192,192が チェーン191によって次々と走行してくるが、一対のドッグの内、前方のドッ グ192(ピン87が設けられていない方のドッグ)は、前、後フレーム33, 34に当接し、後方に傾動して逃げる。又、後方のドッグ192は、作動片88 によって下端が掬い上げられるようにして上方に押し上げられる(後方のドッグ は前、後走行フレームの何れかに当接して搬送トロリー23を搬送させるため、 後方には傾動することができないようになっている。)。 このようにして、一対のドッグ192,192は、前、後走行フレーム47、 48を通過していくため、搬送トロリー23を停止させておくことができる。
【0025】 最初に送り込まれたハンガー21が、移載フック74の左端(図2において左 端)近くまで、移動すると、移載フック74は上昇し、複数のハンガー21を同 時にハンガー定ピッチ整列チェーン73から外し、停止中の搬送トロリー23に 移載する。 なお、搬送トロリー23は、ハンガー移載装置26から複数のハンガー21を 同時に且つ機械的に受取ることができるようになっている他、作業員から直接、 ハンガーを受取ることができるようにもなっている。
【0026】 搬送トロリー投入装置27(図21参照)は、仕分ライン28に搬送トロリー 23をタイミングよく送り込む装置であり、傾斜した搬送レール451の上方に 回動自在に具えられたコ字状のタイミングレバー96と、このタイミングレバー 96を傾動させるエアーシリダー97と、搬送トロリー23を所定の位置に停止 させるストッパー98とで構成されている。
【0027】 次に、搬送トロリー投入装置27の動作を説明する。 図21に示すように、先行の搬送トロリー23が、ストッパー98によって所 定の位置に停止させられ、後述する仕分ライン28の一対のドッグ92,92の 係合を待ち受けているとき、タイミングレバー96は、左端(図21において左 側)を下げ、後続の搬送トロリー23の進入を規制している。先行の搬送トロリ ー23がストッパー98の引っ込みと一対のドッグ64,64の係合とによって 仕分ライン26に引き込まれていくと、タイミングレバー43は、実線の位置か ら想像線の位置へ回動し、今まで規制していた搬送トロリー23の進入を許容す る。このとき、タイミングレバー43の右端はさらに後続の搬送トロリー(図示 省略)の進入を規制する。
【0028】 仕分ライン28(図2、図5、図6、図23参照)は、バーコードリーダ10 0と、搬送トロリー23を牽引走行させる駆動チェーン101(図5参照)と、 ハンガー21に吊り下げられた商品102の仕分け条件に応じてハンガー21ご と自動的に仕分けを行なうハンガー自動仕分装置103とを有している。 駆動チェーン101(図5参照)は、ローラ104,104と一対のドッグ9 2,92を有して循環移動するチェーン91と、チェーン91の走行案内をする ガイドレール107(図23参照)とを具えている。 一対のドッグ92,92は互いに接近する方向に傾動するようになっている。 ガイドレール107(図23参照)の下方には搬送トロリー23が走行する搬送 レール45が敷設されている。搬送レール45の下方には搬送トロリー23の揺 れを防止するガイド板108が搬送レール45に沿って具えられている。 なお、搬送レール45とチェーン91は、図1において、互いに重なっていな ければならないが、構造を理解し易くするため、位置をずらして図示してある。
【0029】 ハンガー自動仕分装置103(図23参照)は、搬送レール45の下方で交差 して長手方向に配列された複数の分岐シュート109と、各分岐シュート109 毎に具えられ搬送トロリー23のフック解放レバー44に作用してハンガー吊下 フック41を回動させるハンガ脱荷手段110とを有している。 ハンガー脱荷手段110(図22参照)は、電磁ソレノイド111と回動片1 12とで構成されている。 搬送レール45の真下の分岐シュート109の部分は搬送レール45と略々平 行になっており、搬送レール45から離れた部分は搬送レール45から遠ざかる にしたがって搬送レール45と略々直角に交差する向きに湾曲している。即ち、 分岐シュート109は、C字状に湾曲し且つ下方に傾斜した棒状部材である。
【0030】 次に、仕分ライン28の動作を説明する。 搬送トロリー投入装置27(図21参照)から送り込まれてきた搬送トロリー 23は、一対のドッグ92,92に係合させられ、搬送レール45上をチェーン 91の牽引によって走行させられる。搬送トロリー23は、仕分ライン28の入 口で、バーコードリーダ100(図1参照)によって、商品の内容が読取られる 。 搬送トロリー23が仕分け条件に応じて指定された分岐シュート109の所ま で走行すると、電磁ソレノイド111(図22参照)は、電磁ソレノイド111 の回動片112を実線の位置から想像線の位置へ回動させてフック解放レバー4 4を介してハンガー吊下フック41を図7において矢印B方向に回動させる。ハ ンガー吊下フック41の回動は、搬送トロリー23を走行させながら行なわれる 。
【0031】 ハンガー吊下フック41に吊り下げられたハンガー21は、ハンガー吊下フッ ク41の回動によってハンガー吊下フック41から離脱し、分岐シュート109 上に落下し、分岐シュート109の下り傾斜によって他のラインへ滑り降りてい く。 このようにして、搬送トロリー23に吊り下げられたハンガー21は順次分岐 シュート109に自動的に仕分け脱荷される。 空になった搬送トロリー23は、仕分ライン28の駆動チェーン101から離 脱し、他の駆動チェーン(図示省略)によって走行させられ、ハンガー移載装置 26へと走行していく。
【0032】 なお、搬送トロリー23が仕分ライン28以外の部分を走行する場合の駆動源 は、仕分ライン28の駆動チェーン101と同様な構造であるが、別の駆動チェ ーンが用いられている。 このため、図1におけるハンガーストックヤード(図示省略)からハンガー脱 荷移載装置24までの間には1本の駆動チェーンが、仕分ライン28の出口から ハンガー移載装置26を経て搬送トロリー投入装置27までの間には1本の駆動 チェーンが夫々敷設されている。
【0033】 但し、仕分ライン28の駆動チェーン101は、平面的に循環移動するが、仕 分ライン以外の他の部分を循環移動する駆動チェーンは、上下方向に重なるよう にして循環移動するようになっている。
【0034】 次に、ハンガー商品自動仕分システム20(図1参照)全体の動作を説明する 。 搬入レール30上を走行してきた搬入トロリー22は、トロリー走行向き変更 手段55により向きが約90度方向転換させられた後、トロリー引込フィーダ5 6によって横向の姿勢で一対の移載レール31,31に引き込まれ、移載レール 31,31上を横向走行させられ、脱荷フック57に接近する。 搬入トロリー22が脱荷フック57の傍まで移動すると、複数のハンガー21 は待構えている脱荷フック57と係合する。
【0035】 搬入トロリー22から複数のハンガー21を同時に外した脱荷フック57は、 搬入トロリー22の走行方向と同一方向に移動し、ハンガー21のフック52を ハンガー走行手段25の真上に移動させる(図17参照)。 その後、脱荷フック57は下降し、ハンガー21のフック52をハンガー走行 手段25に係合させる(図18参照)。 ハンガー走行手段25は、脱荷フック57から受取ったハンガー21をハンガ ー移載装置26へ搬送させる。
【0036】 ハンガー走行手段25によって送られて来たハンガー21は、導入シュート7 5(図2参照)を滑り降り、回転しているカム78の爪85,85によって、ハ ンガー定ピッチ整列チェーン73に送り込まれる。ハンガー21は、順次、ハン ガー定ピッチ整列チェーン73に送り込まれる。 最初に送り込まれたハンガー21が、移載フック74の左端(図2において左 端)近くまで移動すると、移載フック74は上昇し、複数のハンガー21を同時 にハンガー定ピッチ整列チェーン73から外し、停止中の搬送トロリー23に移 載する。 このとき、各ハンガー21のフック52(図7、図9参照)は、対向するハン ガー吊下フック41の係合案内面43を下方から押圧し、ハンガー吊下フック4 1を回動させた後、ハンガー吊下フック41に吊り下げられる。
【0037】 その後、搬送トロリー23は、搬送レール45を走行し、搬送トロリー投入装 置27によって、仕分ライン28に投入される。 搬送トロリー23は、選択された分岐シュート109を通過するとき、電磁ソ レノイド111の作動によってハンガー21が分岐シュート109に仕分け脱荷 される。 総てのハンガー21が仕分け脱荷され、空になった搬送トロリー23は循環移 動してハンガー移載装置26の所で新たなハンガー21を受取る。
【0038】 このようにして、ハンガーに吊り下げられた商品は、仕分ライン28までは構 造が簡単な搬入トロリー22によって搬送され、仕分ライン28では自動仕分け を行い易い構造をした搬送トロリー23によって搬送され、最後に、ハンガー自 動仕分装置103によって自動的に仕分けされる。
【0039】 以上の搬入トロリー22と、搬送トロリー23には複数のハンガーが吊り下げ られるようになっているが、1つのハンガーだけが吊り下げられるようにしても よい。 又、ハンガー移載装置も、ハンガーを1つだけ移載することができるようにし てもよい。
【0040】
本考案のハンガー商品自動仕分システムによると、ハンガーの仕分けを自動的 に行なうことができるため、ハンガーの仕分効率を向上させることができる。 又、ハンガー自動仕分装置のみに自動仕分を行なうことができる構造の搬送ト ロリーを使用し、他のラインでは構造が簡単な搬入トロリーを使用しているため 、システム全体の構造を簡素化することができる。
【図1】本考案のハンガー商品自動仕分システムの概略
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のハンガー商品自動仕分システムに使用さ
れるハンガー移載装置の斜視図である。
れるハンガー移載装置の斜視図である。
【図3】搬入トロリーの正面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】搬送トロリーの正面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】ハンガー吊下フック付近の拡大図である。
【図8】図7中8−8矢視断面図である。
【図9】図7のハンガー吊下フックの動作図である。
【図10】図2におけるハンガー脱荷移載装置の概略斜
視図である。
視図である。
【図11】図10のハンガー脱荷移載装置の平面図であ
る。
る。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図14】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図15】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図16】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図17】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図18】図10のハンガー脱荷移載装置の動作説明図
である。
である。
【図19】ハンガー移載装置の部分拡大斜視図である。
【図20】図19の平面図である。
【図21】搬送トロリー投入装置の概略正面図である。
【図22】電磁ソレノイドの動作説明図である。
【図23】ハンガー自動仕分装置の斜視図である。
20 ハンガー商品自動仕分システム 21 ハンガー 22 搬入トロリー 23 搬送トロリー 24 ハンガー脱荷移載装置 25 ハンガー走行手段 26 ハンガー移載装置 31 移載レール 45 搬送レール 57 脱荷フック 74 移載フック 103 ハンガー自動仕分装置 109 分岐シュート 110 ハンガー脱荷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/36 8010−3F 47/49 8010−3F 47/61 A 8010−3F
Claims (1)
- 【請求項1】 平行な一対の移載レールに跨がって走行
する搬入トロリーと前記移載レールに対して交差する方
向にハンガーを走行させるハンガー走行手段との間で昇
降し前記搬入トロリー上のハンガーを前記ハンガー走行
手段に脱荷移載する脱荷フックを具えたハンガー脱荷移
載装置と、前記ハンガー走行手段上のハンガーの走行方
向に対し平行に走行する搬送トロリーと前記ハンガー走
行手段との間で昇降し前記ハンガー走行手段上のハンガ
ーを前記搬送トロリーに移載する移載フックを具えたハ
ンガー移載装置と、前記搬送トロリーが走行する搬送レ
ールの下方に配列された複数の分岐シュート毎に具えら
れたハンガー脱荷手段によって前記搬送トロリー上のハ
ンガーを前記分岐シュート上に仕分脱荷するハンガー自
動仕分装置とを有することを特徴とする、ハンガー商品
自動仕分システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295691U JPH0752098Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ハンガー商品自動仕分システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295691U JPH0752098Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ハンガー商品自動仕分システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537752U true JPH0537752U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0752098Y2 JPH0752098Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=14068911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9295691U Expired - Lifetime JPH0752098Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ハンガー商品自動仕分システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752098Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282367A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Jt Engineering Inc | 被搬送物の並び替え装置 |
JP2011184142A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Toyota Boshoku Corp | 基材成形装置 |
JP2017052592A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 村田機械株式会社 | 移載装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP9295691U patent/JPH0752098Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282367A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Jt Engineering Inc | 被搬送物の並び替え装置 |
JP4646678B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2011-03-09 | ジェイティエンジニアリング株式会社 | 被搬送物の並び替え装置 |
JP2011184142A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Toyota Boshoku Corp | 基材成形装置 |
JP2017052592A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 村田機械株式会社 | 移載装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0752098Y2 (ja) | 1995-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |