JPH053764Y2 - - Google Patents

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JPH053764Y2
JPH053764Y2 JP14310788U JP14310788U JPH053764Y2 JP H053764 Y2 JPH053764 Y2 JP H053764Y2 JP 14310788 U JP14310788 U JP 14310788U JP 14310788 U JP14310788 U JP 14310788U JP H053764 Y2 JPH053764 Y2 JP H053764Y2
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JP
Japan
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plug body
shaft
screwed
constriction
outer diameter
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JP14310788U
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JPH0266726U (ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、OA事務機及び一般機器等の印字ヘ
ツドや紙送りローラー等に用いられる中空のシヤ
フト部材において、それをシヤシーに同軸状態に
取り付ける為の端部止め部材に関する。
(従来の技術) フアツクシミリ、複写機等のOA事務機及び一
般機器に使用されるシヤフト部材において、従来
の中実材に代わつて、最近、価格低減、軽量化を
目的とした中空シヤフトが開発されている。そし
て、この中空シヤフトの製作にあつては、第4図
の如く、シヤシーへの取付け用に端部材を挿入す
るが、その圧入の方向が少しでも斜めを向くと、
軸中心がズレて同軸性を失い、精度を低下させて
仕舞うという欠点を有している。
又、その圧入は、端部材をシヤフト内に油圧等
で無理に加圧するので、端部材がシヤフトを外側
に膨らませて仕舞うことが多く、後でその膨らみ
を研摩して除去せねばならず、非効率的であると
共に同軸性をなくす原因となつていた。
(本考案の解決しようとする課題) そこで本考案は、同軸性に優れ、且つ、その製
作過程でシヤフトの膨らみ等を生じさせない合理
的端部止め部材を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本案端部止め部材は、二個以上の割り溝3を刻
設して膨縮自在な栓体2と、その栓体2外径より
若干幅狭な外径にしてシヤフトとの間に空隙を形
成する縊れ部4と、その空隙を埋めつつパイプ先
端が軸芯に向かつて絞られるよう側壁5aを同軸
湾曲状に形成した抑え頭部5とから成り、その内
側に雌螺子6aを刻んだ孔6を螺設した詰めナツ
ト1を有し、前記雌螺子6aに螺合し、栓体2を
同軸に形成した開拡ボルト7を上記詰めナツト1
に螺合させてなることを特徴として構成される。
(作用) 中空シヤフトSの端部に詰めナツト1を挿添
し、そこに開拡ボルト7を螺合させると、その螺
進と共に栓体2が割り溝3の緩衝性で外側に膨拡
し、それが栓体2外側をパイプシヤフトS内側に
密接合させて引き抜き不能とし、確実な止め部材
として機能する。
その際、もし栓体2が縮んで同軸性が失われて
いる場合でも、第3図に示す如く、同芯のナツト
1に同芯のボルト7が挿入され、それが外側に膨
拡するに従つて充填効果により互いが張り合い均
衡し、同軸となるように働く。
更に、螺進を進めて縊れ部4に達すると、その
縊れ部4の空隙にシヤフトSが絞し込まれて固定
し、その際シヤフトS先端が同軸の湾曲状に形成
した抑え頭部5の側壁5aに当接される為、湾曲
の求芯性によつてその先端が同軸となるように作
用する(第2図参照)。
尚、ここで、同軸とはその軸芯がズレのない真
芯であることを意味する。
(実施例) 図面を基に実施例を説明すると、本案止め部材
を中空シヤフトに挿入する場合の斜視図を示した
第1図において、Sが紙送り用ローラーの中空シ
ヤフトで、1がその左右端部に装着される止め部
材全体である。そして、2がシヤフトS内に挿入
されて詰め込み効果を発揮する栓体で、これには
四個の割り溝3を縊れ部4付近まで刻設した。
その縊れ部4は、抑え頭部5に向かつて下り傾
斜状とし、栓体2の外径より2mm程度幅狭として
シヤフトSが内側に絞り込まれる空隙部を形成し
た。
次いで、前記抑え頭部5には、縊れ部4側に向
かう側壁5aを湾曲状に形成し、且つ、該縊れ部
4に沿つてパイプ先端が軸芯に向かつて絞られる
よう同軸とした(第2図参照)。
次に、本案止め部材の使用法を説明すると、先
ず、中空シヤフトSの左右端部に詰めナツト1の
栓体2を挿入し、シヤフトS先端を抑え頭部5の
側壁5aに当接させ、次いで、詰めナツト1を若
干回転させながら更に押し込む。すると、シヤフ
トS先端が側壁5aの湾曲性によつて内側に誘導
され、且つ、縊れ部4の空隙を埋めるように絞り
込まれ、この結果、中空シヤフトSが詰めナツト
1にしつかり固定されると共に湾曲状の求芯性に
よつてシヤフトSが同軸となる。
さて、こうして得た栓体2と中空シヤフトSと
の嵌合体を目的とするシヤシーの取付孔に当接さ
せ、外側から開拡ボルト7を宛てて、孔6の雌螺
子6a内に螺合させる。すると、開拡ボルト7の
その螺進に伴つて当初縮んでいた栓体2が割り溝
3の緩衝性で外側に膨拡し、密栓効果を発揮して
引き抜き不能とし、確たる止め部材として機能す
る。又、当初栓体2が縮んで同軸性が失われてい
たものを、第3図に示す如く、栓体2が外側に膨
拡するに従つて充填効果により互いが張り合い均
衡し、確実に同軸に装着される。
(考案の効果) 本考案は以上のようで、割り溝3を刻設して膨
拡自在な栓体2を配したので、開拡ボルト7の螺
進と共に栓体2が割り溝3の緩衝性で外側に膨張
し、シヤフトSの内側と密接合し、充分な止め部
材としての効果を発揮することができる。この結
果、従来の止め端部材の過剰な押圧がパイプ外側
を膨らませ切削加工を余儀なくされていた不合理
が解消される。
又、同軸の詰めナツト1及び開拡ボルト7の充
填効果による均衡作用及び同軸の湾曲状に形成し
た抑え頭部5の側壁5aの求芯性により、優れた
同軸性が確保されるので、印字ヘツドや紙送りロ
ーラーに用いた場合に印字ヘツドのズレや紙送り
ローラーの偏動を防止し、円滑な作動を担保す
る。
更に、製作が簡潔で、且つ、油圧等を要さずド
ライバーで簡単に装着できるので、極めて経済的
でもある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本案止め部材の斜視図、第2図はシヤシーに装着
した状態の縦断側面図、第3図は開拡ボルトを螺
合させた時に同軸となる状態を示す模式的縦断正
面図、第4図は従来の中空シヤフト止め部材を示
す斜視図である。 1……詰ナツト、2……栓体、3……割り溝、
4……縊れ部、5……抑え頭部、5a……側壁、
6……孔、7……開拡ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 二個以上の割り溝3を刻設して膨縮自在な栓体
    2と、その栓体2外径より若干幅狭な外径にして
    シヤフトとの間に空隙を形成する縊れ部4と、そ
    の空隙を埋めつつパイプ先端が軸芯に向かつて絞
    られるよう側壁5aを同軸湾曲状に形成した抑え
    頭部5とから成り、その内側に雌螺子6aを刻ん
    だ孔6を螺設した詰めナツト1を有し、 前記雌螺子6aに螺合し、栓体2を同軸に形成
    した開拡ボルト7を上記詰めナツト1に螺合させ
    てなることを特徴とする端部止め部材。
JP14310788U 1988-11-01 1988-11-01 Expired - Lifetime JPH053764Y2 (ja)

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JP14310788U JPH053764Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01

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JPH0266726U JPH0266726U (ja) 1990-05-21
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JP4609914B2 (ja) * 2001-05-08 2011-01-12 静雄 三島 部材間の接続構造
JP6727151B2 (ja) * 2017-02-13 2020-07-22 三菱電機株式会社 飛しょう体用レドーム
WO2019225143A1 (ja) 2018-05-24 2019-11-28 株式会社Ihi 回転体、および、過給機

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JPH0266726U (ja) 1990-05-21

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