JPH0537608Y2 - - Google Patents

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JPH0537608Y2
JPH0537608Y2 JP1987054083U JP5408387U JPH0537608Y2 JP H0537608 Y2 JPH0537608 Y2 JP H0537608Y2 JP 1987054083 U JP1987054083 U JP 1987054083U JP 5408387 U JP5408387 U JP 5408387U JP H0537608 Y2 JPH0537608 Y2 JP H0537608Y2
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drive shaft
panel
shutter plate
guide
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は閉鎖配電盤のシヤツタ装置の改良に関
する。更に詳しくは、制御ユニツトの挿脱方向に
設けた駆動軸を制御ユニツトの挿脱方向に沿う移
動を利用して回動させ、駆動軸の回動運動をシヤ
ツタの昇降運動に変換することにより、閉鎖配電
盤の小型化を可能にしたシヤツタ駆動装置に関す
る。
【従来技術とその課題点】 一般に、閉鎖配電盤においては、箱状の盤フレ
ーム内を棚板により上下に仕切つて複数のユニツ
ト室を構成し、これら各ユニツト室内に制御ユニ
ツトをそれぞれ挿脱可能な状態で収容している。
この制御ユニツトは、回路遮断器、電磁開閉器、
及び制御リレー等の各種制御器具を共通のフレー
ムに取り付け、所定の制御機能を得ることができ
るようにしたものである。そして、制御ユニツト
のユニツト室への挿脱によつて、制御ユニツトの
電源主回路、負荷主回路、制御回路等が、盤フレ
ーム内の母線や負荷側端子等の回路と自動的に断
路、接続するように構成されている。 上記した閉鎖配電盤においては、制御ユニツト
を引出した状態でユニツト室を点検する場合に、
誤つて母線に触れないように考慮する必要があ
り、露出している母線を遮蔽するシヤツタ装置が
安全上必要不可欠である。 このようなシヤツタ装置を備えた配電盤が実開
昭57−74611号に記載されている。その配電盤を
第11図、第12図、第13図に示す。図におい
て109はコントロールセンタのユニツト室を示
しており、ユニツト室109は棚板110によつ
て仕切られており、ユニツト扉111で外部と隔
離されている。制御ユニツト101は、この棚板
110に設けられたガイド板112に沿つて挿入
され、母線カバー113で囲まれている母線11
4へ制御ユニツト接触子116が母線カバー11
3に設けられている角穴115を貫通して係合さ
れる。 シヤツタ機構120は、遮蔽板121と、この
遮蔽板121を棚板110に摺動可能に取りつけ
る支持ボルト122及びこの支持ボルト122と
遮蔽板121との間に隙間をもたせるためのカラ
ー(図示省略)等により構成された支持具とから
なる。 上記遮蔽板121は、取付け時に母線カバー1
13に設けた制御ユニツト接触子116との接合
用の角穴115を塞ぐ遮蔽部121a,121
b,121cを形成すると共に、これと直角を成
す引出し面、即ち、棚板110の表面と平行な部
分121Aには左右方向へのガイド用として長い
スリツト121d,121eを設け、更に遮蔽板
全体を移動させるための駆動用スリツト121f
を設けている。そしてこの遮蔽板121は支持ボ
ルト122及びカラー等による支持具をガイド用
スリツト121d,121eに挿通させることに
より前記棚板110に対し左右方向に摺動可能な
取付構成となる。つまり遮蔽板121のスリツト
121d,121eにスリツト121d,121
e幅よりやや小さいカラーを挿入し、支持ボルト
122でカラーを棚板110に締付固定してい
る。 そして遮蔽板121の動作前は、制御ユニツト
101の下に設けられている駆動ピン124は駆
動用スリツト121fの引出し方向と平行な第1
の直交部121f−1に位置しており、角穴11
5は遮蔽板121で遮蔽されている。 制御ユニツト101が母線側に進むと、駆動ピ
ン124は斜行部121f−2内を進むことによ
り、遮蔽板121は右方向に作用力を受けて母線
カバー113の角穴115が開口して、接触子1
16と母線114は接触する。 なお、点検時に制御ユニツト101を引出した
場合は上記動作と反対の動作によつて動作前の状
態に復帰するものである。 このシヤツタ装置は、バネ等の弾性体によつて
動作する構造ではないので、部品が切損したり経
年変化で特性が変化したりせず、長期間の品質維
持が可能という利点がある。けれども、遮蔽板1
21が左右に移動することで母線カバー113の
角穴115を開閉する構造のため、次のような問
題点がある。 即ち、コントロールセンタの外形寸法は大体定
まつている。従つて、コントロールセンタに収容
される母線114の数が多い等の理由により、各
相間のピツチが大きくとれないときは、母線カバ
ー113、角穴115の間隔が狭くなり、角穴1
15自体の横幅より狭くなる場合が生じる。 つまり、制御ユニツト接触子116を挿入する
角穴115の大きさは定まつているので、角穴1
15を遮蔽する遮蔽部121a,121b,12
1cの大きさも必然的に定まる。そして、母線1
14のピツチ、即ち母線カバー113のピツチが
角穴115の幅より狭い場合は、遮蔽板121が
移動して角穴115を開口したとき、遮蔽部12
1a,121b,121cのそれぞれの両側縁が
角穴115まではみ出し、制御ユニツト101の
挿着に伴う制御ユニツト接触子116の角穴11
5への挿入を確保できなくなる。 制御ユニツト接触子116の角穴115への挿
入を確保するためには、遮蔽部121a,121
b,121cの幅を狭くするしかない。そうする
と、幅狭の遮蔽部121a,121b,121c
では角穴115を十分に遮蔽できなくなり、感電
事故を防止する目的が達成できなくなる。 第14図はシヤツタ装置の動作時の位置関係の
説明図で、第11図、第12図、第13図と同一
または相当部分は同一符号で示す。 第14図aは母線114、母線カバー113及
び角穴115の関係を示し、pは母線114の相
間ピツチ、aは角穴115の横幅を示す。bは角
穴115の間隔で、b=p−aである。 第14図bは遮蔽板121、その遮蔽部121
a,121b,121c及び遮蔽部間の切欠部1
21g,121hの関係を示し、pは切欠部の相
間ピツチで母線114の相間ピツチと等しく、a
は切欠部の切欠幅で角穴115の幅と等しく、b
は遮蔽部の幅で角穴115間の間隔と等しく設定
するものとする。 第14図cは第14図aに第14図bの遮蔽板
121を組合せたもので、この場合、遮蔽した状
態を示す。この図から分るように遮蔽ができる条
件としてはb>aであり、p=a+b>2aでな
ければならない。各スペースの関係からpが小さ
くなり、p>2aの条件が満足できない場合には
遮蔽ができず、第11図、第12図、第13図の
遮蔽装置は実施できないことになる。 実開昭50−87428号公報には、フレーム固定軸
に昇降するシヤツタを備えたものが開示してあ
る。この考案によれば上記問題点は解決できる
が、シヤツタは自重で落下する構造であるために
作動が完全でない場合があり、更にシヤツタの駆
動に操作レバーを使用するため、十分な昇降スト
ロークを得るためにはレバーの長さ、つまり配電
盤の奥行きを長く取る必要があつた。 また、同公報には二枚のシヤツタをリンク機構
で連結し、それぞれ逆方向に移動させることによ
り上記ストロークの問題を解決する手段も開示さ
れているが、構造が複雑になるばかりか、リンク
機構の設置による奥行きが必要となり、小型化を
図るには十分とは言えない。
【考案の目的】 そこで本考案の目的は、制御ユニツトの挿脱方
向の移動により、シヤツタ板を母線に沿つた方向
に移動して母線と接触子との接合部を開閉するよ
うにして、母線が多く配設された場合等、母線カ
バーのピツチが母線カバーの角穴の幅より小さく
なつた場合でも、母線カバーの角穴の遮蔽及び開
口状態が確保できるようにすることにある。 又、本考案の他の目的は、シヤツタ板の降下の
際にも駆動力を与えるようにしてシヤツタ板の動
きを確実にすることにある。 更に、本考案の他の目的は、シヤツタ機構を構
成する構成部品の寸法誤差、歪等を相殺して引つ
掛かり等をなくし、スムーズに作動するようにす
ることにある。
【考案の構成】
上記目的を達成するために講じた本考案の構成
は次の通りである。即ち本考案は、 複数のユニツト室にそれぞれ制御ユニツトを挿
脱可能に収容し、上記制御ユニツトの挿脱方向に
沿う移動により制御ユニツト接触子と盤側導体と
を接離させるようにした閉鎖配電盤のシヤツタ装
置であつて、 このシヤツタ装置は、 各ユニツト室を仕切る仕切棚の盤側導体側に、
盤側導体と平行方向に立設された動揺支柱と、; 上記動揺支柱に摺動可能に装着されており、動
揺支柱に沿つて移動することにより盤側導体と制
御ユニツト接触子との接合部を開閉するシヤツタ
板と; このシヤツタ板と平行方向に設けてあり、上記
シヤツタ板を昇降させる回動アームと; この回動アームと直角方向に設けてあり、上記
回動アームを駆動する駆動軸と; を備え、 上記駆動軸には、シヤツタ板の開閉制御を行な
う案内溝または案内面が制御ユニツトの挿脱方向
に沿つて形成してあり、 この案内溝または案内面は、 上記駆動溝の軸心方向と平行な案内部と、 上記駆動軸の軸心方向と所要の角度で交差する
斜行部と、 上記駆動軸の軸心方向とは平行で上記案内部と
は位置を異にしている位置保持部を含み、 上記制御ユニツト側には、制御ユニツトの挿脱
方向に沿う移動時に上記案内溝または案内面と係
合し、前記駆動軸を回動する係合手段が設けてあ
る、 閉鎖配電盤のシヤツタ装置である。 動揺支柱は、製造や補修管理がしやすいように
仕切棚に取り付けられ、盤側導体(垂直母線)を
囲繞している母線カバーのうち両サイドの母線カ
バーの外側に位置するように設けられる。動揺支
柱の動揺構造は特に限定しないが、例えば支柱の
支持部に遊びを持たせて支柱が動揺できるように
するもの、或は支柱自体に適度な弾性を持たせて
動揺できるようにするもの等が挙げられる。 また、動揺支柱の本数は限定しないが、通常は
二本である。 駆動軸には、通常案内溝が形成されるが、駆動
軸に案内摺動面を形成して制御ユニツト側の駆動
部と係合させ、駆動部の動きに追従して駆動軸を
回動させるようにすることもできる。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細
に説明する。 第1図は制御ユニツトの一部を省略した概略平
面図、第2図は制御ユニツトを省略した概略正面
図、第3図は制御ユニツトの一部を省略した概略
右側面図、第4図は動揺支柱の取付部の拡大断面
図、第5図aは動揺支柱の支柱が略垂直の状態の
説明図、第5図bは前傾した状態の説明図、第5
図cは後傾した状態の説明図である。 なお、第1図、第2図において想像線は制御ユ
ニツト接触子と盤側導体とが接触している状態を
示している。 符号1は制御ユニツトで、閉鎖配電盤内に挿脱
可能に収容される。制御ユニツト1には接触子取
付台1aを介して接触子10,10a,10b,
10cが取付けてあり、図示を省略した回路遮蔽
器、電磁開閉器、及び制御リレー等各種器具が収
容されている。 配電盤には、盤側導体である垂直母線2,2
a,2b,2cが設けてある。垂直母線2,2
a,2b,2cは、母線カバー3,3a,3b,
3cで囲繞されて感電や短絡事故等の危険防止が
図られている。母線カバー3,3a,3b,3c
のうち制御ユニツトの接触子10,10a,10
b,10cとの接合部側には、角穴4,4a,4
b,4cが開口してあり、接触子10,10a,
10b,10cは、角穴4,4a,4b,4cを
貫通して垂直母線2,2a,2b,2cと接触す
る。 50は仕切棚で、母線カバー側の端部は下方に
略直角に折曲されており、折曲部50aの両側部
分であつて母線カバー3,3c外側と相対向する
二箇所には動揺支柱6,6aが立設されている。 動揺支柱6,6aは、それぞれ支柱本体61,
61aと動揺板62,62aからなる。 なお、動揺支柱6,6a同一構造であるので、
一方の動揺支柱6のみの構造を説明し、動揺支柱
6aの説明は省略する。 動揺板62はL字状に形成された板体で、一片
には二個の取着孔63,63′が並設され、他片
には支柱本体61の下端部が溶接によつて固着さ
れている。支柱本体61は適度な剛性を持つた棒
体で、所要の高さに設定されている。 動揺板62は、仕切棚50の折曲部50aに固
定されてしる二個の取着ネジ69,69′によつ
て動揺可能に取り付けられている。 取着ネジ69,69′には、それぞれスプリン
グワツシヤ68,68′[68′は図示していな
い]と座金67,67′[67′は図示していな
い]が装着されている。この取着ネジ69,6
9′は、各座金67,67′と折曲部50aとの間
にカラー65,65′[65′は図示していない]
を介装し、カラー65,65′を動揺板62の取
着孔63,63′に嵌入して折曲部50aに螺着
されている。 カラー65,65′の外径は、動揺板62の取
着孔63,63′の内径よりやや小さく設定され、
またカラー65,65′の長さは動揺板62の取
着孔63,63′部の板厚よりやや長く設定され
ている。 この構造によるえば、カラー65,65′と動
揺板62の取着孔63,63′の間には一定のギ
ヤツプが形成され、動揺板62及び動揺板62に
固着された支柱本体61は、閉鎖配電盤の奥行方
向に一定の角度で動揺し、また左右方向にも若干
動揺する。[第5図a,b,c参照] 支柱本体61,61aには、シヤツタ板5が昇
降可能に取付けられている。シヤツタ板5は、長
方形の板状で、母線カバー3,3a,3b,3c
の角穴4,4a,4b,4cに隣接して設けられ
ており、支柱本体61,61aに沿う昇降によつ
て角穴4,4a,4b,4cを遮蔽及び開口が可
能である。シヤツタ板5の両端縁部は母線カバー
側へ折曲されており、それぞれ上下二箇所に係合
突片51,51′,51a,51a′が設けられて
いる。係合突片51,51′,51a,51a′に
はそれぞれ軸線を共通にした摺動孔52,52′,
52a,52a′が設けられており、シヤツタ板5
は、摺動孔52,52′,52a,52a′に支柱
本体61,61aを嵌入して装着されている。 シヤツタ板5の制御ユニツト1側には、ピン7
が突設してあり、ピン7は回動アーム8の先端に
形成されている摺動溝9に摺動可能に係合されて
いる。回動アーム8は基部を中心として回動し、
先端に形成されている摺動溝9はピン7を摺動さ
せながら押し上げてシヤツタ板5を昇降させるよ
うに構成してある。 回動アーム8の基部には駆動軸11が略直角に
取りつけてあり、駆動軸11は軸心が制御ユニツ
ト1の挿脱方向になるように設けてある。 駆動軸11は仕切棚50に設けられている軸受
30,30aに支承されており、駆動軸11には
案内溝12が形成されている。案内溝12は連続
する部分即ち軸心方向と平行な案内部13と、軸
心方向と所定の角度で交差する斜行部14と、軸
心方向と平行で案内部13とは円周方向の位置を
異にする位置保持部15からなつている。そして
案内部13端には先広の受入口16を形成して、
制御ユニツト1をユニツト室に挿入するときに後
述の駆動ピン20と案内溝12とが係合しやすい
ようにしている。 符号17は駆動軸11に設けられている回転角
度調整突起で、仕切棚50に設けてある高さの調
整ができるストツパ18で駆動軸11の回動の範
囲を設定し、シヤツタ板5が確実に角穴4,4
a,4b,4cを遮蔽できる位置にくるようにし
ている。 制御ユニツト1は下面に駆動ピン20を有して
おり、駆動ピン20は案内溝12と係合し、制御
ユニツト1の挿脱動作と共に案内溝12内を摺動
する。駆動ピン20の取付け位置は接触子10,
10a,10b,10cがシヤツタ板5から抜け
出たときに案内溝12の斜行部14に来る位置で
ある。 駆動ピン20は、回転軸21に対して偏心して
設けてあり、回転軸21を中心にして動揺する。
これによつて、駆動ピン20が案内溝12と係合
した状態で、制御ユニツト1が摺動するガイド
(図示せず)との間の遊びの分だけ左右に動いて
も駆動ピン20に無理な力がかからず、駆動ピン
20が曲がつたり折れたりすることはない。な
お、駆動ピン20は、回転軸21より制御ユニツ
ト1の引き出し側において180度を越えない範囲
で回動できるようにして制御ユニツト1を挿入す
る際に受入口の作用と相俟つて案内溝12に円滑
に導入されるようにしてある。 第6図は、上記における駆動軸11及びその周
辺部を示す斜視図、第7図a,b,cは駆動ピン
の斜視図で、第7図aからb,cと順次回転軸の
回りを回転した状態を示し、第7図bの状態を中
心に矢印Aに示す180度以内の角度で回転可能に
している。 第8図a,b,cは駆動ピン20の上面視した
説明図で、駆動ピン20が回転軸に対して偏心し
て回転する状態を示し、a,b,cは第7図a,
b,cにそれぞれ対応する。 [作用] 次に本実施例の作用を説明する。 第1図において想像線で示しているように接
触子10,10a,10b,10cと垂直母線
2,2a,2b,2cとが接触状態にある制御
ユニツト1をユニツト室から引き出す動作の場
合、制御ユニツト1の下面の駆動ピン20は案
内溝12の位置保持部15を斜行部14に向か
つて摺動する。この状態ではシヤツタ板5は上
昇したままで、角穴4,4a,4b,4cは開
口状態である。 更に制御ユニツト1を引き出して駆動ピン2
0が斜行部14に到達すると、制御ユニツト1
の移動と共に駆動軸11は、第2図において時
計回り方向に回動し、駆動軸11に取付けられ
た回動アーム8も同じ方向に回動してシヤツタ
板5を角穴4,4a,4b,4cを遮蔽する位
置に降下させる。 逆に、制御ユニツト1をユニツト室に挿入す
る動作の場合は、駆動ピン20は、接触子1
0,10a,10b,10cがシヤツタ板5の
直前に来るまで斜行部14へ向けて案内部13
を摺動し、斜行部14へ到達した後は制御ユニ
ツト1の移動と共に上記引き出し方向の動作を
略逆の順序で行い、駆動軸11の回動によりシ
ヤツタ板5を押上げ、角穴4,4a,4b,4
cを開口する。そして、接触子10,10a,
10b,10cは角穴4,4a,4b,4c内
にそれぞれ導入され、垂直母線2,2a,2
b,2cと接合される。 なお、シヤツタ板5は、角穴4,4a,4b,
4cの遮蔽に支承のない範囲で動揺する支柱本体
61,61aに装着されており、回動アーム8は
その他の部品の若干の誤差、歪等は支柱本体6
1,61aの動揺により相殺される。よつて、シ
ヤツタ板5は、引つ掛かり等がなくなり、スムー
ズに支柱本体61,61aに沿つて昇降する。 第9図は、駆動軸11の他の実施例を示してい
る。駆動軸11の少なくとも一面に平面状の案内
面12′を形成する。案内面12′は連続する部
分、即ち軸心方向に平行な案内部13′と、軸心
方向に所要の角度でねじられた斜行部14′と、
軸心方向に平行で、案内部13′とは円周方向の
位置を異にする位置保持部15′からなつている。
そして案内部13′端には角落としをした受入口
16′を形成して制御ユニツト1をユニツト室に
挿入する場合に後述の突起20′と案内面12′と
が係合しやすいようにしている。 第10図a,bは制御ユニツト1の接触子と共
動する接触子取付台1aの部分を説明する斜視図
である。図示したように、接触子取付台1aの下
面には駆動軸11の案内面12′に当接する駆動
部である突起20′を設けている。突起20′は駆
動軸11の案内面12′に当接し、制御ユニツト
1の挿入に伴い案内面12′を押圧しながら摺動
し、案内面12′のねじれに応じて駆動軸11を
回動させる。 第10図bは第10図aの突起20′の部分を
B−B線に沿つて断面した状態を示す。駆動部は
駆動軸11の案内面12′を押圧摺動するもので
あれば上記構成に限定されるものではない。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、例えばシヤツタ板5に摺動溝9を、ま
た回動アーム8にピン7を設けることもできる
等、実用新案登録請求の範囲の記載内において
種々の変形が可能である。
【考案の効果】
本考案は、上記構成を備えており、次の効果を
奏する。 (a) シヤツタ板は、制御ユニツトの挿脱方向の移
動により、母線に沿った昇降をして母線と接触
子との接合部を開閉するので、母線が多く配設
された場合等、母線カバーのピツチが母線カバ
ーの角穴の幅より小さくなつた場合でも、母線
カバーの角穴の開閉状態が確保される。 (b) シヤツタ板は、バネや自重で上下方向に移動
するのではなく、駆動軸及び回動アームによつ
て制御ユニツトの挿脱方向の移動により駆動力
を与えられて移動するので、動きが確実であ
る。 (c) シヤツタ板は、動揺する動揺支柱に装着され
ており、回動アームやその他の部品の若干の誤
差、歪等は動揺支柱の動揺により相殺されるの
で、引つ掛かり等はなく、スムーズに動揺支柱
に沿つて昇降できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は制御ユニツトの一部を省略した概略平
面図、第2図は制御ユニツトを省略した概略正面
図、第3図は制御ユニツトの一部を省略した概略
右側面図、第4図は動揺支柱の取付部の拡大断面
図、第5図aは動揺支柱の支柱が略垂直の状態の
説明図、第5図bは前傾した状態の説明図、第5
図cは後傾した状態の説明図、第6図は駆動軸及
びその周辺部を示す斜視図、第7図は駆動ピンの
斜視図、第8図は駆動ピンの上面視した説明図、
第9図は駆動軸の他の実施例を示す斜視図、第1
0図は制御ユニツトの接触子と共動する接触子取
付台の部分を説明する斜視図、第11図は従来の
配電盤の構造を示す斜視図、第12図、第13図
は従来の配電盤の駆動部の動作を示す説明図、第
14図はシヤツタ装置の動作時の位置関係の説明
図である。 1……制御ユニツト、10,10a,10b,
10c……接触子、5……シヤツタ板、6,6a
……動揺支柱、8……回動アーム、11……駆動
軸、20……駆動ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数のユニツト室にそれぞれ制御ユニツト1を
    挿脱可能に収容し、上記制御ユニツト1の挿脱方
    向に沿う移動により制御ユニツト接触子10,1
    0a,10b,10cと盤側導体とを接離させる
    ようにした閉鎖配電盤のシヤツタ装置であつて、 このシヤツタ装置は、 各ユニツト室を仕切る仕切棚50の盤側導体側
    に、盤側導体と平行方向に立設された動揺支柱
    6,6aと、; 上記動揺支柱6,6aに摺動可能に装着されて
    おり、動揺支柱に沿つて移動することにより盤側
    導体と制御ユニツト接触子10,10a,10
    b,10cとの接合部を開閉するシヤツタ板5
    と; このシヤツタ板5と平行方向に設けてあり、上
    記シヤツタ板5を昇降させる回動アーム8と; この回動アーム8と直角方向に設けてあり、上
    記回動アーム8を駆動する駆動軸11と; を備え、 上記駆動軸11には、シヤツタ板5の開閉制御
    を行なう案内溝12または案内面12′が制御ユ
    ニツトの挿脱方向に沿つて形成してあり、 この案内溝12または案内面12′は、 上記駆動軸11の軸心方向と平行な案内部1
    3,13′と、 上記駆動軸11の軸心方向と所要の角度で交差
    する斜行部14,14′と、 上記駆動軸11の軸心方向とは平行で上記案内
    部とは位置を異にしている位置保持部15,1
    5′を含み、 上記制御ユニツト1側には、制御ユニツトの挿
    脱方向に沿う移動時に上記案内溝12または案内
    面12′と係合し、前記駆動軸11を回動する係
    合手段が設けてある、 閉鎖配電盤のシヤツタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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