JPH0537485U - 吸着パツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力スイッチを使用せず、吸着パッドだけで
吸着物の有無を判断する事を可能にする。 【構成】 パッド１を加圧導電ゴムにより喇叭状に形成
し、このパッド１に吸着物６を吸引する配管２を接続す
る孔３及び導電ゴム抵抗測定端子４，５を備えたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、チップマウンター等に使われる吸着パッドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の吸着パッドは、吸着物を吸着し、配管部の真空度を圧力スイッチにより 検出し、吸着物の有無を判別していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の吸着パッドでは下記のような問題点があった。即ち、吸着パッドの 真空度の検出が配管部の真空度を圧力スイッチを用いて検出していた。このため 圧力スイッチを配管部に取り付けるのであるが、この取り付けは面倒であった。 さらに圧力スイッチを用いるため高価になった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、実施例に対応する図１ 、図２、図３、で説明すると、本考案による吸着パッドは、パッド１を加圧導電 ゴムにより喇叭状に形成し、このパッド１に吸着物６を吸引する配管２を接続す る孔３及び導電ゴム抵抗測定端子４，５を備えたものである。

【０００５】

【作用】

パッド１が吸着物６を吸着すると、パッド１が歪み、抵抗値が変化し、導電状 態となり、吸着物６の有無をメータＭの抵抗値の減少で判別することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案を図により説明する。本考案による吸着パッドは図１、図２に示 すように、パッド１を加圧導電ゴムにより喇叭状に形成し、このパッド１の孔３ に吸着物６を吸引する配管２に接続すると共にパッド１に抵抗メータＭに配線接 続する導電ゴム抵抗測定端子４，５を備えたものである。 このように構成された、吸着パッドを使用するには、配管２よりパッド１内部 のエアーを吸引して吸着物６を吸着する。この場合パッド１内部の真空度が上が りパッド１に歪みが起こる。 パッド１は加圧導電ゴムで形成されているため、この歪により抵抗値が、導電 状態に変化する。 吸着物６の有無で図３に示すように抵抗値が大きく変化するため、抵抗メータ Ｍにより吸着状態を確認することができる。また、抵抗値の変化するため、電源 を印加することでスイッチとしても使用することができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上詳細に説明したように、本考案によれば、圧力スイッチの取り付の面倒さ が省け、かつ、圧力スイッチを不要としたことで、安価に吸着の有無を判別する 事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による吸着パッドの構成図。

【図２】本考案による吸着パッドを用いて吸着した状態
を示す説明図。

【図３】本考案による吸着パットの加圧導電ゴムの特性
図。

【符号の説明】

１ パッド ２ 配管 ３ 孔 ４，５ 端子 ６ 吸着物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パッド（１）を加圧導電ゴムにより喇叭
   状に形成し、このパッド（１）に吸着物（６）を吸引す
   る配管（２）を接続する孔（３）及び導電ゴム抵抗測定
   端子（４），（５）を備えたことを特徴とする吸着パッ
   ド。