JPH0537359U - ダンシング噴水装置 - Google Patents

ダンシング噴水装置

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JPH0537359U
JPH0537359U JP8780591U JP8780591U JPH0537359U JP H0537359 U JPH0537359 U JP H0537359U JP 8780591 U JP8780591 U JP 8780591U JP 8780591 U JP8780591 U JP 8780591U JP H0537359 U JPH0537359 U JP H0537359U
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JP
Japan
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nozzle body
supply port
fluid
fluid supply
port
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JP8780591U
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直 宮内
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コ−ン状透明水膜9の開き角θの大きさを多
様に変化させて、噴水の視覚的な変化を大きくする。 【構成】 内法が一様な有底筒状のノズル本体1の基端
部に、接線方向に向く第1流体供給口7と、ノズル本体
1の軸線C方向に向く第2流体供給口8を設けるととも
に、ノズル本体1の頂部に軸線C方向に向く噴出口3A
を設け、噴出口3A内にスペ−サ4を設けて、噴出口3
Aに環状の空間5を形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コ−ン状に広がる透明水膜の開き角を多様に変化させて噴出させる ことのできるダンシング噴水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、噴水ノズルから噴出する水によって透明水膜を形成し、この水膜の 表面側もしくは裏面側から投光あるいは投影を行って美観の向上を図るようにし たものがある。しかし、このような噴水装置では、透明水膜の形状が不変である ため、視覚的な変化に乏しく注目度および話題性に欠ける欠点を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、透明水膜の形状が不変であるため、視覚的な変化 に乏しく注目度および話題性に欠けるなどの点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、内法が一様な有底筒状のノズル本体の頂部に軸線方向の噴 出口を設け、前記ノズル本体の基端部に、ノズル本体の接線方向に向く第1流体 供給口を設けるとともに、軸線方向に向く少なくとも1つの第2流体供給口を設 け、前記噴出口内にスペ−サを設けて、噴出口に環状の空間を形成したことを特 徴とするものである。
【0005】 また、請求項2の考案は、前記噴出口の前方に延在する環状壁を設けて、前記 環状の空間を延長させていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
請求項1の考案によれば、第1流体供給口からノズル本体の内部に接線方向に 入った流体はノズル本体の内部で回転し、大きい接線速度を有して噴出口から噴 出する。噴出した流体は高速旋回によって生じる遠心力によりノズル本体の半径 方向に高速旋回してコ−ン状に広がる。第2流体供給口からノズル本体の内部に 軸線方向に入った流体は、所定の軸方向速度を有して頂部の噴出口から噴出する 。この場合、旋回流の開き角と軸方向の到達距離は、第1流体供給口から供給さ れた流体のノズル本体内における接線速度によって決まる旋回流の旋回速度と、 第2流体供給口から供給された流体の軸方向速度との相対関係を加減することに よって任意に調整することができる。つまり、流体の軸方向速度に対して流体の 旋回速度が大きければ大きいほど、コ−ン状透明水膜の開き角が大きくなって軸 方向の到達距離が小さくり、流体の軸方向速度が大きくなれば軸方向の到達距離 が大きくなってコ−ン状透明水膜の開き角が小さくなる。一方、第1流体供給口 から流体を供給した場合に、ノズル本体の軸線の周囲に発生する渦によって形成 される空隙をスペ−サにより無くすことができるので、第2流体供給口から供給 された流体の軸方向の流れが空隙によって乱されるのを避けることがでる。
【0007】 また、請求項2の考案によれば、噴出口の前方に延長する環状の空間によって 大きい整流作用を発揮することができる。そのためにコ−ン状透明水膜の表裏両 面の乱れを無くして美観を向上させる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の縦断面図 、図2は、図1のア−ア線断面図であり、これらの図において、ノズル本体1は 、内径の一様な有底円筒状に形成され、内部に水室2を有し、頂部には軸線C方 向に向く噴出口3Aを設けた天井3が形成されている。また、ノズル本体1の基 端部から噴出口3Aまでの軸線C上に円柱状のスペ−サ4を設けて、その先端部 を噴出口3Aから僅かに突出させ、スペ−サ4の外周と噴出口3の内周とで環状 の空間5を形成するとともに、噴出口3Aの前方に高さH分だけ延在する環状壁 を6設けて、前記環状の空間5を延長させている。一方、ノズル本体1の基端部 に、その接線方向に向く第1流体供給口7が周壁1aを貫通して設けられ、底部 1bを貫通してノズル本体1の軸線C方向に向く第2流体供給口8が設けられて いる。なお、第1流体供給口6と第2流体供給口7は図示されていない流体供給 源(ポンプ)に接続されており、ここから高圧水が供給される。
【0009】 このような構成であれば、第1流体供給口7からノズル本体1の内部に接線方 向に入った流体は、水室2内で回転し大きい接線速度を有して噴出口3Aの環状 の空間5から噴出し、高速旋回によって生じる遠心力によりノズル本体1の半径 方向にコ−ン状に広がった高速旋回流Sになって噴流する。一方、第2流体供給 口8からノズル本体1の水室2内に軸線方向に入った流体は、所定の軸方向速度 を有して頂部の噴出口3から噴出する。この場合、旋回流Sの開き角θと軸方向 の到達距離Lは、第1流体供給口7から供給された流体によって決まる旋回流S の旋回速度と、第2流体供給口8から供給された流体の軸方向速度との相対関係 によって任意に調整することができる。つまり、流体の軸方向速度に対して流体 の旋回速度を大くすればするほど、図3のθ1で示すように、旋回流Sの開き角 が大きくなって、軸方向の到達距離L1は短くなり、流体の軸方向速度を流体の 旋回速度に近づけるほど、図4のθ2で示すように、旋回流Sの開き角が小さく なって、軸方向の到達距離L2は長くなる。すなわち、第1流体供給口7と第2 流体供給口8から供給される流体量を調整して、流体の旋回速度と軸方向速度と の関係を加減することによって、旋回流Sの噴流姿態、つまりコ−ン状透明水膜 9の開き角θの大きさを自由に変えることができる。そのために、視覚的な変化 が大きくなるので、注目度および話題性を大幅に高めることができる。しかも、 内径の一様な有底円筒によってノズル本体1を構成しているので、製作がきわめ て簡単である。
【0010】 一方、第1流体供給口7から流体を供給した場合に、ノズル本体1の軸線Cの 周囲に形成される空隙をスペ−サ4により無くすことができるので、第2流体供 給口8から供給された流体の軸方向の流れが空隙によって乱されるのを避けるこ とができる。さらに、スペ−サ4により軸方向速度を大きくして旋回速度に近づ けることができる。したがって、旋回流Sの開き角θと軸方向の到達距離Lの調 整範囲を拡大して、視覚的な変化を一層大きくすることができる。他方、噴出口 3Aの前方に高さH分の環状壁6を設けて、環状の空間5を高さH分だけ前方に 延長させているので、延長した環状の空間5によって大きい整流作用が発揮され 、コ−ン状透明水膜9の表裏両面の乱れを無くして美観を向上させることができ る。
【0011】 なお、前記実施例では、ノズル本体1を、内径の一様な有底円筒状に形成して 説明しているが、内寸法が一様な多角形の有底角筒によってノズル本体1を形成 してもよい。また、地上に設置することで、ゴルフ場などの散水あるいは防虫剤 散布に適用でき、洗浄装置、スクリ−ン装置、霧化装置として使用することもで きる。さらに、図5に示すように、第2流体供給口8の他に、軸線方向に向く第 2流体供給口8Aを設け、この第2流体供給口8Aに図示されていない混合物供 給源(エアコンプレッサもしくはポンプ)を接続し、ここから空気または薬剤な どの混合物を供給するように構成して水中に設置することによって、第2流体供 給口8Aからノズル本体1の内部に入った空気または薬剤などの混合物を旋回流 Sに対して溶け込みのよい状態で混合させ、混合物を高濃度でしかも均等に混合 して噴出させることができるので、曝気・薬注装置として使用することも可能で ある。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案によれば、第1流体供給口から供給され た流体の旋回速度と、第2流体供給口から供給された流体の軸方向速度との相対 関係を加減することによって、旋回流の噴流姿態、つまりコ−ン状透明水膜の開 き角の大きさと軸方向の到達距離を自由に変えることができる。そのために、視 覚的な変化が大きくなるので、注目度および話題性を大幅に高めることができる 。しかも、内径の一様な有底円筒によってノズル本体を構成しているので、製作 がきわめて簡単である。
【0013】 また、請求項2の考案によれば、延長した環状の空間によって発揮される整流 作用により、コ−ン状透明水膜の表裏両面の乱れを無くして美観を向上させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のア−ア線断面図である。
【図3】旋回流の開き角を大きくした噴流姿態の一例を
示す説明図である。
【図4】旋回流の開き角を小さくした噴流姿態の一例を
示す説明図である。
【図5】他の使用例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体 3A 噴出口 4 スペ−サ 5 環状の空間 6 環状壁 7 第1流体供給口 8 第2流体供給口 C ノズル本体の軸線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内法が一様な有底筒状のノズル本体の頂
    部に軸線方向の噴出口を設け、前記ノズル本体の基端部
    に、ノズル本体の接線方向に向く第1流体供給口を設け
    るとともに、軸線方向に向く少なくとも1つの第2流体
    供給口を設け、前記噴出口内にスペ−サを設けて、噴出
    口に環状の空間を形成したことを特徴とするダンシング
    噴水装置。
  2. 【請求項2】 前記噴出口の前方に延在する環状壁を設
    けて、前記環状の空間を延長させていることを特徴とす
    る請求項1記載のダンシング噴水装置。
JP8780591U 1991-10-25 1991-10-25 ダンシング噴水装置 Pending JPH0537359U (ja)

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