JPH0537354U - 電気集塵装置の集塵部 - Google Patents

電気集塵装置の集塵部

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JPH0537354U
JPH0537354U JP6358591U JP6358591U JPH0537354U JP H0537354 U JPH0537354 U JP H0537354U JP 6358591 U JP6358591 U JP 6358591U JP 6358591 U JP6358591 U JP 6358591U JP H0537354 U JPH0537354 U JP H0537354U
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JP
Japan
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electrode
resin film
strip
shaped
dust collector
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Pending
Application number
JP6358591U
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English (en)
Inventor
伊佐男 辻
Original Assignee
株式会社タイツウ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁上安全性が高く且つ、コストが低廉な電
気集塵装置の集塵部を得る。 【構成】 長手方向に沿った断面形状が波形に折曲形成
された帯状の第1電極と、絶縁被覆された帯状の平坦な
第2電極とを重合して渦巻状に巻き込み、第1電極と第
2電極間にガスの通過を可能にする間隙を形成した電気
集塵部装置の集塵部において、第2電極4は、その表裏
にそれぞれ、これより幅広で且つ融着材層23が被着さ
れた帯状の樹脂フィルム24を複数枚重合して熱処理を
行ない、樹脂フィルム24及び第2電極4と第2電極4
の両側から突出した樹脂フィルム24の両側縁部同士を
それぞれ融着材層23により接着して樹脂フィルム24
で被覆したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塵埃を帯電させて集塵する空気清浄機等の電気集塵装置の集塵部に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6及び図7に示すように、長手方向に沿った断面形状が波形に折曲形 成された帯状の第1電極aと、モールド成型により樹脂被覆bされた帯状の平坦 な第2電極cとを重合して渦巻状に書き込み、第1電極aと第2電極cとによっ て含塵ガスの通過を可能にする間隙を形成し、第1電極aを高圧電源の負端子に 、第2電極cをその正端子にそれぞれ接続した空気清浄装置の集塵部は知られて いる。
【0003】 この集塵部によれば、荷電部でコロナ放電を用いて荷電した塵埃粒子を含むガ スを第1電極aと第2電極cの間隙に通過させると、第1電極aと第2電極c間 に生ずる静電気力により塵埃粒子が第1電極aに吸着される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の空気清浄装置の集塵部において、第1電極aと第2電極c間に は数千ボルトの電圧を加えるため、第1電極aと樹脂被覆bされた第1電極cの 接触部分の絶縁耐力はこの電圧に耐える値になるように設計されている。しかし ながら、第2電極例えばアルミニウム箔を樹脂でモールド被覆しているため、偏 肉及びピンホール等による絶縁被覆のばらつきから絶縁破壊の可能性がある。ま た、第2電極に樹脂をモールドする際の設備は、高価で規模の大きいものが必要 となり、製品コストが高くなる。 本考案は、従来のこのような不都合を解消する電気集塵装置の集塵部を得るこ とをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、長手方向に沿って断面形状が波形に 折曲形成された帯状の第1電極と、絶縁被覆された帯状の平坦な第2電極とを重 合して渦巻状に巻き込み、第1電極と第2電極間にガスの通過を可能にする間隙 を形成した電気集塵装置の集塵部において、前記第2電極は、その表裏に、それ ぞれこれより幅広で且つ融着材層を有する帯状の樹脂フィルムを複数枚重合して 熱処理を行ない、樹脂フィルム及び第2電極と、第2電極の両側から突出した樹 脂フィルムの両側縁部同士をそれぞれ融着材層により接着して樹脂フィルムで被 覆されたものであることを特徴とする。
【0006】
【作用】
第2電極は、その表裏のそれぞれにおいて複数枚の樹脂フィルムで被覆されて いるので、絶縁被膜の厚さの信頼性が高く、また、第1電極との接触位置の複数 枚の樹脂フィルムのうちの1枚又は何枚かにピンホールが存在したとしても残り の樹脂フィルムにはピンホールが存在しない確率が高いため絶縁破壊を生ずる可 能性が従来のものより減少し、安全性が高まる。また、複数枚の樹脂フィルムの 両側縁部の相互間及び樹脂フィルムと第2電極間を接着する融着材層は、絶縁用 の含浸剤となり防湿効果とともに絶縁耐力を高める作用を有する。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面につき説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例の組立図及び分解図を示す。
【0008】 図2において、1は渦巻状に巻き込まれた電極巻回体、21及び22はケース2 を構成する蓋状及び函状のハーフケースである。
【0009】 電極巻回体1は、長手方向に沿った断面形状が波形に折曲形成された帯状の第 1電極3と、絶縁被覆された帯状の平坦な第2電極4とを重合し、巻き始めの第 1電極3の一端をハーフケース21の中心から突出した芯部5の挾着部6に挾み 着け、第2電極4の一端を該芯部5の他の挾着部7に挾み着けた後、芯部5を中 心にして渦巻状に巻回し、巻き終りの第1電極3の終端をハーフケース21の周 縁の対向部から突出した一対の挾着部8、9の一方8に、巻終りの第2電極4の 他端を他方9に挾み着け、それぞれの挾着部8、9に固着した端子金具10、1 1に電気的に接続した。
【0010】 蓋状のハーフケース21は、その周縁部12と、前記芯部5と、周縁部12と 芯部5とを連結する連結片13とによって囲まれた窓14を有し、また函状のハ ーフケース22は、ハーフケース21の芯部5の孔壁に係止する一対の係止用突起 15を有する中心部16と、周縁部17と、中心部16と周縁部17とを連結す る連結片18とによって囲まれた窓19を有する底壁と、前記挾着部8、9が嵌 入する切欠20を有する側壁21とから成り、かくして、電極巻回体1を装着し たハーフケース21をハーフケース22と合体したとき、ハーフケース21の窓1 4又はハーフケース22の窓19から第1電極3と第2電極4間の間隙22を経 て窓19又は窓14に荷電した粒子を含むガスが流れる。
【0011】 第2電極4は、例えば厚さ50μm、幅40mmの帯状のアルミニウム箔であ り、図3及び図4に分離して示すように、その表裏にそれぞれ、融着材層23を 一面に被着した例えば厚さ25μm、幅60mmの帯状のポリエステルフィルム 等の樹脂フィルム24を3枚、融着材層23を第2電極4に向けて重合して巻取 り、その状態で熱処理を行ない、第1電極4と樹脂フィルム24、第2電極4の 両側から突出した樹脂フィルム24の両側縁部同士をそれぞれ融着材により図5 に示すように接着し、第2電極4を複層の樹脂フィルム24で被覆した。
【0012】 前記融着材としては、例えば飽和ポリエステル樹脂を主成分とした多官能イソ シアネートで架橋した溶剤型のものであり、これを塗布等により樹脂フィルム2 4に被着して融着材層23を形成した。この融着材層23は常温では他にくっつ くことがない(硬度ショアD、約58)ため、無理なく巻き取ることができると 共に如何なる形状にもすることができる。
【0013】 第1電極3は、例えば厚さ100μm、幅は第2電極4より幅広で且つ樹脂フ ィルム24と同じ寸法のアルミニウム箔を用いた。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述の通りの構成を有するから、従来のものに比べて絶縁上安全性 が高まるとともにコストも低廉になる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の斜面図
【図2】 上記実施例の分解斜面図
【図3】 樹脂フィルムとこれで被覆される第2電極と
を分離して示す長手方向に沿った一部断面図
【図4】 図3のIV-IV線断面図
【図5】 樹脂フィルムで被覆された第2電極の図4に
対応する断面図
【図6】 従来の集塵部に用いる第1電極及び第2電極
の長手方向と直角方向の断面図
【図7】 図6に示す第1電極及び第2電極の長手方向
に沿った断面図
【符号の説明】
1 電極巻回体 2 ケース 3 第1電
極 4 第2電極 23 融着材層 24 樹脂フ
ィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って断面形状が波形に折曲
    形成された帯状の第1電極と、絶縁被覆された帯状の平
    坦な第2電極とを重合して渦巻状に巻き込み、第1電極
    と第2電極間にガスの通過を可能にする間隙を形成した
    電気集塵装置の集塵部において、前記第2電極は、その
    表裏に、それぞれこれより幅広で且つ融着材層を有する
    帯状の樹脂フィルムを複数枚重合して熱処理を行ない、
    樹脂フィルム及び第2電極と、第2電極の両側から突出
    した樹脂フィルムの両側縁部同士をそれぞれ融着材層に
    より接着して樹脂フィルムで被覆されたものであること
    を特徴とする電気集塵装置の集塵部。
JP6358591U 1991-08-12 1991-08-12 電気集塵装置の集塵部 Pending JPH0537354U (ja)

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JP6358591U JPH0537354U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電気集塵装置の集塵部

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JPH0537354U true JPH0537354U (ja) 1993-05-21

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ID=13233495

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JP6358591U Pending JPH0537354U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電気集塵装置の集塵部

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JP (1) JPH0537354U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100505220B1 (ko) * 2002-04-29 2005-08-03 엘지전자 주식회사 공기청정기의 포집구 고정구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100505220B1 (ko) * 2002-04-29 2005-08-03 엘지전자 주식회사 공기청정기의 포집구 고정구조

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