JPH0537193Y2 - - Google Patents

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JPH0537193Y2
JPH0537193Y2 JP10580087U JP10580087U JPH0537193Y2 JP H0537193 Y2 JPH0537193 Y2 JP H0537193Y2 JP 10580087 U JP10580087 U JP 10580087U JP 10580087 U JP10580087 U JP 10580087U JP H0537193 Y2 JPH0537193 Y2 JP H0537193Y2
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cyclone
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dryer
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blower
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乾燥製品が粉粒体であり湿潤時にお
いて塊状等をなすものを乾燥させる粉粒体乾燥装
置に関するものである。
さらに詳しくは、乾燥機の排出口とサイクロン
の吹込口とを接続する接続管に送風機を介装して
粉粒体をサイクロンに送り出すごとく構成すると
ともに、サイクロンを、一次サイクロンの下端に
二次サイクロンを連設した構成とすることを基本
として、粉粒体を少ないエネルギで効率よく乾燥
回収でき、しかもサイクロンの構造が簡素であり
又送風機の小型化が可能であること等から製作コ
ストの低減を期しうる、粉粒体乾燥装置に関する
ものである。
(従来の技術) 乾燥製品が粉粒体であり湿潤時において塊状等
をなすもの(例えばおから)を乾燥させる装置の
一例としては、第3図に示す構造のものが提供さ
れている。
該装置は、攪拌型乾燥機aの排出口bとサイ
クロンcの吹込口dとを接続管eによつて接続す
るとともにサイクロンcの上部に接続された排風
管fに排風機gを介装し、該排風機gによつて乾
燥機a内の粉粒体(粉体又は粒体)、水分、空気
の混合体(以下含粉粒体ガスともいう)を吸引す
る吸引方式を採用した点、サイクロンc下端の
製品取出口hに、該製品取出口hを封止しかつそ
の強制回転によつてサイクロン内の製品を排出す
るロータリーバルブiを設けた点、が本考案との
関連の下において主要部分をなす。
なお、第3図において、符号jは原料タンク、
符号kは乾燥機a内に原料を供給するための原料
供給用スクリユー、符号は乾燥機a内に所要温
度の熱風を供給する熱風発生炉、符号mは製品取
出し用スクリユー、符号nは製品タンクである。
該装置の作用を説明すれば、原料タンクj内の
塊状等をなす原料(生おから等)は原料供給用ス
クリユーkによつて乾燥機a内に順次供給され
る。所要温度の熱風が導入される乾燥機a内に供
給された原料は、高速で攪拌されて細かい粒子と
なり、該粒子に付着している水分は熱風によつて
乾燥される。乾燥した粉粒体(粉体おから等)
は、排風機gの吸引作用によつて、乾燥機本体a
内の水分、空気とともにサイクロンcに吹込まれ
る。粉粒体(粉体おから等)はサイクロンcで回
収され、水分、空気は排風機gにより大気へ排出
される。そしてサイクロンcで回収された粉粒体
(粉体おから等)は、ロータリーバルブiの定期
的な強制回転及び製品取出しスクリユーmの回転
によつて原料タンクj内に取出される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、排風機gを用いる吸引方式を採
用しかつサイクロンc下端の製品取出口hをロー
タリーバルブiで封止する構成を採用する前記乾
燥装置にあつては、サイクロン効率、排気中の粉
粒体による環境汚染、装置の経済性等の面におい
て次のような回避し難い問題があつた。
即ち、吸引方式を採用しているため、必然的
に、サイクロン内に吹込まれた含粉粒体ガスにサ
イクロン上方への吸上げ力が作用する傾向とな
り、このことによつてサイクロンの効率が悪くな
るという問題があつた。このようなことから、従
来装置にあつてサイクロンの効率を極力向上させ
んとするには、排風機の吸引側における静風圧を
高める必要があり、従つて該装置による製品(粉
体おから等)の生産量の割には大型の排風機を使
用せざるを得ず、又ロータリーバルブ駆動のため
の動力をも必要とすることから、消費電力が高く
つくという問題があつた。又かかる吸引方式を採
用する従来装置にあつては、一旦サイクロン内に
吸込まれた粉粒体の一部が排風機によつて吸引さ
れ、該吸引された粉粒体が大気に放散されて環境
を汚染するという問題もあつた。その上、従来装
置におけるサイクロンにあつては、製品取出口か
ら空気が吸上げられることに伴なうサイクロン内
における旋回気流の乱れを防止するために、前記
のごとく製品取出口をロータリーバルブで封止す
ることが必須であつたのであるが、該ロータリー
バルブは非常に高価であり、従つてその付設は装
置の製作コストの上昇を招くという問題があつ
た。
本考案は、かかる問題点を解決しうる粉粒体乾
燥装置の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の粉粒体乾燥装置(以下装置という)1
は、乾燥製品が粉粒体(粉体または粒体)であり
湿潤時において塊状、泥状等をなすもの、例え
ば、おから、酒粕、果実の搾り粕、パルプ汚泥等
を乾燥させるものであつて、乾燥機2の排出口3
とサイクロン5の吹込口6とを接続する接続管7
に送風機9を介装してなり:該乾燥機2は、所要
温度の熱風が導入される乾燥機本体10内に供給
された塊状原料を細かい粒子とし、該粒子に付着
している水分を導入熱風によつて乾燥させるよう
になされ;前記サイクロン5は、上端に排気口1
7を具える一次サイクロン5aの下端に、上端径
が一次サイクロン5aの下端径より大きく形成さ
れて粉粒体の吹上がりを防止する二次サイクロン
5bを連設してなり;又前記送風機9は、乾燥さ
れた粉粒体と水分と空気との混合体を接続管7を
介して一次サイクロン5aに送給することを特徴
とするものである。
(作用) 然して装置1を稼動させると、乾燥機本体10
内に供給された塊状等をなす原料は、攪拌されて
細かい粒子となり、該粒子に付着している水分
は、乾燥機本体10内に導入される熱風によつて
乾燥される。乾燥した粉粒体と水分、空気との混
合体は、送風機9の送り出し作用によつて、サイ
クロン5に吹込まれ、粉粒体はサイクロン5で回
収され、水分、空気は排気口17から排出され
る。その際、サイクロン5の下端部分を構成する
二次サイクロン5bは、その上部に位置する一次
サイクロン5a内における旋回気流の乱れを防
ぎ、粉粒体の吹上がりを効果的に防止する。
そしてサイクロン5で回収された粉粒体は、二
次サイクロン5bの下端開口部としての製品取出
口19から排出され、必要に応じて付設される製
品取出しスクリユー21の回転によつて製品タン
ク23に取出される。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜2図において本考案の装置1は、乾燥機
2の排出口3とサイクロン5の吹込口6とを接続
する接続管7に送風機9を介装してなるもので、
乾燥製品が粉粒体であり湿潤時において塊状等を
なすものを乾燥させる。
乾燥機2は、本実施例においては、乾燥機本体
10内に攪拌羽根11を具えるとともに、該乾燥
機本体10には、熱風発生炉12において発生し
た所要温度の熱風が導入されるごとくなされてお
り、原料タンク13から原料供給スクリユー15
によつて乾燥機本体10内に供給された塊状等を
なす原料(生おから等)を、攪拌羽根11によつ
て攪拌して細かい粒子とし、該粒子に付着してい
る水分を導入熱風によつて乾燥させ粉粒体(粉体
おから等)とする。
サイクロン5は、内周面部16に向けて接線方
向に含粉粒体ガス(粉粒体と水分と空気との混合
体)を吹込ませるための吹込口6(前記接続管7
に連なる)及び排気口17を上部に具えた一次サ
イクロン5aの下端に、該一次サイクロン5aの
下端径よりも上端径が大である、粉粒体の吹上が
りを防止する二次サイクロン5bを連設してな
り、該二次サイクロン5b下端は常時開放した製
品取出口19とされている。なお二次サイクロン
5bによる粉粒体吹上がり防止の作用は、一次サ
イクロン5a内に生じた旋回気流が二次サイクロ
ン5b内に流入することによつて生ずる該二次サ
イクロン5bの拡張部20における減圧作用によ
つて、一次サイクロン5a内の旋回気流の乱れが
効果的に防止されることにより生ずる。
なお本実施例においては、第1図に示すごと
く、前記製品取出口19に連なる製品取出スクリ
ユー21の製品排出口22を、原料タンク13側
に設けているため、製品排出口と原料タンクとが
対向位置に設けられている従来の装置に比べ、原
料タンクへの原料投入に伴う作業及び製品の取出
しに伴う作業を能率的に行うことができて省力化
を図りうるとともに、装置を設置する際における
省スペースを期しうる。
又本考案の装置において、必要に応じ、二次サ
イクロン5bの下端に、該二次サイクロン5bの
下端径よりも上端径が大である三次サイクロンが
連設されるばあいもある。
(考案の効果) 本考案の装置は、乾燥機の排出口とサイクロン
の吹込口とを接続する接続管に送風機を介装し、
該送風機によつて乾燥機内の含粉粒体ガスをサイ
クロンに供給する含粉粒体ガス送り出し方式を採
用するとともに、一次サイクロンの下端に粉粒体
吹上がり防止用の二次サイクロンを連設してなる
サイクロンを採用するため、吸引方式を採用する
前記した従来装置におけるごとき、サイクロン内
に吸込まれた含粉粒体ガスに吸上げ力が作用する
といつた不都合を回避できる。従つて本考案に係
るサイクロンにおいては、略100%のサイクロン
効率を確保しうることとなる。このようなことか
ら本考案の装置によるばあいには、従来装置にお
けるばあいに比して送風機を小型化でき、消費電
力を節減できて省エネルギを達成しうる。
又、含粉粒体ガスに吹上げ力が作用する不都合
を回避しうることの故に、従来装置におけるごと
き、サイクロン内の粉粒体が大気に放散されて環
境汚染を招くといつた問題がない。
さらに本考案の装置においては、サイクロン
を、一次サイクロンの下端に二次サイクロンを連
設した構成としているため、二次サイクロンの下
端としての製品取出口が常時開放状態にあつて
も、サイクロンにおける粉粒体の吹上がりが防止
されることとなる。従つて、従来装置におけるご
とき、製品取出口を封止する高価なロータリーバ
ルブが不要となり、装置の製作コストを低減させ
うることとなる。
又本考案の装置においては、従来の排風機利用
による吸引方式に代えて送風機利用による送り出
し方式を採用するため、送風機が小型のものであ
つてもサイクロンへの含粉体ガスの送り出しを強
力に行うことができ、その故に、本考案の装置に
おいては、乾燥機に対するサイクロンの位置設定
の自由度が大きい。従つて本考案の装置において
は、前記実施例において示したごとく、サイクロ
ン下端としての製品取出口が原料タンク側に位置
するよう、サイクロンを無理のない状態で配置で
きることとなり、原料タンクへの原料投入に伴う
作業及び製品の取出しに伴う作業を能率的に行う
ことができて省力化を図りうるのみならず、装置
を設置する際における省スペースをも期しうる。
以上要するに、本考案の装置は、粉粒体を少な
いエネルギで効率よく乾燥回収できるとともに装
置の製作コストの低減を期することができ、しか
も環境汚染を招くといつた不都合がないとともに
省力化をも期しうる等、実用的にも経済的にも利
点の多いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその構造を作用とともに示す説明図、第3図
は従来装置の構造を作用とともに示す説明図であ
る。 1……装置、2……乾燥機、3……排出口、5
……サイクロン、6……吹込口、7……接続管、
9……送風機、10……送風機本体、17……排
気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥製品が粉粒体であり湿潤時において塊状等
    をなすものを乾燥させる乾燥装置であつて、乾燥
    機2の排出口3とサイクロン5の吹込口6とを接
    続する接続管7に送風機9を介装してなり:該乾
    燥機2は、所要温度の熱風が導入される乾燥機本
    体10内に供給された塊状等をなす原料を細かい
    粒子とし、該粒子に付着している水分を導入熱風
    によつて乾燥させるようになされ;前記サイクロ
    ン5は、上端に排気口17を具える一次サイクロ
    ン5aの下端に、上端径が一次サイクロン5aの
    下端径より大きく形成されて粉粒体の吹上がりを
    防止する二次サイクロン5bを連設してなり;又
    前記送風機9は、乾燥された粉粒体と水分と空気
    との混合体を接続管7を介して一次サイクロン5
    aに送給することを特徴とする粉粒体乾燥装置。
JP10580087U 1987-07-09 1987-07-09 Expired - Lifetime JPH0537193Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10580087U JPH0537193Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JP10580087U JPH0537193Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JPS6412194U JPS6412194U (ja) 1989-01-23
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JP10580087U Expired - Lifetime JPH0537193Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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