JPH0537044Y2 - - Google Patents

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JPH0537044Y2
JPH0537044Y2 JP12394789U JP12394789U JPH0537044Y2 JP H0537044 Y2 JPH0537044 Y2 JP H0537044Y2 JP 12394789 U JP12394789 U JP 12394789U JP 12394789 U JP12394789 U JP 12394789U JP H0537044 Y2 JPH0537044 Y2 JP H0537044Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は地下構造物に於るナツト保持装置に関
するものである。
(従来の技術) 例えば水道用のマンホールカバーでは蓋体を枠
体にボルト止めしかつシールを施した防水型のも
のが公知であり、これはボルト締めにより水密性
を発揮すると同時に薬物投入防止等のため簡単に
は取外せない構造になつている。ボルト止め構造
を有するマンホールカバーには上記のほか下水道
用の特殊人孔鉄蓋などが公知である。
(技術的課題) このようなボルト止め構造を備えたマンホール
カバーの場合、ボルトが蓋側に、ナツトは枠側に
設けられ、ボルト締めの際にはナツトがマンホー
ルカバー内に隠れるため、作業性が著しく損なわ
れている。手探り的作業の上、ナツトが相対的に
軽く動き易いので、ボルトの先が当たると簡単に
ずれてしまうからである。また特に下水道用の場
合ボルト、ナツトが腐食する問題があり、一種の
消耗品と考えられ、時々交換の必要が生じるので
作業性が問題とされることが多い。しかしながら
ボルト止め作業に於る上記のような問題は未解決
である。なお、上記ボルト、ナツトには市販のも
のが使用される。マンホールカバーに合わせてナ
ツトを製造したり、ナツト保持部を新設したので
は特注品となり、コストも高くつくからである。
本考案は前記の点に着目してなされたものでそ
の課題は、手軽に入手できるナツトを使用するこ
とができ、そのナツトが所定の位置にセツトさ
れ、ずれ動くことがなく、また腐食した場合にも
ナツト等の交換が容易に行なえるようにすること
である。
(技術的手段) 前記課題を解決するための本考案は、蓋体1と
これを受止める枠体2とから成り、ボルト3によ
り蓋体1を枠体2に配置されたナツト4に止着す
る構造を備えた地下構造物に於て、前述のボルト
3と螺合するナツト4を着脱可能に係合保持する
ナツト保持具5を枠体2の周縁部に複数配置し、
該保持具5がボルト緊締力に抗して係止する係止
部6を枠体2の周縁部に設け、その係止部6の下
方に位置する周縁部に、ナツト保持具5が周縁部
に対して内外方向へ移動するのを防止する位置決
め部81,82と、周縁部に沿つた左右方向へ移動
するのを防止する位置決め部151,152を設け
たものである。
(実施例) 以下図面を参照して説明すると、例示のものは
円形の蓋体1とこれを受止める枠体2とから成る
マンホールカバーであり(第9図、第10図)、
ボルト止めのため、蓋体1の周縁部に、外方へ突
出した止め板9が複数個設けられ、これらに位置
及び大きさが対応する凹部10が枠体2に同数設
けられている。
止め板9には夫々ボルト孔11が形成され、凹
部10にはナツト4を係止させる係止部6が外向
きに突設されており、そこに設けられたボルト通
し部12は外向きの略U字形になつている。この
係止部6は凹部10の底13から所定寸法上方へ
離れた位置に棚状にはり出しており、該係止部6
と底13及び枠体周壁14で囲れた部分がナツト
保持具5の収まるポケツト7となつている。ナツ
ト保持具5はポケツト開口部近くの底13に突設
された、抜け止め機能を有する第1の位置決め部
1と、ポケツト内奥の周壁14に突設された第
2の位置決め部82との間に配置され、そのとき
ボルト3とナツト4の軸が枠体周縁部に対する内
外方向に於て一致するように設定されている。な
お、第2位置決め部82は周壁14の面そのもの
を利用し、敢えて突出して設けなくても良い。
このナツト保持具5とポケツトとの大きさの関
係は第5図に示すように、ナツト保持具5が正し
い向きなら外方から挿し込めるように上下に若干
の余裕を持たせて作られており、これを利用して
前記第1の位置決め部81の高さが決められてい
る。151,152は周縁部沿いの方向詰まり内外
方向とほぼ直行した左右方向への抜け止め兼位置
決め部で、ポケツト7の開口の左右両側を区切
る。例示のものは壁状の部材であるが、内外方向
の位置決め部と同様に突起状でも良い。
ナツト保持具5は第6図乃至第8図に示された
ような形状、構造のものが良く、これは保持具本
体を上下に貫通するボルト通孔16と、側方から
ボルト通孔16に向つて開けられたナツト出し入
れ用の窓17と、ボルト通孔16と同軸に本体内
部に形成されかつ窓17に通じた空洞状のナツト
収め部18を有し、ナツト収め部18の上下はナ
ツト4が係合可能な六角形の如き凹部19になつ
ている。20はナツト収め部18の奥の凹部であ
る。例示のナツト保持具5は上下対称に形成され
ているので、作業中、上下を取違えることがな
い。
21はポケツト7の開口の前方のスペースで、
ナツト保持具5の出し入れ用に設けられている。
なお22はボルト3の頭23を収めるため蓋体1
に凹設された凹み、24は蓋体1のテーパ状嵌合
縁、25はそれを受止める枠体2の傾斜周壁、2
6はテーパ状嵌合縁24の下端と接する位置に設
けられたシール部材で、同位置の枠体側に設けら
れた周溝27に収まつている。28はワツシヤを
示す。
(作用) 蓋体1を枠体2へボルト止めするには次のよう
にする。まずナツト保持具5にナツト4を挿し込
み、係合させるようにするとその角がナツト収め
部18の奥の凹部20に係合しナツト下面が該収
め部18の下凹部19に係合、安着する。
次にナツト保持具5をそのままの姿勢で枠体2
の凹部10に落し込み、ポケツト前方のスペース
21より第1位置決め部81を越え(第5図)、左
右方向への位置決め部151,152及び係止部6
で囲まれたポケツト7に挿し込む。ナツト保持具
5はポケツト奥の第2位置決め部82と第1位置
決め突部81により内外方向が、また左右方向の
位置決め部151,152により左右が夫々位置決
めされ、底13に安着する。その結果ナツト4は
その軸がボルト3の軸と一致する状態で枠体2に
セツトされ、ナツト4はその保持具5に、保持具
5はポケツト7に夫々係合しているから、少々の
衝撃などでは簡単にずれ動くことがない。
故に蓋体1を枠体2にかぶせ、突盤部9を凹部
10に係合させて蓋をするとき、止め板9のボル
ト孔11と前記ナツト4の軸は略一致し、また蓋
体1のテーパ状嵌合縁24の下端は枠体2のシー
ル部材26に接する。そこでワツシヤ28を嵌め
たボルト3をボルト孔11より挿し込むと、ボル
ト3は係止部6のボルト通し部12、ボルト保持
具5の上ボルト通孔16より、ナツト4に軸が合
つた状態で行きあたるのでボルト頭23を回せば
ボルト3をナツト4に螺合させることができる。
ナツト4はボルト3との螺合により奥の凹部20
と係合しながら上凹部19へ引き上げられ、係止
部6の下面に緊締するので蓋体1のねじ止めが完
了する。これと同時にシール部材26によるシー
ルも完成する。
(効果) 本考案は以上の如く構成されており、ナツト4
はナツト保持具5に係合保持され、ナツト保持具
5は枠体2に設けられた、内外方向の位置決め部
1,82及び左右方向の位置決め部151,152
に位置決めされた状態でセツトされるので、ずれ
動くことがなく、蓋体1を枠体2に対して適切な
位置にしてかぶせることにより、蓋体1のボルト
孔11から挿し込んだボルト3をナツト4に的確
に螺合させることができる。またボルト3を外す
ときにもナツト4の位置は殆んど動かない。故に
ナツト4の状態を気に懸けることなく蓋体1の着
脱が行なえる効果がある。従来の構造では開蓋作
業中に土砂がナツトのねじ孔に入つた場合、これ
を除去するのが非常に面倒な上それを怠るとボル
ト締めができなくなることがあつた。しかも本案
装置によればナツト4及び同保持具5が簡単に着
脱できるので、このような問題も解決される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ナツト保持具装置部分の平面図、第2図は断面
図、第3図はナツト保持具とボルトナツトの斜視
図、第4図はポケツトの正面図、第5図は縦断面
図、第6図はナツト保持具の正面図、第7図は縦
断面図、第8図は横断面図、第9図はマンホール
カバー全体の一部と枠体の平面図、第10図は部
分断面側面図である。 1……蓋体、2……枠体、3……ボルト、4…
…ナツト、5……ナツト保持具、6……係止部、
7……ポケツト、8……前後方向への位置決め突
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蓋体1とこれを受止める枠体2とから成り、
    ボルト3により蓋体1を枠体2に配置されたナ
    ツト4に止着する構造を備えた地下構造物に於
    て、前述のボルト3と螺合するナツト4を着脱
    可能に係合保持するナツト保持具5を枠体2の
    周縁部に複数配置し、該保持具5がボルト緊締
    力に抗して係止する係止部6を枠体2の周縁部
    に設け、その係止部6の下方に位置する周縁部
    に、ナツト保持具5が周縁部に対して内外方向
    へ移動するのを防止する位置決め部81,82
    と、周縁部に沿つた左右方向へ移動するのを防
    止する位置決め部151,152を設けたことを
    特徴とするナツト保持装置。 (2) ナツト保持具5は、軸方向に形成された、ボ
    ルト3の挿通が可能なボルト通孔16と、該ボ
    ルト通孔16の一部が拡大された、ナツト4を
    係合させるナツト収め部18と、該収め部18
    へナツト4を挿し込むための窓17とを有する
    請求項第1項記載の地下構造物に於るナツト保
    持装置。 (3) 枠体2の係止部6の下部に、正面略門型のポ
    ケツト7が形成されており、その上部がナツト
    保持具5を係止する係止部6、またその周縁部
    に沿つた両側がナツト保持具5の左右方向の位
    置決め部151,152となつている請求項第1
    項記載の地下構造物に於るナツト保持装置。
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