JPH0537038Y2 - - Google Patents

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JPH0537038Y2
JPH0537038Y2 JP1986195646U JP19564686U JPH0537038Y2 JP H0537038 Y2 JPH0537038 Y2 JP H0537038Y2 JP 1986195646 U JP1986195646 U JP 1986195646U JP 19564686 U JP19564686 U JP 19564686U JP H0537038 Y2 JPH0537038 Y2 JP H0537038Y2
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JP
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flywheel
motor
shaft
motor shaft
bearing
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、ウオーターハンマー防止機能を備え
た水中ポンプの改良に関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来、ローターおよびステーターをモーターケ
ーシング内に収容させたモーター部と、インペラ
ーをポンプケーシング内に収容させたポンプ部と
からなる水中ポンプにおけるウオーターハンマー
防止策として、ローターより突出して軸受に支承
されるモーター軸の下端伸延部または上端伸延部
にフライホイールを嵌着させた構造のものが存在
する。
フライホイールの慣性作用によつてウオーター
ハンマー防止効果を得るためには、フライホイー
ルに相当の重量があり充分な回転慣性を必要とす
る。しかしフライホイールをモーター軸に直接嵌
着させた従来の構造であれば、モーターの回転時
に横振れを生じ易くて軸受およびモーター軸に掛
かる負担が増大し、キヤビテーシヨンにより腐蝕
を生じた場合にモーター軸が切損し易くなるとい
う欠点を伴うので、大重量のフライホイールを用
いることができず、従つて有効なウオーターハン
マー防止機能は得られないのである。
上述の欠点を解消する方策として、モーター軸
と同心状に別設された軸にフライホイールを嵌着
させ、第3図A,Bのようにモーター軸8′とフ
ライホイール軸11′とをカツプリング15′で一
体に結合するという技術的思想が存在する。
このようにしてモーター軸8′とフライホイー
ル軸11′とを夫々別の軸受により支承させれば、
モーター回転時に横振れは生じ難くなる。しか
し、モーター軸8′とフライホイール軸11′とが
カツプリング15′で結合されて一体化しておれ
ば、モーター軸の上端伸延部に直接フライホイー
ルを嵌着させた場合と回転力の伝達形態は同じこ
とであり、モーターの始動と同時にフライホイー
ル13′を回転させるためモーター始動時の負荷
は何ら軽減されることがなく、大重量のフライホ
イールを用いた場合にはモーターの始動が困難と
なる。また、両軸8′,11′の芯出しが余程正確
になされていないと回転不能となり、高精度な加
工が必要となつて製造コストを押し上げる要因と
なる。その他、第3図Aの場合はボルト・ナツト
の操作によつてカツプリング15′の結合と分断
に時間が掛かるという欠点があり、第3図Bの場
合は難加工な構造であるため製造コストが更に嵩
む結果となる。
[考案の目的] 本考案の目的は、軸受およびモーター軸に掛か
る負担を増大させることなく始動時の負荷を軽減
させ、大重量のフライホイールを内装して充分な
回転慣性によつてウオーターハンマー防止効果が
得られ、組立・分解が容易な水中ポンプをローコ
ストに提供することにある。
[考案の構成] 本考案に係るフライホイール付き水中ポンプで
は、ローターおよびステーターをモーターケーシ
ング内に収容させたモーター部と、インペラーを
ポンプケーシング内に収容させたポンプ部とから
なる水中ポンプにおいて、ローターの下端より突
出して軸受に支承されるモーター軸の下端伸延部
にはポンプケーシング内においてインペラーを嵌
着し、ローターの上端より突出して軸受に支承さ
れるモーター軸の上端伸延部は後記フライホイー
ル軸の下端部とほぼ同心状に対向させ、モーター
部の上方にフライホイールカバーを設けて該フラ
イホイールカバー内にフライホイール軸を垂設し
て軸受によりフライホイールを支承させ、モータ
ー軸の上端伸延部にフランジを嵌着してその上面
をフライホイールの下面に対向させ、該対向面に
おいて係止ピンと係合孔とが遊合状に係止するこ
とにより、上記フランジとフライホイールとを連
繋させるよう構成した。
[実施例] 実施態様を例示した図面について説明すると、
1はローター2およびステーター3をモーターケ
ーシング4内に収容させたモーター部、5はイン
ペラー6をポンプケーシング7内に収容させたポ
ンプ部である。そしてローター2の下端より突出
するモーター軸8の下端伸延部8aには、ポンプ
ケーシング内においてインペラー6を嵌着させ
る。9aは該伸延部8aを支承する軸受、10は
軸封装置である。また、ローター2の上端より突
出するモーター軸8の上端伸延部8bは、軸受9
bに支承されて後記フライホイール軸11の下端
伸延部とほぼ同心状に対向する。12はモーター
部1の上方に設けられたフライホイールカバー、
13はフライホイールカバー12内に収容された
フライホイールである。フライホイール13を枢
支するフライホイール軸11は、フライホイール
カバー12の上壁中央部より垂下され軸受14に
よつてフライホイール13を支承する。15はモ
ーター軸8の上端伸延部8bに嵌着されたフラン
ジであつて、その上面をフライホイール13の下
面に対向させて、係止ピン16を係合孔17内へ
遊合状に係止させることによりフライホイール1
3と連繋される。例えば第1図に見られるようフ
ライホイール下面に突設された係止ピン16を、
フランジ面に穿設された係合孔17へ遊合状に係
止させ、或は第2図に見られるようフランジ面に
突設された係止ピン16を、フライホイール下面
に穿設された係合孔17へ遊合状に係止させるの
である。
このようにして係止ピン16と係合孔17とが
遊合状に係止されていると、モーターの始動から
僅かなタイムラグを経てフライホイール13が回
転させられることになり、モーター始動時の負荷
が軽減されるため、大重量のフライホイールを用
いてもモーターの始動が容易に行われる。
そしてモーターの運転停止時には、フライホイ
ール13の慣性作用のため急激なポンプ停止とは
ならず、漸次減速回転に移行して吐出液も徐々に
速度を低下し、ウオーターハンマーの発生を防止
することにな。
[考案の効果] 本考案水中ポンプにおいては、モーター軸8に
直接フライホイール13を嵌着することなく、モ
ーター軸8から分断された別個のフライホイール
軸11に軸受14を配してフライホイール13を
枢支させたのであり、かつ、モーター軸8とフラ
イホイール軸11との連繋については、フランジ
15とフライホイール13との対向面間において
係止ピン16と係合孔17とを遊合状に係止させ
るという態様となつているため、両軸8,11の
芯合わせに高精度な技術を必要とせず、かつ、モ
ーター始動時の負荷が軽減せられ大重量のフライ
ホイールを用いてもモーターの始動が容易に行わ
れると共に、モーター軸8およびその軸受9a,
9bに懸かる負担が少なく、回転時に横振れを生
じることなくモーター軸8の強度が保たれて折損
し難いという利点がある。従つて従来よりも大き
なフライホイールによつて充分なウオーターハン
マー防止機能を奏し得る水中ポンプをローコスト
に提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フライホイール付き水中ポンプ
の一実施態様を示した縦断側面図、第2図は他の
実施態様を示した要部縦断側面図、第3図はモー
ター軸とフライホイール軸とを公知のカツプリン
グ構造により結合させた事例を示す要部縦断側面
図であつて、Aはボルト・ナツトでフランジ継手
を締着させた事例、Bは噛合クラツチ機構を利用
して滑合状に係合させた事例である。 1……モーター部、2……ローター、3……ス
テーター、4……モーターケーシング、5……ポ
ンプ部、6……インペラー、7……ポンプケーシ
ング、8……モーター軸、8a……モーター軸の
下端伸延部、8b……モーター軸の上端伸延部、
9a……モーター軸の下部軸受、9b……モータ
ー軸の上部軸受、11……フライホイール軸、1
2……フライホイールカバー、13……フライホ
イール、14……フライホイール軸の軸受、15
……フランジ、16……係止ピン、17……係合
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローター2およびステーター3をモーターケー
    シング4内に収容させたモーター部1と、インペ
    ラー6をポンプケーシング7内に収容させたポン
    プ部5とからなる水中ポンプにおいて、ローター
    2の下端より突出して軸受9aに支承されるモー
    ター軸8の下端伸延部8aにはポンプケーシング
    7内においてインペラー6を嵌着し、ローター2
    の上端より突出して軸受9bに支承されるモータ
    ー軸8の上端伸延部8bは後記フライホイール軸
    11の下端部とほぼ同心状に対向させ、モーター
    部1の上方にフライホイールカバー12を設けて
    該フライホイールカバー12内にフライホイール
    軸11を垂設して軸受14によりフライホイール
    13を支承させ、モーター軸8の上端伸延部8b
    にフランジ15を嵌着してその上面をフライホイ
    ール13の下面に対向させ、該対向面において係
    止ピン16と係合孔17とが遊合状に係止するこ
    とにより、上記フランジ15とフライホイール1
    1とを連繋させるよう構成したことを特徴とする
    フライホイール付き水中ポンプ。
JP1986195646U 1986-12-18 1986-12-18 Expired - Lifetime JPH0537038Y2 (ja)

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JPS63100691U JPS63100691U (ja) 1988-06-30
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ID=31153720

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2619031B2 (ja) * 1988-12-20 1997-06-11 株式会社東芝 インターナルポンプ

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JPS6125593B2 (ja) * 1979-09-22 1986-06-16 Ishikawajimaharima Jukogyo Kk

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JPS63100691U (ja) 1988-06-30

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